「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉 -6ページ目

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

ポリヴェーガル理論をもとにした神経の仕組みから考える不登校支援の新しいアプローチ
心理的安全性を土台にした対話(NVC/共感的コミュニケーション)による子どもとのつながりのヒントをお伝えしています。

 

今日は「マイクロインバリデーションを受けたとき、
お母さんがひとりで抱え込まないためにできること・その1」
をお伝えします。

 

 

 

マイクロインバリデーションとは

相手の感情や体験、
感じ取っている現実を
「否定する」
「軽く扱う」
「なかったことにする」

そんな無意識の関わりのことです。

 

 

 

たとえば…

「そんなに気にすることじゃないよ」
「考えすぎじゃない?」
「みんな同じだよ」

 

こうした言葉は
一見やさしそうですが、
その人が感じている
苦しさや現実を、
なかったことにしてしまいます。

 

 

マイクロインバリデーションを
受けたときの、まず大前提。

 

 

相手を変えなくていい。
論破しなくていい。
分かってもらおうと
頑張らなくていい。

ということです。

 

 

一番大切なのは、
自分の感覚を下げないこと。

 

 

 

「気にしすぎじゃない?」
「甘やかしてるだけじゃない?」

そんな言葉を受け取った瞬間、
心の中でそっと自分に
こう言ってあげてください。

 

 

「私は、この子と毎日一緒にいる」
「私は、この子の小さな変化を見ている」
「私の感じていることには根拠がある」

 

 

声に出さなくて大丈夫。
まずは自分の内側で、
自分に戻ってくる。

これが一番のセルフケアです。

 

 

 

次に。

もし余裕が
あるときだけでいいので、
自分を守るための
“短い返し”をあらかじめ
用意しておくのもおすすめです。

 

 

たとえば…

・「家ではこういう困りごとが実際にあって」
・「私の感じ方も、一つの情報として聞いてもらえると助かります」
・「心配だから、早めに相談しておきたくて」

 

 

説明しすぎなくていい。
理解させようとしなくていい。

 

 

目的は相手を
納得させることではなく、
自分の感覚を尊重したまま、
その場を終えること。

それだけで十分です。

 

 

 

そしてとても大切なこと。

マイクロインバリデーションを
受け続けると、
人は少しずつ
「話すのをやめる」
ようになります。

 

 

誰にも相談しなくなる。
頼らなくなる。
ひとりで抱えるようになる。

私は、これが一番こわいと

感じています。

 

 

だから、お母さんが
安心して話せる場所を
意識的に持ってください。

 

 

評価されない
正されない
否定されない

 

 

ただ、ありのままの気持ちを

「そうだったんだね」
「それは本当に大変だったね」

と受け取ってもらえる場所。

 

 

繊細な子を育てる
お母さんには、
そんな場が必須です。

 

 

そしてもし、

もう限界…
誰かに聞いてほしい
頭も心もぐちゃぐちゃ

そんな状態になったときは、
どうか我慢しないでください。

 

 

SOSを出していい。

信頼できる誰かに、
ありのままを話してください。

もちろん、私でも大丈夫です。

 

 

繊細な子の子育ては、
ひとりで頑張るものでは
ありません。
 

 

あなたはもう十分やっています。

必要なときは、
いつでも頼ってくださいね。

 

 

 

▼カウンセリングのお申し込みはこちら

https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/23392

 

 

今日は、
「なぜ繊細な子の親ほど、
マイクロインバリデーションを
受けやすいのか。」
そんなテーマでお伝えします。

 

 

マイクロインバリデーションとは

相手の感情や体験、
感じ取っている現実を
「否定する」
「軽く扱う」
「なかったことにする」

そんな無意識の関わりのことです。

 

 

 

たとえば…

「そんなに気にすることじゃないよ」
「考えすぎじゃない?」
「みんな同じだよ」

 

こうした言葉は
一見やさしそうですが、
その人が感じている
苦しさや現実を、
なかったことにしてしまいます。

 

 

繊細な子の親ほど、
マイクロインバリデーションを
受けやすい理由は
いくつかあります。

 

 

まずひとつ目。

繊細な特性は、
外から見えにくい。

 

 

骨折のように
レントゲンで写るわけでもなく、
熱のように数字で
示せるわけでもないですよね。

 

 

・音に過敏
・服のタグが痛い
・急な予定変更でパニックになる
・集団の中で極度に緊張する

 

 

こうした困りごとは、
「その場にいないと分からない」
「日常を一緒に
過ごしていないと見えない」
ものばかりです。

 

 

だから一番そばにいる
親だけが
感じ取っている現実が、
周囲には伝わりにくい。

これが最初のズレです。

 

 

二つ目。

繊細さは「しつけ」や
「甘え」の問題に
すり替えられやすい。

 

 

・泣きやまない
・切り替えられない
・こだわりが強い

 

 

こうした姿は、

「甘やかしているから」
「親が弱いから」
「厳しくすれば治る」

と解釈されやすい。

 

 

でも実際は、
神経系の感受性の違いという、
生まれ持った特性です。

努力や根性で
変えられるものでは
ありません。

 

 

三つ目。

家庭の中で一番強く出る。

 

 

繊細な子は、外では
必死に頑張っています。

 

 

学校では我慢して、
人に合わせて、
感覚を抑えて過ごしています。

 

 

だから安心できる
家に帰った瞬間、
張りつめていた糸が
切れて爆発します。

 

 

結果として、

外では「問題なし」
家では「大荒れ」

このギャップが、

「本当にそんなに大変なの?」
という周囲の反応に
つながってしまいます。

 

 

 

そして最後。

診断や数値に乗らないことが多い。

 

 

HSCは医学的診断名では
ありません。

だから支援の対象から
こぼれやすく、
親の感覚だけが
頼りになります。

 

 

でもその「感覚」が、

「気にしすぎ」
「考えすぎ」

と打ち消される。

 

 

ここで起きているのが、
まさにマイクロインバリデーションです。

 

 

そして一番つらいのは、

子どものしんどさだけでなく、
それを必死で感じ取っている
お母さん自身の感覚まで
否定されること。

 

 

結果として、

私がおかしいのかな
私の育て方が悪いのかな

と、親が自分を責め始めてしまう。。。

 

 

でも、
繊細な特性を持つ子は、

よく見て、よく感じて、
小さな変化を拾える親によって
守られています。

 

 

あなたのその違和感は、
弱さではなく
能力であるということに
信頼を持ってあげてくださいね。

 

 

 

 

 

▼カウンセリングのお申し込みはこちら

https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/23392

 

 

 

前回の記事に、たくさんのご感想をいただきました。

 

 

「まるで自分のことを書かれているようで、胸に突き刺さりました。先日もママ友から『親が甘やかしすぎだからずっと学校行けないんじゃない?うちは子どもが休みたいと言っても、簡単に学校休ませたりしないよ』と言われて、その場で泣きそうになるのを必死でこらえました。悪気がないのは分かっているけれど、ああいう言葉は本当に傷つきます。」

 


 

「先生に『学校では全然問題ないんですけどね』『お母さんが不安になりすぎなんじゃないですか』と言われて、“じゃあ朝の大泣きは?”“帰ってからの崩れ方は?”頭の中でたくさん言葉が浮かんだけど、言っても分かってもらえないと思って、結局何も言えませんでした。 帰り道、ずっと胸がぎゅっとして“私の感じていることって、そんなに大げさなのかな”って、分からなくなりました。先生と話した日の夜は『学校ではちゃんとやるんだったら、やっぱり自分の育て方が悪いせいなのか』と自分責めが止まらなくなります。」

 

 


「相談したくて勇気を出して話したのに『考えすぎだよ』 『そのうち行くようになるよ』  『みんな同じような時期あるよ』 ってママ友に軽く言われて、その場では『そうかな』って返したけど、帰ってから“私が神経質なだけなのかな”“この子の困りごとは本当にあるのかな”って、ぐるぐる止まらなくなりました。この子の毎日の大変さも、私の積み重ねてきたしんどさも、全部ひとまとめにされた気がしました。励ましのつもりなのは分かるけど、心は置き去りになった感じでした。 」

 

 

 

 

そういう言葉をかけられたとき、
本当にしんどいですよね。

 

 

頭では
「悪気はないんだろうな」
「励ましてくれているのかもしれない」
って分かっていても、

心はちゃんと傷ついてしまう。

 

 

勇気を出して打ち明けたのに、
軽く流されたように感じたり、
分かってもらえなかった
ように感じたりして、

帰り道や夜ひとりになったときに、
じわっと涙が出てくることもあります。

 

 

そしていつの間にか、

「私が大げさなのかな」
「この子の困りごとは本当にあるのかな」

そんなふうに、
自分の感覚まで疑い始めてしまう。。。

 

 

 

 

最近、
「マイクロアグレッション」
という言葉を耳にすることが
増えてきました。

 

 

マイクロアグレッションとは、
日常の中で何気なく投げかけられる、
さりげない言葉や態度によって、
相手を傷つけたり、
否定したりしてしまう
関わり
のことです。

 

 

 

「攻撃(アグレッション)」といっても、
怒鳴ったり責めたりするような
分かりやすいものではなくて、

 

・本人は悪気がない
・むしろ励ましているつもり
・普通の会話のつもり

 

というケースがほとんど。

 

 

だからこそ見えにくく、
でも受け取る側の心には、
確実に小さな傷が残ります。

 

 

そのマイクロアグレッション
の中のひとつに、
「マイクロインバリデーション」
という概念があります。

 

 

これは、

相手の感情や体験、
感じ取っている現実を
「否定する」
「軽く扱う」
「なかったことにする」

そんな無意識の関わりのこと。

 

 

たとえば…

 

「そんなに気にすることじゃないよ」
「考えすぎじゃない?」
→ 感情の無効化

 

 

「誰でも大変だよ」
「それくらい普通」
→ 経験の一般化・否定

 

 

 

こうした言葉は
一見やさしそうですが、
その人が感じている
苦しさや現実を、
そっと消してしまいます。

 

 

一回一回は小さくても、
これが積み重なると、
自己否定や孤立感に
つながっていきます。

 

 

特に、繊細な子を
育てている親は、
とても影響を受けやすいです。

 

 

なぜなら、
繊細な特性は

 

・外から見えにくい
・家庭で強く出やすい
・数値や診断に乗りにくい

 

という特徴があるから。

 

 

だから本当は、
一番そばにいる親の
「感覚」がいちばん正確なのに、
そこが軽く扱われやすいんです。

 

 

「気にしすぎだよ」
という言葉は
一見やさしそうですが、

あなたが見てきた事実
子どもの繊細さという特性
毎日の積み重ねで
感じている違和感

それら全部を
「あなたの受け取り方の問題」に
すり替えてしまう言葉でもあります。

 

 

 

結果として、

「私がおかしいのかな」
「この子の困りごとは本当にあるのかな」

と、親自身が揺らいでしまう。。。

 

 

そして

相談する勇気がくじかれる
次から黙るようになる
支援につながるタイミングが遅れる

 

 

これは、
親にとっても子どもにとっても、
とても大きな損失です。

 

 

はっきりお伝えしますね。

繊細な特性を持つ子は、
「気にしすぎな親」によって
見つけられるんじゃありません。

 

 

よく見て、
よく感じている親によって
守られています。

 

 

あなたの違和感は、
子どもをちゃんと見ている
たしかな証拠です。

 

 

もし余裕があれば、
自分を守るために
こんな返し方もあります。

 

 

「私の感じ方も、一つの情報として聞いてもらえると助かります」
「家ではこういう困りごとが実際にあって」
「心配だから、早めに相談しておきたくて」

 

 

相手を論破しなくていい。
でも、自分の感覚も
決して下げなくていい。

 

 

あなたが感じている
その「引っかかり」は、
ちゃんと意味があることを
信頼してあげてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼カウンセリングのお申し込みはこちら

https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/23392