なぜ繊細な子の親ほど、マイクロインバリデーションを受けやすいのか | 「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

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ポリヴェーガル理論をもとにした神経の仕組みから考える不登校支援の新しいアプローチ
心理的安全性を土台にした対話(NVC/共感的コミュニケーション)による子どもとのつながりのヒントをお伝えしています。

 

今日は、
「なぜ繊細な子の親ほど、
マイクロインバリデーションを
受けやすいのか。」
そんなテーマでお伝えします。

 

 

マイクロインバリデーションとは

相手の感情や体験、
感じ取っている現実を
「否定する」
「軽く扱う」
「なかったことにする」

そんな無意識の関わりのことです。

 

 

 

たとえば…

「そんなに気にすることじゃないよ」
「考えすぎじゃない?」
「みんな同じだよ」

 

こうした言葉は
一見やさしそうですが、
その人が感じている
苦しさや現実を、
なかったことにしてしまいます。

 

 

繊細な子の親ほど、
マイクロインバリデーションを
受けやすい理由は
いくつかあります。

 

 

まずひとつ目。

繊細な特性は、
外から見えにくい。

 

 

骨折のように
レントゲンで写るわけでもなく、
熱のように数字で
示せるわけでもないですよね。

 

 

・音に過敏
・服のタグが痛い
・急な予定変更でパニックになる
・集団の中で極度に緊張する

 

 

こうした困りごとは、
「その場にいないと分からない」
「日常を一緒に
過ごしていないと見えない」
ものばかりです。

 

 

だから一番そばにいる
親だけが
感じ取っている現実が、
周囲には伝わりにくい。

これが最初のズレです。

 

 

二つ目。

繊細さは「しつけ」や
「甘え」の問題に
すり替えられやすい。

 

 

・泣きやまない
・切り替えられない
・こだわりが強い

 

 

こうした姿は、

「甘やかしているから」
「親が弱いから」
「厳しくすれば治る」

と解釈されやすい。

 

 

でも実際は、
神経系の感受性の違いという、
生まれ持った特性です。

努力や根性で
変えられるものでは
ありません。

 

 

三つ目。

家庭の中で一番強く出る。

 

 

繊細な子は、外では
必死に頑張っています。

 

 

学校では我慢して、
人に合わせて、
感覚を抑えて過ごしています。

 

 

だから安心できる
家に帰った瞬間、
張りつめていた糸が
切れて爆発します。

 

 

結果として、

外では「問題なし」
家では「大荒れ」

このギャップが、

「本当にそんなに大変なの?」
という周囲の反応に
つながってしまいます。

 

 

 

そして最後。

診断や数値に乗らないことが多い。

 

 

HSCは医学的診断名では
ありません。

だから支援の対象から
こぼれやすく、
親の感覚だけが
頼りになります。

 

 

でもその「感覚」が、

「気にしすぎ」
「考えすぎ」

と打ち消される。

 

 

ここで起きているのが、
まさにマイクロインバリデーションです。

 

 

そして一番つらいのは、

子どものしんどさだけでなく、
それを必死で感じ取っている
お母さん自身の感覚まで
否定されること。

 

 

結果として、

私がおかしいのかな
私の育て方が悪いのかな

と、親が自分を責め始めてしまう。。。

 

 

でも、
繊細な特性を持つ子は、

よく見て、よく感じて、
小さな変化を拾える親によって
守られています。

 

 

あなたのその違和感は、
弱さではなく
能力であるということに
信頼を持ってあげてくださいね。

 

 

 

 

 

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