気付けばもうすぐで2月。
ついに大学院卒業までもあと3カ月となりました。
元はと言えば、0歳~12歳のモンテッソーリのディプロマ取得後にあった唯一ともいえる選択肢として門を叩いたアメリカの大学院。しかし、振り返ってみれば、モンテッソーリ教育そのものについて考えることよりも、それを取り巻く「教育」について考える時間が圧倒的に多い学生生活でした。
今まで、公教育とモンテッソーリ教育をどこか切り離して考えてきましたが、アメリカでは絶対に切り離せない関係にある両者。『好きなことを好きなだけ』のイメージが強いモンテッソーリ教育ですが、実はそうではなく、やはり公教育におけるガイドラインは意識しておく必要があるのだと痛感させられています。
教育そのものの選択肢が少ない日本では、多くの家庭では学校教育をそのまま受け取ることがデフォルトとなりつつありますが、学区によりこれほど教育格差が大きいアメリカでは、選択肢の分だけ保護者を悩ませることになりかねません。
「モンテッソーリ」と言えども、私立のモンテッソーリスクールなのか、公立のモンテッソーリスクールなのか、チャータースクールなのか…。教育法を選択しても、その後にさらなる選択が求められていると、当然保護者も「教育」そのものについて考える機会が多くなります。
そんな選択肢がテーブルに多く並べられた時、何を選択すれば良いのか。
隣の家庭には「正解」であっても、決してそれが我が家の「正解」となりうるとは分からない現実を考えると、やはりその家庭における教育哲学をしっかりと持つことが大切だと感じます。
教育哲学と言っても決して学術的な意味ではなく、何を大切にするのか。
原点に立ち返って考えるプロセスこそに意味がある…と考えています。
我が家に関して言えば、娘はこのまま附属の中学へと進学し、高校卒業をした後の進路は分かりません。国内にいるのか海外へと飛び立つのか。限られた人生の時間の中で何を考えることに時間を費やすのか。
20代から教育のフィールドにいる母は、きっとこの先も考えることはやはり教育だと思います。
手法さえ間違えなければ、人々が幸せに生きるための指針を示してくれるのが教育。
正解がないから、より良い答えを探そうと、常に模索しているのだと思います。
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課題図書に追われて和書はしばらくお預けと思っていましたが、誘惑に勝てずポチッ(笑)。
論文がひと段落した時の朝読が楽しみです♡
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