揺らがない尺度を持つということ | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

あれは忘れもしない娘が幼稚園入園当時のこと。

 

役員もなく、毎日給食というワーママにとっては救世主的な幼稚園。

こんな素晴らしい幼稚園が近くにあったことに安堵し、親も子もルンルンだったあの頃。

 

母を不安にさせる言葉が周りから聞こえてきます。

 

「もう年少さんだから、小学校入学準備に向けて習い事を増やさないと」

 

保護者会へと出かけるたびに、そんな似たような会話があちらのグループからもこちらのグループからも聞こえてきます。

 

「小学校準備のための習い事」

 

2歳の頃からモンテッソーリ教育しか知らなかった我が家にとっては、その習い事が一体何を指すのかも分からず、かといって質問をする勇気すらない母。いつも、聞こえてくる話だけを想像しながらも、ただただ娘とのホームモンテッソーリだけを追求し続けました。

 

いつも不安だけを抱えていた当時ですが、モンテッソーリ教師養成講座を無事修了した頃には、モンテッソーリ教育に対する信頼感が増し、少しずつ自分の中で軸が出来上がってきました。モンテッソーリ教師養成講座にて「環境設定の大切さ」を学んでから、母にとって楽であったご近所幼稚園からの転園を決意し、人生初の「お受験」を体験した娘。

 

あれから8年。

今となっては、このいつもの「環境」が家庭と学校に存在し、親子共に「揺らがない尺度」を手に入れたと自負しています。

 

小学校へ入学すると、幼稚園以上に習い事や通塾など、毎日子ども同士の会話を通じて耳に入ってくることが多くなります。長期休みには夏期講習や冬期講習等、中学受験がなくても、今では通うことが当たり前となっているかのような雰囲気。

 

そんな中でも自分たちの尺度では選択肢にすら上がらなかったことから、親子共にぶれることなく、必要なことだけを前向きに出来たのも、やはりこの尺度のお陰だったのかもしれません。

 

正直、我が家が持ち続けてきたこの「尺度」は『正しい尺度』だったのかどうかは分かりません。ただ、月日が過ぎていく中で『揺らがない尺度』に変化していったことだけは確かだと感じています。

 

きっと正解は1つだけではなくご家庭の分だけそれぞれの正解があるのでしょう。

我が家にとっては、モンテッソーリ教育というお守りが、揺らがない尺度へと繋がっていた…ただそれだけのこと。

 

このお守りはこれからもずっとお世話になりそうです。

 

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