モンテッソーリ・算数教育「とってもやさしい分配法則!?」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
ゴールデンウィーク中でも、今年は平常運転。
午前中は自転車で風に当たった後、午後はおしごと。
学校から出される計算の宿題は、とにかく早く終わらせようと必死の娘ですが、モンテッソーリの算数は、腰を据えてじっくり丁寧に向き合います。
 
この日のメニューは算数教育の「分配法則」。
前回の交換法則に続き、学校では「計算のきまり」として取り上げられます。
 
今回も使用するのは色棒ビーズ。
 
「(2+5)×3」という式を教具を使って並べてみます。
 
括弧の中を先に計算して掛けても、括弧の中のそれぞれの数にある数を掛けても(分配しても)、結果は同じということを教具を使って検証していきます。
 
「まずは2が3つでしょ。3列になった2のビーズを、最小限のビーズで表すと6。5が3つ。これも、最小限のビーズで表すと10のビーズ1本と、5のビーズ1本。合計15。」
こんな風に言葉と共にビーズを操作していく娘。
 
「6と15を足すと21。答えは21。括弧の中を最初に計算した7×3と同じになったね。」
 
この日、初めて「分配法則」という名称を知った娘。
 
「モンテッソーリの算数って、難しいポイントが全くないね。九九を覚えていなくても、こうして掛け算が目に見えちゃうし、足し算だってビーズを合わせればいいだけだから…。」
 
「分配法則って言葉だけで聞くと難しそうだけど、手を使うとすごく簡単。教具を使った算数は頭よりも手を使うって感じる。」
 
そんな言葉を発しながらおしごとを進める娘。
確かに、まだこの段階では抽象の段階には突入しておらず、手でビーズを操作し、目で数を数え、そして色棒ビーズの長さで数を感じる。
 
こんな五感をフルに使った時間が、モンテッソーリの算数教育なのだと思います。
『とってもやさしい』というこの想いが、娘の算数好きを助長してくれていると改めて感じる日々です。
 

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