モンテから離れてモンテに憧れる | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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只今、夏休みを謳歌中の娘。朝顔の観察日記をつけたり、絵日記を書いたり、プリントを行ったり。なるべく宿題は7月中に終わらせようと、急ピッチで仕上げています。

実は、夏休みを謳歌中なのは娘だけではなく、母も同じ。モンテッソーリ教師養成講座の夏学期は6月で終了し、秋学期は9月よりスタート。この期間に学んだことを見直したり、来学期の準備に充てるべきなのでしょうが、完全に夏休みモード陥っている母。そんな中、娘の幼稚園の宿題と向き合ったり、保持教室の秋に行われるライティングコンテストの練習を繰り返したり、モンテッソーリ教育のアプローチと全くかけ離れた時間を過ごしています(・・;)

昨夜は算数の宿題を行っていた娘。数の合成と分解の復習なのですが、似たような問題を解いていくうちに、パターンだけが浮き彫りになり、問題の意味を考えていない様子。結果、途中トンチンカンな式を書いており、思わず反応してしまった母。どこか惰性だけで、宿題を終わらせようとしていたことに、ハッとした様子の娘。久しぶりに算数棒 を登場させました。具体物の登場で、急に視界がクリアーになった様子の5歳児。長い間慣れ親しんだ教具の強さを感じた瞬間でした。

お次は、ライティング練習。モンテッソーリの視点を通すなら、この時期のスペリング訂正は禁物。敢えて直さず、自己訂正ができるようになるよう見守るのがスタンスです。けれども実際は、文章を構成するために、句読点の使い方、スペルの綴り方、アイディアの盛り込み方まで、幼児には到底辿り着かない部分まで訓練で何とか引き上げるアプローチが取られています。そこに登場させたモンテッソーリエレメンタリーのLanguage Artsマニュアル。もう何というんでしょう(*^^*)句読点の一つ一つの使い方はもちろん、それぞれの品詞の役割から文章の構成の仕方までが、これ以上ないと思われるほどのスモールステップで示されており、これを一つ一つこなしていけば、躓きようがないと感じられるほど。

言語教育だけに限りませんが、モンテッソーリ教育そのものが、これ以上細分化不可能と思われるくらい「スモールステップ」なんですよね。かつて、英語を母国語としない娘がどのように英語を学んでいけば良いかモンテッソーリアンの講師に相談した際、ネイティブの子ども達が行うLanguage Arts と全く同様に進めていくことを勧められました。それは、モンテッソーリのおしごとの対象が、「ノンネイティヴ」「スペシャルニーズ」には関係なく、すべての人が対象者だから。その中でも難しさを感じれば、ステップを少なくしたり、時間を十分かけたり、目の前の子どもと同じ歩幅で歩くことが求められるのかモンテッソーリ教育なのでしょう。

モンテッソーリ教育の視点から見ると、現在娘の「やらなければならないこと」は、いくつもステップが省略されていることも多く、まだ時期尚早だと感じる部分も多いのが現実。こんな飛ばされたステップを、おうちで埋めるべく時間を上手に持ちたいと思います。

モンテから離れて、モンテに憧れる母の呟きでした(笑)。

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