現在受講中のモンテッソーリ教師養成通信講座。
2学期目の現在は、「感覚教育」を学んでいます。
感覚教育といってまず最初にイメージするのはあの色とりどりの美しい感覚教具の数々♡
でも、そもそもなぜあのような感覚教具がモンテッソーリ教育では採用されているのか、この講座を受講するまでは謎に包まれていました。それ以前に「感覚」とはどういったものか?「五感を使って」と云う表現はよく聞くものですが、一体どんな状況を云うのか?などなど。考えれば考えるほど、当たり前のことすらもが謎めいていく母^^;
しかし、先日行われた親戚との食事会で、この「感覚を使う瞬間」を目の当たりにしました!
それを教えてくれたのは、2歳になったばかりの娘のはとこ、R君。
食事会の個室には、キレイに並べられたお皿やグラスなどはもちろん、生けられた花や予備で置かれたお茶のセットなどなど、R君の興味の対象になるものがいっぱい。それ以外にも参加者のカバンやテーブルに置かれたカメラなど。もうありとあらゆるものが彼にとっては獲物です(笑)。
それぞれの物をじぃっと観察をし、手に取り、場合によっては口の近くまで近づけ、とにかくその対象物を体全体で感じ取るような行動を繰り返すR君。まさしく、モンテッソーリ教育で云う「幼児期は、周囲のものを感覚を通じて反応していく。五感はこれらの周囲を通じて経験したことで養われていく」という言葉そのものであると実感しました。
知性とは生まれながらにして備わっているものではなく、周りの環境を探ることで備わっていくもの。そして幼児期に訪れる「敏感期」という時期が、最も吸収しやすい時期であること。だからこそ、「これは触っちゃダメ」ではなく、この自然な過程を大人がサポートしていかねればならないのだと強く感じた瞬間でした。
子どもたちの感覚を研ぎ澄ますことを目的に作られたという感覚教具。これらの教具がまさしく知性を豊かにしていくツールであるということ。今となってはすごく納得がいきます。使い方や目的を知る前は単なる「アート」だったこれらの教具も、少しずつモンテッソーリが意図したことを分かり始めてきた今、我が家のピンクタワーの存在意義の大きさに気付かされました^^;
もうすぐ3歳になる娘。2歳のR君と比べると、周りを探求しようという気持ちが若干薄れてきているような・・・^^;どちらかというと、周りの「物」ではなく、「R君の行動」そのものに興味があったようです。親子共々、人間観察を楽しんだ夜でした(笑)。
ご訪問ありがとうございます。また遊びに来ていただけると嬉しいです。
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