仏像好き、切り絵好きの徒然
  • 25Jun
    • アントニ・ガウディ氏

      今日はスペイン出身の建築家、アントニ・ガウディ氏の誕生日と言うことで、氏の似顔絵です。氏の名前を聞いて多くの人が思い浮かべるのがサグラダ・ファミリア(聖家族教会)です。最初は建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け、責任者となって1882年に着工します。しかし、間もなくスタッフ間で意見が分かれて辞任してしまいます。その後を引き継いだのが、建築家としては当時まだ無名のアントニ・ガウディ氏でした。氏は設計を一部変更したものの、当初の基本的な計画は踏襲します。以降、74歳で没するまで、ライフワークとして捧げることになります。ただ、氏が生前に完成できたのは地下聖堂と生誕のファサードなど、全体の4分の1以下でした。以降、資金不足や建築許可が更新されなかったことから、130年以上違法建築状態だったことなど、多くの試練がある中でも建設は脈々と続いています。現在の9代目の設計責任者は、氏の没後100年にあたる2026年に完成させたいと発表しています。完成した姿を観て見たいと思います。

  • 24Jun
    • ドレミの日

      今日は「ドレミの日」と言われます。11世紀頃、中世イタリアの音楽教師のギドー・ダレッツオ氏が或る日「聖ヨハネ賛歌」の小節ごとの音階の変化に気付きます。そして歌詞の各小節の最初のスペルを順に追って、名前を付けます。聖ヨハネ賛歌Ut queant laxis(ウト のちにDominus(主)の「ド」に変化)Resonare fibris(レ)Mira gestorum(ミ)Famuli tuorum(ファ)Solve Polluti(ソ)Labii reatum(ラ)Sancte Iohannes(シ(諸説あり))1024年の6月24日に開かれる「洗礼者ヨハネ祭」に合わせ、合唱隊に「聖ヨハネ賛歌」の練習をする際、「ドレミ」の音階で教えたのが始まりとのことです。「ドレミ」の「音」は地域によって若干ニュアンスの異なることもありますが、基本、世界共通です。素晴らしい発見であり、考案です。言語の方もなんとかならなかったのでしょうか。もっとも「バベルの塔」の建設途中までは世界共通だったとのことですが…。と言うことで今日のカットは、ギドー・ダレッツオ氏の像です。

  • 23Jun
    • 大安寺さんの不空羂索観音像

      今日、奈良の大安寺さんでは竹供養(癌封じ夏祭り)が催されます。着物姿の「笹娘」さんから笹酒が振る舞われ、多くの参拝者で賑わいます。竹供養の様子は夏、冬両バージョンを既にアップ済みですので、今日のカットは、大安寺さん所蔵の一面八臂の不空羂索観音像です。「不空」とは「むなしからず」の意味、「羂索」は獲物などを捕らえる縄の意味。つまり、「心念不空の索であらゆる衆生をもれなく救済する観音様」です。今日一日、近隣の道路は大混雑します。車で行かない方が無難です。第一、肝心のささ酒も受けられないですから。

  • 22Jun
    • ボーリングの日

      今日はボウリングの日です。1861年の今日日付の長崎の英字新聞に、外国人居留地にボウリング場がオープンした記事が掲載されていることから、日本ボウリング場協会が1972年に制定しました。2年前から40年以上ぶりにボーリングを再開、クラブリーグに入って、毎週楽しんでいます。自慢したい気持ちが抑えきらず、ハイスコアは224。アベは恥ずかしくて言えません(笑)。2年前は、練習に何時行ってもガラガラでしたが、最近は予約をして行かないと待たされる状態です。それも平日の昼間です。シニア層が手軽なスポーツということで増えています。芸能人でボーリングに嵌っている人と言えば、サザンの桑田佳祐氏です。ハイスコアは299、ボーリングのCDも出しています。クラブリーグに入っている関係で、ピンバッチ付きのCDを無料でもらいました。いつかプレミアが付くでしょうか。また誰でも参加できる「KUWATA CUP」も開催しています。と言うことで今日のカットは、ちょっと言い難いのですが、桑田佳祐氏の似顔絵(のつもり)です。どこからか、藤岡弘氏が入って来て、出て行ってくれないのです。今日は時間切れですので、後日意地でもトライします。

  • 21Jun
    • アマリリス

      今日のカットは、少し前に咲いていたアマリリスです。大きな花を咲かせるものは一般的に手入れが必要で、放って置くと消えてしまいがちですが、アマリリスは意外と強くて、我が家のピンクのアマリリスは、庭の片隅のちょっと日陰の場所に置きっぱなしでも、毎年咲いてくれます。花言葉は「誇り」、「内気」だそうです。咲き方から「誇り」は理解できますが、「内気」と聞くと「どの辺がじゃァ」と突っ込みを入れたくなります(笑)。

  • 20Jun
    • 室生寺さんの釈迦如来坐像

      今日のカットは、奈良 室生寺さんの釈迦如来坐像です。2メール超えの堂々としたお姿に、拝観すると安堵感を覚えます。この像、最初は薬師如来として造立されたとのこと。長い時間の流れの中で、何らかの要因、必然性があっての変化でしょう。ただそれは人間が為したもので、この像には関係のないことです。この像をモノトーンにデザインしていて気づくのは、その衣文の流れるような美しさです。丸みを持った1本の線と鋭く尖った2本の線の3本が1セットになって繰り返されています。これを「漣波(れんぱ)式(複翻波式)衣文」と呼びます。これに近い様式に「翻波(ほんぱ)式衣文」があります。こちらは丸みを持った1本の線と鋭く尖った1本の線の2本が1セットになって繰り返されます。この様式の代表的な像は元興寺さんの薬師如来像です(奈良国立博物館に寄託)。参考までに以前アップしたものを再アップします。衣文の構造、表現方法までは、経典などに書かれているとは思えません。如何に素晴らしい像にするか、美しい衣文を表現するかなど、また自分にしかできない表現を探っていた仏師の心意気・意気込みを感じます。なお、東博で18日から始まった「奈良大和四寺のみほとけ」展にはこの像は出張されていません。

  • 19Jun
    • 大淀町のお茶まつり

      東京日本橋の奈良まほろば館1階奥の展示スペースにここ暫く、阿修羅像の作品が展示されていましたが、最近はまた開催のイベントに合わせた作品に入替ての展示になっています。今日から「YOSHINOのCHA-CHA-CHA ~奈良吉野のかくれ里「大淀町」のお茶まつり!~」のイベントが始まります(6月30日まで)。特に6月29日、30日の2日間は「濃旨煎茶DAY」として、お茶席を設けて生産者が皆さんに直接奈良大淀町の「濃旨煎茶」を提供されます。このイベントに合わせて、茶葉を蒸し缶に詰める作業風景をカットし、展示頂きます。近くに行かれるときはお立ち寄りください。

  • 18Jun
    • ドナルド・キーン氏

      今日は、米国出身で日本に帰化した日本の文学と文化研究の第一人者であるドナルド・キーン氏の誕生日ということで、氏の似顔絵です。コロンビア大学名誉教授で日本の文化を欧米へ紹介する中で、東日本大震災を機に、大学を退職し、日本国籍を取得し、永住する意思を表明して2011年に日本に来ます。氏が日本語に興味を持つきかっけが面白いです。18歳の頃、ニューヨークタイムズスクエアの一角の書店でアーサー・ウェイリー氏訳の「源氏物語」を見つけます。このとき、本の厚さの割に49セントと安かったので購入します。これを読んで漢字に興味を持ち、日本語を学び始めたたそうです。何がきっかけになるかわからないものです。帰化してからはカタカナ表記の「キーン ドナルド」を、漢字では「鬼 怒鳴門」を使っています。氏は2019年2月24日、96歳で亡くなられています。

  • 17Jun
    • 清涼寺さんの阿弥陀如来坐像

      今日のカットは、京都 清涼寺さんの阿弥陀如来坐像です。もの静かな表情に心が落ち着きます。この像は、元の棲霞(せいか)寺の本尊、阿弥陀三尊の中尊です。なお、現在の清涼寺さんのご本尊は、清涼寺式と呼ばれる釈迦如来像(2018年4月にアップ済)です。東大寺出身の奝然(ちょうねん)僧が宋に渡り、五台山(別名「清凉山」)を巡礼した際、釈迦の在世中の姿に限りなく近い姿と伝わる釈迦如来像を拝観します。そして、この像を模刻して日本に持ち帰ったとされます。その後、日本で模刻され、西大寺さんや奈良国立博物館をはじめ、日本各地に100体近くあります。

  • 16Jun
    • 極楽寺さんの阿那律像

      今日のカットは、鎌倉の極楽寺さんの十大弟子の中の阿那律像です。極楽寺さんのことは数年前、奈良国立博物館での「忍性展」で知りました。ミュージアムショップさんから、この期間中にワークショップを開催してはとの声がかかり、展示される像の中からワークショップ用の教材を制作しました。このお寺さんの十大弟子像は、各像とも表情が豊かで、1躯を仕上げると、もう1躯も切りたくなり、気が付けば、十人全員を作品にしていました。その中の一人、阿那律さんは、釈迦族の出身です。彼は、祇園精舎でのお釈迦さんの説法中に不覚にも居眠りをしてしまいます。そして、お釈迦さんから叱責を受けます。深く反省し、以降不眠不休の誓いをたて、常坐不臥の修行を始めます。これを心配されたお釈迦仏さんが、眠ってもよいと諭されますか、彼の誓いの意志は強く、ついには失明してしまいます。しかし、失明したことにより、天の眼を得たとされます。この像の阿那律さんは、常坐不臥の修行中の姿でしょうか、眼光鋭く、険しい表情をされています。

  • 15Jun
    • 矢田寺さんの紫陽花と舎利堂

      今年は梅雨らしい雨がまだ来ていません。一方、我が家をはじめ彼方此方の家の庭の紫陽花が綺麗に咲き出しました。我が家から車で10数分のところに、紫陽花で有名な矢田寺(矢田山・金剛山寺)があり、境内には約60種類、1万株の紫陽花が咲き揃います。このお寺には日本最古の延命地蔵菩薩や十一面観世音菩薩が安置されいます。30年ほど昔は、この時期、道路はお寺に向かう車で大渋滞を起こし、日常生活にも支障が出る状態でしたが、最近はそこまではなりません。今日のカットは、紫陽花と矢田寺の舎利堂です。紫陽花と舎利堂の表現方法は敢えて変えています。紫陽花が咲き終わると、いよいよ猛烈に暑くなってきて、公園での毎朝の発声練習にもやぶ蚊が襲って来ます。

  • 14Jun
    • 徳融寺さんの子安観音

      今日のカットは、なら町(奈良市鳴川町)にある徳融寺さんの子安観音像です。手足をバタバタする元気な赤ちゃんを優しい表情の観音様が抱かれています。静かに眠る赤ちゃんを抱く観音様が一般的ですが、この赤ちゃんは元気一杯です。西洋彫刻もモチーフにしていて、聖母マリア像も作品にしていますが、この像のお顔は、日本の仏像と言うより、西洋の雰囲気を感じます。なお、この像は元は聖観音像であったものを、赤ちゃんを抱く姿に作り直したとの説もあります。このお寺は、中将姫の父である藤原豊成公の邸宅跡に建っていて、中将姫が育った場所と言われます。境内には宝篋印塔や、中将姫が継母から折檻された場所と言われる所も残っていて、思いを巡らせると、ちょっと怖さも感じます。

  • 13Jun
    • かたつむり

      先日の雨模様の日、外出から帰ってきたら門の塀をかたつむり君がのろのろと移動中でした。ネタ探しに苦労する日々、向こうからやって来てくれたネタ、これを見逃す手はないと、早速モノトーン化しました。思えば、最近はかたつむりに出会う機会が減っているように思います。子供の頃は、この時節しょっちゅう見かけ、捕まえては持ち帰ったものです。あるとき、ガラス片の上に載せて暫くすると触角を出して動き出します。そしたら、ガラス片を持ち上げて、裏から見ると、足(?)でペタッとガラスにくっつきながら、脈動させて移動して行きます。そのうちガラス片の端に辿り着きそのまま進む気配に、鋭いガラスの端面で足が切れるのではないかとハラハラしたものです。でも、躊躇なく進み、もちろん足を切ることもなく移動していきます。また、長い触角(目)を伸ばした時に、指でツンツンすると、即引っ込めるのが面白くて、しばらく待って、伸ばしたらまたツンツン、そのうちエスカレートしてつまんでしまうことも。悪ガキのやりそうなことです。この触角、もしもの事故で傷ついたり切れたりしても、また再生するそうです。凄い生命力です。ただ、かたつむりには、まれに広東住血線虫が寄生していて、もし体内に侵入すると、中枢神経に移動し、出血や肉芽腫形成、好酸球性脳脊髄膜炎などを引き起こすとされます。私の子供は、親からそんな注意も受けず、触り放題でした(怖っ!)。今は孫達に、手では触らないように言い聞かせています.。

  • 12Jun
    • 恋人の日

      今日は全国額縁組合連合会が1988年から実施している「恋人の日」だそうです。「縁」の文字があるので、仲人組合かと思ったら、「額縁」の組合です。「エッ!何気に?」と思います。その謂れは、ブラジルの習慣からだそうで、縁結びの聖人アントニウスが歿した前日の6月12日を「恋人の日」とし、恋人同士が写真立てに写真を入れ交換しあう風習があることからとのこと。デジタルでやりとりするこの時代、ブームにはなりにくいのではと思います。今日のカットは、「恋人」と聞いてどんなイメージがマッチするか思ったら、こんなのが思い浮かびました。

  • 11Jun
    • 鬼が笑いそうなお話

      来年のことなど判るわけがなく、予測不能な先のことなどを言うと、しかめっ面の鬼でさえおかしくって笑うと言われます。例年10月前に、来年の干支の切り絵年賀状の教材を用意し、10月以降に開催するワークショップでは、「切り絵年賀状」コースも用意します。数年前に受講頂いた方が「切り絵年賀状」を大層気に入られ、最初は親しい人20人ぐらいに差し上げて大いに喜ばれたことから、つい他の方にも切り絵で出そうとなって、どんどん枚数が増加、ついに200枚越えの状態とのことです。ここまで増えると、カットするのは大変です。私も毎年大量に出していますので、良く判ります。その方が先月の奈良市での展示・ワークショップの際にご来場頂いたとき、「年齢と共に手も遅くなるので、早めに余裕を持って『楽しんで切りたい』。なので、一日も早く教材を準備して欲しい。」とのご要望を出されました。どの道準備するのですから、ではと言うことで、今年は夏が来る前に準備した次第です。こんなに早く用意しても、要望された方だけの対応で良いだろうと思っていたのですが、ネットに公開するとポロポロと注文が入って来るのに驚いています。時間に追われず、楽しんで切りたいと思う方が結構おれれるようで、嬉しいことです。夏が来る前に来年の年賀状など、本当に鬼に笑われそうなお話です。以下のホームページに案内をアップしています。file:///E:/Create%20Home%20Page/create_net/kirie_goods.html#1100

  • 10Jun
    • ロウバイの実

      毎朝ウオーキングしている民俗公園ですが、先日初めてロウバイの実に気が付きました。公園内の梅林の中に何本かロウバイが植えられているのですが、この時節、どちらにも緑の実が付きます。大きさも色も近いので、てっきり梅の実と思って見過ごしていたのですが、良く観察するとロウバイの実は、梅の実より少し楕円で、なおかつ実の先が柘榴の実のように巾着袋の先みたいなものがくっ付いています。面白いので早速、今日のカットに取り上げました。興味が湧いて、実の中はどのようになっているか解剖したくなって勝手に1粒採ってきました。解剖する前に、ネットで調べるとヤバイことが書かれています。種には、抑制性神経伝達物質の放出を阻害して痙攣を誘発する有毒物質の、アルカロイド系のカリカンチンを含んでいるとのこと。ヤバイ、ヤバイ、解剖は止めておきます。

  • 09Jun
    • カルチャー講座の楽しさと悩み

      昨年から始まった名古屋中日新聞社のカルチャーでの講座も繋がり、継続受講の方に新規の方が加わり、賑やになってきつつあります。来月からスタートする講座の募集も始まっています。http://www.create-net.co.jp/kirie.html#1013ただ、受講者が増えると嬉しい反面、悩みも出て参ります。これまでは一年に数点、新規教材を用意すれば良かったのですが、毎月1点は必要になわけです。おまけに、毎月継続してやるものですから、受講者のカッティングスキルは驚くほどに向上して行きます。その分、教材も高度なものが要求されます。その一方で、新たに切り絵初心者も受講されますから、新旧入れ混じっての同時進行です。これまで、春は奈良で、秋は東京でのワークショップ開催と言う、のんびりしたペースと大きく異なる中で、刺激をもらいながら、悩みながらも楽しみたいと思います。今日のカットは、今回の教材の中の木喰微笑仏の十二神将像です。これだけ笑顔の武将に出会ったら、攻めてきた敵はどうするでしょうか。「これだけの笑顔でいられるのは、絶対的パワーの持ち主か、何か裏がある」と引き上げて行くかもです(笑)。

  • 08Jun
    • 龍蓋寺(岡寺)さんの義淵僧正像

      現在、奈良の龍蓋寺(りゅうがいじ)さんでは、西国三十三所草創1300年記念で「本堂内々陣お扉特別開扉」中です(6月30日まで)。今日のカットは、同寺さん所蔵の義淵僧正像です。義淵僧正は奈良時代の法相宗の僧で、唯識・法相を修めたとのこと。お弟子さんには、玄昉僧や東大寺創建に関わった良弁僧や行基僧など、その後の歴史に名を刻む錚々たる顔ぶれです。「龍蓋寺」の名前の謂れは、昔、飛鳥地方を荒らす悪龍がいて、義淵僧正らがその龍を法力でもって調伏、境内の池に閉じ込め、岩の蓋で龍を封印したことによります。以降、この池は「龍蓋池」と呼ばれています。暴れる龍と聞くと、大空一杯に胴をくねらす姿を推測するのですが、この池はそんなに大きくないのでちょっと想像が過ぎたかなと思ってしまいます。

  • 07Jun
    • クチナシの実

      今日の誕生花は素敵な香りを漂わせる梔子(クチナシ)の花です。我が家の梔子は今年はまだ咲いていません。昨年、剪定をミスったかな?とりあえず今日のアップネタにしようと作品を探すと、3年前のこの日に既にアップ済みでした。「一日一カット」も4年目に入り、その日に因んだネタも底を付きかけ、大変です。ふと、梔子の実が面白い形をしていたのを思い出し、数年前撮影しておいた写真を引っ張り出してデザイン・カットしました。クチナシの実は、お正月の栗きんとんのあの鮮やかな黄金色の着色料です。また、生薬としても精神安定や胃腸炎の薬としても処方されます。名前の「クチナシ」の由来ですが、黄色い実が熟して来ると、今にもパンッと割れて種が弾け飛びそうな雰囲気です。でも、梔子の実は決して割れない(口を開かない)ことから、名前が「クチナシ」となったそうです。成る程!

  • 06Jun
    • 秋篠寺さんの伎芸天像

      昔から、芸事は6歳の6月6日から始めると上達すると言われています。そんなことから今日は「楽器の日」、「邦楽の日」、「いけばなの日」なのだそうです。そこで、今日のカットは、諸芸の上達を望む者が祈念すれば、成就を助けてくださると言われる、秋篠寺さんの伎芸天像です。しなやかで女性的な美しい立ち姿が魅力です。この像はちょっと変わっていて、頭部は奈良時代の乾漆で作られ、体が鎌倉時代の寄木造りです。今様に言えば「ハイブリッド構造」です。何らかの理由で、体に大きく損傷を受けたので、費用のかさむ乾漆での修復をあきらめ、木造にしたと思うのが普通です。でも、この寺院にはこの像以外にも梵天像など、あと2躯も全く同じ構造の像が所蔵されています。3躯とも偶然に体が損傷を受けたとは考えにくく、誰かの指示で造り直しになったと推測します。初期の像はどんな姿・イメージだったのか興味が湧きますが。現在資料は残されていないようです。