フィンランドで、現職の首相としては世界最年少となる34歳の女性首相が誕生するとのことです。若い!しかし、フィンランドの人口は500万人強で、それは北海道と同規模であり、北海道知事も38歳ですから、まぁあり得る話のようには思われます。いずれ20代の首相や大統領も登場するでしょう。アフリカ大陸で、中国人の大統領が誕生するのも時間の問題だ、などと云われていますが、どっちの方が先でしょうか?

 

 首相ですら若年化するこの時代、日本企業の社長の若年化、と云うよりはむしろ社長に限らずあらゆるリーダーの年齢や性別などの多様化が、もっともっと進むべきですね。フィンランドは昔から若い女性の国会議員や大臣が多くて、私もひとり友人がいましたが、今回のマリン新首相の活躍を期待したい、そしてそれが日本などへの刺激となるといいなと思います。

 ノーベル賞の授賞式が今週ストックホルムで開かれます。ノーベル化学賞の吉野彰さんも既に現地入りし記念講演をしたり祝賀会に出席されたりしています。ノーベル賞は、恐らく世界一有名な賞ではないかと思うのですが、それがスウェーデンであるというのは興味深い事実です。

 

 ストックホルムに行ったことがありますが、比較的小さい街です。しかしスウェーデンは先進的な国で、キャッシュレス化も世界一進んでいるように見えます。ストックホルムの銀行に行くと、「NO CASH」と書かれていて、現金を扱っていません。ATMももう動かしません。相続税も財産税もなく、成功した企業家のお金はちゃんと国に留まって、未来投資に向かっているとのことです。

 

 なんでも過去2世紀永世中立を保って戦争のない平和な国だったので、過去に対する反省や憎しみの維持をする必要がなく、未来へ未来へと思考が向かって来た結果であると、スウェーデンの人は自己評価・分析をしています。そんなに上手く行くものか、とも思いますが、学ぶべき点も多いように思われ、日本ももっともっと前向きな未来投資思考を持たないといけないと思います。

 

 ノーベル賞いいな。そんな背景もいいな。吉野さんの講演も素晴らしかったようですが、これからも素敵な講演などのニュースが流れてくるでしょう。楽しみにしたいと思います。

 

 一週間のNY出張も、こちらの時間であと半日(12時間)ほどで終わりです。とても多くのインプットを得て、そして多くのアウトプットも出せました。しかもインプットもアウトプットも、その幅がとても広かったように思います。ニューヨークはやはり刺激に満ちた街です。こちらの時間の木曜の晩に、古くからの友人が集まってディナーをしました。20年ほど前にダボス会議で知り合った仲間なのですが、とても気が合い、アメリカ東部在住の二人は家族も連れて来て、和気あいあいの集まりでした。

 

 普段マドリッドに住んでいるスペイン人のMVは、その仲間うちでは兄貴格で、常にバイタリティに溢れていて、話が面白いというか興味深いです。エクササイズでバイク(自転車)に乗るのだそうですが、その際に音楽ではなく、科学のポッドキャストを聞くとのこと。音楽を聴きながら走るよりも、10~15%遅くなるそうです。バイク以外にも色んな時に、ポッドキャストでいくつかの分野の科学の話を聞くとのこと。ふぇ~。日本語でもいいのあるのかなぁ。

 

 またMVは、世界中を飛び回っているのですが(短期的にもですが、中長期的にも住む国を換えたりしてきました)新しくビジネスを立ち上げる時はアメリカに来てするのだそうです。アメリカが、ビジネスを育てるのに一番適していると。ふむ~~。なるほどーー!これは腑に落ちるし、一方でMVほどの起業の達人(いくつもの起業をし、いくつも上場させています)をしてそう云わしめてしまうアメリカの起業フレンドリーな仕組み、クラスターに、感心しました。日本で完全に再現することは不可能ですが、少しでも多く見習って、そのような環境を作っていかなければいけませんね。

 

 さて、あと日中一回分あります。名残惜しいなぁ。しっかりと活動して帰りたいと思います!

 

 今日はニューヨークで、今私が考えている或ることを、何人かの人に説明し、意見を聞きました。良く知っている人も、あまりよく知らない人もいたのですが、皆とても candid に、即ち率直に意見を云ってくれました。それは本当にありがたいことで、私が考えを研いで整えていくのにとっても役に立ちます。私の場合、日本でも案外率直に意見を云ってもらえるとは思っているのですが、やはりニューヨークの人たちのストレートさは格別です。特に、かつて戦うように一緒に働いた同僚たちは、私の血圧が上がりそうになるくらい真剣に向かってくれて、しびれます。ウォールストリートの流儀の真髄を、久し振りに思い出しました。それは私の髄にある様々な機能を呼び起こしてもくれます。今週いっぱいニューヨークにいますが、目一杯浸かって帰りたいと思います。

 マネロンとは、マネーロンダリングのこと。犯罪で得た収益を、一般に使うことが出来るように「洗浄」することです。このマネロン、年間いくらぐらいが洗浄されていると思いますか?なんと毎年世界で1.5兆ドル、実に165兆円が洗浄されています。凄い額です。当社マネックス証券でもマネロン対策はしっかりしていますが、世界中の政府が真剣にマネロン対策を謳うのも、この額を聞くと頷けます。1.5兆ドルとは、GDPで云うと世界第13位。スペインやオーストラリアを抜き、韓国やカナダに迫るレベルです。

 

 ところで仮想通貨は、マネロンに使われるとして各国政府から警戒されますが、こんな膨大な額が仮想通貨で行われる由もなく、現金でも無理で、銀行口座を使わなければ出来ないことは明白です。本来であれば、仮想通貨は色々な仕組みをプログラム出来るので、お金の流れを完全に把握することも過去に遡ることも可能で、将来的には、仮想通貨技術を使った通貨に世の中は切り替えられていき、マネロンに対する強力な対策も取られることになると思います。今はそのような技術の流れの入り口にいて、様々な混乱がある状態ですね。長い流れを見極めたいですね!

 存在しない筈の規模と質量のブラックホールが、存在しない筈の場所に発見されたとのこと。驚きと云えば驚きですが、所詮宇宙の成り立ちは、我々人間(=学者の皆さん)が考えた仮説に過ぎませんから、仮説の修正なんていくらでもあるのでしょう。私の尊敬する惑星科学者の松井孝典先生は、「宇宙の広さは頭蓋骨の広さと同じである」と云う主旨のことを著作の中で仰っていますが、正にその通りで、全ては人間の脳の中の想像の産物です。脳の中に、今まで知られなかった仕組みが発見されるのもあることですから、その想像の産物の中となれば、修正されない方が不思議です。

 

 しかし一方でそのくらい、人間の想像力の往くところは無限に広いとも云えます。AI(人工知能)は、スーパーヒューマン=超人です。しかし基本は学習の超人であり、想像力の領域ではまだまだでしょうか。理論物理学とか宇宙の科学は、ライフワークにしたかった時期もあった分野です(高校2年生であっさり諦めましたが)。この分野の話は、何かそそられます。宇宙に較べれば、我々のビジネスの領域なんて、遙かに想像力の往き渡りやすい狭い領域です。しっかりと想像力と創造力を駆使しながら、前進していこうと思います。

 ニューヨークに来ました。こちらに一週間います。今年も例年通り、或いは例年よりも海外出張が多かった年でしたが、今年の海外出張はこれで打ち止めです(たぶん)。

 

 日曜の朝に着いて、すぐに友人とランチをしました。彼は中々の大物で、曰く、或る大統領候補者が大統領になったら閣僚入りするような話も受けたと云うのです。現在の話です。彼は断ったとのことですが、アメリカらしい話です。大統領も政治家でなくとも急になれる。そして閣僚も、ビジネスなどの様々な分野から急に呼ばれてなってしまう。そうして「俺たちの国だ!」と云う感じで国の運営をするのでしょう。

 

 究極のお友達内閣と云えばそうかも知れませんが、大統領も閣僚も職業政治家でないので、そして年限を決めてキッチリと政府から離れるので、悪い点もありますが、良い点も多く、やはりダイナミズムを産んでいるのでしょう。ま、面白い国です。日曜のランチなのでワインも飲んで、ホテルに帰ってうたた寝して、また夜はゴールドマンサックスのかつてのパートナーの同僚たちとディナーをしました。皆それぞれの活動をしていて、これもまた楽し。

 

 アメリカは、個人の社会に於ける活動を応援というか活発にする風土があり、それが国全体のダイナミズムにも繋がっていると思います。日本も見習うべき点もありますね!

 

 現代においては、1日生きると寿命が5時間伸びると聞きました。ん?本当か?1日のうちの5時間と云うと、ほぼ5分の1。要は5年経つと世の中の平均寿命が1年伸びていると云うことです。そう考えると、腑に落ちます。しかし1日生きると寿命が5時間伸びると云うと、それはとても凄い量で、強烈なスピードに感じます。


 しかし!私は思うのですが、1日生きて最後に5時間もらえるよりも、毎日5時間余計に欲しい!前借りする方法はないんでしょうか?ま、そんな気持ちで突っ走りたいですね。ようやく週末です。そして来週はもう12月です。師も走る師走です。あっという間に年末も来るでしょう。走ります!

 昨晩、8年前に一緒にテレビ番組に出演していた仲間と、恒例の年に一回の集まりをしました。その番組は月曜から金曜日までの帯番組で、私は月曜担当(二年目は火曜担当)。一週間、通しで出演しているのはMCのAPさんと或る特定の役回りのSTさんだけで、後は曜日ごとにレギュラーとアシスタントが変わっていたので、番組期間中は、AP・ST、そして自分の曜日担当のアシスタント以外の出演者とはほとんど会うことがありませんでした。

 

 番組は二年で終わってしまったのですが、とてもいい番組だったので番組期間が終了してから出演者が定期的に集まるようになりました。メンバーは、実に様々な、全く違う分野の人たちで、凄い多様性があるのですが、何故か毎年々々、集まり続けて来ました。私は交友範囲が広いですが、この集まりは、その多様性が職種に限らず、年齢や性格も含め、極めて広く、突出しています。昨日は、STさんが最近或る手術をしたので、もし来られたら元気付けてあげたいと気持ちが強くありました。果たして、STさんは昨日退院して、そして夜、その集まりに来たのでした。

 

 一年ぶりに会う面々と話している中で、私は、「あ、私たちは既にファミリーだ」と、自然と、すんなりと思いました。不思議です。どうしたら、そういう感情になるにまで至るのだろう?APさんのリーダーシップか?或いはたまたま我々のばらつき具合とか相性が、奇跡的に大家族を構成するのにいい塩梅だったのか?恐らく両方でしょう。グループを作る時の多様性とバランスの大切さを、再認識したのでした。

 

 STさんもみんなも元気でね!また来年~!

 33年前、当時キング・オブ・ウォールストリートと称されていたソロモンブラーズに入社した私は、すぐにニューヨークで研修を受け、オプションなどのデリバティブの担当となることになり、日本ではちょうど解禁されたばかりで誰も教えられなかったので、私はそのままニューヨークに残り、様々なデリバティブの修行をすることになりました。英語もロクに出来なかった私が、デリバティブをやることになったのは数学が得意だったからですが、当時のソロモンのアービトラージ(裁定取引)デスクが常に世界初で考え出す商品や取引の仕組み、何故それが可能なのか、どうやって儲けるのかは、深い謎の中にあり、当時のニューヨークオフィスに居る人たちでも「あれは分からん」という人ばかりだった時代だったので、中々ハードルの高い対象でした。

 

 一日中数学クイズを解いているような、いやひと月ずっと同じクイズを解いているような、そんな苦しみの中で、私にヒントを与えてくれて、デリバティブの世界へと私が深く入っていくのを導いてくれた人ーNNさんーと、今日、30年ぶりに会いました。彼女は息子さんを連れて30年ぶりに東京に来るというので、連絡をしてきてくれたのです。30年前の昔話を一杯しました。面白いことに、四半世紀口に出していない多くの人の名前がポンポン私の口から出て、様々なことを鮮明に思い出したのでした。当時のソロモンブラザーズは、一種飛び抜けた場所であり、エピソードも強烈なのです。

 

 NNさんが居なければ、私はここまで資本市場の仕事に深く深く没頭しなかったかも知れません。ありがとうございます。NNさんは、色々な経緯があって、今はなんと、あのWeWorkで働いているとのこと。かの場所での驚きのインサイドストーリーも聞かせてもらいました。朋有り遠方より来る、また楽しからずや。NNさんから受けた恩は、息子さんに返せたらいいな、と思いました。See you again!