週末に或る処に寄ったら、その場所には何度も何度も行ったことがあるのに今まで意識したことがなかったことに気付きました。菩提樹があったのです。あぁ菩提樹か。お釈迦様が、その下で悟りを開いたとされる菩提樹です。もしかしたら以前にも意識の端っこの方で、菩提樹がある事を認識したことがあったかも知れませんが、憶えていません。しかし明らかに初めて、その近くまで行き、樹を眺めました。

 

 すると老夫婦が、樹の周りを丁寧に地面を見ながら何かを探しているようでした。一周し、また一周し、丁寧に丁寧に何かを探しているのですが、見つけられないように見受けました。私はあまり見知らぬ人に話しかけないのですが、この時ばかりは「何を探されているのですか?」と尋ねました。おじいさんは顔を上げ、菩提樹の実を探しているのだと云いました。地面に落ちている菩提樹の実を拾って持っていると、願いが叶うのだと。

 

 おじいさんの目はちょっと白く濁っていたし、眼鏡は極端に強くて歪んで見えて、かつ視線は左右に離れていました。そしておじいさんは願い事が叶った例を説明してくれたのですが、何を云われているのか聞き取れませんでした。おじいさんとおばあさんは、来るのが遅かったかなぁ、今年はないねぇ、と云ってました。

 

 しかし私が探してみると、ひとつ発見しました。おじいさんの掌に載せると、あぁこれだと云いました。その実は小さかったのですが、もう少し私が探すともっと大きいのがいくらでも落ちていました。そしておじいさんとおばあさんに教えてあげました。一旦菩提樹から離れて、暫くしてからまた戻ってみると、樹の下にあるだけでなく、枝にも無数の実がなっているのに初めて気が付きました。

 

 老夫婦は、探し慣れている筈なのに、どうして見つからなかったのだろう?私たちに菩提樹の実のことを教えてくれるために、敢えて見付けないで樹の周りを回っていたのだろうか?そして見えていなかったものが見えてくるとはどうゆうことだろうか?目の前にあるのに見えてないことって、一杯あるのでしょうね。

 

 菩提樹の下での出来事は、奥行きのある、ちょっと考えさせられる不思議な体験でした。散歩はいいですね!

 最近、昼夜逆転でもなく、昼夜ごちゃ混ぜ、みたいになっています。アメリカとのやり取りが多いのですが、朝早くとか夜遅くのミーティングがこの数ヶ月大幅に増えていたのですが、最近は午前0時から午前6時までの最後の砦的な時間帯にも、ガンガン電話が掛かってきたりして、ま、それは「いいよ、そうして」と云ってるからなのですが、流石に大変は大変です。

 しかし思い起こせば前職ゴールドマンサックスでトレーダーをしていた頃、それは今から30年ほど前でしょうか、私の担当するブックをトレードできる人間がグローバルに私しかいなくて、寝る時はいつもノートブックPC(当時はもうちょっと大きくてラップトップPCと呼んでいましたが)を枕元に置いて寝て、夜中にトレードの引き合いがあると電話が掛かってきて起きて、その場で計算してトレード、なんてこともしてました。なんとなくそれ以来の雰囲気ではあります。幸い私は、疲れていても酔っ払っていても、寝ている時に電話が掛かってくるとちゃんと起きて、すぐに(30秒以内)にちゃんと会話が成立するタチでして、まぁなんとかなってます。

 ずっと出来ることではありませんが、今はまぁそういう流れなのでしょう。これはきっといい流れです。流れに棹さして(流れに乗って)、前進したいと思います!あ、明日は土曜日ではありませんか!TGIF。良い週末をお迎え下さい。

 お店に電話が通じません。ディナーの予約を取ろうと電話をしたら、通話中。何度掛けても通話中。あ、定休日か、と思ったのですが、調べたらそうではなくて、仕方なしに更に何度も掛けたらようやく通じて、お忙しいですね、と聞いたら、はい、と。飲食店の閉店時間や酒類提供に関する要請が外されることに伴って、一気に人が繰り出そうとしているようです。

 

 そりゃそうですよね。お店の雰囲気を焦がれる気持ちとお店を応援する気持ちと相俟って、お客さんが殺到している感じです。人々の気持ちのバランスは面白くて、止まる気持ちから進む気持ちに一気に振れてきているのでしょう。二日酔いになることを想像しながらお酒を飲むことは誰もしない。後悔先に立たず。暫くはイケイケどんどんですね。

 

 そのような動きが出る中で、不足するものとか色々出てくるでしょう。暫くは巨大な人々の行動パターン変化の様子と影響を、注意深く見たいと思います。

 産経新聞の報道によると、中国・全国人民代表大会(全人代)は「家庭教育促進法」案を審議しており、今週末には法案が可決される可能性が高いとのこと。同法案は未成年者の保護者が「家庭教育を行う責任を負う」内容で、家庭教育とは「道徳と品格、知識技能、文化的教養、生活習慣などの育成」と規定され、保護者に対し、未成年者の学習習慣や自主学習能力の育成のほか、心身の健康や運動、十分な睡眠などを確実にするよう求め、また、党や国、社会主義を愛し、国家統一や民族団結を守る意識を確立することも定めるとのこと。

 ひえ~~~~。全体主義とは、正にこういうことでしょうか。私は親、先生、学校、自治体、国、の云うことは先ず斜めに構えて疑い深く見て、枠を嵌められるのをとにかく嫌ってきた人間です。私は自分の価値観は自分で決めたいし、その為には前提としてあらゆる本と情報・考え方に接続可能でありたいです。そして何でも云いたいことを云いたいです。私は小学校2年生で校長先生に盾突いて退学になりましたが、中国はちょっと合いませんね。。。

 コリン・パウエル元米国務長官が亡くなられました。パウエル氏は、立派な軍人であり、ステイツマンであり、何よりも素晴らしい人間だったのだと思います。私はパウエル氏を5メートルくらいの目の前に見たことがあります。2001年の9月、サンフランシスコ講和条約の50周年記念の一連の式典がサンフランシスコであり、その時に極少数の日米からの関係者等で米軍施設内で開かれた小さい式典があり、どういう訳か私はそこに招かれたのでした。日米双方から20人ずつくらいしか出席していなかったと思います。小さい部屋で、目の前のほんの20センチくらいだけ高いところに、パウエル国務長官と田中眞紀子外務大臣がいて、とても質素な式典でした。

 

 確かその日の夕方からシティホールで大きな式典があり、そこでもパウエル氏はスピーチをして、それからニューヨークに帰って、あの同時多発テロが起きたのでした。当時からパウエル氏は最重要人物の1人でしたから、あのシティホールもテロのリスクとかあったのかも知れません。そしてその1年ちょっとあと、アメリカが戦争を始めるかどうかに世界中が注目していた時、2003年1月に、ダボス会議でもパウエル氏のスピーチを聞きました。会場運営を手伝っている地元のおばさんまでが大ホールに入ってパウエル氏の話を聞いていました。とてつもない緊張感がありました。大量破壊兵器があるかないかで、パウエル氏はご本人が一生後悔する発言をしてしまう訳ですが、パウエル氏の話には格調があり、人格というか、1人の人間としての大きな責任と決意に包まれていて、世界中がパウエル氏の話に丁寧に耳を傾けているようでした。

 

 私はあのような大きな人に、パウエル氏以外に会った記憶がありません。パウエル氏が大統領になっていたら、世界は何か変わっていたのでしょうか?深くご冥福をお祈りしたいと思います。

 この週末は本当に忙しくて、あまりにも忙しいので、頭を切り替えようかと思い、お風呂に萩原朔太郎の文章を持ち込んで読みました。あー、なんと心地良いことか。するすると文章が頭に体に心に入って来て、とても読みやすいのです。萩原朔太郎の親友は室生犀星ですが、朔太郎曰く二人は全くあらゆることが正反対とのこと。私と朔太郎は、こんなことを書くと一方的ストーカーのようですが、色々なことに対する感じ方が似ているのです(と思っています)。文章を読んでいてあちこちでそう思うのですが、特に「我が意を得たり!」或いは「朔太郎の意が分かった!」と感じたのは、犀星の「小景異情―その二」についての解説です。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて異土の乞食かたゐとなるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

 この話は前にもつぶやきに書いたことがありますが、最後の「遠きみやこにかへらばや」の「みやこ」はどこか?これは中学受験などでも(少なくとも一時期)有名な問題で、私は小学生の時にこの問題を読み、みやこはふるさと、即ち金沢である、と答えました。その答えは不正解とされ、みやこは東京のことである、が正解と云われたのですが、私は納得がいきませんでした。その後たしか父が、「萩原朔太郎はお前と同じように書いている『らしい』」と教えてくれたのですが、あくまでも「らしい」でした。

 

 私はこの「みやこはどこか」について、一生の間一度も感じ方が変わったことはなかったのですが、週末に読んでいた朔太郎の文章に克明にこれは金沢である主旨が書いてありました(出典、『日本』一九四二年、四月、五月号)。溜飲が下がるというか、本当にスッキリしました。「やっぱりそうですよね、朔太郎さん!」と心の中で叫びたくなりました。

 

 本は、親友であり先生であり、時に悪友であり、本当に楽しい友です。因みにこの朔太郎の文章が収められている本は、先日本屋さんに行って、並んでいるのを見て初めて知ったのでした。本屋さんもまた行きたいと思います!

 今日は朝からゴキゲンです。心身共にスッキリ!流れもスイっと変わったような。ビットコインも史上最高値まぢか。日本株もスイスイ。円安も進んで1ドル114円以上。東京は暑くもなく寒くもなくカラッとした爽やかな天気で、色んなことがいい流れになった雰囲気がします。

 

 何がこうさせるのか?やはりアメリカの経済が強そうで、それに対して中央銀行の対応等が妥当で、インフレは進行しそうなのだけど、ほどよくコントロールされそうで、金利の急上昇も避けられ、「なんか上手く行きそうだ」という雰囲気がアメリカで作られ、それが日本にも伝播し、かつ「TSMCが日本に半導体工場を作る+円安」という、ダメになった日本(円高のため生産設備が海外に流れた日本)の反対が起きてるようにも見えることなどが、日本株にもプラスに影響しているのかも知れません。

 

 インフレその他の理由で仮想通貨が買われていることも、リスクを取ろうとする心理を後押ししているでしょう。流れって本当にスイっと変わるものですね。このまま週末。あ!明日はマネックス全国投資セミナーです!いい流れを来週に向けて大きなうねりに変えていきたいですね!全国投資セミナーはオンラインで先着5000名さまが入室可能ですので、是非覗いてみて下さい。そして良い週末をお迎え下さい!

 アメリカでは金融量的緩和の縮小が始まり、日本では衆議院が解散・総選挙と、大きな動きが起きています。が、私は今朝、正しい起き方をしなかったので、なんかその動きについて行ってません。予定してない早い時間に急に起きることになったのと、本来私は起きたらすぐに朝ご飯を食べるのですが、今日は或る事情があって9時過ぎまで朝ご飯が食べられない日で、この予定外の起き方と、朝の空腹時間が長い、という2つが組み合わさって、ちょっとイマイチです。ま、そんな日もあるか。

 

 アメリカの量的緩和縮小の開始は、タイミングも手法も妥当のようで、マーケットも動揺してないように見えます。衆議院の解散・総選挙も、まぁいずれにしろ任期が来ていたことなので、これも驚きはありません。要は流れに乗っていれば、ものごとはスムースに行く。流れに乗ってない、逆らうと、ストレスが起きるのですね。今朝私は何か流れに乗り損ねたのでしょう。スイっと今日中にまた流れに戻りたいと思います

 もしコロナ問題がなくなったら、世の中は、マーケットはどうなるのか?もちろん仮定の話ですが、最近の私の頭の中はそれで一杯です。そもそも人手が足りない、そして岸田首相は1人1人の収入を増やすべきだとも云っている。コロナが終われば飲食店も観光地も至るところで人手が足りなくなる。人件費プッシュ型のインフレが来そうな気がします。脱炭素の流れの中で、従来型の安定エネルギーの供給を減らしすぎてしまったので、世界的にエネルギーや資源の値段が高騰しています。これもインフレに繋がります。人流が増える。これもインフレ要因です。アメリカの金利が上がってきている、先高感があるので、お金がドルに向かい、円安傾向が強くなっています。これも日本にとってはインフレ的影響が出ます。

 

 久し振りにインフレがテーマになるような、そんな気がします。しかも日本ではインフレを経験した人が政治・行政・企業の現場にもういないので、恐らくインフレが起きた時は対処の仕方が分からなくて、マーケットには過剰な反応が出るでしょう。不確定なことが多いですが、それでもやはり確定的なのは、大量に発行される債券(預金も同様)、そして金利が上がれば価値が下がる債券を買う(預金しておく)よりは、インフレ資産である株式や、発行量の限られているタイプの仮想通貨(暗号資産)を買う方がベターと思われるということでしょうか。しかし株式や仮想通貨にはボラティリティ、価格変動性が、価格が下がるリスクがありますから、無理は禁物です。あくまでもリスクを取れる範囲内に抑えるべきです。

 

 インフレは来るのか?ではなく、インフレはいつ来るのか?そしてインフレが来たらどうするのか?どう備えるか?これからも丁寧に考え続けたいと思います。

 新型コロナが急速に収束して来ました。いや、ウイルスなので、完全に収束することはないでしょうから、急速にその拡散が減速してきた、と云うべきでしょうか。今のレベルではもう他の風邪やインフルエンザを注意した方が良さそうな程度になってきていて、経口薬を含めた様々な治療方法の開発と実現と共に、通常の季節性インフルエンザ、更には風邪の一種のように扱われるようになるのも時間の問題かも知れません。もちろん油断は禁物ですが、今の数字を見る限り、今は新型コロナ以上にもっと注意すべきこと・恐れるべきことがあるようには思われます。それが何なのか?必ずしもウイルスや健康関連とは限りません。経済?インフレ?安保?新型コロナが全くないと仮定して、もっともっと、色々と考えを巡らせたいと思います。