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介護用品の選び方・賢いレンタル方法、福祉用具の導入事例紹介

車いすや介護ベッド等の介護用品をレンタル・販売する千葉県の会社”モナークケア”
代表を務める小澤重史こと”シゲ社長"が、お得な中古介護用品の情報や、福祉用具の上手な選び方について発信しています。

 

本日読了した小説をご紹介します。

 

中山七里(なかやましちり)さん著作の

”護られなかった者たちへ”  です。

 

 

 

 

 

とても読みやすい作品です。

登場人物が少なくて、ひとりひとりの人間描写や想いが良く伝わってきます。

感情移入して切なくなる場面もありますし、同情してどんどん読み進められました。

 

 

私の仕事は、介護保険を使っての福祉用具のレンタルや販売 がメインです。

 

高齢者の方々で、日常生活が自立できなくなってきた人が、いわゆるエンドユーザーですが、

そのまわりの方々(ご家族や担当ケアマネージャー、役所の担当部署の方々)とのやりとりも

とても多い仕事です。

 

20年もこの仕事をやってきて、3,000名以上の高齢者とその周りの方々と接してきて思うのは、

色々な方がいて、色々な環境があるという事です。

 

ここ最近多いのが、 生活保護の方がエンドユーザーのケース で、

エンドユーザーの中でも本当に色々な考え方や境遇の方を見させてもらっています。

エンドユーザーの方と同じだけの、まわりの方々 も見させてもらっているのですが、

 

 

この本を読み終わって、私自身反省しているのが、

生活保護を受けている方でも、

”気概を持ち続けている方がいる。”

“慎み深く、社会の一員として自分を俯瞰し続けられている”

そういう方が存在しているという意識が薄くなっている自分に気づかされたことです。

 

 

今までの私は、

生活保護の人は、ぐうたらで怠惰で、

にっちもさっちもいかなくなったのは自業自得。

つらいことや大変なことから逃げている、堕落した人々・・

が大半だと思っていました。

 

 

ただ、そうでない人達も多くいるという事をわからせてもらいましたし、

もっと悲惨なのは、切羽詰まって、やむなく生活保護を申請したにもかかわらずに

書類審査であっさり ”不受給通知” を突きつけられた方たちだという事を認識させられました。

 

 

お役所は年間予算があり、その中で生活保護の認定者の数も限られてくるという実情、

限られた枠の中で、うまく立ち回れた人が受給を受け(陰で舌を出している人もいる)、

要領よく書類を書けなかった本当の困窮者が除外される・・

 

護られなかった者たちが確実に存在していて、その人たちの末路は・・・

 

 

社会や制度、運用の矛盾や不合理を知らしめられた作品でしたし、

真犯人がやはり数少ない登場人物の中で確実に存在していて、  

 

”こいつか~!”  

‘’こいつがこいつだったのか~!‘’

 

というどんでん返しが待っていて、

心に残る作品でした。

 

 

映画化(ドラマ化?) もされていたようで、

映像化されるに値する作品だと、また納得しました。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

  

みなさん、こんにちは。

 

今回のモナーク通信は、階段昇降機 について、

お客様宅でのデモ機取り回しの風景を交えて

書いてみました。

 

 

 

今回のお客様は、緑区高田町の一軒家にお住まいでしたが、

このUD-CHAIRは、千葉市に多い、UR団地や県営・市営住宅の階段にも

適合しそうだなという印象が強いです。

 

 

 

4輪接地させれば、車いすのように利用することが出来ます。

 

この4輪接地の状態だと、4輪とも360度回転するので、

とても小回りが利き、UR団地の階段踊り場でも移動していけるのではないかと

思います。

 

前輪を持ち上げると、背側にあるVベルト(キャタピラーのよう)が効くようになります。

 

 

また、乗り心地は悪いのですが、

背もたれが直角になっていることで、機器の全長(奥行きというか)がコンパクトで、

踊り場のゆとりが無い階段でも、段差に対して直角に向き合い、セット出来ます。

 

 

 

 

操作に慣れや練習はある程度必要ですが、

今回の介助者は障がい児のママさんで、華奢な女性なのですが、

2,3回のお試しである程度は操作できるようになりました。

 

 

 

折りたたむことも出来て、

重さが30キロほど、車に載せたり降ろしたりは女性では無理でしょうが、

男性なら出来ちゃいそうです。

もっとも、玄関先での利用に特化して、折りたたんで玄関先の保管スペースに

動かす程度ならば、女性でも出来ますよ。

 

残念ながら。介護保険レンタルの対象ではありませんので、

利用するには、購入するか、自費レンタルでの契約を結ぶしかありません。

通信に書きましたが、安いものではありません・・・

 

障がい児(者)の日常生活用具の種別のどこかに当てはまれば、

補助をうけての購入が出来るかもしれなくて、

お住いの自治体に確認していく事になりますが、

やってみる価値はありそうです。

 

私も、千葉市、「習志野市はすぐに確認してみようと思います。

 

ご興味のある方は、お試しと適合するかどうかの確認は無料で出来ますので、

お気軽にお問合せ下さいね。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

こんにちは。

 

モナーク通信6月号です。

 

 

 

 

紹介している ”たよレールSOTOE” ですが、

従来の製品よりもベース部分が細く仕上がっていて、

ほぼどんな階段の踏みしろでも、うまく納まりますね。

 

 

 

選定して、ベース部分をどこに置くか、横棒の長さをどのタイプにするか、

といったところは、福祉用具専門相談員のウデの見せ所です!

 

 

 

玄関回りは

外も中も、レンタル対象となるてすり用具(福祉用具)が

かなりの部分をカバー出来るようになってきています。

住宅改修で良い位置にてすりが取り付けられれば良いのですが、

付けられない場合が多く、レンタルでの手すりを同時進行でお試ししてみる事を

おすすめいたします。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

こんにちは。

 

先週、やっとのことで予約が取れた人気ホテルに、

家族4人で宿泊しました。

 

そのホテルは、昨年オープンした 

”東京ディズニーリゾート・トイストーリーホテル” です。

 

 

この絵柄、 貴重なんですよ!

 

というのも、

このホテルは宿泊予約をしていないと、

道路からの入口でスタッフに止められてしまい、

外観の見える位置にすら行くことが出来ないのです。

 

そのホテル予約は、

金土日祝日がらみは全然取れず、

学校も会社も普通にあるド平日でも、やっと空きがあって

予約をしたほどなんです。

 

私たちは到着したのが夜で、

翌日のチェックアウトが朝6時過ぎとバタバタで、

明るいうちの画像を取ることが出来なかったのですが、

ホテル外観、ホテル内部の画像共に貴重です。

 

家族全員が、

学校、会社勤めが終わってからの自宅出発で、

翌日はホテルからそのまま出勤・通学に向かうという

スケジュールで、ほんとに ”ただ泊まるだけ” の宿泊体験でした。

 

 

ホテル内のビュッフェ形式レストランで食事をしたのですが、

このレストランがまたかわいらしい外観と座席でした。

 

 

上が レストランの入り口で、

 

 

座席はこんな感じですよ。

 

小さな子供たちには、たまらないでしょうね!

現実逃避できる? ファンタジーな世界でした。

 

また、料理も凝っていて、

美味しいのは言うまでもなく、

パンのカタチ、盛り合わせの仕方、

そういったところにもキャラクターデザインがあしらってあったり、

ちょうどホテルオープン一周年でしたので、

一周年アニバーサリーの文字やデザインがあったりと、

本当にワクワクでした。

 

 

そんな中で、

私たち家族全員が  

 ”へえ~! いいね~!”

と口をそろえてしまったサービスが

 

あることをすると、もれなくもらえる シール の配布でした。

 

シールはコレです。  ↓

 

正直言って、

なんてことはない、特別良く出来ているわけでもないシールなんですが、

出し惜しみなく、あることをすればどんどんもらえるシールです。

 

 

 

 

その、ある事って、なんだかおわかりですか??

 

 

 

 

それは、

食べ終わったトレー・食器を、

回収ワゴンまで持って行くと、

受け取ったスタッフさんが

ポケットからシールを出して渡して下さるんですよ。

 

 

 

これには、

みている周りの人たちもほっこりしますし、

実際に持って行った本人は、少し照れながらも

ニッコリ笑顔でシールを受けとります。

 

小さなお子さんも、親に付き添われながらも

トレーを持ち、運んではスタッフさんに渡し、

シールをもらって飛び跳ねています。

 

ドンドンとテーブルの上はきれいになるし、

スタッフさんだけの”作業”になりがちな動きが、

お客様ニッコリの ”うれしいサービス” に変身していました。

 

 

 

 

さらにさらに、

 

ちょっとしたアイデアに感心している私の横で、

娘がポツリと

 

”スタッフさんも楽しそうだよね。 仕事していて楽しいよね。”

 

と言ったのを聴き、

いや、まったくその通りだなと、感心でした。

 

 

ほんのちょっとのアイデアとツールで、

こんなにも同じ行動・動作が変化するという事に

本当に気付きをもらい、感動をした夕食でした。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさま、こんにちは。

 

先日のモナークケアイベント ”車いす勉強会+試乗会” において

マツナガ製作所さんが持参してくださった車いすの中で、

特に目を引く車いすがありました。

 

グレイスコア  という車いすになります。

 

とにかく乗り心地が良いです!

 

シートの素材、フレームの形状、・・

様々な箇所にこだわって作っているのがわかり、

ゆったりと座りたい方や、日中車いすに乗っている時間が長い方には

特におすすめです。

 

特長をまとめたモナーク通信を作成しました。

ぜひご覧ください。

 

 

 

展示会の後に、

数名の ”この方には良いんじゃないか・・” と思い浮かんだお客様に

ご提案・試乗してもらったところ、

 

”いいね!”  と おっしゃってくれた方が半数以上でした。

 

私たちの見立てと感想は間違っていなかった!

 

 

ご参考になれば幸いです。

 

ありがとうございました。

こんにちは。

 

サクラが終わったと思ったら、

次には早くもツツジや藤の花が咲き始めました。

暖かくもなってきまして、冬が苦手な私にはお待ちかねの季節です!

 

 

さて、モナーク通信4月号が出来上がりました。

今回は、本格リリース前の新製品の情報提供です。

においで排泄を感知・お知らせから、データ分析・排泄パターン表の作成が出来る

新型センサーのご紹介です。

 

 

 

はっきり言って、すごいです。

 

来月の商品体験、手に取ってみる事の出来る機会が

待ち遠しいです。

 

 

ありがとうございました。

 

こんにちは。

 

最近、家族の中で映画鑑賞がちょっとしたブームになっておりまして、

月に2本以上、夫婦で観たり、子供と一緒に観たり、

アニメを観たり、ジャニーズメンバー出演の恋愛モノを観たり、

なかなかバラエティに富んだジャンルの映画に触れておりました。

 

 

昨日も、夫婦と高校生の娘と一緒に、”ロストケア” を鑑賞しました。

 

 

ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、

介護と命(いのち)、家族の絆をテーマにした作品でしたが、

 

わたしは久しぶりに、体と心を震わせて 号泣してしまった映画でした。

 

 

 

訪問介護事業所のスタッフとして勤務する男性を松山ケンイチが、

その男性が積み重ねてきた犯罪を暴き、法で裁いていく検事を長澤まさみが、

恐ろしいほどの迫真の演技で演じています。

 

ロストケア とは、ロスト(消滅・亡くす)することによる

ケア(介護・救済)という意味合いで作品中に発せられている言葉で、

要介護者を消し去ることで、家族を救済する。

”ロストケアは家族の救済だけではなく、本人も救われるんだ。”

と、主人公の男性は主張します。

 

 

ストーリーも難しくない、登場人物もとても少ない、

観やすい映画ですが、

問いかけてくるテーマは、簡単に答えの出せない難しいモノでした。

 

人としての倫理観、今の日本社会のかかえる問題、

家族の絆、・・・

 

 

私たちも、福祉用具の手配や選定で、

いろいろなご家庭の中に入ることがあり、

少なからず触れざるを得ない、

それぞれの家庭事情を見ることがあります。

 

いろいろな家族がいて、いろいろな事情が存在します。

 

”これが正しい、これが答えだ。”

というモノは存在しないのではないか。

 

とても考えさせられる映画でしたし、

社会的に対極に位置するような主人公のふたりが、

根底では同じひとりの人間としての共通の葛藤があることを

描いていて、てても切なくなる作品でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

千葉県佐倉市に、訪問美容のサービスを展開している

”ハッピーハート”さんという事業所があります。

 

元々はJR佐倉駅近くに店舗を構える ”美容室” なのですが、

お店に来店できないお客様への対応を進めているうちに

高齢者や障がい者のご自宅に出向く訪問美容サービスを

拡大していこうという事になって立ち上げた事業所なのだそうです。

 

モナークケアとお客様層が一致し、

また、とても喜ばれるサービスだと思ったので、

昨年来お付き合いをさせて頂いています。

 

店舗では、着付けやヘアメイクも手掛けており、

毎年1月の成人式前は、二十歳を迎える女子からの予約で

大忙しになるのだそうです。

 

その様子を見ていて、ハッピーハートの責任者さんは、

 

 ”障がいを持っていても、成人式は平等に参加出来るし、

 健常者の若者は着飾って、キラキラと輝いて

 晴れの日を迎えるのに、障がいのために店舗に来られない状況の子は

 メイクを楽しんだり、着物を着ることをあきらめるのかな・・”

 

と、切なく思ったそうです。

 

そんな中で 『明日櫻(あすさくら)』 さんの着物レンタルサービスを

見つけて、コンタクトを取っていったそうです。

 

 

明日櫻さんは、お問合せ・お申し込みのあったお客様から、

身体的な状況をヒアリングし、細かな採寸を施した後、

ひとり一人の マネキン を制作して、お客様オリジナルの

着物アレンジをするのです。

 

着物自体が 二部式着物 という工夫を凝らしたものとなっており、

立ち上がることが出来なくても気つける事が出来るのです。

 

届いた着物には、着せ方マニュアルDVDが同送されてくるので、

ご家族様でも着せてあげる事は出来るそうです。

 

ハッピーハートさんは、明日櫻さんとタイアップをして、

着物の着付けを代行し、ヘアメイクを施し、写真撮りまで

を店舗でおこなっていくノウハウを学び、

パッケージしてサービス提供を行っているそうです。

 

 

わたしも、

 

  ”成人式だけではなくて、七五三のお祝いや、学校の卒業式等でも

  喜ばれるサービスなのではないか。

  お孫さんの結婚式に出席するときに、留め袖を着たい車いすの

  高齢者にも教えてあげたいな。”

 

と思いました。

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

 

3月17日(金)ですが、

今年初めての事務所前での展示イベントを開催します。

 

今回は、最新の車いす展示をメインとした、

歩行器なども交えての、歩行関連展示会となります。

 

車いすについては、日本トップメーカーの

松永製作所さんに協力を頂くことが出来ました。

 

数年に発売されて以来、人気ナンバーワンの

マツナガ・ネクストコアシリーズ車いすはもちろん、

上級機種として昨秋に発売された

グレイスコアシリーズも今回はご覧頂けます!

 

 

お車での来場も可能ですし、時間が多少前後しても

ご一報いただければ、出来る限り対応するようにいたします。

 

ぜひ遊びに来てくださいね。