3月30日


恐怖出血体験から一夜明け、今日は結果が判明する日。

朝から会社へ行ってもソワソワソワソワ、どうしても落ち着かない。

お昼になると同時に会社を飛び出し、ダンナと合流して病院へ行った。


診察室にいたのは、手術をしてくれたW先生。


私とダンナの顔を見て、手元に視線を戻して、また顔を見て、、、

嫌な予感がビビビって私の背中を走った。


「今回、円錐切除術をした結果なんですが、、、


残念ながら、これで終わり、という風には、なりませんでした。」


先生が何か言っている。

という事しか頭に入ってこない。


「ステージで言うと、1a期、ということになります。

0期であれば円錐切除で完治なんだけど、1a期ということで、、、」


「ちょっと、待ってください。

ガン、ということでしょうか?」


「・・・。

 そうですね。子宮頸ガンの、ステージ1a期です。普通のガンと、腺ガンがありました。」



私の頭はパンク。



先生が何か言っていて、ダンナが何か質問している。

けど、何も理解できない。

頭が真っ白ってこういうことか、なんて考えながら、知らず知らずのうちに涙が大量に出ていた。


「大丈夫?」


先生が何度かそう聞いてくれたけど、何がなんだか。

自分が何を言われているのか、わかるんだけどわかりたくない。


ガンだって言った。

1a期だって言った。

腺ガンがあるって言った。

これで、終わりにはならないんだ。

私はガンになったんだ。


ボロボロ泣けて泣けて、何もしゃべれない。

泣くつもりはないのに涙が止まらない。


「でもね、断面は陰性なの。というのはどういう事かというと、ガンの部分は、ほぼ100%、とりきれているということなの。

だから、今はもう、アナタの中にはガンはないの。とりあえず安心して。

だけど、目に見えないガンが隠れていることがあるから、全身の検査をしたいの。

大丈夫?いい?」


「先生、私、子宮を取るんですか・・・?」


「それは、全身の検査をしてみないと、何ともいえない。」


頭、真っ白。


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3月29日


明日結果がわかるという日の夜。

普通に会社から帰宅して、普通にゴハンつくって、普通に過ごしていた私になんだか違和感。


ん・・・?

痛い、ような?

なんか変。


トイレに行って、頭にガツンとショックを受ける。


血、が。

わりと、どばっと。


退院してからも、血はずっと出ていたけど、生理でいえば5日目ぐらいの量。

男性にはわかりにくいか。

要するに、ほんの少量づつ、ちょこちょこ出てるってぐらいだったのに。


とりあえず、見なかったふりをしてトイレから出てみる。

心臓はバクバク、で、で、でも、大丈夫だよね、これぐらい。

術後はカサブタが剥がれて、血が出ることもあるってネットで見たじゃん!

うん、大丈夫大丈夫。


必死で自分を落ち着けつつ、悪い癖でまたまたネットで検索。

そして見てしまった、悪い情報・・・。

「生理2日目ぐらいの量で、真っ赤な血が出た場合は、病院へ」

「動脈が破れて出血、その場で縫った」


再度トイレへ行き、確認すると、さっき交換したばっかりのナプキンがもうダメっぽい。


2日目の量超えてる!しかも赤い鮮血!!

と思った途端、ドバーーー!!って涙がいきなりあふれた。

やばい。怖い。怖すぎる。

涙がジャンジャン出てくる。


ヒックヒック泣きながら、タクシーを呼んで病院まで走った。


ところが夜間救急、すっごい混んでやんの!!

「しゅ、しゅじゅつしたところからちがどばどば」

気が動転して上手に説明できなかったのが逆によかったのか、婦人科病棟の看護師さんが飛んできてくれた。

でも、別室で軽く状態をチェックされると、「そんなに緊急ではない」とのことで、おとなしく順番を待つことになった。

涙の2時間待ち。

総合病院って、便利なんだか何なんだか・・・。


ようやく順番が来て、内診台に上がると、え、本当に婦人科の先生!?体育の先生じゃなくて!?というような、ゴツイ男の先生がドシドシ歩いてきて、激乱暴に内診。

ちょっとちょっと、超痛いんですけど!!

婦人科の内診で痛かったことなんてなかったので、思わぬ痛さにうっかり涙が出たぐらい、びっくりした。


「出血ぅ~~?もう止まってるんじゃないの?とりあえず止血しとこうか」


とか言いながら、ぐいぐい綿をつめてくる。死ぬほど痛い。

だから痛いんだっちゅーの!!乱暴にもほどがある!

お前じつは婦人科の先生じゃないだろう!

ムキーーー!!むかっ

バクハツ寸前で病室を出たら、ダンナが駆けつけてくれていて、ちょっと癒されました。


結局あの出血はなんだったのか、よくわからないまま。

だけど怒りで不安が消えたから、結果的にはよかったような。

いやよくないか。

ムキーーー!!


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3月18日



朝から、前日とはうってかわって、またまたスーパー調子が良い。
髪も洗い、洗濯もしてスッキリ!
痛みも出血もナシ。
昨日の痛みは何だったんだろう?ていうぐらい、一夜でバッチリ回復しちゃいました。


昼にはダンナが広島から帰って来た。

なんとなんと、ダンナの兄(未だに一度も会ったことがない)

友達もお見舞いに来てくれ、みんなでわあわあやってるうちにあっという間に夜になった。
明日の朝、内診して、傷口の具合がよければそのまま退院できるんだって。

たった4日前の事なのに、手術した事がすでにすっごく昔の事のような気分。



そして次の朝、診察室に入って内診を受けた。


「うん、いいね」

その一言で退院決定!
そのあとちょっと出血があってビビッたけど、1ヶ月ぐらいはだらだら出血があるみたい。

術後、「出血はとまった」って言ってたのに、なんでだらだら1ヶ月も血が出るんだろう?
という疑問は、また次回の外来で聞いてみよう。

昼すぎに母とダンナが来てくれて、めでたく!退院となりましたラブラブ


結果は30日に外来にて・・・。


術後の注意として、入浴はまだダメみたい。シャワーはOK。それ以外には特に制限なし。
術後にもらった痛み止め以外、薬もでなかった。

入院のお値段、13日から19日までの7日間で、\105,000ほど。
個室料金が4万弱あったので、普通に入院するだけなら6万ちょいのようです。

安!

医療保険もおりるようなので、実をいうと家計にプラスかも・・・。

ダンナに、「会社で働くより儲かったね」って言われてちょっとプンスカ。
そうだけどさ、そんなこと言わなくたっていいじゃないか。

この後の結果次第では、そんな事言ってられないんだからあ!

だけど、領収書の「入院料:504円」って!!?
「入院料」って、いったい何の値段なんだろう・・・??


あとは一日でも早く、30日が来て欲しい。
あー!早く結果が知りたいーー!!






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3月16日



朝、またまた激痛で目が覚める。


原因はにっくき点滴ヤロウ!!


とにかく痛すぎる!もうイヤ!
ムキーーー!って引きちぎれたら、どんなに楽か・・・。

頭の中は点滴のことばかり、もうヤダもうヤダ・・・。

8時過ぎ、看護師さんが様子を見に来てくれた。
そしてついについに、「じゃ、点滴外しましょうか。」

ウッキーーー!!ヤッターーー!!って感じでしたよ。マジで。

点滴の管と針を腕に固定しているシールを、看護師さんは気を使ってくれ、ゆっくりゆっくりと剥がしていく。


もう、そんなのいいからバリってやっちゃってよ!1秒でも早く取ってくれ!状態な私。
針が抜けたときは本当に本当に、全身から力が抜けたよぉ。


まだ手を上げ下げすると針が刺さってたところがズキズキするけど、もう怖いものはない!

私は自由だー!

おかげで朝から食欲満点。

傷も全然いたくないし、出血も無い。なんだか元気ハツラツ。


シャワーや入浴はまだ禁止だけど、頭は洗っていいよって許可が出たので、即効で洗面所でゴシゴシ洗う。

すっごく気持ちよかったぁドキドキ


体もゴッシゴシ念入りに拭いて拭きまくって、生き返った気分音譜

術後、暑くてすっごく汗をかいたので、気持ち悪かったのよ。

ヒマなので、ついでに念入りにフェイスケアもする。
マッサージして、温パックして冷パックして・・・終わってみたらなんだかツルツル。
時間がいっぱいあるって、いいなぁ~。

ここんとこ、仕事が忙しくって、自分にゆっくり時間を使うヒマがなかったもんな。

たまにはこういうのもいいか、なんてうっかり幸せ気分にまで浸れてしまった。


幸せついでに、売店行って雑誌買って、喫茶店でコーヒー飲んで、散歩して・・・


お見舞いに来てくれた友人たちも、私があまりにも元気なので拍子抜けした様子。
私だって、こんなに元気なのに入院してていいのかどうか・・・なんだか申し訳ない感じなのよね。

私の入院した病院は1週間の入院だったんだけど、病院によっては2泊3日のとこもあるらしい。

てゆうか日帰りのところもあるらしい。

さすがに日帰りはキツイんじゃないかなーと思うけど、2泊3日っていう病院に入院してたなら、もう退院してるんだもんね。

元気なはずだ。




それなのに。

術後3日目の事。



午前中は相変わらずハイテンションで調子がよかったのに、お昼を食べたころからちょっと痛みが出始めちゃった。

生理痛・・・というよりは、左右の卵巣の辺りに針で刺されるような痛み。
下腹がチクチクする。

なんというか、ツキーン、ツキーン、と、刺し込まれるような痛さ。

同時に出血もきた。


トイレで出血があるのを見た瞬間、一気に怖くなっちゃって、その日は一日中ベッドから出られなかったよぉ。。。
痛み止めを飲んでもなかなか効かず、ちょっと半泣き。


大丈夫なのかな?
出血は止まってるからって、先生言ってたのに、なんで?
昨日まで痛くなかったのに、なんでー?
今まであんなに元気だったのに。。。


こんなときに限って、ダンナは友人の結婚式で広島へ行ってしまっている。
昨日も、今朝もめちゃめちゃ元気だったので、今頃とくに心配もせずに楽しく過ごしてるんだろうなって思うと心細い・・・。

またまたうっかり、携帯で円錐切除術のサイトをいろいろと見てみたら、


「カサブタがはがれて大出血、再度焼いた」

とか

「7日目に大出血、縫った」

とか、またまた怖い情報ばかりに目がいってしまい、余計落ち込むバカな私。


ダメだ、やっぱりこういうのは見ちゃいけない、と思いつつ、気づくと検索しちゃってさぁ・・・。

結局16時前になってようやく痛み止めが効いてきて、出血もおさまり、なんとか一安心できましたDASH!

いやー、怖かった。






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朝、点滴がチョーー痛くて目が覚めた。


左手首に刺してあるんだけど、手首から肘までがジンジンする。
それから腰も痛い。足も痛い。背中も痛い。
さらに一番イヤなのがカテーテル!

カテーテルが入っているせいで、寝返りを打ちたくても動くと痛い。
左を下に寝ることはできたけど、右を向こうと思うとカテーテルがひっぱられて痛い。
なんかもう全体的に痛ーい!もーヤダーー!

でもそれが、ズキズキするような激痛じゃなく、なんか微妙にガマンできちゃうぐらいのイヤーな鈍い痛みなんだよね。
ちなみに傷口は・・・全然、痛くない。不思議なほど。
焼ききった部分は痛くないのに、体のほかの部分が痛いなんて、なんか納得いかない・・・。
いろいろかばって、無理な状態で寝てたのかな。
腰痛持ちの人にはつらいかもって思った。

カテーテルも痛かったけど、私はとにかく点滴が痛くて痛くて、1パック終わりそうになるたび、よし!これで終わりだ!と思い、新しいのをつけられて落ち込み・・・ガーン


朝一の診察でカテーテルをポンッって抜いてもらえたので、動くのはずいぶん楽になったけど、点滴だけは本当に閉口ですよ。

ちょっと力入れると血が逆流するしさぁ~・・・。
トイレがすっごく近くなるのに、左手は痛くて使えないから大変なのよ・・・。
でも、カテーテルが抜けて自由に寝返りが出来るようになったから、腰の痛みもぴったり引きました。

あとはとにかく点滴!これさえ終われば、もうイヤじゃない!
手術の傷跡は相変わらず、痛みはない。出血もほとんどなし。経過は順調みたい。

それでね。

実は、血栓防止のストッキングが暑くて、夜中のうちにこっそり脱いじゃったんだよね。
朝見にきてくれた若い看護師さんは、「あ、暑かったかな~?」ぐらいだったのに、昼過ぎに、その若い看護師さんと年配の看護師さんが入ってきて、「やっぱりストッキングを履いてください!」って。


年配の看護師さんは少しご立腹で、若い看護師さんに

「だめよ、すぐに履かせたら!足の状態は?見たの?履いても大丈夫な状態?」
若い看護師さんは、私の足をプニプニ押したりもんだり触りながら、泣きそうな顔でストッキングを履かせてくれました。
あら~・・・。ぬいじゃ、ダメだったのね~!ごめんなさい!

お昼からは、早々と常食に戻れた♪
すっごいオナカすいてたから嬉しかったぁ。


婦人科病棟内は自由に歩いていいよ、という許可もでたので、点滴をぶら下げたままうろうろ散歩もした。
とにかくヒマで、寝て、ごろごろして、ちょっと散歩して、寝て・・・の繰り返しで一日が過ぎてきました。

そんであいかわらず点滴は痛い・・・。


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