盆栽キング・・・・最後の反乱・・・そして覚醒・・・ | 木馬の四方山ばなし

木馬の四方山ばなし

趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

盆栽キングの続きだ。

まずは今までの流れをおさらいしてみよう。

 

盆栽キング・・・・・登場

盆栽キング・・・・・最初の難関

盆栽キングの逆襲

 

盆栽キングと仮に呼んでいるのは、イタリアの老舗ブランド、CINELLI(チネリ)ZYDECO(ジデコ)フレームを使ってくみ上げるシクロクロスである。

シクロクロスをやる気はさらさらないが、通勤のメインチャリに出来て、なおかつ近所の土手や脇道などのグラベルすら、ものともせずに入り込めるようなスペックと装備を与える計画で推進中なのだ。

 

前回は苦労しながらも油圧ブレーキのセッティングが終わったところまでは書いた。

その後、タイヤとバーテープが届いたので盆栽作業を再開したという訳だ。

まずはシフト周り。

ワイヤーの取り回しが外装タイプなので作業が楽だ。シクロクロスモデルだけあって、前後のシフトとリアブレーキはトップチューブの上に配索する。

シクロクロスモデルだけ合って、トップチューブ下に手や肩を入れて担いで走るためのデザインなのだろう。(苦笑)

 

※こんな感じかな。。

https://www.gettyimages.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F/%E3%82%B7%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9?mediatype=photography&phrase=%E3%82%B7%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9

 

ブレーキホースはそのままで良いが、シフトケーブルはケーブル保護と、衣類へのグリス付着防止の意味で空中部分にはライナーをかぶせた。

選んだタイヤはパナレーサーのグラベルキング700x32Cサイズ。

網目状のパターンなので細かい砂利やフラットダートならそこそこ走れるらしいし、見ようによってはほぼスリックなので普段の通勤も考えるとこのあたりが妥当だろう。

コンチネンタル・グランプリの4シーズンズとも迷ったがコンチのこのモデルは表記サイズよりも実測が細いという話を聞いたので、表記通りの実測サイズが期待できるグラベルキングにした訳だ。

 

ちなみに仮の脚立て用として履かせていたのはちゃり2号(スペシャライズド、シラススポーツ)の購入時の装着タイヤ。スペシャライズドのニンバス・リフレクトの700x32C。しかしこのタイヤは実測でタイヤ幅が37mmも有るし、スチールビードの入った頑丈な(頑丈すぎる)タイヤだ。

タイヤ単体で770g/本もある。

こぎだしが鬼のように重いのだ。(爆)

 

文字通り、トレーニング用の鉄下駄としては最高だが。バキッ!!☆/(x_x)

 

今回選んだグラベルキングの32Cは実測で320g。半分以下だ。それでいてパンクタフネスにはそこそこ定評があるようなので通勤でも良さそうだ。

 

タイヤを組み込んだホイールを装着してみると、期待通り、このサイズのタイヤならちゃり2号で使っていたフルフェンダーを装着できそうだ。(^^)v

 

さっそく移植開始。

フロントはフォークに固定するボルトが合わないので手持ちの中から、チタンボルトで長さがあうものがあったのでそれを使って装着。(^^)v

 

 

問題はリア。

スペース的には全く問題ないのだが、シートステーとチェーンステー部への締め付け構造が違うのだ。そこでフェンダーに穴を開けてボルトが通るようにした上で、またまたちょうど良いボルトを手持ちの中から探し出して装着完了。(^^)v

言葉にするとあっという間だが、現合であわせて調整するのも含めて意外に手間取った。(苦笑)

 

フェンダーが終わったら今度はリアキャリアだ。

通勤スペシャルとしてはリアにパニアバッグをつけた方が便利だからだ。

残念ながらちゃり2号につけて居たキャリアを移植できないのがわかっていたので適合するキャリアを購入しておいた。(^^)v

こちらは特に苦労することもなく装着完了。

 

仕上げはバーテープだ。

チネリのバーテープがたまたま海外の通販サイトで目に付き、フレームのカラーリングとマッチしそうなので買ってみたが、このテープ、シクロクロス用と謳ってあった訳でもないのだが厚い。おそらく3.2mmくらい有りそうだ。ハンドルに巻いた感じでは握りが一回り太い。その分クッション性も良さそうなので使用目的には合っていそうだ。

 

最終段階のつもりでスタンドをかけてシフトの確認をしたところ、どうもフロントの変速がおかしい。

ワイヤーの初期のびが出ているのか???

 

よくよく見ると、アウター側へシフトした際にフロントディレイラーがフェンダーと干渉していた。

ぎりぎりで変速はできているのだが、かなりがっつり当たっていて、フェンダーが変形することでどうにか変速できているという状況のようだ。

←赤丸で囲んだ部分ががっつり干渉している。(^_^;

 

ここはひとつ、手間を惜しまずに根本解決だ。

対応策は簡単。当たっている部分のフェンダーを切り取れば良いのだ。(爆)

 

干渉部にマーキングをしてからフェンダーを取り外し、リューターで穴を開けた。

これでOKだ。(^^)v

 

これで完成。

 

この間のちゃり3号と盆栽パンダ号(仮)と比べるつもりはないが一応ウエイト測定。(^_^;

 

11.56kg

 

サイコンマウント、ヘッドライトマウント、ベル、ソーラー電池式点滅リフレクター、ボトルケージ1ヶ、リアキャリア、前後フルフェンダー、気づきベル、バーエンドミラーが装着された状態である。

一般公道を走る上での法規を満たすためにはヘッドライトだけつければ良いということだ。

リアキャリアとフェンダーがなければ1kgちょいは軽いはずだ。

 

油圧ディスクブレーキではなく、メカ式でくみ上げた完成車を売っているところのスペックによると10.5kgと有るのでオイラのもそれと同等かそれ以下くらいでは仕上がっているはずだ。

別に軽さにこだわってはいないが、完成車で販売しているものよりも重く仕上がっているとしたらちょっと悔しいからさ。(爆)

 

今日は朝から南風がかなり吹いていたのでちゃりザップはめげて、家でしみじみと盆栽仕上げ。(苦笑)

そして午後になって近所を少しだけ走ってみた。

タイヤの空気圧は5.5bar以下という指定のようなのでとりあえず5barにて走行。

やはり太い上にエア圧が低いので段差などでタイヤが変形するのがハッキリとわかる。

これなら街乗り、通勤、ちょっとしたグラベルにはちょうど良さそうだ。(^^)v

 

さて、そうなるとこいつにも正式な名前をつけてやらないとなぁ。

今までは仮称として盆栽キングなどと呼んでいたが。。。

 

この盆栽キングはイタリア・チネリのジデコと言うモデルだ。

 

・・・・・む~ん・・・・

 

と言う訳でアタマに浮かんだものを名前にすることにした。

 

命名「盆栽魔王・地味キング」

 

よしよし名前も決まったことだし、明日は土手の草っ原でも走ってみよう。(^^)v