盆栽キングの続きだ。
だいたいのパーツは揃ったのでとりあえず、脚が立つようにするためフォークの取り付けに取りかかった。
とにかく丈夫なスペックのフレームだ。ステアリグコラムがエラく太い。
下玉受けが中華カーボンフレームでは割り付きタイプだったので工具いらずで取り付けられたが、さすがにシクロクロス用だけあって、きっちり圧入しないとイケない仕様だ。
ネットでいろいろ調べると圧入専用の工具(というか治具だな・・)はたいした値段ではないし、いずれちゃりをいじり続けるなら持っていて損は無いという言葉にだまされ買ってみた。
オイラは素直な性格なのだ。(爆)
アタッチメントは下玉受けの形状に応じて使い分けるようだ。直接玉受けになっているタイプとカートリッジタイプのベアリングになっているタイプで受け面形状が違う。
届いてからもしばらくは袋から出しもせず、放置していたが先週末にやっとやる気になって取り出してみて愕然とした。
ステアリングコラムがぶっとすぎて治具が入らず、全くの役立たずなのだ。orz
調べるとこの治具に取り付けて使うオーバーサイズのアタッチメントがあるようだが、こいつが高い。治具本体よりも高くて0.5諭吉もする。
ふざけるなっ!!
善後策を考える。
近所にはいくつかプロショップがあるので頼んで打ち込んでもらうか???
いやいや以前ネットで調べたときは塩ビ管だかスチールパイプだかで打ち込んだというブログを見た気がする。
ノギスで測ると圧入部の直径はφ40。下玉受けの内径も当然φ40。ノギスレベルの測定ではどの程度の圧入締め代があるのかは不明だ。
まずはノギス片手にホームセンターに行き、
パイプのようなもの
を求めて端から端までさまよった。
店頭にあるものの中で一番役に立ちそうだったのがやはり塩ビ管。内径がノギス測定でφ40.1。厚みが4mmくらいある。
所詮薄いカラーの締め代だ。たいした力は要らずに入るはずだ。適切な治具さえあれば問題ない。きっと・・(^_^;
塩ビ管でも長さと太さにいろいろあったのでじっくり検討し、そのままで使える長さの塩ビ管があったので迷わず購入。
400円弱だ。(苦笑)
使えねー工具の10分の1の値段じゃん。。。。
初めから塩ビ管にすれば良かった。(爆)
帰宅後カラー内径にグリスを塗布し、フォークを床に敷いた10mm厚さのゴム板の上に立て、カラーを挿入し、塩ビ管を上からまっすぐになるようにあてがう。
そしてゴムのショックレスハンマーでがんがん叩いてみた。微妙にナナメになってしまうことも有り、なかなか最初がうまく食いつかない。
感触からすると面取りのエッジが引っかかっている感触だ。
そこでいったん取り外し、リューターとゴム砥石を使ってカラー内側のエッジ部を丸めてみた。
再トライすると幾分マシなフィーリングだがまだきちんと入るには厳しい。。。。
どうもまっすぐ押せないことが大きな要因ではあるが内径の締め代が無駄に大きい感じがする・・・・
そこで覚悟を決めて圧入部となるカラー内径そのものも軽く磨くことにした。アルミ製のカラーでアルマイト処理がしてあったが、内径に地金色が出るくらいまで薄皮一枚磨いてみた。
そしてまたチャレンジ。。。果たして・・・・・
初めはあまり食いつく感じがなかったが覚悟を決めて少し強めに叩いたら食いつき始めた。
ここまで来ればこっちのものだ。まっすぐに入るように気をつけながら着座するまでがんがん叩いて無事、圧入完了だ。(^_^)v
いやいや、一時はどうなるかと思ったよ。
それにしてもネットの言うことを素直に聞いて購入してしまった圧入用の工具だが果たして今後出番はあるのかどうか・・・・(苦笑)
ま、いいか。
ちゃり2号のBBばらし治具だって購入後、うん十年の時を経てようやく活躍の場を得たんだ。いずれ役立つときもあるだろう。
ジデコだがシクロ用だけあってワイヤーは全て外通し。トップチューブの上に配索するタイプだ。
このあとは作業そのもので苦労することは無いはずだ。ポジションを決めてハンドル高さが決まったら、長すぎるコラムをカットすればあとはもう簡単。
必要な物が揃っていることを確認したらあとは組み上げるだけだ。
ちなみに中華カーボンフレームと時とは違ってコラムはアルミ製なので普通のパイプカッターで5分もあれば切れる。(^_^)v
ま、それはまた後日の楽しみって事で・・・・・(´ー`)┌フッ
to be continued.