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モコのブログ

保育園・託児所の運営をするモコが日々の子供達の様子、日々の生活の事を書いている雑感ブログです。

皆さんの子育てのお役に立てれば・・・と思い綴っています。

 

 

 

小規模園(モコ押切保育園)でアンケートを実施しました。

 

皆さん、悩みを誰かに聞いてもらいたかったんですね。

 

沢山書いてもらえました。嬉しいことですビックリマーク

 

家庭と保育園で同じ悩みを共有し、子ども達を育てていくのが私たちの理想です。

 

ですから、保育園での出来事もお伝えし、情報共有に努めています。

 

家での困りごとやお母さんの悩みは、心に留めずに保育士にお伝えくださいね。

 

保育士は専門性を持った職種です。

 

「〇〇の方がいいよ」「こうしたらどうかな?」という答えには、長年の経験値とエビデンス(根拠)があります。

 

「なぜ?」「私の思いと違う」と思う際には、エビデンス(根拠)となるものを聞いてみてください。

 

また、保育士は子どもの気持ちの代弁者です。

 

子どもがどんな気持ちでいるのかは、保育士の方が分かることもあるんですよ。

 

「○○くん、いたかったんだよね~」

「△△ちゃん、かなしくなっちゃったんだよね~」

「これがほしかったんだね」

思うように言葉で表せない子ども達に変わり、保育士はいつもこんな風に代弁をしています。

(この代弁によって、子どもは「わかってもらえた」という安心感に包まれるんです)

だから、子どもの気持ちの代弁は得意なのです。

 

子どもの気持ちを伝えながら、家庭と保育園がざっくばらんに語れる雰囲気が作れるといいなと保育園を運営しています。

 

 

 

 

そうそう、子育て中のストレス解消法、これもとても大切!!

 

上記のアンケートで、私がいいなーと思ったのは、子どもとの報告会議です。

 

大きくなってからだと、園での出来事をなかなか話してくれなくなるので、小さいうちから報告会議ができる環境を作っておくといいですね。

 

 

 

ちなみに私のストレス解消法は、寝かしつけ後の甘い物でした。

 

毎日食べていました 笑笑

 

早く寝てくれないと、この時間が短くなるので、とにかく8時半~9時までには寝てくれるように頑張っていました。

 

とにかく寝る前には絵本を読みました。(寝る準備と親子のスキンシップ)

 

この絵本の読み聞かせで、時に活躍したのは主人の存在でした。

 

主人は、子どもとのこの時間があったからこそ、いまだに仲良くしてもらえているのだと思います。

 

毎日ではないからこそ、お父さんの存在は子どもにとっても魅力的だったりするのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『子どもは親の背中を見て育つ』ということわざがありますが、なぜ背中なのか知っていますか?

 

『親の顔を見て育つ』

『親の口を見て育つ』

とは言わないですよね。

なぜ、正面の姿ではなくて、後ろ姿なのでしょうか。

 

 

子どもは親の「言うこと」(意識的な言葉)は聞かないけれど、親の「やること」(無意識な行動)はしっかり真似るようになるということなのでしょう。

 

子ども達のおままごとを見ていると、お家での大人の言葉や行動を観察し、しっかりと真似していることがわかります。

しっかり真似ができる子ども達ですから、色々な場面を、親の背中から学んでいるのです。

 

例えば、

失敗しても明るく立ち直る様子を見せれば、きっと子どもも同じように生きていけるでしょう。

食事の時に家族で楽しい会話ができていれば、子どもたちは今目の前にいる人を大切にするということを学びます。

常に相手の立場に立って思いやることができれば、子どたちは平和な世の中を築いていくようになるでしょう。

 

 

 

また、親の背中は近すぎても遠すぎても良くないという意見もあります。

乳児さんには該当しないと思いますが、親の背中が近すぎると親の背中しか見ることが出来なくなり、社会を見る視野が狭くなるとも言われています。

価値観や行動が親と同じになってしまうというのです。

 

逆に、親の背中が遠すぎても良くないというのです。

親の存在が子どもの安心基地となり、子どもは勇気を出して社会へと踏み出していくことができるのです。

しかし、親の背中が遠すぎると、子どもは自分の安心基地が誰なのかわからなくなる可能性があるというのです。

 

 

親の子育て感によってこの距離感には違いがあると思いますが、近すぎず遠すぎず、子どもとの距離を考えていけたらいいですね。

 

 

 

親はどんな時にも、子どもと最適な距離感を保ち、子どもが心を解き放てる安全基地でいてください。

子どもが心を開放するためには、親自身が幸福であることです。

たとえ苦労はしていても、日々を楽しむことを忘れずに、小さなことでも心から喜び笑い合える人生を送っていてほしいのです。

その記憶は、子どもの意識の中に生き、自分らしく生きていくことができるのです。

 

 

「せんせいっ!おはよう!」

大きな声で挨拶してくれる子どもがいます。

 

なんだか周りの空気自体が浄化されたかのように清々しい気持ちになります。

 

挨拶をされて気分が悪くなる人はいません。

 

逆に「今日も一日頑張るぞ!」と励まされたり勇気づけられる一言になりますよね。

 

 

 

大きな声で「おはよう」「さようなら」と言ってくれる子どもがいるかと思えば、

こちらから「おはよう」と声をかけても「・・・・」となる子どももいます。

 

 

もちろん教室での朝の

挨拶では、クラス全員が言えていますが、「おはようございます」

「さようなら」は言わなければならないワードになっていて、そこに心も気持ちも入っていないよう

に聞こえます。

 

残念なことです。

 

 

 

挨拶は日常のことで深い意味まで考えませんよね。

 

しかし、存在を認め合う、承認欲求を満たす 効果もあります。

 

「私の事に気づいてくれたんだ」と嬉しく感じてもらえるのと、「私を無視した」と悲しみや怒りを感じ

 

るのでは、人とコミュニケーションをとる上で大きく違ってきます。

 

存在を認め合う挨拶とは?

 

承認欲求を満たす挨拶とは?

 

 

 

子ども達には「挨拶をされると嬉しいよ」と伝えていくようにしています。

 

お家でも、お子さんと挨拶の大切さについてお話してみるのもいいですね。

SNSの記事に保育士のこんな投稿を見つけました。

 

保育園からの手紙を配るといきなり紙飛行機を折り始めた男の子がいました。
「保育園からの大事な手紙だから、飛行機にしないで直ぐにしまって欲しい」と、話しました。
すると、「だって、保育園の手紙はゴミになるからってママは直ぐ捨てちゃうもん」と、言いました。

子供の言う事だから…と、思いましたが、この子の忘れ物の多さや、親が「知りませんでした!」と言う事が多いのも納得できました。

 

 

 

『なるほどね~』

 

 

それってこんなことにつながるのかな?

 

1,行事を忘れてしまう

園行事は年間計画であらかじめお知らせしてあるが行事を忘れてしまう

必ず前月の園便りには次の月の予定を載せているが予定を忘れてしまう

 

2,提出物が締め切りまでに提出されない

提出物は締め切り日をあらかじめお知らせしているが提出できない

提出自体を忘れている

後から提出しても困らないと思ってしまう

 

3,子どもの持ち物が揃えられない、忘れ物が多い

行事や保育で必要な物はあらかじめ猶予をもってお知らせしているが揃えられない

文字だけでは伝わりにくいところもあるので絵を入れて説明されているが内容の理解ができていない?

 

4,園へ電話をして聞いてくる (困った時には聞いてくれていいんですけどね)

紙面発行後、「紙面をなくした」「捨てた」「わからない」等で園へ電話の問い合わせをしてくる

 

 

上記のような人が多いと、園が本来行うべきことがスムーズに行えなくなってしまいますね。

あなたは、上記の項目に該当していませんか?

子どものためにも、園からのお便りや連絡帳には必ず目を通せるといいですね。

 

 

 

一番困るのは子ども本人です。

困っていることを幼児さんは家で言えているかなあ?

 

 

 

持ち物忘れ等、子どもが困らないように園がフォローするのが良いのか、親が行うべきことは親にお願いするべきなのか迷うところです。

そこでやってもらいたいことは、家で子どもと一緒にお便りの確認をしてもらうことです。

例えば、

親:「〇日は遠足なんだって。どこに行くか知ってる?」

子:「しってるよ。動物園だって先生いってたもん。」

親:「よく先生の話きいてたね~。じゃあ、持ち物なんだかしってる?」

子:「しらなーい」

親:「リュックサックってかいてあるよ。」

子:「へー。」

親:「お荷物を入れるんだよ。お家にはないんだ。遠足までに準備しなきゃだね。」

とまあ、こんな具合にはなしは盛り上がり、園の行事を楽しみにする気持ちや、持ち物をそろえようとする子どもの気持ちを育むことができるのです。

この先、親が持ち物の用意をしなくても、幼児さんは自ら持ち物に気を付けるようになるかもしれません。

期待したいと思います。

 

 

園ではお便りをより身近に感じてもらうような工夫をしています。

子ども達のかわいいつぶやき・様子・成長をお伝えすることや写真・イラストも見ていただくための工夫です。

子どもと一緒に園での活動を話してもらうきっかけとなれば嬉しいです。

また、園の方針や保育を知ってもらい園に興味を持ってもらう工夫もしています。

ITCを導入しメールやアプリでも見れるようにしている園もあります。

昔よりはるかに読みやすいわかりやすいお便りになっているはずです。

 

 

これから通う小学校・中学校・高校と、お便りは続きます。

そしてそれは家庭と園(学校)をつなぐ大切なものです。

 

 

 

令和元年、幼児期の保育料が無償になりました。

 

 

無償化になった理由をご存じですか?

 

 

加速化する少子化対策はもちろんですが、別の視点で無償化する大きな理由があります。

それは、経済学者ヘックマンの研究から「幼児教育」が子どもの発達にとって良い影響を与え、尚且つその子の人生の経験や生活の質に極めて重要な意味を持ち、将来にわたり国の経済にもメリットを与えるというエビデンス(根拠・証拠)が導き出されたことによります。

良い影響を与えるならば、各家庭が経済状況に関係なく公平に幼児期の質の高い教育を受けられるようにしなければなりません。それが無償化(タダ)です。

幼児期からの教育の保障がされ、家庭が貧しいために幼児教育を受けることが出来ない子供を減らすことが、その子の将来や、社会へのメリットを与えると考えられているのです。

 

 

多くの先進国では教育の無償化がすでに進められていました。

しかし、日本の無償化とは違い、1日4時間程度が無償化の対象時間となっている国が多いようです。

果して日本の試み、8~11時間保育の無償化はその子の将来と日本の未来に明るい光をもたらしてくれるのでしょうか。

 

 

今まで4時間程度の保育で十分だった親も、月~土まで8~11時間預けても良いとなると「預けなければ損」と思うかもしれません。

無償化により、「タダだから預けなければ損」という考え方と親子の時間を天秤にかけてみてください。

将来において、どちらの損失が大きいかは賢く考えなければなりません。

 

 

「私は短時間保育認定だから8時間預けなければならない」「私は11時間の標準認定だから11時間預けなければならない」っていうことはありません。(もちろん預け入れは原則、家族が皆就労していて保育にかけるという前提です)

仕事が休みなら、親子の時間を作ってください。家族(祖父母等)の時間でも良いでしょう。お仕事が早く終わったら早くお迎えに来てくれてもかまいません。