保育無償化 | モコのブログ

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保育園・託児所の運営をするモコが日々の子供達の様子、日々の生活の事を書いている雑感ブログです。

皆さんの子育てのお役に立てれば・・・と思い綴っています。

 

 

 

令和元年、幼児期の保育料が無償になりました。

 

 

無償化になった理由をご存じですか?

 

 

加速化する少子化対策はもちろんですが、別の視点で無償化する大きな理由があります。

それは、経済学者ヘックマンの研究から「幼児教育」が子どもの発達にとって良い影響を与え、尚且つその子の人生の経験や生活の質に極めて重要な意味を持ち、将来にわたり国の経済にもメリットを与えるというエビデンス(根拠・証拠)が導き出されたことによります。

良い影響を与えるならば、各家庭が経済状況に関係なく公平に幼児期の質の高い教育を受けられるようにしなければなりません。それが無償化(タダ)です。

幼児期からの教育の保障がされ、家庭が貧しいために幼児教育を受けることが出来ない子供を減らすことが、その子の将来や、社会へのメリットを与えると考えられているのです。

 

 

多くの先進国では教育の無償化がすでに進められていました。

しかし、日本の無償化とは違い、1日4時間程度が無償化の対象時間となっている国が多いようです。

果して日本の試み、8~11時間保育の無償化はその子の将来と日本の未来に明るい光をもたらしてくれるのでしょうか。

 

 

今まで4時間程度の保育で十分だった親も、月~土まで8~11時間預けても良いとなると「預けなければ損」と思うかもしれません。

無償化により、「タダだから預けなければ損」という考え方と親子の時間を天秤にかけてみてください。

将来において、どちらの損失が大きいかは賢く考えなければなりません。

 

 

「私は短時間保育認定だから8時間預けなければならない」「私は11時間の標準認定だから11時間預けなければならない」っていうことはありません。(もちろん預け入れは原則、家族が皆就労していて保育にかけるという前提です)

仕事が休みなら、親子の時間を作ってください。家族(祖父母等)の時間でも良いでしょう。お仕事が早く終わったら早くお迎えに来てくれてもかまいません。