仁淀川の上流の山中にある、母方の祖父の故郷を訪ねた後は、
来た道を高知市へと引返しました。この日の宿は景勝地桂浜の
民宿。市の中心部から10kmほど南にある、太平洋に面した人
気の観光地です。路線バスで行くと本数は少なく(それでも1
時間に1~2本はあります)時間も結構かかるのですが、レン
タカーだとその心配は要りません。観光道路の終点・県営駐車
場から民宿まで、生活道路を50mほど海沿いに行きました。
漁師さんの家を改造した、家族経営の民宿でした。チャイム
を鳴らすとお出迎えは、お孫さんでしょうか中学生(いや小学
生か?)と思しきお嬢さん。しっかりとした対応です。主屋は
ご家族がお使いのようで、通されたのは奥に増築された宿泊棟。
部屋からは先ほど通った、浦戸大橋がキレイに見えます。この
日の泊り客は私達だけでした。近くのコンビニで買った缶ビー
ルで、運転の疲れを癒すと直ぐにお風呂が沸きました。
夕食は階下の食堂で6時から。女将が作るメインディッシュ
は名物カツオのタタキ。ニンニクのスライスを乗せ、タレをか
けて頂きました。土佐のご馳走家庭料理の定番といったところ
です。魚だけでなく新鮮な野菜の蒸し焼きも美味でした。
朝食はごく普通の和定食。珍しい豆アジの干物や、柚子の
果汁で頂く冷奴が土佐ならではでした。朝食後は観光客が未
だ来ていない早朝の桂浜を散策。坂本龍馬像とも7年振りに
再会です。晴れた南国の朝とはいえ、流石に冷え込みました。
桂浜の入口にある龍馬記念館には、9時の開館と同時に
入場しました。1時間ほど見学した後、次の目的地である
室戸岬に向けて出発しました。