「大阪ってとおいの~連れてって~」
という娘たちのオーダーに応えて、昨日行ってきました。

嫁も若い頃に少し行ったことがあるだけで、ほとんど行ったことがありません。
まあ、三人とも千葉生まれの千葉育ちですしね。

各言う私も、大阪はそんなに詳しくありません。
まあ、でもとにかく、道頓堀と通天閣は押さえておきましょうと出かけました。

いやしかし、扱ったですね。
えびす橋の上も結構な人だかり。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-道頓堀

さて、お昼。
途中、水掛不動に寄ったのですが、嫁が織田作之助の全く知らなかったので、かなり驚きながら千日前方向へ。
やっぱ、お好み焼きでしょうと、MCEIの理事Hさんにご紹介頂きましたねぎ焼きのお店福太郎へ。
ところが残念ながら大変な行列でしたので、諦めてその近くの千房に。
高かったですが、お店のお姉さんがマヨネーズでアンパンマンを書いてくれたりとサービス抜群でした。
あ、もちろん美味しかったです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-千房のお好み焼き

さて、なんばグランド花月をのぞいてから、千日前道具屋筋商店街を歩いて通天閣へ。
実は通天閣に登るのは私も初めてでした。
娘たちは大騒ぎ・・・・で、お土産あさり(笑)まあ、それもよしと。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-通天閣

晩御飯は、当然串カツなのですが、嫁と娘が疲れきってしまったので、適当な空いているお店に入ってしまいました。残念ながらそれほど美味しくなかったので、串カツはリトライですね。

とまあ、そんな初大阪でした。
下の娘は無邪気にも「また行きたーい」と言っております。
ですが、次は奈良へ行こうと言うことになりました。
我が家の関西観光は当分ネタが尽きません。
今日、行ってから気がついたのですが、なんだかんだ言って(いや、別に何も言ってないんですけどね)サワガレは旗揚げから全部観ておりますね。
田中次郎作品は大好きですしね。

で、全作品とっても良かったかというと、そうではなかったです。
ま、それでも足を運んでいるというのはなんででしょうかね。「大好き」と公言してやまない努力クラブと遊劇体さんですら行けていないのに・・・なんだか悔しいので、次回公演はパスろうと思います・・・ウソです。

で、今回の作品。
どこかの「村」と言う設定。
この設定、田中君好きですね。
まあ、寺山作品にもありますけど、人間社会の閉塞感を描きやすいですしね。

まだ明日も公演ありますので、あらすじは書きません。
今回の作品も、田中作品独特の自制の効かない、見通しもない、どうしようもない人たちが出てきます。
話はどことなく陰鬱としたくらーい感じに残忍な感じが加わっているのですが、その話の中にコミカルな展開がいっぱいちりばめられているので、まったく退屈することなく、話にのってゆける。

このあたりは前作「EATER」にもあった展開でしたが、今作の方がより洗練された感じがします。
といいますか、バランスが良くなったのでしょうね。
加えて大きな違いは最後の飯坂さん演じるパルコの台詞「やりなおさなくっちゃ」の一言。

このダメダメなどうしようもない登場人物の中で、やり直そうと思いなおす人がいるなんて・・・
ここにこの作品の救いがあるような気がしてならません。

さて、役者陣も相変わらずですが、よかったですね。
前作よりキャラがいい感じに立っているように感じましたが、気のせいでしょうか。

欲を言えば、もう少し陰湿な部分を隠して、さらにコミカルにして方が、かえって陰湿な部分が際立って面白くなるなあなんて考えながら観ておりました。
(まあ、素人考えですが)

ということで、面白い作品でした。
ほんというともう一回観たいですね。
ま、仕方ありません。

ということで明日も劇研で公演があります。
ぜひ。
話は昭和32年にさかのぼります。
私の父、当時は齋藤姓ではありませんでしたが、某国立大の教育学部(当時は2年制の短期コースがあったそうです)を卒業し、教員採用試験を受験したものの、当時稀だった(と言います)不採用になり、傷心を抱えて東京のセルロイド工場で働いておりました。

父の話によれば、不採用はたったの二人でそのうち一人は5月の途中採用されたため、県でたったひとりの不採用者というかなり不名誉な状況だったそうです。
聞くところ、成績は劣悪でなかったことから、成績・素質以外の問題があったと息子ながら思います。

さて、そんなある日、東京での生活に辟易していた父のもとに、福井の山奥、岐阜県境にほど近い小学校の教員なら口があるがやらないかとの話が舞い込みました。
慣れない東京での、しかも単調な工場労働、働きながら来年夜間大学へ入りなおそうと考えていた矢先、不採用となった鬱屈も抱えつつ、任地に赴いたそうです。

大野市からバスで揺られること二時間半、大野郡和泉村下半原という集落にその小学校がありました。
日進小学校といいます。
バス亭に降り立った父は驚きました。
二十人の子供たちが「先生が来た。先生が来た。」と叫びながら駆け寄ってきたからです。

父の前任の先生は日進小学校に赴任したものの、夏休みに入ると「こんな山奥の学校は嫌だ」と辞めてしまい、9月に入ると校長が代わりに担任をしたものの、子供の面倒に手を焼いた校長は、「もうすぐ先生が来るからバス停まで迎えに行って来い」と子供たちを送り出し、以来、子供たちは毎日、一日三回来るバスの時間にみんなでバス停が見える橋の上で歌を歌いながら父を待っていたそうです。

いろいろと迷いながら汽車とバスを乗り継いで下半原にたどり着いた父は、この二十人の子供たちに出会って教育に身を捧げる決意をしたそうです。

まるで二十四の瞳のような話ですが、こういった話は当時離島や山間の学校ではよくあったのかもしれません。

その日進小学校は今はもうありません。
廃校になったのですが、ただ廃校になったのではなく、ダムの底に沈みました。
昭和43年のことだそうです。

それが九頭竜ダムなんです。
この話を、この場所を、私の娘たちにも見せたいと思い、連れてきました。

どれくらい、娘たちに伝わったかはわかりません。
少しでも何かを感じてくれればと思います。

写真は九頭竜ダムです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-九頭竜ダム1


mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-九頭竜ダム2


何でもない話題です。

先日、会社が伏見区に引っ越しまして、通勤経路ががらっと変わりました。
最寄りの駅は丹波橋駅。

で、会社への道すがら気になる看板があるんです。

それがこれ・・・

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-食べる教室

なんでしょう・・・これ。
しかも、古風な日本住宅にゴシックで「食べる教室」って・・・・

ご存知の方があれば情報をくださいませ・・・
夏休みというわけではありませんが、しばらくブログをお休みしていました。
というわけで、再会します。

さて、8月4日5日は恒例の西院ミュージックフェスティバル。
何て言いながら参加するのはまだ2回目です。
年々知り合いが増えて、今年はお友達のユニットやバンドが3組出ますので、家族にお許し頂いていざ出発。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-西院の街
西院はギターやキーボードを抱えて歩く人はパンフを配るスタッフさんやらですでに盛り上がっていました。

さて、一つ目は春日幼稚園でのマジカルブルーさん。
ベテランバンドさんなのですが、なんと西院ミューフェスは初めてなんだそうです。
以前リベラのライブで何度かお聴きしていて、オリジナル曲がとても素敵で好きだったんです。久しぶりに「眠れない夜」などを聴けてほんとよかったです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-マジカルブルー

で、しばらく時間があるので、飛び込みで聴きに行こうと入ったお店・・・・
ブルースのバンドのはずが・・・iPadが・・・「あれっ?」って思っているうちに、ライブスタート。
なんと初音ミクばりのテクノ系(表現古くてすいません。)のエコ怪獣さん。
しかも最前列!!
仕方が無いので、「ままよっ!」って感じで、最後までノリノリで聴きました。
いやあ、でも楽しかったです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-エコ怪獣
写真ブレブレですが、このエコ怪獣さん。東京から来ているそうです。
かなり有名なユニットなんですね。
こちらにオフィシャルサイト が、そしてボーカルのセツさんのブログ もあります。

で、さらにうろうろしていましたら、スタッフの知り合いにNさんに会いまして、彼が担当している会場Cafe Dolceへ。
こちらはキャロライン with WIND JAMMERさん
いやーよかったですね。
もうちょっと早く行ければもっと聴けてよかったなと。
後で知ったのですが、こちらもかなり有名な皆さんなんですね。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-キャロライン with WIND JAMMER

で、昨年聴いてお気に入りになりましたジャグバンド、激団モンゴイカ。
さすがにパフォーマンスが高いし笑わせてくれます。
しかも、ウォッシュタブベースにウォッシュボードにジャグにノコギリと、正統派のジャグバンドなんです。
会場のシャンティさんもライブしやすい会場にしてくれてて聴く方もやる方も気持ち良かったのではないでしょうか。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-激団モンゴイカ

で、つしみんこと都志見一也さん。
「拙い弾き語り」なんて言ってますけどなんのなんの。
トム・ウェイツの曲を訳詞で聴かせてくれるなんて、くーって感じです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-都志見一也

さて、(私の中の)トリはFMトリコさん。
都志見さんの会場(西院RAG)からゲルゲさんとふたり走って西院アクションへ。
着いたら始まってました。
エアコンのダクトから水が落ちるわ、店員が通るたびにまきはらさんはひとり「寺内タケシとブルージーンズ」ばりのギター動かさなければならなかったりで、かなり大変そうでしたが、そこはさすがのFMトリコ。
しっかりパフォーマンスを発揮していました。
ほんとトリコはいい曲をしっかり聴かせてくれます。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-FMトリコ

写真でみると、トリコが4人いるように見えますが、後ろを向いている人はスタッフさんです。

で、最後はトリコさん、都志見さん達と打ち上げ~。
毎回思うのですが、私みたいなただの素人を誘って頂いてほんとうれしい限りです。

ほんと西院ミューフェスはいいですね。
ボランティアのスタッフさんはほんと大変なんでしょうけど、街は確実に活性化します。

京都は、観光地はいつも人であふれていますが、その一方で生活区域の商店街はシャッター化する傾向があります。
やはり観光地ではない円町あたりでもこういった取り組み出来るといいですね。
まあ、やるのはかなり大変そうですけどね。