今日、福井の父が日帰りで京都に出てきたのですが、夕方、実はちょっとした事件がありました。

京都駅を八条側から正面に移動していたときのこと、登りのエスカレーターに下の娘の手を引いて乗った際、謝って段を踏み外してしまい、まちがってベルトではなく側面の壁に手をついてしまったことで、真後ろにひっくり返ってしまいました。
その際、下の娘の手を離さなかったため、自分の体に上に娘がのっかってしまい、起き上がれない状態に。

上にいた私と家内は、まず家内が娘をひっぱりあげ、私が父を起こそうとしたのですが、エスカレーターが動いたままなので上からは迅速には動けず、正直このままだと大けがする状態でした。

ところが、そのわずか数秒の間に、エスカレーターの停止ボタンを押し、止めてくれた人がいて、また、たくさん並んでいたエスカレーターに乗り込むのをやめてくれた人がいて、また、父を後ろから起こしてくれる人がいて、さらに泣いている下の娘をなだめてくれる人がいました。
さらに、奇しくもおまわりさんがまたまた通りがかってくれたことで、混乱せずにすみましたし、手を切ってしまった父に絆創膏をくれました。

実はとっさのことで、父の状態を確認することに気を取られてしまい、それら、いろいろと手を差し伸べてくださったたくさんに皆さんにちゃんとお礼と、ご迷惑をおかけしたお詫びを言うことを失念しておりました。
最後まで付き添ってくれたおまわりさんにはお礼を言いましたが、その場に居合わせていろいろと手を貸してくさだった方には何のお礼もできておりませんでした。

平素は結構落ち着いているつもりなのですが、いざとなるとだめですね。
ほんと大反省です。

幸い、父は、手を少し切って、おでこに打ち身と、おしりを少し怪我しただけですみました。
娘もひじを少しすりむいただけでした。
ただ、父はエスカレーターを踏み外してしまったことに軽いショックを受けていましたが・・・
でも軽くて済んだことは幸いです。

ほんと、皆さんのおかげです。
この場を借りて御礼申しあげます。
先週の日曜日のお話です。

努力クラブの公演の当日のお手伝いをし始めて、今回で三回目。
今回も一日だけでしたが、受付のお手伝いをしてきました。
そのご褒美に公演をみせてもらいました。

実は合田君の作品大好きなんです。
全編喜劇のような流れの中で、しっかりシュールな設定やセリフが効いているところが何とも言えません。

今回の話は、壁一面に積まれた段ボール。
それがポトーンポトーンとひとつずつ落ちてきて、その落ちた段ボールを拾ってどこかへ片付ける男が主人公なんです。

そして、様々などことなく奇妙な登場人物が現れます。
とてもゆっくりしか歩けない人、給料を持ってくることを忘れる給料を持ってくる人、メニューをみせることが嫌な弁当屋、自営のマントル嬢(売春婦の出前??)、弁当の食べ残しを食べる人、お金を借りに来る人、主人公の仕事を機械化しようとしてどう考えても人間にしか見えない無能なロボットを連れてくる人・・・・
それらが絶妙なリズムでバランスをとって社会が成立している。
ところが、そんなある日、頭の悪そうな新入社員が入ってきて、少しずつバランスが崩れ始め、最後は崩壊してしまう。

安部公房的なシュールな世界。

おそらくは奇妙な人物たちは、人間の七欲を現わしているのかなと思うのですが、睡眠欲がありませんでしたね。
これは何か狙いがあったのだと思うのですが、それがなんだか私にはわかりませんでした。

ただ、どうしようもない人間の業と、その業と業の間でバランスをとっているどうしようもなさと切なさを可笑しさを感じることができました。
しかも、それに陰湿さをあまり感じないのは合田君の人格ゆえでしょうか。

ということで、次回作も大変気になる努力クラブです。
写真は人間座の看板です。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-人間座看板
最近、ブログの行進ペースが遅くて申し訳ありません。
ちょっと遅筆病にかかっておりまして・・・(笑)

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-西一風夏の夜の夢1

さて、夏季プロデュース新人公演と銘打たれたこの公演。
毎回、その年入団した新人のデビューを既成のレパに挑戦する形で行われるのですが、珍しくシェークスピア。
「どう料理するのかな」と思いながら行ってみてびっくり、
正直、『やりやがったなこいつら』と思わずにいられませんでした。
もちろん、称賛の意味です。

まあ、よくもここまで設定を崩したもんです。(もちろんいい意味です)
オカマバーはでてくるは、ヤクザはでてくるは、ライサンダーはでてくる・・・わね・・・・
後で、同じ西一風出身のTさんに聞いたのですが、妖精をヤクザにおきかえるのは、近代西洋史的には正解なんでそうで、そういう意味では演出の頭突木くんは、かなり分析したのではないかと思います。

ともあれ、芝居はかなりはちゃめちゃ感満載で、正直、めちゃくちゃ面白かったです。
まあ、芝居はかなり粗かったですが、それはご愛嬌です。
それぞれの役者が(個人差はあれ)キャラクターをしっかり立てていたのは感心しました。

実は期せずして先輩のWさんの隣になり、(西一風において『二代目座長である』私の先輩は数えるほどしかいないので)この奇遇さだけでもびっくりしつつ、このはちゃめちゃ感が実に初期西一風のスタイルに似ていて、懐かしくも楽しい時間を過ごせました。

まあ、それにしても早川あかりさんはいいですね。
W先輩などは、ラブ・ソニックのキャラで3回目に出てきたときなど、出てきた瞬間に拍手してました。
確かにキャラを作りやすい役どころとはいえ、あそこまでやりきるのは感心します。

うれしいことに、今年は1回生が7人も入ったそうです。
しかも、キャラが濃そうなのがちらほら・・・・
上回生のメンバーも自分の可能性にふたをせず、更なる成長目指して精進して欲しいですね。
一生勉強ですし。
更なる西一風の躍進に期待!!

後輩諸君頑張ってください。
陰ながら応援しております。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-西一風夏の夜の夢2
先週日曜日のこと、「建築家M」を観てきました。
観たい芝居がたくさんあったのですが、何分単身赴任ではなく自由が効かない身、
特別に家族の許しを得て、観に行きました。

田辺さんの書き下ろし戯曲を、筒井さん、柏木さんという二人の演出家がそれぞれ違うキャストで創り上げる。しかも、その二つを続けて観るという企画。
いやはや観ないわけにはいきません。

舞台はどこの国かわからない国の辺鄙な田舎村の村長の家。
町から、村長の公邸を設計するために呼ばれた建築家が現れるところから話が始まる。
その村長一家が大事にしていた犬が行方不明になっているのだが、この犬の部屋をどこに作るのかで、何度も図面をやりなおさせられる。
また、その犬を探すために「犬ハンター」という意味不明な男が雇われて・・・・

この犬、誰に聞いても色、大きさまでも違う・・

もしかしたら、犬は存在しなかったのかもしれません。
存在しないものを信じる人と、存在しないものに振り回される人。
実に「深い」話でした。

「はたして演出により、演劇の世界はどれほど見え方が変わるのか。」とパンフに書かれていたのですが、私としては、演出と役者が変わるところにポイントがあった気がします。
同じ役なのに、演出と演じる人が違うことによって、微妙に性格が変わって見える。主人公の建築家にしても、例えば神経質の度合いが違って見え、村長の一人娘も、村から出たいと思う気持ちの傾向が違うような気がしました。

もちろん、2つの作品に出演していた10人の役者さんの演技が秀逸であったことは当然の話です。

そして、異なる二つの作品を観終わって思ったのは「もしかすると、これは二つの作品を比べるのではなく、別の角度から描く二つの描写を観ることでより作品を理解を進めることが目的ではなかったのだろうか。」ということ。

まあ、やられました。

いずれにしても、非常に面白い企画でした。
ぜひ、第二弾第三弾を観たいものです。

写真は京都芸術センターです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-京都芸術センター


FMトリコのメンバーを通じて知り合ったBooingBoo。
今日はそのライブでした。
まだ、2回目だけど、なんだかずっと前から聴いていたような、そんなかっこいいバンド。

ボーカルマグマ中西が最高にいかしたバンドなんですが、なんと、その中西さんがドクターストップ!
特別にお許しもらったけど2曲とちょっとしか歌えない。

そんな大ピンチに三人のヴォーカリストが助け舟。
ちょっとしたオールスターズライブとなりました。

たった一週間で人の歌を歌うなんて難しいことなのに、それを受けたヴォーカリスト達は素敵でした。
また、それを支えたバンドメンバーも素晴らしい。
そしてたった2曲ちょっとでもその存在感をしっかり残したマグマ中西はすごい!

なんだか「俺も頑張らなくっちゃ」と思うライブでした。
サイコー!
以下写真です。まずはマグマ中西!

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-マグマ中西!
続いて、助っ人一番目、マグナム岡崎!

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-マグナム岡崎!
さらに二人目梶原匠!

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-梶原匠!
そしてこの人、フジタスミト

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-フジタスミト!
そして再びマグマ中西!

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-再びマグマ中西!

そしてラストー!
mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-ラスト!

いやーよかったー!!
すべてのメンバーに感謝!!