夏の全国大会予選に向けてサバイバル競争がスタートした高校野球部。この1ヶ月でベンチ入り20名が決まります。学年に関係なく厳しい競争です。

3年生にとっては最後の夏。この2年間の努力の集大成です。ベンチメンバーに選ばれなければそこで引退となる厳しい世界。ここに来て目立つ活躍をする先輩も現れています。

入団したての1年生の中にもその競争に割って入って来ている子もいます。

そして息子達2年生もベンチ入りを目指しているもの、レギュラー獲得を目指しているものと様々です。これら3学年の競争でチーム内は活気に溢れています

そんな中で行われた週末の練習試合。土曜日は都立K高校と2試合。5-4、12-6と連勝でした。息子は第二試合5番ライトで先発出場し、4打数1安打1盗塁でした。

日曜日は都立M高校と県立SS高校との変則ダブルでの試合。M高校には3-5で敗戦。SS高校には14-5で勝利しました。息子は第一試合のM高校戦に出場、7回からセンターの守備に入ります。最終回1アウト1、2塁で回ってきた打席でライト前ヒットを放ちました。1打数1安打です。

月曜日は県立KK高校との試合。この試合はABにチームを分けてそれぞれ別のグラウンドで2試合ずつ行いました。息子はBチームの帯同でした。

Aチームは1-1、5-4と1勝1分。バッテリーと1部の選手以外は2試合とも交代無しで行われた試合でした。

Bチームは0-14、0-6と大敗。息子は第一試合5番レフトでフル出場して4打数1安打1四球。第二試合は3番レフトでフル出場して5打数1安打でした。こちらは息子を含めた3名のみが2試合フル出場でした。

今週末も土日共練習試合。厳しい競争をしながらチーム力を向上していって欲しいと思います。



6/5(日)、Uボーイズ3年生にとっては最後のメジャー大会である全国大会予選が開会しました。負けたら終わりのこの大会。3年生にとってはこの2年間の練習の成果の集大成となる大会です。

Uボーイズの1回戦の相手は古豪Kボーイズさん。Kボーイズさんのホームグラウンドでの試合となり、当然相手ベンチ側には多くの応援団が。

しかしこの日Uボーイズには3年生の保護者に加えて1、2年生の子供達や保護者の皆様など総勢100名近くの大応援団が駆けつけてくれました。2年生が応援を仕切り心強い応援のサポートを頂きました。

その応援をバックに奮闘する3年生。初回に四球、盗塁、送りバント、犠牲フライとノーヒットで1点を先制すると、同点に追いつかれた3回には四球、送りバント、盗塁、犠牲フライと先ほどと同じ形で再度得点し突き放します。

先発した投手はテンポよく投球をしていきますが、4回に相手打線につかまり4点を献上。3-5と逆転されてしまいます。

しかしその裏、代打の子がライト前ヒットを放ちます。チームの盛り上げ担当として頑張ってきた彼が見事期待に応えると流れが再度Uボーイズへ。その後連続タイムリーで5-5の同点に追いつきました。

5回表から投手が交代。1年生の時からエースとして期待されていた彼はなかなか結果が残せず苦しい2年間を過ごしてきました。しかしこの日は持ち味の「剛速球」(ダルビッシュ選手は豪速球、全盛期の伊良部投手は剛速球という概念があるそうです)で相手打線を力で抑えていきます。

その投手の頑張りに打線が奮起。6回裏、下位打線が作ったチャンスに上位打線が応え、2本のタイムリーで7-5と逆転に成功します。

最終回、相手の攻撃も3者凡退に抑え、試合終了。Uボーイズは7-5で辛くも1回戦を突破しました。

試合後勝ったUボーイズはベンチもスタンドも大喜び。涙を流している方もいらっしゃいました。苦労をしてきた子供達、控えに甘んじてきた子供達が活躍し、チームが初めて一体感を見せてくれました。

そして負けた相手チーム関係者の皆様も涙。この大会の試合終了後は印象的なシーンが多く見られます。

試合後、3年生は応援をしてくれた1、2年生に対して1列に並んで頭を下げると、1、2年生も3年生に向かって1列に並びエールのお返し。とても感動的なシーンでした。

来週は強豪MSボーイズさんとの対戦です。先日の試合で完敗した相手ですが、ここまで来たら気持ちの勝負。強い気持ちで試合に挑み勝利して欲しいと思います!

頑張れUボーイズ!!
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5/28-5/29の一泊二日で山形遠征に出発した高校野球部。朝5時にバスで出発してお昼前に現地に到着。片道5時間の道のりです。私は遠征について行けませんでしたが、同行された父母の皆様からリアルタイムで情報を頂けました。本当にありがとうございます。

初日の第一試合は宮城県のIK高校と対戦。甲子園出場経験のある学校です。序盤から得点を重ね試合のペースを握り守備も乱れなく相手を完封。5-0で勝利しました。息子は7回からレフトの守備で途中出場。1打席ノーヒットでした。

第二試合は山形県のYM高校との対戦。甲子園5度出場の古豪です。初回に相手4番に2ランホームランを打たれますが2回以降は相手に得点を許さず。中盤に追いつき終盤に逆転。3-2で勝利しました。息子は6回からセンターの守備で途中出場。バッティングではヒットを放ちますが牽制でアウト。流れを止めるプレーでそのまま交代となりました。

二日目の第一試合は山形県のYJ高校。新興の高校ですが県大会上位に進出する強豪です。試合は相手のペースで進みます。中盤追い上げますが再度相手に突き放され3-7で敗戦となりました。息子は出場機会無しです。

第二試合は宮城県のFK高校。甲子園に出場している強豪校です。試合は終始リードする展開で進み、攻守ともにリズムが良かったチームは5-2で勝利しました。

この試合息子は6番ライトで先発出場。第1打席は四球。送りバントとタイムリーで息子は先制のホームを踏みました。第2打席はノーアウト2、3塁のチャンスにライトフライ。浅いフライでタッチアップとはなりませんでした。第3打席は2アウトランナー無しからショートゴロ。第4打席は2アウト満塁のチャンスでセンターへ良い当たりを放ちますがセンターライナー。第5打席はノーアウト満塁で三たびチャンスで廻ってきました。本人曰く「バットの芯で捉えた良い打球だったがサードの好プレーに阻まれた」というサードゴロ。チャンスで1本出てれば良いアピールになりましたが結果を出せませんでした。

この遠征で3試合に出場させて頂き、外野守備ではレフト、センター、ライトと全てのポジションにつきました。バッティング機会も7打席頂きましたがヒット1本のみ。不安定なバッティングではレギュラー組はもちろんベンチメンバーに割って入ることも出来ません。

今日からまた厳しい競争がスタートです。この遠征ではチャンスを活かせませんでしたが、またここからコツコツと結果を積み上げてチャンスを掴んで欲しいものです。また失敗するかもしれませんが、この繰り返しが成長につながりますので、何度も何度もチャレンジして欲しいと思います。

いずれにしてもチームにとっては強豪校相手に3勝1敗と良いスタートを切れました。ここから夏の大会まで休み無しで毎週土日は練習試合です。怪我なく乗り切って良い状態で夏の全国予選に挑んで欲しいと思います。

頑張れ子供達!
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昨日中間テストが終了しました。文武両道を掲げる高校であり、子供達は野球だけやっていれば良いという環境ではありません。勉強と野球を両立させることが必須です。

厳しい練習後、家で力尽きてしまうことも多々あり、息子は勉強に手がつかないこともあります。だからといって過度な干渉は子の自立を阻害しますので、親が口うるさく叱ることはありません。もちろん悪い方向に進みそうな雰囲気があれば軽く修正を促しますが、自立をしなければ成長も、学力や野球技術の向上もありませんので、できる限り叱ることはしません。

結果が出ても出なくても全てが本人の責任です。

さて久しぶりの野球部練習はスタビライゼーションを中心としたメニューだったようです。通常練習よりも身体に負荷がかかる練習。半日みっちりと汗をかき、きついトレーニングになったと思います。

そしてこの日は週末の山形遠征について説明があり、息子は20名強の遠征メンバーに選んで頂きました。大変ありがたいことです。夏の全国大会予選で勝ち進むためにチーム力を上げるきっかけとしたい遠征です。選ばれたことをしっかり自覚して遠征に帯同して欲しいと思います。

夏の全国予選まであと1ヶ月と少し。とても短い時間です。でもここでの努力がチーム力を一気に高めてくれます。彼らがどこまで成長してくれるか、関係者は楽しみに見守っていたいと思います。

ここ数年秋大会でシード権を取り、春大会でシード権を逃し、夏大会でシード校とあたり1点差負けが続いている高校野球部。

今年こそ勝ち進みたい。

3年生にとって最後の夏。息子達2年生は3年生にとって最高の夏となるよう、全力で野球に取り組んで欲しいと思います。

さあ夏大会まで休み無しの高校野球部。野球部全員怪我なく悔いなく野球に取り組んで下さい!

写真は新しい息子の相棒です。入部と同時に購入した外野手用グローブは毎日手入れしても1年ちょっとで役目を終えました。逆に投手用はピカピカのままですが。。。。
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少ないチャンスをものにする。

学年に関係なく全ての部員がチャンスを伺い、チャンスを掴んだ者は結果を出せば次のステップに進み、結果を出せなかった者は元の位置に戻り次のチャンスを伺います。

結果を出した者は更に上を目指し次のチャンスを伺う。またそこで少ないチャンスを掴めれば次のステップに進みます。掴めなければ逆戻りです。

チャンスを掴み、活かし、はたまた活かせずを毎日の野球部内で誰かがどこかでしています。

息子の高校野球部は3学年で50名程。チャンスを掴むのは大変ですが、指導陣がフェアに選手達を見てくれているので競争は活発でチーム内に活気があります。1チーム100名近くが在籍する高校野球部では更に機会も限られ大変です。指導陣が練習を見る機会も、選手が試合に出場する機会も少ない大人数の野球部では、私の想像以上に厳しい世界だと思います。

また中学時代硬式野球に携わっていた、もしくは活躍して特待生で入学したという子供達は一般入部の選手よりはチャンスを掴みやすいかもしれません。でもそれは入部して数ヶ月というところまでです。半年もすれば一般入部の選手や日々努力し機会を伺っていた先輩方から台頭してくる選手が多く現れ、少ないチャンスの奪い合いになります。

チャンスを与えられる理由は色々です。練習試合でのパフォーマンスや振る舞い、練習中のアピールなど自力のものから、レギュラー組の故障(残念なことですが)やポジションチェンジなどチーム事情のような他力のものなど様々です。

技術・体力共に優れていても人間性に難がある選手はチャンスを掴みづらく、結果も出しづらいのではないかと思います。厳しい競争の中、チームメートやチームのことを考えて行動できる人間力豊かな選手はチャンスがたくさんやってきます。

怪我がちな選手はチャンスを掴みづらいと思います。好きで故障する選手はいませんが、怪我をしない身体の使い方や体力、意識を身につけなければなりません。

試合中に監督の指示通り動ける選手はチャンスが多く与えられます。送りバント、スクイズ、エンドラン、進塁打など、監督の期待に応えられれば更にチャンスが与えられます。

なかなかチャンスを得られなくても腐らず日々の努力を積み重ねていた選手が最終学年で花開くということも多々あります。バッティングピッチャーを続けて来た子が試合に出場するチャンスを得て、そこで活躍したことでAチーム入りしたという話も聞いています。辛い日々でも自分を信じて努力を続けられる選手は本当に素晴らしいと思います。

そんな高校球児の姿を見て、いつも元気を頂いている私です。
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