最近感じること。。
それは、こころの発達がIT進化とのバランスが取れていない事。。
具体的には、子どもに対しては、幼児化、あるいは子供返り、つまり年齢に対して相応のこころの未発達を感じます。
大人に対しては、幼稚な印象を多々受けます。
ITの進化によって、「ことば」を交わす機会がかなり減ってしまったのではないでしょうか。
本来指導したり、教えたりする大人が、十分な語彙をもたないまま、こどもに接しているので、必然語彙が幼稚になります。
それを受けたこどもは、「それって、どういうこと?」と問うたり、聞く機会を逸しているのではないかということです。
便利になった分、話し言葉、書き言葉を失っていくのは悲しいことです。
小学校によっては、朝読書など実施している学校もあるようです。
読書、あるいは文字に触れる機会をスマホやタブレット、PCの時間に奪われている結果ではないでしょうか。
ITの発達は素晴らしいことで、時短に確実につながっているのですが、一方で、こころの発達が追い付いていない状況がおきているのではないでしょうか。
だから、幼稚化、幼児化を感じてしまうのかもしれません。
ITの機器を使いこなせて当たり前かもしれませんが、同時に年齢相応のこころの発達もみていかないと、かなりアンバランスな世の中が危機的な事件や事故を起こしているもとになっているような気がしています。
最近の「なぜ、このような事が起きるのでしょうか」というような類の報道されている事件の背景には、どこかでこころの発達を調整する時間がないまま、時間が過ぎた結果ではないでしょうか。
最新情報を捉えるのもよいですが、時間の余裕がある時には、少し昔の本でも読むことをお勧めします。
よい処方箋になってくれるはずです。