大局観を養えば、誰でもできるようになる。 その4 | それでもまた陽はのぼる。

それでもまた陽はのぼる。

カウンセラーの小さなつぶやきです。10人よれば、10人十色の人生があるのです。

どんな人でも乗り越えられない悲しみや、つらいことはないのです。

必ずまた陽はのぼるのです。日々のさまざまな事を受け入れ、そして次の一歩を踏み出してもらいたいと願っています。

算数の問題で、また一つ。。

 

少し前に話題に上りましたが。。

 

「47ダースのジュースは全部で何本でしょう?」

 

という問題で、 47×12=564 が間違いになる理由とは!

正解は 12×47=564 なのですが。。

 

設問側としては、1ダースは12本ということを初めに教えているか、問題文の始めにあるはずです。

次にでは、それが47あったら全部で何本でしょうか。

 

という問題です。

 

掛け算は前と後ろの数字を交換しても計算が合っていれば、正解の数字になります。

 

ところが、

 

その理由を説明せずに、問題文に出てきた順番に数字を入れると、

47×12 となってしまうのです。

 

これはこれで、個人的には正解にするべきだと考えています。

 

ただし、1ダースは12本だよね。。というようなフォローをしっかり入れたうえで、子どもに確認すればいいだけだと思います。

 

教える側もステレオタイプで教えて、その理由を説明せずに×にされると、納得がいかないだけでなく、算数はもちろん、勉強が嫌いになる原因になってしまいます。

 

世の中には、思い通りにならないことだらけです。

それを、幼いころから、なぜそうなのかという大局観的な考え方やモノの見方を教えておくことで、小学5、6年には、その年ごろ相応の大局観が養われます。

 

何でも、模範解答通りでなくていいんです。

 

なぜか?!

 

それは、生きている人間が考えることだから、

人間は常に進化できる生き物だから、、

 

だから、小さな間違いを間違いというのではなく、

 

なぜ、そのように考えたのかということを考える習慣を身につけさせるのが大人の役割だと思うからです。

 

大人も、子どもの考えをよく聞いてあげて、 「なるほど!そう考えることもできるね!」 といってあげる大人が増えて欲しいと願っています。