こめっこシンポジウム

 

 

 

 

こめっこシンポジウムに参加しました⤴️
ずっとは見てられず…でしたが

昨年と内容的にはそんなに変わってませんでした⤴️

今回初めて追加されたな…と思ったのが、

コーダやソーダについて。

こめっこに、コーダが増えてきているそう。
ろう親とのコミュニケーションを学べて、良い。
 

ろう親の中には、聴の子供が生まれると、

この子には手話は必要ない、押しつけたくない
(ご自身が聞き取って声で話すことを押し付けられてきたと感じているので)
との思いから、
手話でのコミュニケーションをしない親もいる。

 

こめっこは、

コーダ支援で参加してもらい、

手話を身につけ親子関係を密にする環境作りもしている。
 

ソーダも、こめっこに来ることで

「楽しい」の声が多い。

理由を聞くと

「こめっこに来たときは、

きこえない兄弟をほっとける。

自分が好きなように楽しめるから」と言った子供がいる。

 

何気に、きこえない兄弟の世話をしなくては…と思っていたのかも…

って言う話もありました⤴️

大阪府ひだまりmoe

 

 

が最初の窓口になっているようです。

0~3才あたりは

手話が出てこない!と悩む親も居るが、

手話は手の動きだけでは無い。

目線や、眉などの動き、

表情で表現している子供もいる。

 

大人が注意深く、よく見ること、

慣れるまでは支援者がサポートすることも大切!

こんな話もありました⤴️

 

 

 


フォナックのオンラインセミナー

 

前半:白井杏湖先生

 

・言語言語というけれど、その前に親子のやりとりとか愛着とか

大事なことが積み重なってはじめて言語がでてくる。
→これは前に勝野さんの講演会でもお話がありましたね

 


 

・きこえるということは360度から情報が入る(状況理解、安全確保ができる)

 

・きこえるを知る、きこえないを知る、わからないを知る。わからないから想像する。

 

・医師が難聴児を誕生させる(難聴の診断を下すのが医師なので)が、その子がどうなっても関われるのは数年のみ。医療の限界を感じ療育施設を立ち上げた。

 

・お母さんが言葉のシャワーをたくさんあびさせて、というけれど、きこえないことを想像して、みえるように、わかるように働きかける。

 

「医師が難聴児を誕生させる」っていうフレーズが響きました…!

 

後半:井脇貴子先生


いろいろと印象的なろう者のエピソード、就労に関する調査などを紹介されていました。


・今年4月から合理的配慮が義務化される、

自分から必要性を言っていかないといけない。

聴覚支援学校では自立活動で学べるが、地域で育つ子も多い。

その子たちは困難さを超える方法を学ぶ機会がない。

 

大学入学時に申請してくる子もいるが、

きっと大学が把握していない人も多いはず

授業わからず単位落としてしまうことになる。

 

・就職の意欲をいきなり高校3年生で育てるのは難しい、自分の興味関心からなにかをつくる、成し遂げるという

意欲をかきたてられる経験があったほうが良い。

 

・昼食時に企業のランチシステムがわからず、

うどん一杯だけが続いていたろう者がいた。

一言聞ければいいのに、その一言が難しかったんですね…

 

<質疑応答>

・人工内耳・補聴器で音声の世界にいても、

電池切れなどで、どこの社会に所属するとなったら、

コミュニケーションモードが共通する仲間が必要。

仲間がいる手話も習得してほしいと思う。

 

・聾学校、地域の学校のデメリット、メリットは地域性が大きいと思う。

 

・優先するのはなにか、実現可能なことのバランス、先生、環境、友達?

その子に今必要な刺激を与えてくれるところを選び取る。

 

・ロジャーを使ってくれない子がいる。どうやったら?


私が知る限り、2つの理由がある。

ロジャーをするとエスパーになってしまう、

ロジャーの電源をOFFし忘れてしまったときに、ロジャーをつけたままの先生がどこに行ってもきこえてしまうのが気持ち悪いという子が2人くらいいた。

(スタッフ中村はそれが聞けるのが楽しかった派です笑)


あとは特に中学以降になると

各教科の先生にそれぞれ頼まないといけないのが恥ずかしい、

嫌という子もいた。

補聴器も拒否されてしまう時期もある、

難しいけれどつける習慣は残してほしい。


とにかく「セルフアドボカシー」の単語、話題がいっぱい…でした。
来年度はこのセルフアドボカシーのお考えをうかがえる機会を考えております。
 

 

 

セルフアドボカシーについての講演

3月17日(日)
13時~@東京医科大学病院

もいもいに来てくださった(オンラインですが)
遠山紀子さんのお話が伺えます♪


主催者▼

 

 

 
 

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これまでの連載は

テーマ別:会員連載 やテーマ別:スタッフ連載 を選択すると

たくさん読めます。

もいもいに関わってくださった

お母さんがた、難聴の女子大生、社会人の

「その時の思いを書いてくださった」記録です。
 

ぜひお読みください鉛筆

 

参考までに…
 

●重複児を育てる保護者の連載
 

 


●ディナーテーブル症候群(家族との晩ごはんで聴覚障害児が疎外感を感じる、孤立するようなことを言います)

 

 


●こどもが就学するまで~

 

 


●補聴器を付けた赤ちゃんを抱っこして~

 

 

 

●ほかいろいろ…