報告が遅くなって申し訳ありません💦
聞こえに関する情報提供も多く、更新頻度を多くすると記事も埋もれてしまうかも…
という思いで、週に2、3回の更新にとどめております。
9月9日(土)
郡山市青少年会館、研修室4で
もいもい講演会を開催しました
21名18家族の参加者があり、
ご夫婦で参加も2組、おじいちゃんおばあちゃんが来てくださったところもありました。
お子さんやご自身の体調不良で参加できなかった方もいらっしゃり、
残念でしたが…
こちらのブログで雰囲気が伝わればと思います
勝野さんは昨年も講演にいらしてくださり、
今回は読み取り通訳を橋本さんにお願いしました。
坂戸ろう学園に来る0~2歳児の行動観察を通して、
動画で撮影した場面を切り取りながら、
具体的にお話してくださいました。
スタッフが心に残った
いくつかのキーワードを。
子どもに問題があるのではない、
大人の関わり方をはじめ
周りの環境を変えれば、
子どもの反応は変わる
音への反応があると、親は嬉しい。
なので、子どもの反応がすぐ見える問いかけをしてしまいがち。
結果、うん、ううんで答えられる質問をしてしまう。
教育熱心なお母さんが
「たくさん話しかけているのに子どもからの発信がない」
と悩んでいた、
親子の2人のやり取りを見ていると、
お母さんからの声掛けが全部指示だった。
コミュニケーションを考えると、もったいない。
たくさん言葉を話しかけてあげましょう
たくさん手話で話しかけてあげましょう
こういわれるけれど、その前にもっと大切なことがあるのでは?
それは…
というお話でした。
10分休憩のあと、
今度は橋本一郎さんが講演。
大学の准教授をしながら、
ラーメン屋でアルバイトしているのは僕だけと
ちなみにラーメン屋はこちら↓
「まじで美味いからお客さんがいっぱいくる」とか
自己紹介がスタートしました。
コミカルなテンポで繰り出されるお話に
参加者もスタッフもみんなが大笑いするなか、
ご自身の小学生時代を話されました。
喘息&肥満で、
「普通」の子どもたちと同じ授業に参加できないもどかしさを感じていたそう。
週1回の通院で抜けた授業にはついていけない。
みんなが10周走る体育は参加できないから見学…
ところが病虚弱の特別支援学校に転校していた約1年半で
見違えるほど変わります。
体育では10周でも1周でも、
自分が決めた目標を達成すればよいので、
体育にも参加できる!
授業を抜けることがなくなったので
内容が全部わかる!
地域の小学校に戻ったら、成績トップになったとか。
「普通」にならなくてもいい、
と思える経験をされたそうです。
大学では補聴器の取り扱い技術を学び聴覚活用の道も知りつつ、
でもどの子にも手話は必要だね、という思いで活動されています。
手話関連の活動の他にも、
江ノ島でゴミ拾いボランティア活動も継続。
そこでも手話をアピールし、
参加者がすぐに使える手話を学んで帰ることができる。
手話に興味のある人は多い、きっかけがないだけ。
そのきっかけをこちらが提供すればいい。
興味のない人まで追っかける必要はない…
特別な支援をつけてもらうのが普通学校
きこえない子にとっては当たり前の学校が聾学校
などなど。
いろいろな教え子であるろう者を紹介しつつ、
彼らの仕事内容も紹介してくださいました。
もいもいに来てくださった南雲麻衣さんや、児玉英之さん、皆川愛さんなども
『働くろう者を訪ねて』という連載も
紹介してくださいました
ろう者がインタビューに行き、写真を撮っています。
<HPより抜粋>
きっかけは、ぼくが通っていた東京都立石神井ろう学校にいた教師のことばでした。
「将来、どんな仕事をやりたいかというイメージがない子が多い。漠然と、公務員や、自動車工場、銀行や旅行会社等の特例子会社でパソコンを使う仕事ぐらいしかできる仕事はないと思って思考停止している。
でもそれは、いろんな仕事に就くろう者がいることをしっかり伝えてこなかったろう学校の責任でもある。学校の先生も、聞こえない人の幅広い将来像はほとんど知らない。
仕事をしているいろんな人と実際に会って話を聞けたらいいんだけど、それにも限界がある。メディアも取り上げてはくれないし。
そうすると聞こえない子ども達は、自分達の将来やりたいことを夢見ることも語ることもできないまま、周りの言いなりにしかなれない」という悩みでした。
いざ社会人として働きだして周りを見てみれば、弁護士、医者、格闘家、大工、漁師、理容師、俳優、プロスポーツ選手、芸術家、パティシェ、システムエンジニア、介護士、トラック運転手……じつに多様な職業に就いているろう者がいました。
また薬剤師やバス運転手のように、法律の改正によって、新しく就けるようになった職業もありました。
こうした多様な職業に就いているろう者の存在を、かつてのぼくが知ることができたなら、どれほど仕事に対するイメージが広がっただろう。
たとえ、今はその仕事ができなくとも、情熱をもって訴えていけば法律を変えることもできるのだという希望を知ることができたなら、どれほど仕事へのイメージを広げていくことができただろう。
そう思わずにいられません。
この石神井ろう学校の教師というのが、
橋本さんのことだそうです
こちらでまた一郎先生にお会いできます!
保育ボランティアさんにも
お世話になりました!
保護者が講演に集中している間、
子どもたちは、保育ボランティアさんと遊んでいました
今回は西郷村や郡山市から保育ボランティアさん、計7名にお越しいただきました
ポケモンカードゲームで盛り上がるテーブル。
おもちゃで遊ぶ年齢ではなくなった小学生も、このゲームならと来てくれたかな?
キリン福祉財団の助成金を活用して、きこえない先生が考えたきこえない子向けの日本語ドリルや、きこえない人が主役の本、遊びながら手話を覚えられる絵本なども増やしました✨
もいもい主催ではないのですが、
ポケカ交流会もありますよ〜↓
(秋冬はしばらくお休みです)
ランチ会にも多くのご家族が参加してくださり、
あちこちでおしゃべりに華が咲きました
次回のもいもい開催のお知らせ
10月22日(日)10時~12時きこえない・きこえにくいお子さんとその兄弟(4歳~)参加できます!
場所はとうほうみんなのスタジアム。
デフサッカーやデフラグビーを体験できます♪
こちらはハートフル福祉基金と共催で進めております。
詳細はこちら
申し込みはこちら↓
11月23日(木・祝)10時~15時3歳から高校生まで、どなたでも参加できます!
場所は福島県立聴覚支援学校(郡山市)体育館
午前は3歳~高校生までデフバスケ、午後は小学生~高校生までデフサッカーを体験できます♪
教えてくださる方もきこえない・きこえにくい人です。
手話がわからなくても大丈夫!!体を動かすこと、手話を使ってみたい人、人と交流してみたい人、ぜひ~
詳細はチラシでご覧ください
申し込みフォームはこちら
12月9日(土)10時~12時きこえない・きこえにくいお子さんを育てているご家族が対象です!
場所は伊達市保原中央交流館 1階和室