Vivere Con Grande Amore E Tanta Felicita ~from Australia~ -4ページ目

情報のずれ

地震に関することなのですが、

海外在住の数人の友人から、

「日本全土が放射能に汚染されているのにNataliaは大丈夫なの?」

といった心配メールが寄せられています。

最初は、

「ひどいゴシップだな・・・」

と思い、

「それは誤報だよ。」

といちいち説明して回っていたのですが、

確かに、海外と国内の情報のずれには当初から疑問を感じていました。

その分野の専門家でもない限り個人で判断するには難しいところです。

なので、私個人の意見や見解をブログに載せるつもりはこれからもありません。

これに関しては『未来のみが真実を語る』といっても過言ではないでしょう。






心配されたり されなかったり・・

私は3月の上旬から日本へ一時帰国しています。

多くの友人たちはそのことをもちろん知っているのですが、

今回のような大災害が起こったとき、何がわかるかって・・・

それは、「私と私の家族を心配してくれているかどうか」

という究極の友達度なのです。


①まず最初にわざわざ電話をくれたのが大家さん。

 ここまでくるとまさに本当の家族のよう。

 大家さん夫婦はいつも、「Nataliaはこの家の一部だよ。」と言ってくれます。

 だからこそ、オーストラリアへ住んでいても寂しい思いをあまりしてこなかったんですよね。

 大家さん(イタリア人)、ブラボー!

 (その後も心配して3日おきに電話をくれます。)


②地震直後にメールをくれた大学からの大の友達の

  エクアドル人。


③そして休日によく遊ぶ

  オーストラリア人。


④ハウスメイトの

  ドイツ人。


⑤オーストラリア人(先生)。この辺はちょっと事務的な感じ。


⑥オーストラリア人(先生)。以下同文


⑦大学が同じで何回か一緒にコーヒーを飲んだ

 スーダン人。


以上です。


実はもっと多くの人が心配してメールなり何なりをくれると思っていた私だったのですが、現実はそうでもなかったわけです。

こういうときに人の本質がわかるというのは・・・言い過ぎでしょうか?

心から祈ります。

東日本大地震で被災された方、家族、友人を亡くされた方に心からお見舞い申し上げます。

しばらくブログを更新していなかったのですが、7日に日本へ一時帰国しました。
その日は成田近くのホテルへ滞在し、翌日羽田から実家への帰路につきました。

そして、その3日後にこの地震が起こりました。

幸いにも、両親の住んでいる地域は何の揺れも津波の被害もない安全な所です。

地震の起こった日、早速オーストラリアの大家さんから、
「Natalia、すごいことになっているようだけど大丈夫なのかい?」
と、電話がありました。

そして、数人の友人からも私と家族の安否を心配するメールを受け取りました。

私は大丈夫です。心配してくれてありがとう。

地震発生から毎日地震に関するニュースが流れていますが本当に深刻です。(BBCニュースでもトップ記事ですね。)
数ヶ月前にクィーンズランド州の大洪水が起こり、決壊した水がすごい勢いで内陸部に流れ『陸の津波』と呼ばれていたことが記憶に新しいのですが、それどころではない・・・大津波です。加えて強い揺れも。

今日から計画停電が東日本を中心に始まるようですが、私たちも地震直後から節電を心がけています。

また、昨日大家さんから電話があり、
「Nitalia、日本の為に募金がしたいからどこだったら信用できるのか調べてくれるかい?昨日はサッカーのファイナルがあったけど、試合前みんな日本の為に黙祷を捧げたんだよ。そしてチケット代の一部は日本への募金へ回るようだ。」
とのこと。

オーストラリア、どうもありがとう。

本当に今は痛みを分かち合う時ですね。

それでは長くなりましたが、私は日本の復興を信じています。だって日本人は世界トップレベルの底知れない強靱な精神力、そして思いやりを持っていますから。

IELTS8!!!

IELTS8・・・・

とてつもなく難関な響き、

このスコアを取るなんて幼少から英語圏に住んでいるかよほどの英才教育を受けていない限り100%無理な発想なのですが、

オーストラリア政府、どうやら決定したようです(あ、もうしたんだった)。

オーストラリアへ移住したいのならIELTS(Generalね)、Overallとすべてのセクション8取らないと申し込めないようです。



たまたま語学学校の先生とCityで鉢合わせしたとき、これについてちょこっと話したのですが、

彼曰く、「Natalia、IELTS8なんて100%不可能なことだよ。ましてやアジア人にはかなりのハードルだね。」

(とても正直な感想です。私もそう思う。)

(私が思うに一部のヨーロッパ人、南米人、アジア人、シンガポール人かインド人には可能だと思います。ということはオーストラリアはまずアジア人はいらないよ!と宣言したといっても過言ではないのでは?)

ここオーストラリアで出会う外国人はほぼ90%といっていいほどみんな移住を狙っているようです。

現に私の友人、クラスメイトがそうでした。そして、みなIELTS8について騒いでいたのを覚えています。

私はまるで興味がないので、「ふーん」といった感じで聞いていたのですが、

そのことをそのまま別の友人へ伝えるとみな信じません。

「IELTS8って・・・冗談でしょう?」

「いや、冗談ではないよ。」

誰も信じたくないのね・・・




この決定はやはり政治的なものらしいです。

とある政党は移民受け入れをストップさせたい!

じゃあIELTS8に上げちゃおうよ!8なんて無理だから誰も申し込めないよ!



私事ですが、私はアカデミックで7取りました。

だけど、6.5から7を目指すことはエベレストに登るくらいの困難さ。

ましてや私が海外へ出たのは大人になってからですよ。

7が取れた時のことは今でも覚えているのですが、Listeningが始まった時点で、

「今日は何だか知らないけど何かが私に降りてきている。これは7取れるに違いない!」

といった根拠のない確信がありました。この確信は正しかったようです。

しかしながら、この試験中は問題が多発。

インド人(Candidateの85%がインド人、もしくはアラブ系)がカンニングらしきことをしようと試み、試験官が最初の警告をしたのにも関わらず、ターバンを巻いた彼は2度目も挑戦しようとしていたのでした。

そこで試験官が、「何やってるんだ!」的なことを大声で怒鳴り、私の集中力は何度も妨げられたのでした(このターバン、私の斜め前に座っていたので)。

このインド人、自分がしたことは棚に上げて、なにやら試験官と口論してたもんね、試験中に。

時間が勿体ないっていうの!

とんだ迷惑なCandidateでした。


Sarah's Key

Sarah's Key


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言わずと知れた第二次大戦時に行われたユダヤ人迫害について描かれた映画。

それに翻弄された一人の少女の行く末、その彼女の過去を手繰り寄せようとするアメリカ人ジャーナリスト。


ユダヤ人虐殺にフランス政府も当時関わっており(これは大問題)、フランス国内でも多くのユダヤ人が連行されアウシュビッツへ送られていきます。


この映画のタイトル「Sarah's Key」。

ある日、フランス当局がサラの家へ現れます。

もちろん、とある目的=ユダヤ人狩りのため。

サラは幼い弟を守ろうと(鍵付きの)クローゼットの中へ「必ず迎えに来るから」と言い残し、鍵をかけ、そのまま家族とともにとある場所へ連行されるのでした。






この映画、感銘しました。




心に大きな傷を被ると、

月日は経ち、新しい生活が手元にあってもその傷は癒えるどころか癒されない。

誰にも言えないまま、ただただ虚無感、絶望が深くなっていく。


そして、その後の人生をどう選択するか、

前向きに?・・・・・とは言ったものの、これって案外難しい。

終わりにする?・・・・・本人にとってそれが平穏をもたらすならそれも仕方ないのかも。だって、人ってそれぞれ
             違うから。



個人的に、クリスティン・スコット・トーマス、大好きな女優の一人です。

時々くだらないフランス映画(フランス語が流暢だからってそんな映画に出なくても・・・)に出演していますが、この映画での彼女のRoleは素晴らしかったです。

彼女の悲しみと切なさを噛みしめた特有の顔、この映画に生かされていたと思います。

アントワネットという名の靴

ANTOINETTE PUMPという名の靴。

こちらもMIMCOから。


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Lady Likeなヒールにスエードのリボン、仕上げにメタリックなライニング。


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ヒール靴を選ぶとき、デザイン・色も大切。

だけど、サイドからのフォームが美しいかどうかも重要ですよね。

このアントワネットはこれらの条件を難なくクリア。

だけど、個人的にはこのスタッズがなぁ・・・好きじゃないかも。



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ストラップなしの靴は歩くたびにパカパカして実は好きではないんだけど、これは初めてショップで見た時から一目で気に入ってどうしても手に入れたかった靴なのです。

店の前を通る度、

「まだある」

「まだある」

(んっ!?売れてないってこと?)

とかれこれ3~4カ月迷っていたのですが遂に手に入れました。



ヒール靴って本当に大好きです。

お気に入りの映画の一つ、『Kinky Boots』の中で、ドラッグクイーンの主人公がハイヒール靴に執着するんだけど、シューズメーカーの社長は彼女(彼?)というか女性一般がヒール靴にこだわる理由がわからない。

「あんな歩きにくい靴・・・」といった心境なのでしょう。

そこで、年配の女性社員が言った一言、

「ヒールはおしりの筋肉をグイっと持ち上げて、背中がピーンとなって、女をSEXYにするのよ。」

(適当ですが、このようなことを言っていたような・・・)

まさにそう。

とびきりの(SEXYとまではいかなくても)女の子な気分にさせてくれますよね。






127 Hours

先週の日曜日は35度を超える夏日。

クーラーのない大家さん宅、ヒートに気力を吸い取られ、バテバテだった私。

(だから夏は嫌いなの・・・)


「僕がお金を出すから映画館で涼んでおいで!その間、僕は友達とカードをして遊ぶから!」

と、大家さんからの粋な申し出があり、上映時間がたまたま合った127 Hoursを観ることに。


Vivere Con Grande Amore E Tanta Felicita ~from Australia~


今回も映画に対しての何の事前情報もなく観たのですが、

最初に言っておきます・・・

血が極度に怖い人、血を見たら卒倒してしまう人、観るのはやめましょう。その方が賢明です。

しかしながら映画は上出来!素晴らしかったです!

だけど、一回で十分・・・

どんなにいい映画でもDVDを買ってまで観たいとは思わない・・・

そんな、ある意味痛烈なパンチを浴びせられたように心に残る映画でした。


Vivere Con Grande Amore E Tanta Felicita ~from Australia~



この映画は、登山家・アーロン・ラルストンに起こった悲惨な事故、そして、事故現場から脱出するまでの127
時間を描いたものです。

アーロンは登山中に山の隙間に落ちてしまい、最悪にも彼の右手と上から落ちてきた岩が山壁に挟まり身動きが取れなくなってしまいます。

食糧、水が朽ちていく中、過去の記憶が走馬灯のように蘇るとともに、空腹と痛みのせいでおかしくなった(?)彼はある行動に出ます。


ここで私が思ったのは・・・私ならアーロンが取った行動は起こさないだろうな・・・ということ。

ましてや、そんなこと思いもつかない(はず)。


潔く、「私の人生も悪くなかったよなぁ・・・」

と命が絶えるのをおとなしく待っていそうです。

あくまで私の場合はね。


だけど、明石家さんまの座右の銘ではありませんが、

『生きているだけで丸儲け』

とは言ったもの。


だって、アーロン、夢だった将来の妻と出会って子供も授かりましたもの。

これは生きるということを諦めなかった賜物に他なりません。


何でも諦めずに夢を持ち続けていれば、きっと人生そんなに悪くない!

そう思わせてくれる映画ではないでしょうか。

目立たない美学

目立たないようにすること、つまり周りといろんな意味で歩調を合わせるということの大切さを今頃わかってきた私。

これは、「今はこれが流行っているから」とか「みんなが着ているから」という理由ではなく、自分の周囲、場所に合った服装、たち振る舞いも含めて自分だけが群を抜かないようにするということです。

聞こえようによっては、「オリジナルがない!」と捉える人もいるかもしれないけどそうじゃないんです。


最近できた新しいオージーの友人Vは私よりも年下で、Tシャツにジーンズ、もしくはハーフパンツにビーサンの典型的なオージーファッション。

学生という身分のため、彼女はいつも$15前後で掘り出し物を見つけ、バーゲン品を購入するのみ。

ランチは$10以内。以前一緒にショッピングをした際喉が渇いたのでアイスコーヒーを頼んだところ$6もチャージされ(確認しなかった私たちも私達ですが・・・)Vは大激怒!その後はランチも取らず強硬ショッピングを続けたのでした。その後は言うまでもなくヘトヘト・・・

それはさておき、そういうVのライフスタイルは私ははっきりいって嫌いではありません。むしろ自分の身の上を知った上での倹約なので本当に偉いと思います。

なので、Vと遊ぶ時、私もいつもハーフパンツにビーサン、アクセサリーは着けてもピアスのみというとてもカジュアルなファッションにシフトしていきました。

BFと出かけるときは彼のリクエストもあり、きれいめのドレスにヒール、アクセサリーもつけて、だけど化粧はなるべくせず、を心がけていますが、女友達といるときにこれは必要ないな、と悟ったんです。


要するに、女の敵は女(そうでない場合があったとしても)、ということで、女性群の中で(自分は普段通りのドレスアップだったとしても)少しでもかわいいもの、セクシー、高価なジュエリー、ハイセンスな靴やバッグを身につけていると「あの女何なのよ!」と言われることが多くなるということです。


フレエネミーとはいったものですね・・・(((( ;°Д°))))


結局のところ、フレエネミーを寄せ付けないためにも、


①目立たない

②ドレスアップを極力避ける(BFといる時以外は)

③個人的に起こったラッキーなことなどを特に話さない

④ボーイフレンドのことなど話さない、特に何をもらった、何をしてもらったなど
 (ブログではたまーに書いていますがご了承ください、これからは極力控えます( ̄Д ̄;;)


私の大好きなブロガーさんも以前このようなことを言及していましたが、その時はいまいち理解できなかった私。

(私が若かったのか、理解力がなかったのか、バカだったのかはさておき・・・)

だけど、今となってはよーくわかります。

人は嫌な経験を乗り越えて学んでいきますね。












ベトナムのライスヌードル

暑くて食欲のない日に特別食べたくなるのがこのベトナムのライスヌードル。

私にとっては冷やし中華的なもの。


Vivere Con Grande Amore E Tanta Felicita ~from Australia~

ライスヌードルの上には、パクチー、キュウリ、レタス、ニンジンそして濃いめに味付けされた牛肉がのっています。


ベトナム料理は全品$10くらいで他のレストランと比較しても良心的な価格設定。

そのためいつも店は満席。


だけど・・・食べた後胃がムカムカするし、喉が渇くし、このベトナム料理一体どうなってるんだろう?って今までの満足が徐々に疑惑に変わっていきました。


おいしいのに後から胃がムカつく=要するに良質なオイルやお肉を使ってないって証拠なんですよね。


それからというもの、はまっていた頃は毎週行っていたのに、今では4カ月に一回くらい(もしくはそれ以下)のペースに激減(ほとんど行っていないということですね)。


また、ベトナム人のサービス・・・・・あまりにも酷いんです。

笑顔なし・・・

愛想なし・・・

注文の品をドンと何も言わずに置く・・・

ソースを客の服に飛ばしても謝罪なし・・・

そして彼女たちの英語がわからない・・・

(ここオーストラリアへ来て思ったこと、それは多くを求めないということ。愛想のない人にサービスを求めるのはナンセンスなのです!)


随分前のことだけど、生春巻きが食べきれずにテイクアウト用のコンテナを注文。

そして、驚くなかれ!その店員は私の食べ残した生春巻きをお箸も使わず手づかみでコンテナに入れたのでした・・・( ̄ー ̄;

やっぱり!食品衛生という理念がまるでないのか、はたまた意識が低いのか、「それはないだろう!」、「二度と戻るまい!」と思った瞬間でした。




ヴィンテージのティードレス

イギリスはケンブリッジから誕生日に届いたヴィンテージのティードレス。


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1960年代の物。

若草色に花柄プリント。

色が淡いからわかりづらいですが、少しmarikekkoのunikkoに似ていますよね。

生地がとても柔らかく軽いのでこの袖の流れがとてもきれいに映えます。

私、この袖の形(ドルマリンスリーブ?それとは少し違うような・・・)大好きです。以前ヴァレンチノのドレス展を鑑賞したとき、彼の1960、1970代のドレスはシフォン素材でロング、そしてこういった袖の物が多かった!


Vivere Con Grande Amore E Tanta Felicita ~from Australia~


そして、ウエストは見た目と違いかなり絞られています。とても可憐なAラインの出来上がりです。

縫い代のしまつ等はピンキングハサミのみ。

ヴィンテージの服の何が気に入らないかって、このピンキングハサミ処理なのです。

なんだか生地が糸状にほどけていきそうで・・・

といっても2011年まで状態がきれいなままで残っているんだから心配することはないですよね。