小学生の頃、校庭で飛行船を見た。
ゆったりと青空を進む様子は鯨のようだった。
記憶の中では美化されて真っ白い機体だが
実際はカラフルな広告であまり風情が
なかったのかもしれない。

小さな体で広い校庭から見上げた飛行船は
少し不気味で美しかった。

二度目の記憶は、高速道路上で見たものだ。
学生時代、家族で臨海地域に向かっていた。
その日も快晴で、やはり記憶の中では
白い機体だ。
暑い季節だった気がする。

もはや本当に見たのか不安になる程
その光景が脳裏に焼き付いている。

大人になった今、もう一度見たいのだけれど
どうやらもう飛んでいないらしい。
まぁ綺麗な記憶で残っているので
それはそれでいいのかも?

アドバルーンもあまり見なくなったので
たまに見かけると嬉しいよね。
遠くに大きな風船が見えた時、
いつもの街なのに少し〝おかしく″見える。
異質で、取ってつけたようなメルヘンって感じ。
そんなとこが好き!

ネオンもいいけどまだもう少しこの
アナログ広告を味わってたいな。
最近、砂漠を舞台にした小説を読んでいる。
渇いた砂の描写が多いが、
ふとしたときに海を感じる。

昔、鳥取砂丘で風紋を見た。
波立つ砂はやはり海のようだった。

きっと強い風で砂漠の砂は舞うのだろう。
嵐の日みたいに、風が″視える″のかな。

西日を浴びて黄金色に光る砂漠も
さぞ綺麗だろう。
過酷な気候は置いておいてね。

海や空は好きだという自覚があったが
砂もなかなかロマンがある。
振り返ると砂漠をテーマにした作品を
意外と読んでいた。
好きのひとつに加えておこう。

ところで、冒頭の本を読んでいる時に
ある曲の歌詞が頭に浮かんだ。↓

「星の数ほど夢はあるんだってさ
 この世界はその夢の一つで
 そう、僕らはその夢のエキストラさ
 やがては消えてく運命さ…運命だ」

曲名が思い出せなくて一日中考えた。
Kraというヴィジュアル系バンドの
「エキストラキングダム」という曲だ。
学生時代、ヴィジュアル系が好きで
手広く聴いていた時に出逢った。
この曲の歌詞も砂漠の情景が描かれている。

久しぶりに聴いたらやっぱりいい曲だった。
思い出せてよかったな。

子供の想像力では砂場も、容易く砂の王国に
なっちゃうね。
…いくつになってもその心で居たいけど!

砂のお城、砂の王国、砂漠を走る船。
今も空想が尽きない。
高校時代、胃腸が弱かったので
昼食後は大体お腹を壊していた。
どうにも調子が良くならない時は
よく保健室で寝ていた。

保健室には、寝心地の悪い簡易ベッドが
窓際と廊下側に一つずつあった。
窓際のベッドは、寝転ぶと高い位置にある
窓から青空が見えて少し心が凪いだ。
(ちなみに廊下側のベッドは
 高確率で金縛りにあう)

昼下がり、窓の外から体育の授業の声が
遠くに聞こえる中見る空が大好きだった。

可もなく不可もない無難な高校生活だったけれど
こういうちょっとした日常の記憶は
色濃く残っている。
また思い出したら書くつもり!

わたしは直接人と関わることが好きではない。
ただ、人が作ったものを味わうことは大好き!

人間というフィルターを通した世界を
たくさん見たい。
本・絵画・音楽・演劇だけでなく、
YouTubeやSNSでもいい。

もちろん人間のアウトプットなら
なんでもいいわけではない。
自分がこの世界をどのように見たいか、
それに近い色合いを持つフィルターを
通ったものを選んでいるつもりだ。

少し青いフィルターをかけた世界が好みだ。
透明感や静けさ、清涼感を感じるものが好き。
キラキラ輝いているとより良い。

音楽や小説を探す際は上記のような点に
重きを置いて探すようにしている。
まぁ真逆のコンテンツを摂取したい日も
あるので一概には言えないけど…

それらを摂取することで
自分のフィルターも強化される。
子供の頃より、世界が青く澄んで見える。
昔見てた景色も鮮やかで綺麗だったけどね。

今までで一番自分の理想の世界観だった小説↓

これからの季節、夏は特に青くてキラキラで
嬉しいね!
熱中症には気をつけながら楽しもうね。
空を泳ぐくじらの絵を探している。

空を海に見立てて魚が泳いでいるという構図は
よくありそうなものだが街では意外と見かけない。

なんとなくこういう色彩がいいな、という希望があるので
ドストライクな絵に出会うまでのんびり探そう。

くじらが空を泳ぐのは、夏のイメージだけどどうだろう?
夏の空は青くて海みたいだからかな。
気になって調べたらくじらは冬の季語だった。
勉強になった。

空を泳ぐくじらといえば、
小学生の頃教科書で読んだ「くじらぐも」を思い出す。

当時窓際の席で、空がよく見えたので
空を泳ぐくじらを想像したんじゃないかな。

わたしの教科書のくじらぐものページは、
確か角が欠けているはずだ。
授業中に千切って食べていたという朧げな記憶がある。
食べた理由は全く覚えていない。
飲み込んでなかったらいいな。

夏の清涼感と空を泳ぐくじら、
ぴったりの曲があるので聴いてね。




最近、突然Vtuberにハマった。
わたしはインターネットヒューマンなので
むしろ今まで響かなかったのが謎である。

YouTubeでは毎日のように、たくさんのVtuberが
ライブ配信を行っている。
おかげさまで、わたしたちは二次元の皮を被った
“生身の人間“のトークを手軽に楽しむことができる。
チャンネルを変えるように自分好みの配信者を選んでね。

こんなにそれぞれ個性=人間らしさを感じるのに
「バーチャル」なんだ。

バーチャルってなんだ?

仮想という日本語訳に引っ張られて
「架空」のようなニュアンスを感じていた。
本来の意味は“実際そうではないが、
本質的にはそうであるのと同じ“って感じらしい。
わかるような、わからんような…

Vtuberは現実世界にその姿で存在しないけど、
確実にわたしたちの生きる世界の中に“居る“んだよな。
そして、年々その存在感は増している気がする。

インターネット観について、Vtuber剣持刀也の
言葉がめちゃくちゃ心に刺さったので自分の為にも
置いておきたい↓


今、SNSでは誹謗中傷の嵐が吹き荒れている。
なんてことない投稿のコメント欄を見ると、攻撃的なリアクションが複数ついていたりする。
この人たちも近い未来には淘汰されていくのかな。

乗り遅れることも、飲み込まれることもなく
いい感じに“バーチャル時代“の恩恵を受けていきたいね。

ちなみに同じ剣持の言葉で凄くしっくりきたのが

この動画の4:43くらいからの話。↓



「僕はね、インターネットが好きなんだ」

から始まってその後の帰属意識の話まで

聞き入ってしまった。

混沌としたインターネットとの付き合い方、

参考になる。


しかし話が上手いな。

言葉選びも遊びが効いてて好き!

わたしは言語化するのが苦手なので尊敬する。


最後に、Vtuberではないけど

天国で地獄、最低で最高のインターネットが

詰まったこの曲を貼っておきます。

古からインターネットで遊んでいる

会社員のオリジナルソングです。



ハマったので今後も時々Vtuberの話するよ〜昇天

ブルーモーメントの空、
グラデーションを縫うようにヒコーキ雲が
一筋光っていた!
自転車に乗ると風が少しひんやりして
とてもいい季節。
薄雲の隙間に星が少し見えた。

運動を終えて帰る頃には真っ暗。
高台にある公園の前で信号を待っていたら
マンションの中庭で素振りをする少年が見えた。
電車の走る音と、涼しい初夏の夜風も
相まって大層エモかった。

誰も居ない公園越しに見える遠い街の明かりが
なんか寂しくて好き。
ゆっくり夜に散歩したいところだけど
物騒な時代だからね。
自転車で颯爽と駆け抜けて帰宅!
おやすみ〜

こんにちは!

名前は海松(みる)、よろしくお願いしますスマホ


頭に浮かんでは消えていく言葉が勿体無いので

残しておくよ〜オエー