KIMONO キモノ 着物 -5ページ目

KIMONO キモノ 着物

着物が好きすぎて着付の仕事をしています(*^^*)
HP http://mochizuki-saori.com/
今、どんな着物が着たいのか…
着物を難しく考えないで着て欲しい…
日々考えてる事や 教えている事を書いていこうと思います。

今年は浴衣を着ていくイベントがなくて さみしいかぎりですが、浴衣の着方の動画撮影をするために浴衣をだしたり、自粛中に作ったブライスちゃんの浴衣に寄せて みました・・・(笑)

※前髪は つけ前髪ですwww

 

YouTubeチャンネルで 浴衣の着方の動画を撮りました!!

 

お出かけできないので リモート飲み会をしてもらおうと思ったのと、

毎年気になる 浴衣の衿合わせについて お話させていただきました。

 

しかし・・・ わかりやすいように話をするのって 難しいですね。

見直すと うまく説明できてない部分もあったりで・・・(;'∀')

上手に話せるように なりたいですね。

 

浴衣の衿の合わせ方は 着付を習うとわかると思うのですが、気にしないと 重なりが間違わなければいいかな・・・くらいで 衿を合わせている方が多い気がします。

衿は 顔に近い部分ですし、雰囲気をだすのにはとても関係のあるところなので、私はぜひ 気にして合わせてほしいと思ってます。

メイクの眉やアイラインのように ちょっとした衿合わせの V(ブイ)の角度で かっこよく見えたり、可愛く見えたり、品よく見えたり するんです。

 

自分の好みの 衿の角度が見つけられると きっと 浴衣や着物の着付が楽しくなると思います♬

 

着物には 袷という 裏がついている着物と、裏がついていない単衣という着物があって、単衣には生地が透けないものとが透ける物があります。

※ブライスちゃんに着付した動画みてもらうと透け感がわかると思います~

 

私は透ける着物がとても好きなので、夏は暑いのに着物を着てお出かけしたりしています・・・(笑)

透ける着物で 気に入っているのは なぜがほとんどが黒地。

 

透ける着物は 下に着た長襦袢が少し透ける感じがとても面白く 白地の絽の長襦袢を着た時は 透けた黒が涼やかに見えるし、柄物の長襦袢を着ると 違う着物に変身します。

そんなお気に入りの透ける夏物の着物は 古着で購入した物や頂き物ではぎれがなく、考えていたところ・・・

ありました、私が帯揚げとかにできるかなぁ なんて考えて買っておいた 黒いジョーゼットのような  生地を発見!!

 

ただ この生地にしわ加工が少し入っていて 縦横がはっきりしていて、人形の身丈分の長さがとれないので(横にはとれるのだけど・・(´;ω;`))また 内あげ位置ではぐことに。

 

そして、透けるので、縫い代をできるだけ目立たないようにするために、内あげから下は 一枚布にして、背縫いと脇縫いを作るために縫い目を入れました。 

この透ける生地が 着物の紗とは違って 柔らかくて なかなか仕立てしずらかったです(;'∀')

前に作った青い絽の帯を合わせてみました!

長襦袢は初期に作った白の絽の襦袢。これを作ったときこんなにはまると思ってなくて、少し身丈短めにつくってしまって 裾から足が少し見てしまうので 作り直したい・・・と思ったのですが、柄物の長襦袢を作ることに・・・(笑)

TO BE CONTINUED・・・

 

ブライスは何体かもっているのですが、プチブライスも持っていて。

昔、ブライスをドレッドにしたときに、プチブライスもドレッドにしていたことを思い出して、プチブライスちゃんにも 同じ浴衣を作れないかと はぎれを眺めてみると・・・・

作れそう~~♬

 

※ドレッドが中途半端だけど・・・(;^_^A

ライオンの顔が入らず、目だけわかるようにいれました・・・

あとは肩まわりに柄がくるように♬

帯は自宅にあったリボンで。

 

 

でも作り始めて気が付いたのは、プチブライスの身長が10センチくらいなので、浴衣も小さくて・・・、大変でした(;'∀')

これも着付するように作ったのですが、小さくて着付も大変でした(;'∀')でもちゃんと背縫いも 脇縫いもおくみも縫いました!!

裄が少し長かったけど・・・

 

そして こちらのブライスちゃんには ラスタカラーをどこかに入れたかったので、帯締めを緑と黄色にするために、白い紐をまたぺんてるの染める絵の具で塗りました(笑)
※昔々 ドレッドだった頃…
 
このブライスをドレッドにするのに、昔自分がドレッドだった時に 美容師さんがどうやっていたのかを観察してて 真似してドレッドにしました。大変だったけど・・・(^◇^;)

 

プチブライスちゃんの浴衣は 流石に小さくて大変でした〜

でも、お揃いは可愛い♡

 

 

夏物の着物と浴衣で集まってみました♫

 

この浴衣の次は、私のお気に入りの夏着物を作った事をまとめていきます~♫

縞々の浴衣を作ったときは、縞から描くという 大変なところから始めてしまいましたが、自分の浴衣のはぎれも たくさんあるので、どうにかできないかな~と考えてました。

柄が大きいと ブライスの浴衣にしたときに よくわかない柄になるものもなぁ~と 色々考えていたのですが、思いついたのでやってみよう!!と 

私のお気に入りの浴衣のひとつに ライオンの柄の浴衣があるのですが、これはなんと 私が KARISHUさんという アーティストに頼んで描いてもらった柄を 戸田屋商店さんという 浴衣の染めでは 老舗にお願いして 型もつくり、梨園染めしてもらったものです。

 

その時は 浴衣とてぬぐいも作って 浴衣の生地は綿紅梅で、てぬぐいは 一般的な手ぬぐいに使うコーマ地で 染めてもらって、代々木上原のジャマイカフェスで 売ったりもしたんです~

もう15年くらい前ですが・・・(笑)

 

※ドレッドのブライス♫
てぬぐいは洗いすぎて 色が・・・(笑)

 

そんな思い入れもあるライオン柄の浴衣のはぎれをしばらく眺め、どこにどの柄がくるようにするかを いろいろシュミレーション。

 

自分の浴衣作る時と同じで柄合わせですね。

そして、ライオンを上前に持ってくるように 切ることに!

柄重視なので、 またまた 腰上げ位置で はぐことにしました。

 

同じ柄のライオンのはぎれが少なかったので、切るのを間違えたら 作り直せないので ちょっと緊張・・・(笑)

 

切ってしまったら あとは仕立てるだけ!

 

 

※作成途中
今回、ライオン柄を活かす為に、一枚布でをおくみや脇、背縫いがあるように 縫いました。


作成動画♫
 
左肩に丸がくるように、そして、衿と袖には炎部分がくるように 柄合わせしました!

 

帯は赤い帯をとりあえず作って締めてみました♬

 

そして細かいはぎれがいろいろあって、これは もしや プチブライスにもつくれるのでは・・・と思ってしまって、続きます。

 

結城紬の着物を作ったからには 合わせる帯も作りたいし、長じゅばんも 夏物しかつくってないから 作らなきゃと♬

 

まずは帯から♬

 

できたら 白っぽいものがよかったんですけど、ちょうどよいはぎれがなく。自宅にあったのは ピンク系の鹿の子柄の帯地。

柄も小さいので 人形向きだし、袋帯にしたいと思っていたので、このはぎれに決定!!

帯地で少し厚みがあるので、裏は羽二重を帯裏に。

帯枕は また作りました。

帯揚げは、気に入るちょうどよい生地がなくて、正絹の白の胴裏を黄色に染めてみました。もちろん 染める絵の具で・・・(笑)

帯締めを紫色のリボンを折ってチクチク縫って細い紐状にしてみました。

 そして、作り帯ではなく、人間と同じように帯を締めてみました~♫

 

帯ができたので、次は長襦袢!!

長襦袢は 私の長襦袢生地のはぎれがたくさん残っていました~~

ちゃんと長襦袢の仕立てにしました!

 

長襦袢につける半衿も ただの白ではつまらないと思って 白地(半衿の生地)に銀の糸(銀色の帯のはぎれから 色だけをぬいて使いました)で 刺繍もどきをしてみました。
ちゃんと着付した時に見えるとこに刺繍をしました。
半衿って 着付すると見えなくなってしまうとこが多いので・・・
 
でも 長襦袢て 着物を着ちゃうとほとんど見えないのがさみしいような安心するような・・・笑
 
 
着物は結城紬で 長襦袢も帯も絹でできあがりました~!!
 
そして この次に作ったのは 夏物の着物~♬
 
 
 

 

 

 

 

 

夏大島の着物によく合わせている青い帯も作りたい!

夏の着物なので 夏物として、夏帯の生地で使われている物でつくれたら~と。

しかし 青くてちょうどよい生地がない・・・

そこで 白い絽の生地を青に染める事に!

それもあの染める絵の具で((笑)) 

 

ぺんてるのファブリックファンという絵の具 調べたら リニューアルしてました

私がいかにしまっていたか・・・笑       新しいのも買いたい♬

 

塗って乾かしてみたら 思ったよりも青が明るかったけど、よしとして。絽の生地だったので、帯芯を入れて帯を作成!!

 

お人形用は 短くてすぐに出来上がるのが本当に 楽しい!!

帯上げは 透ける花柄の生地を利用。

(この生地は 昔 自分の帯揚げに使えるかな~なんて思って買って しまわれておりました)

注意点として、帯上げは  帯にかくれているところは あまり見えないので、見えるところの色味を確認して 切りました。

( 帯揚げって 可愛い柄がついてても 着た時見えないところに柄が付いていたりが 意外とあるんですよね。)

困ったのは帯締め。

ちょうどよい紐がなかったので、古い紅絹(もみ)とよばれる 赤い絹の生地で丸ぐけの帯締めを意識して作成。

でもこれが 紅絹が古くて 最後に結んだら切れるというハプニングが・・・。 なのでもう一度作りなおしました(;^_^A

  

そして、無事にできあがり~~(;'∀')



帯をしめてる動画にしてみました♬

 

着付をお願いして着物をもっていく時、皆さんどうしてますか?

たとう紙にいれて着物用の箱に入れて・・・・

という方が時々いらっしゃいます。

たとう紙から出すのが不安な気持ち、とってもわかります。

たたみ方もわからないから 出した後どうしていいか わからない気持ち・・・。

それもあって たとう紙にいれたまま お持ちになる方も多いのですが、着付をする側からすると たとう紙はいらないのです。

一番よいのは 風呂敷に たとう紙なしで 入れてお持ちになると 荷物も減るし、嵩も減り 着付する側もたとう紙を傷つけないように開けなくては・・・という事もなく、時間も短縮できます。

大切なのは もしも雨が降っても濡れないように 入れてくる事!!

留袖の表の黒い生地部分は 湿気で縮んだりするので、お気を付けください。

時々、裾の比翼部分(内側の白いところ)が裾からでてきているのは、表が縮んでいたりすることが原因だったりします。

たんすにいれておいても 長年の湿気で縮んだりもします。

 

もうひとつ、“しつけ”をとってくるという事。

“しつけ”とは 着物を仕立てる時に 綺麗に仕上がるように仮に縫い抑えておくために縫っている糸です。

これは 縫い目が3センチくらいのと小さな縫い目が交互にザクザクと縫われており、『衿』、『袖』、『裾』についています。

だた 少し難しいのは “飾りしつけ”(飾りぐし、ぐししつけ とも)という とらない“しつけ”もあります。

これは こまかい縫い目でチクチクときれいに縫われています。

とる“しつけ”は 着ていないとついているので、仕立てたばかりの時は、かならずついているので、ぜひとってからお持ちください。

面倒だったり、わからないという事もあると思いますが、なかなかしつけをとることもないと思うので、どんな風に縫われているのか観察しながらとると新しい発見があると思います♬

どうしてもとるのが不安な場合は 事前にご相談しておくのがよいと思います。

 

留袖の持ち運び方を 動画にしましたので、よかったら見てください。

 

用意したビニールが少し小さくて・・・

本当は 全部入るとBESTです♬

 

熱い夏がやってくるのにあわせて 私の夏大島の端切れでつくればいいのでは~~~と、思い立ったら すぐ行動・・・笑

 

という感じで 作ったのが私の夏大島のはぎれで作った夏着物。

 

この夏大島の反物は “紬の福原”さん という 大島紬をたくさん扱っている方から 白い夏大島の反物を買ったのが最初です。

(最初は真っ白でした)

好きな色に染めてもらおうと考えて購入したのですが、思いついたのが墨流し!!

木下さんという 墨流し染めをしている方に 墨流しをお願いしました。

グレーとレモンイエローとブルーの色の組み合わせが好きなので、その色味でお願いしたところ 出来上がったのが この反物でした♬

仕立ては プロきものスクールにお願いして 少し高級な仕立てにしてもらいました。

(どういうことかというと、背伏せつけてもらったり、衿を広衿にしてもらったり、居敷当はつけなかったのですが、仕立て方も色々な仕立てがあります)

そんな夏大島のはぎれは たくさん残っていたので、内あげで つないだりせずに 仕立てができました!



 

さずがに 広衿では着つけにくいので ブライスちゃんのは バチ衿で作りました。

 

そして、最初に作っていた 黒い帯(半巾帯のつもり、ちょっと巾広めだけど)を締めてみました!

次はこの着物に合わせた夏帯を作っていく過程も…笑

着付をお願いする時、必要な物を忘れないように用意してもらう事がとても大切なのですが、着付師さんによっても 使用する小物や数が違ってきます。

 

今回、結婚式で留袖を着せてもらう事時に 必要な小物について

YouTubeチャンネル”結婚式の準備チャンネル”で 説明させてもらいました。

 

紐やタオルの本数や 伊達締め、コーリンベルトなど、着付を受けている場所によって 本数も違いますし、使用しない事も多いです。

私が 色んな方にお着付を頼まれて 見たリストや レンタル屋さんの小物リスト、結婚式の会場のリストを参考に 一般的に必要とされる物と本数でご紹介してます。

 

あとから見直すと、言い直したい事や付け加えたいことも多々ありますが(;^_^A

 

ご自宅にあったのに よくわからなくて 結局全部小物を購入した方や、間違えた小物をお持ちになる方 を 減らしていけたらいいなぁと思います♬

 

ここにも 記載しておきます。

□ 留袖

□ 長襦袢(半衿がついていることを確認してください)

□ 帯

□ 帯揚げ

□ 帯締め

□ 草履

□ 足袋

□ バック

□ 末広(扇子)

□ 肌着    □ 裾除け  

(ワンピースタイプの肌着 でも可)

□ 衿芯

□ 腰紐(4本~5本くらい)

□ 伊達締め(2本 マジックベルトでも可)

□ 帯枕

□ 帯板

□ コーリンベルト(1~2本 あれば)

□ 補正用タオル □ 補正用脱脂綿、ガーゼ(あれば)

 

小物っていろんなタイプのものがあるので、もしお持ちの物がなんなのかわからない場合、説明をしてるページもあります♬

●肌着、裾除け

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12593024722.html?frm=theme

●腰紐

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12591490649.html?frm=theme

●伊達締め

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12590324750.html?frm=theme

●帯板

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12590503120.html?frm=theme

●帯枕

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12590148522.html?frm=theme

●コーリンベルト

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12244948432.html?frm=theme

●衿芯

https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12591165585.html?frm=theme

 

前回出演時の回