KIMONO キモノ 着物 -6ページ目

KIMONO キモノ 着物

着物が好きすぎて着付の仕事をしています(*^^*)
HP http://mochizuki-saori.com/
今、どんな着物が着たいのか…
着物を難しく考えないで着て欲しい…
日々考えてる事や 教えている事を書いていこうと思います。

私のお気に入りの浴衣って、つくれそう・・・・

と考え始めたら 作りたくなってしまって 作りました!!

なぜ作れそうだったのか・・・WWW

それは、単純な縦縞だったので、白いシンモス地に縞書いたらいいのでは!!と思ってしまったのが のちのち大変なことに。

すぐに作れそうと思ったのには、まず材料があった事!!

・白いシンモスと呼ばれる生地は 家にある!

・染める絵の具を持っていた!(これも コロナ自粛中に片付けしてて確認済みでした。10年くらい前に買ったのに まだ使えそう・・と)

そして 時間があったのもあり、まずは反物作成に!

 

自分の浴衣を出して、どんな縞だったのか確認!

※ちなみにこの浴衣は月影屋

 

 

 

 

縞の下書きをして生地をのせ マッキーで下絵をなぞってから 青の絵の具を塗っていきました。

しかし、長い縞々をたくさん筆で書くのは 大変でした~~(;^_^A

絵の具なので 薄めすぎると滲むし、硬すぎても描きにくく。

これは本当に 自粛中だからできたと 今でも思います。

筆もよい筆でもなく 縞がはみ出すなんてもんじゃない・・(笑)

(筆もありものだったし(;'∀')

でも 時間が有り余っていたので、負けずに縞を書き上げました。

そして ブライスの浴衣へ仕立て!

 

本当はお袖を少し長めに作りたかったんです。

自分の浴衣も長めに作ったので。

(縞々の自分の浴衣は 反物を月影屋さんのセールで買って自分で仕立てたのです~)

でも 布が足りなくて・・・(計算間違い)

またあの縞を描くのか・・・と思ったら、少し短いお袖も納得でそのまま仕立てました(;'∀')

 

帯も 帯の端切れでよいのがあって、なんと私の半巾帯と似ていました~~♬

これも着付ができるように作って帯も作り帯ではなくて ちゃんと結んでおります♬

 

浴衣の縞を描くのは大変だっだけれど、着せた時の可愛さで さらに作りたい意欲が増していくのでした。

まだまだ つづく・・・(笑)

最初に作ったのは RUMI ROCK さんで購入した 反物から。

この反物何年か前に 一目ぼれして買って 仕立てずにしまったままでした。(印つけだけしてましたけど・・・(;'∀')

江戸小紋で 萬筋 と呼ばれる 細かい縦縞の柄があるのですが、雰囲気はそんな感じなのに、ところどころ 糸がよじれたようなデザインがされていて ひと癖あり、さらに洗える素材なので 気軽に着れそうという事で “たくさん着たい着物になる~”と思い購入。

単衣の時期って 雨も多いので 着物きて行きたい時悩むし、ひと癖くらいのデザインが いつまでも着れそう~と

 

そんな気持ちで購入したのに、仕立てないままで保管してましたが、この度コロナ自粛中に とうとう 単衣に仕立てました!!

 

その着物のはぎれが小間切れで反物巾×20センチくらいが3枚くらいで何かつくれないかなぁと・・・・

時間があったので、眺めていると そこにブライスが・・・♬

この布達 小間切れだけど、人形の着物はなんかつくれそうな感じ・・

着物って内あげといって 帯に隠れるところに縫い目があって、布のゆがみを相殺したり、余った布をそこで縫い込んだりしてる 縫い目があるんです。

 

なので、その内あげの上下で うまくはぐことができたら 着物になる~~と思ったら 形にしたくて。

でも 寸法を計っていったら、内あげまで布が足りなくて、おはしょりで隠れるところにはぎをもっていきました。

よくある人形の着物って すぐ着られるようにマジックテープで合わせてますが、私は 着物の形に仕立てて、着付をしないと着られないように 作りました。

(背縫いやおくみ線もつくったし、かけ衿は布がなくてあるようにみせかけだけど)

腰紐は ガーゼを細く切ってチクチク縫いました・・・(笑)

ちなみにこんな風に考えられたのは プロきものスクール

 

 

(和裁教室)の時代衣裳科でアンティークの着物のいろんなタイプのお直しを教えてもらったからなのです。

着付の仕事でもいろんな和裁の小技を知っているだけで とっても役にたっていて、先生にはとても感謝♬

着物と和裁はとても身近なので できるなら知っておいたほうがいいと つくづく感じてます。

 

そして最初は 「そこに はぎれがあったから」 だったのですが、単衣の着物をつくったので、せっかくなので長じゅばんと帯もつくって みました。

 

うれしくてお友達にLINEしたら マスクも作ってみたらとのことで

マスクも作りました!

 

長襦袢も夏用の絽で、帯は帯地の端切れでつくって、それも着付するように 作ったので、かなり本気です。

ブライスちゃんに着せると とっても可愛くて、自分で着るより 可愛いというのが いいところ・・・(笑)

そこで 着物作りは終わるはずだったのですが、

ヒートアップしていくのでした♬

※ ブライスと同じ着物で・・・

自分と同じ着物を作る楽しみを覚えてしまった私は 自分の着物のはぎれを探しはじめて、 結城紬のはぎれを 発見!!

最初は 無地の着物にしようと思ったのですが、もしや この柄は描けるかもと・・

まずははぎれが足りるのか確認して切りました。



 

身頃の丈ぶんがなかったので、後ろの腰上げ位置ではぐように 切りました。付け下げ柄なので、表地を着物の形にしてから絵を描くことに。

 

私の結城紬は 付け下げで 地球の絵が描いてあるのですが、そこが描けたら いいのでは・・・と思ったのです…(笑)

もちろん 染める絵の具!!(大活躍♬)

スマホで柄を確認してたのですが、スマホって大きさ変えられてほんと便利だと実感!

人形の着物にちょうどよい柄の大きさで 丸の大きさをうつして、着物に書き写し そこから はじめました。

はっきりした 地球柄でなかった事も幸いして なんとなく同じ感じに書き上がり・・・満足



 

そして この着物は 袷(裏がついているんですね)だったので、ちょうど残っていた 八掛の残りで裾の裏をつけました。


さすがに袷は大変だったので、腰から下とお袖を袷に。

ちなみに お着物仕立てお願いする方で、少しでも涼しいようにと 胴ぬきという仕立て方をする方もいるんです~
 

結城紬の付下げの袷(胴抜きだけど)出来上がりました!!

 

袷が着られる時期になったら、ブライスと一緒に着てみないと♫

 

次は この結城紬に合わせて作った 長襦袢と帯の事を書いていきます~♬

自粛期間中に はまっていたことの一つに ブライス人形の着物を作る事がありました。

70年代にアメリカ ケナー社からでていた BLYTHE (ブライス)に初めて出会ったのは 25年位前、NYのおもちゃ屋さんでした。

(その前に ロンドンの古いおもちゃショーで 着せ替え用の洋服とウィッグだけ見たことが ありましたが・・・)

NYのダウンタウンの小さなおもちゃ屋で アンティークといわれる古いものではない 60年代や70年代の雰囲気の物が詰まったお店でした。箱に入った ブライスが 当時 150ドルといわれ、貧乏旅行の私にはとても買えず、何度もお店に行っては覗いて帰ってきました。

何度も行っているうちに 130ドルにしてくれるといわれましたが、買えないまま 日本に帰ってきました。

日本に戻ってから ケナー社のブライスを買ったときには なかなかたくさん見つからない人形で、あの130ドルが破格だったと知りました。

※真ん中は自宅にいるケナー社のブライスちゃん

 

そしてその後 ブライスの写真集が発売され あれよあれよという間に 日本のTAKARAから 新しいブライスが発売されることになったのです。そして髪の毛やお洋服が違うバージョンがどんどん発売になりました。その頃、私は原宿のおもちゃ屋さんで働いていたので、発売されるたびに購入しておりましたが、着物の世界に行き始めたことと、置く場所も悩むほど増え、加熱した人気にお腹いっぱいになり、ブライスを箱にしまっておりました。

 

今回 コロナ自粛中に メルカリで ブライスを売ってしまおうかと 箱から出したのがきっかけです・・・

 

ちょうど自粛中に 反物のままおいてあった 自分の着物を縫ったのですが、端切れがでて 何か作れないか考えていたところ、ブライスの着物なら 作れそう・・・と 作ってみたのが 始まりです。

 

でも最初のブライスの着物は 端切れが小間切れで 上下を内あげ位置でつないでおり、ギリギリのサイズで作ったので、適当なところもありますが、着せてみたら、可愛くて♬

自分が着るより ブライスが着た方が 断然かわいいという事に気が付いてしまったんですね・・・(笑)

浴衣ではなくて着物なので、長じゅばんも作らなくては・・・と思い、ちょうど夏の絽の端切れもあったので、長じゅばんを作り、そしたら 帯もという事で帯も作ったのです~

自分の着物を作るよりも早く作れて、着せたら可愛いという 楽しさにすっかり はまってしまったのです。

そんな 私と同じ着物を着たブライス人形と一緒にYouTubeチャンネルに出させていただきました。

 

ぜひ みてくださ~Iい♬