彫刻家 渡辺 知平さん 第5回 ~ 彫刻で空間ではなく「場」を作りたい ~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の渡辺 知平さんです。
前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 杉 英行さん 第1回
手記
第2回
第3回
第4回
第5回
渡辺 知平さん
第2回 ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~
第3回 ~過去と僕が出会う場所を想いながら ~
第4回 ~水の表現と, 想い出の表現と ~
最終回の今日は、渡辺 知平さんが彫刻で目指すこととして
空間ではなく「場」を作りたいというお話をお聴かせ頂きました。
また日頃の制作環境についてお話くださいました。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
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水平なガラス 2010
ガラス 水 アクリル
3600×2700
水面
鉄 ガラス 水 石 鉄筋(H2000)
900×900×70 6~9ピース
2010年
SHIZUKA NO FUNE
木 ガラス 金箔
ガラス 3500×3800×380
木部 1700×400×300
HIRAISHIN 2010
鉄 銅 アクリル 水 植物
1500×250×70
(以下、4点部分写真)
HIRAISHIN 2010
鉄 銅 アクリル 水 植物
1500×250×70
(以上4点部分写真)
NAKANOHARU 2011
鉄 ガラス
1500×1000×1000
日下
社会との接点の想いについて、お伺いしているのですが
何か意識されることはありますでしょうか。
渡辺 知平さん
個々の作品を通して、とうことなんですよね。
日下
個別の作品の表現内容で社会を意識することがあるかどうか
ということでもありますでしょうし、
彫刻ですと例えば設置するとか、
彫刻そのもので社会とかかわるということがありますよね。
ですので、その両方の意味で想うところがありましたらお聴かせ頂けますでしょうか。
渡辺 知平さん
ていうか、具体的に社会と関わるという方もいらっしゃるでしょうけど
僕はそんなにあんまり無くて、彫刻は一つの空間を支配しますよね。
それ以上に場というか、作品が作り上げる場というか、
パワースポットとか言う、いわゆる場ですね。
その場を作りあげることができて、それを観てくれた方との関係性みたいなものが
当然生まれるかと想うんですけど時空が交錯するような場。
その発表の場が限られているので、
もう少し僕も表に出そうかなとは考えています。
日下
はい。
その方向性はとっても素晴らしいですね。(感動!)
渡辺 知平さん
もうちょっと積極的に場を作り上げられたらなと想います。
日下
そうですか~。
今は主に、自由美術協会展と横浜美術協会展に出品されていますね。
渡辺 知平さん
あとグループ展をしていますが、来年にはまたここのパロスさんでは
個展をやろうと想っています。
後は野外展とかにもっと参加出来たらと想っています。
野外は余り経験ないですけど、やってみたいです。
日下
はい。
とっても楽しみです。
子供達の夜 2009の制作風景
子供達の夜 2009
木 鉄 ガラス
2700×900×900
日下
「子供たちの夜」の制作中の写真で渡辺 知平さんが映っているものがあるんですが
これは渡辺 知平さんのご自宅のお庭か何かでしょうか。
渡辺 知平さん
これは知り合いの彫刻家の工房の裏庭か何かで。(笑)
場所を借りて作ったんですけど。
日下
いつもこちらの環境で制作されているのでしょうか。
渡辺 知平さん
いえ、ここはたまたま借りられて。
普段は仕事場が横浜にあるんですけど。そこで作らしてもらっています。
後は家にアトリエがあるんですが、狭くてもう目いっぱいで。
あんまり作れないんですよ。
日下
差し支えなければですが、どんなお仕事をしていらっしゃるんでしょうか。
渡辺 知平さん
看板屋さんでアルバイトみたいなことをしているんですよ。
日下
そうですか。
では、普段からもの作りをしていらっしゃるんですね。
渡辺 知平さん
ああ、そうですね。
だから機械なんかもそこは揃っているので、仕事場としてはとても
便利に使わせてもらっています。
社長には申し訳ないのですが、作品なんかも随分置かせてもらっています。
自宅がもういっぱいなので。
日下
近年の活動内容、今後の発表予定など
今まさに、彫刻7人展(※)の開催中ですが。
(※インタビュー時期に開催中でした)
渡辺 知平さん
自由美術が11月にあるのと、ハマ展があるのと
それからグループ展を四人でやっているのですが
一人病気をしていてことし、春頃新宿でやろうと企画はあるのですが
まだ立ち上がっていません。
で、あとは、今年はそんなぐらいですね。
日下
では、年間、3回くらいは発表していらっしゃる感じですよね。
渡辺 知平さん
年間3~4ぐらいですかね。
日下
では、年間ずっと作っていらっしゃる感じですね。
渡辺 知平さん
だから以前の作品を引っ張り出して作ったりもしています。
それも結構楽しいですけどね。
その当時作りきれなかった部分を作れるので、時々やっています。
日下
そうですか。
次回のリレー作家紹介をお願いします。
渡辺 知平さん
川崎さん、同じ自由の仲間ですけど、
陶芸作家ではない、彫刻家何ですけど、焼きもので表現なさっていて
一見、ブロンズかなというぐらいのなんていうんでしょうかね。石のような
叩いて観れば焼きものだと分かるんですが
面白い作家です。
日下
ありがとうございます。楽しみにしています。
では渡辺 知平さんにとって「あなたにとってアートとは?」
渡辺 知平さん
意思って言うんですかね。
そうですね。
まあ出来れば、この質問は難しいですね。
・・・(思考中)本当、やっぱり関係性だとは想います。
作家と作品と観る側のアートが成り立つと言うのは
そういうことじゃないかと想います。
日下
ああ、~それは面白いですね。
渡辺 知平さん
先ほど、僕が『場』と言うことを言いましたけど
作品というものが、場を作りあげることができて
その場を作るということは、そこにちゃんと「ハレ」とまでは言いませんけど
日常的ではない、非日常の「ハレ」というような場が作り上げられて
その場は何か社会との関係性で生まれるんじゃないかと想います。
そういうモノがアートじゃないかと想いますけど。
日下
それはとても独特のお応えだと想います。
渡辺 知平さん素晴らしいお話をたくさん、ありがとうございました。
小品C
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今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。
渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。
一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。
それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。
そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。
いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。
みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・
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◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
◇ 自由美術協会公式ウェブサイト
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◆渡辺 知平さんの経歴
1949 大分県に生まれる
1970 多摩美術大学入学
1974 同大学卒業
以後、グループ展、個展にて発表
2001 横浜美術協会展出品 協会大賞受賞
2002 同展横浜市教育委員会賞受賞 会員推挙
2009 自由美術展 佳作賞受賞
2010 同展 佳作賞受賞
2011 同展 現代彫刻美術館賞受賞 新会員
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添加物は、お茶でデトックス
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
ロシアのウクライナへの軍事介入、大変な問題ですね
為替や株価など経済にも影響を及ぼしていますし
間もなく開会する予定のソチのパラリンピックに悪影響が出ないよう祈っています。
しかし、米国を中心に対ロシアへの経済制裁などが進んでいるようだし・・・
指導者達は、どうして人をコントロールしたがるのでしょうか。
世界平和の象徴的なスポーツイベントのすぐ隣で、大量殺人の危機があるなんて・・・
それもソチ・オリンピック主催国がやってるなんて
指導者達は、どういう欲に駆られて動いているのでしょうか?
会田みつをさんの
うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ
わけ合えば安らぎ
という言葉を贈ってあげたいですね。
さて、今日はTBSラジオでお馴染みの毒蝮三太夫さんが
ラジオの生放送で近所の写真館にお見えになりました。
数日前に写真館の奥様がチラシを持ってきてくれたので
応援にかけつけてみました。
30人ほどの人だかりで、盛り上がっていましたよ。
加須市の歴史的な背景など、土地柄や写真の話しなどの
お馴染みの毒舌交じりのオンエアの後に
集まったみなさんに、ぜひ健康で長生きして
医療費節減もして、若い人たちに希望を持ってもらえるような
素敵な老い方、魅力的な老人になろうと言ってました。
「俺は、笑いで皆を元気にするんだ。」と熱い信念も垣間見せ
高齢化と、もっと深刻な少子化問題に一役買おうという心意気が伝わって来ましたよ
ご本人も80歳近くだけど、長く現役で活躍する人は
人の役に立とうという「氣」が高いですね~
私も「食と健康」で皆さんの役に立ちたいので
毒蝮さんに、少子化の問題の一因には
添加物などによる食べ物の安全性の危機が招く、近年の不妊率の高さがある
という事を指摘させていただき、そこもお伝えくださいとお願いしてきました。
そう、先週ペットボトル茶の添加物についても書きましたが
日本人は、1年間に平均9kgもの食品添加物を摂取しているそうです。
だから、安全なお茶で毒だし(デトックス)をしましょうね~
お茶には、強い殺菌力や抗酸化力、利尿作用によるデトックス効果があります。
昔からの食事の時にお茶飲む習慣は、健康を守るうえでも理にかなっているんですね。
食べ物が私達の細胞になり、エネルギー源になるのですから
安全で良質なものを選んで、健康を守っていただきたいですね。
今日も自然の恵みと健康に感謝。
そもそも広告ってなに?
そもそも広告とはなんでしょう?
あなたが売りたいと思っている商品やサービスを
買ってくれるかもしれない人に知ってもらうことですよね。
そのときに、なるべくたくさんの人にアプローチしてこそ
広告だと思うのですが、
マーケティングや広告の世界では
広告を届ける相手はたった一人に絞ったような考えで
広告を作るべきだと考えられています。
これはプロファイリングとかペルソナマーケティングとか
呼ばれて、れっきとしたマーケティングの手法であり、
効果も高いことは実証されているのですが、
それではなぜ、
昔は広く知らしめる広告でよかったものが
どうして対象を絞らなければならなくなったのでしょう。
広告という限りは、
やはりたくさんの人に知ってもらって
たくさんの人に購入してもらいたいもの。
それがいつの間にか変化してしまったのでしょうか。
それについて深く考えてみると広告の作り方が分かりそうです。
彫刻家 渡辺 知平さん 第4回 ~水の表現と, 想い出の表現と ~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の渡辺 知平さんです。
前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 杉 英行さん 第1回
手記
第2回
第3回
第4回
第5回
渡辺 知平さん
第2回 ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~
第3回 ~過去と僕が出会う場所を想いながら ~
第4回の今日は、渡辺 知平さんが取り組まれた野外での水鏡を題材にした作品と
ギャラリー空間全体を活かして水を表現された作品、
ご自身の子供の頃の想い出を表現された作品について
お話をお聴かせ頂きました。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
************************
水平なガラス 2010
ガラス 水 アクリル
3600×2700
水面
鉄 ガラス 水 石 鉄筋(H2000)
900×900×70 6~9ピース
2010年
INORU TETU 2011
鉄 木
2500×400×350
SHIZUKA NO FUNE
木 ガラス 金箔
ガラス 3500×3800×380
木部 1700×400×300
MIZU NI TATU HITO VERSION B
1150×200×70
アクリル 木 金箔 水
2013年
MIZU NI TATU HITO
アクリル 木 金箔 水
1200×450×200
2013年
日下
渡辺 知平さんは、鉄、木、ガラスなどいろいろな素材を使っていらっしゃいます。
前回は、「これをガラスを通して観たらどのように見えるだろうか」
というところから始まるというお話でした。
どんな風に見えるだろうというご興味が
素材選びのスタートだったりするのでしょうか。
渡辺 知平さん
いや、(笑)そこまでではないですけどね。
作りたいものがあって、
ガラスがあったらどういう風に見えるだろうじゃなくて、
込み込みなんですけど、その、世界というか・・・。(思考中)
日下
直感でしょうか?
渡辺 知平さん
んー・・・。(思考中)
ガラスだけの作品がありますでしょ。
野外の作品は、これはちゃんとしたガラスをこうしたいというか、ありまして。
これはその「子供たちの夜」と全く関係ないんですけど。
ある時田んぼに水が入っているのを見まして。
で、それに月夜だったんですけど、水鏡になっているところに月が映って
なんて美しいんだろうというか。
全くの水面、レベルというか、真っ平らですよね。
当たり前ですけど。
変な話ですけど
田んぼってこんなに水平なんだって、これはすごいなーと想って。
で、田んぼの水面にそのままガラスを張ってみたいなと想ったことがあるんですよ。
でも怒られちゃうんで。
日下
はい、はい。(同感)
渡辺 知平さん
出来ないんですけど、
でもいずれ棚田というところでカラスを張って見たいな
というのはありますね。
この作品は2度目で、
最初の時はここの場所に小川が流れていまして、
その小川を覆ったこともあるんです。
ガラスを通してというというか、ガラス自体に興味があるんですね。
興味があるというか、もう綺麗だと想っている。
とても不思議な感じがする素材だなと想います。
日下
そうですね~!
これは場所はどちらでしょうか。
渡辺 知平さん
これは横浜の何とか公園。
公園の近くのファームで、建築家の方が経営していらして
そこの庭に柿畑があって、そこの庭を開放して何年も続けて野外展をやっているんですよ。
そこに参加した時のこれ、2回目かな。
日下
素晴らしいですね。
さりげなく、水色の液体がホースを流れていますが・・・。
渡辺 知平さん
これが、その要するに、
水平なことをやるには・・・。
ガラスの四カ所、四つ柱がありますよね。
そこにこの水色の液体が入っている所から管が出ていまして
それが全部四カ所に行っているんですよ。
そこはレベルがちゃんと出ている訳ですよね。
こっちの水槽みたいなのと同じレベルに
水が管でずーっといっているんですよ。
それに合わせてガラスを張っているので、だから完全な水平なんです。
日下
ああ~。なるほど~(感心)
渡辺 知平さん
題名も「水面」ってすれば良かったなって想うんですけど。
だからその田んぼにやって見たかったことをここでやっているんです。
日下
それは素晴しいです!完全に水鏡ですね。
さてもう一つ、ビルなのか、「水面」という作品も面白いですね。
これは自由美術展でしょうか。
渡辺 知平さん
これは国立美術館で、そう、これは自由美術です。
日下
こういう展示も出来るんですね。
渡辺 知平さん
外はそうですね。これ、僕は見なかったのですが
トンボが水と間違えてそこで産卵していたとか聞きました。
表面はガラス何ですけど、中は水が入っていますよ。
日下
昆虫も参加してしまうほどの水鏡なんですね。
それは素晴らしいです!!
それから私は、ガラスを使った作品と言うことで言いますと、
個人的にですが、「SIZUKANOFUNE」という作品が
凄く素晴らしいと想って気に入りました。
渡辺 知平さん
これは去年の。
これは木を彫ってやっぱりちょっとリアル過ぎて、何というのかしら、
その前に震災のあった時の、鉄板がゆるゆるっと立っているような。
「INORU TETU 2011」という作品。
これ個展にやった時はガラスを張っていたんですけど、
ガラス張りのギャラリーだったので、ちょっとガラスとガラスでいやだなと想って
この作品にはガラスを取って置いたんですけど、
これなんかはそうですね。
渡辺 知平さん
で、「SIZUKANOFUNE」はそれの翌年。
だからそういう想いも多少はありますね。
日下
ああ、そうですか。震災の・・・。
「MIZU NI TATU HITO」もそうでしょうか。
私はこの作品を観た時に、震災のこともあるのかと感じました。
渡辺 知平さん
これも、同じ時期です。
ダイレクトにはそれを作っている訳ではないんですけどね。
そういう影響を受けたんだと想います。
日下
ええ、勿論、何も特定する説明もないですので、
作られた頃と、作品からうけた私自身の勝手な印象かも知れませんが。
何か、人のたたずまいにとても祈りを感じるというか、
そういう雰囲気を感じました。
渡辺 知平さん
先ほど好きだと仰ってくれた作品は、
パロスという、同じ自由美術の人が経営している画廊なんですよ。
それで佳作賞をとった時に、佳作展をやってもらったのですが
この画廊で2回ほどをやって。
石屋さんを経営なさっている方なので、
石をふんだんに使った画廊なんですけどね。
一段下がった箇所がありまして。
ちょっと面白い空間なので
最初に上にガラスを張って、作品を作りたいんだけどって言ったら
じゃあ、企画でやったらどうかということで、
「SIZUKANOFUNE」はそれに合わせて作ったんですね。
日下
本当に、段差のあるギャラリー空間を
水の浅い深いのように表現されて・・・。
見事に生かして作品にしていらっして
本当に空間の使い方が素晴らしい作品ですし、
内容も素晴らしい、すごい作品だなと想いました。
渡辺 知平さん
ありがとうございます。
自分で構想した時には
これ面白いだろうなと想いました。
NU BA TA MA (ドローイング) 2014
鉛筆 400×300
NU BA TA MA (月) 2014
鉄 ガラス アクリル ミシン
1200×1000×450
日下
あと、もうひと作品興味があってお聴きしてみたい作品がありまして
「NUBATAMA」という作品です。
ミシンとドローイングの。
渡辺 知平さん
これは今、杉 英行さんと一緒に出している
彫刻7人展(※)に出した作品なんですよ。
(※)現在は終了しています。
日下
「ぬばたま」というのは「黒や夜をイメージさせる言葉を導く」枕詞
ということですが。
渡辺 知平さん
そうそう。「黒」に対しての枕詞。
だからそれに関連しての「夜」だとか「月」だとか
まあ、そういうのがかかるみたいですね。
日下
これを作って見ようと想った意図をお聴かせ頂けますでしょうか。
渡辺 知平さん
このミシンは10年位前に横浜でたまたま通りかかったところで
落ちていたのを拾って持って帰ったんです。
これでテーブルでも作ろうかなと想っていたんですけど、
中を開いてみたら結構しっかりしていまして、
とてもフォルムが美しくてなんて綺麗なんだろうと想って、
これはいずれ何か作ろう!と決めていたんですよ。
それから何年も経っていますけど
今回そういえばそれで何かやりたいなと、
それをガラスで覆ってみたんですけど。
ぬばたまって、これを最初にみて思い出すのはやっぱり母親のイメージで
それで、夜、小学校に行くか行かないか位の頃に、
夜寝て何かミシンの音がするので薄眼を開けると
母親が縁側でミシンを縫っている後姿があって、
本当に変な話ですが月が浮かんでいて
そんなイメージがずっとあったんです。
これがずっと一連の流れの中の感覚で作っています。
くどいようですけど、後ろに母親と僕らが映った写真のドローイングでやって。
日下
ああ~。そうでいらっしゃるんですか~。
この中の何番目が・・・。
渡辺 知平さん
僕は真ん中です。末っ子です。
日下
そうですか。
やはりご自身の記憶と結びついた作品なんですね。
渡辺 知平さん
そうですね。今回これは賛否両論で。
「なんだよ、ミシンそのままじゃないかよ。」って言われたりして(笑)。
面白いっていう人もいましたけど。
大体はそんな雰囲気でした。
日下
でも、この覆うということで別のものになっていますよね。
渡辺 知平さん
勿論そうです。
日下
そうですか。
素敵なお話をありがとうございます。
水の詩
アクリル 水 針金
500×150×150
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今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。
渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。
一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。
それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。
そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。
いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。
みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・
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◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
◇ 自由美術協会公式ウェブサイト
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茶葉を急須で淹れるのが安全でエコ
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
ソチの冬季オリンピックが閉幕して、少し気が抜けていませんか?
たくさんの感動をくれた選手たちに、心から「ありがとう」といいたいですね。
しかし、オリンピック開催中のソチよりも関東地方の方が寒かったなんて・・・
まだ日陰には、寝雪が残っていますね。
でも今週は、少し暖かくなりそうですから、もう少しの我慢ですよ~
さて、18日発表の総務省家計調査で、私にとっては悲しい結果がでました。
なんと、2013年の1世帯当たりの年間緑茶購入量が2年連続で減少しているそうです。
一昔前は1世帯当たり茶葉1000g以上が当たり前だったんですが
ここ2年連続で、900gを割り込んだそうです。
これは、あくまで 茶葉で購入する人=急須で淹れる人 が減ったということで
ペットボトル飲料の消費は、デフレにも関わらずさほど減っていないようです。
12月の購入量が特に減っているということは、お歳暮などのギフト需要が減っているんでしょうね。
やはり原発事故後の風評被害の影響が根強いのかな?
うちのお客様でも「自家消費分は気にしないが、人様に差し上げるのは控えている」
っていう方が少なくないですから、仕方ないですかね(涙)
改めて言いますけど、市場に危険なものは出回らなかったし
そもそもお湯で淹れて飲む茶葉を、そのまま食べる野菜と同じ基準値で規制したのが間違っています。
でも、あの事件を契機に残留農薬などもきちんと調べるようにしたり
安全性への取り組みと意識が上がったのは、お客様にとって良かったですね。
もうひとつ茶葉の購入量が減った最大の原因は
前述したペットボトル茶などの消費拡大で、ライフスタイルが変わったことですね。
一人暮らし世帯も増えてるし、外食も多いし、自炊しない・・・
急須が無い家庭が増えているのには、業界としても危機感を感じます。、
というのも、ペットボトル茶の原料は本当に粗末で危険性が高いのです!
「国産茶葉100%」は原料の100%が国産茶葉いう意味ではありません。
産地や栽培方法も怪しい中国産茶葉が相当使われています。
「国産茶葉がごく僅かでも入っていれば表示して良い」という規格に問題がありますが
国産茶葉も三番茶、四番茶といった市場に出回らない低価格の茶葉や
仕上げ加工の際に出る茎や粉などのクズのようなものまで混入する場合が多いのです。
しかも、香料や着色料、保存料など化学薬品の添加物がたっぷりです。
良心的なペット茶でも保存料は不可欠ですからね。
保存料:ビタミンC( VC)などと表記されていますが、天然のビタミンCではなく
L-アスコルビン酸という石油からできる化合物なんですよ。
一度の摂取量は安全値内でも、毎日飲み続けた結果は
厚生省ではなく、皆さんの体が受け止めなくちゃいけないことをお忘れなく!
この状況は、茶葉の生産農家にとっても死活問題です。
手間賃にもならないような安い茶葉(当然栄養素も少なく、農薬の危険性は高い)しか売れずに
本当に価値のある一番茶の売れ行きが下がったり、売れ残る訳ですから
生産意欲も下がりますし、肥培管理なども悪くなる悪循環になります。
私達専門店が取引する茶園は、そういうことが分かっているから
ペットボトル原料の取引はしません。
安全で良いお茶を流通させることに命をかけていますから。
そういう者同士が力を合わせて本物をお客様に提供し、続け生き残るのです。
実際に、急須で淹れた茶葉とペットボトル茶の成分を比較しても
お茶に期待される栄養素の含有量は3~6倍以上も違いますし
コスト的にも、茶葉だと濃いめに淹れても100gで2.5ℓほど飲めます。
もっと贅沢に100g1000円の上煎茶で100杯以上は飲めますから
1杯(150cc)当たり10円ですよ。
ペットボトル茶500ccをコンビニやスーパーで買って飲むって
かなり割高で、健康にも良くは無いってことです。
何よりもお茶を自分で淹れるにしても、人に淹れてあげるにしても
そこには人の「氣」が入るんです。
「安全と健康への思い」や「癒しの氣」が入るんです。
愛があるのです。 飲む人が幸せにならない訳がありません。
忙しい毎日を生きる大切な体なんですから
スマホやネットゲームなどに使う時間が」あるなら
急須でお茶を淹れる手間をおしまないで、健康を大事にしてくださいね。
「原因と結果の法則」しかないのですから
食べるものは大事にして、健康を守っていただきたいのです。
今日も自然の恵みと健康に感謝。
イメージ広告なのか、いますぐ購入してもらいたいのか
先日、
「キャッチコピーを考えるのに良い参考書籍はないでしょうか?」
というご質問を受けました。
今の時代、ググってみればある程度のことは分かってしまうのですが、
「書籍」ということでしたので、Amazonに行って
ちょっと調べてみました。
その結果、いまだに世の中では
大企業のイメージ広告で、人目を引く文章を考えるコピーライターと
文章のチカラだけで商品を売るコピーライターが
明確には認識されていないんだなぁと感じました。
コピーとかキャッチコピーとかのキーワードで検索すると
両方のコピーライティングに関する本がヒットしてしまうのは
言葉が同じなのですから仕方ありませんね。
でも、その本の内容はよーく吟味しないと、
購入した人がどのような目的で使うのか、ということに
きちんと役立てられません。
イメージ広告なのか、
その広告ですぐにお客さんに商品を購入してもらいたいのか、
そのところをしっかり見極めて
キャッチコピーを作らないと、
お客さんには全然響かない言葉の羅列になってしまいますね。
彫刻家 渡辺 知平さん 第3回 ~過去と僕が出会う場所を想いながら ~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の渡辺 知平さんです。
前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 杉 英行さん 第1回
手記
第2回
第3回
第4回
第5回
渡辺 知平さん
第2回 ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~
第3回の今日は、渡辺 知平さんの制作の動機が
ご自身が「観たい!」という想いにあるということをお話下さいました。
また、主にガラスを使ったいくつかの作品から
その背景にある、渡辺 知平さんの原風景への想いをお聴かせ頂きました。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
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NOBORU HITO 2010
木、 ガラス 、鉄
NOBORU HITO Version B
木 鉄
1900×700×350
KUDARA 2011
木 鉄 ガラス
2000×300×250
INORU TETU 2011
鉄 木
2500×400×350
HISOKA NA FUNE 2012
鉄 ガラス アクリル 木 金箔
950×1100×350
SHIZUKA NO FUNE
木 ガラス 金箔
ガラス 3500×3800×380
木部 1700×400×300
MIZU NO NAKANO MORI
鉄 アクリル 木 水
1600× 500× 400
TATU HITO
鉄 アクリル 水
1500×200×60
日下
渡辺 知平さんの作品は内側にある物像や造形物を
ガラスで覆っているところがとても独創的ですね。
何かガラスを使うことに意味合いを持たせる意図はおありでしょうか。
私にはガラスが被膜やシェルターのように、ワンクッション置いてあるようで、
直に彫刻を観るのとガラスを通して観るとので違うように感じられると想うのですが。
渡辺 知平さん
そうですね。シェルターというのはないんですけど、
その、何ですかね、こっちにあるもんじゃないって感じがしますけどね。
日下
私のこれまでの彫刻作品の鑑賞体験から、
その違いを一生懸命考えて言葉にしてみたのですが。
作品の内容にもよりますがガラスのない彫刻作品では、
彫刻の空間に観る側も同列に存在する感じがありますよね。
それがポジティブとか明るい内容の作品ですと
エネルギーをもらう感じの時もありますし、
ネガティブとか闇を表現した内容とかですと
彫刻と一緒にいることが生々しく、怖い感じ方をする時もあります。
そんな風に彫刻と観る自分の関わりが空間の中でリアルな感じがあるのですが、
渡辺 知平さんの作品の場合は、ガラスを通して観ることによって、
作品とのかかわりに良い意味でワンクッションある感じがして、
穏やかに静かに見られるな~という感じがします。
何かこう、客観的に冷静に作品にスーッと入って行けるような、
ちょっと不思議な感じがしたんですね。
渡辺 知平さん
そうですね。
日下
ええ、なのでそういう関わり方と狙っていらっしゃるのかなと
勝手に想像したりしていたのですが。
渡辺 知平さん
そうですね。狙うとか意識はしていないんでしょうけど。
ただ僕がそういうものに惹かれてしょうがないんですよ。
日下
ああ、そうなんですか。(合点!)
渡辺 知平さん
だから、要するに作る動機としては
「自分が観たい!」と言うのが一番、動機なんですね。
「こういうモノが観たい!」ということが、自分が作る時に
自分が観たいから作りたいというのが一番根底に大きいですね。
日下
ああ、そうなんですか~。(感心)
それは、素晴らしい動機ですよね。
ご自身が観たいということに忠実に作っていらっしゃるのって
ある意味凄いなと想うのですけど。
渡辺 知平さん
そうですね、僕が一番、鑑賞者というか。多分そうだと想いますね。
日下
そうですか。
子供達の夜 2009
木 鉄 ガラス
2700×900×900
種子の在る風景
木 ガラス アクリル 水 種子
2700×1500×300
2012年
NAKANOHARU 2011
鉄 ガラス
1500×1000×1000
渡辺 知平さん
「子供達の夜 2009」の作品、これは杉 英行さんの所に行って欅をもらってきて
何年振りかで久しぶりに丸太を削って彫ったんですよ。
これは折口信夫さんという民俗学や和歌に造詣の深い作家がいて、
その人の本に 『死者の書』というのがあるんですよ。
これは小説仕立てになっているもので、
昔、奈良の当麻寺(とうまじ)という所に中将姫伝説というのがあって、
中将姫とは藤原南家の御姫様なのですが
大津皇子(おおつのみこ)という、母である持統天皇に殺されてしまった皇子(みこ)が、
二上山の麓に埋葬されていて、その死霊が藤原の郎女に想いをよせ、
浄化されて行くと云う話なのですが、
それからイメージした作品なんです。
日下
そうですか。
少し棺のように見えるのは、そういうイメージからと言うこともあるのでしょうか。
渡辺 知平さん
そうです。 みんなからも棺に見えると言われます。
そんなつもりはなかったのですが
まあ、底の方では意識はしていたかもしれないですね。
日下
私が渡辺 知平さんの作品で面白いと感じるところは、
ご自身の意図と違いましたら申し訳ないのですが
四角に囲ってあったりすると何か、標本のような少しショーケースのような
客観視して見られるような提示をてあるのかと感じるのですが。
他の「種子のある風景」とか、何かそんな風にも見えて面白いと感じます。
渡辺 知平さん
ケースですかね。ケースではないんですけど。
確かに「種子のある風景」では標本と云うのを意識してましたね。
日下
私は折口信夫さんの 『死者の書』を存知あげないので恐れ入りますが
その大津皇子が二上山の麓に眠っているというイメージなんですね。
渡辺 知平さん
そうですね。
なんとういうのかな。
この話も時空と言うものが交錯しているような。
客観的に今回自分の作品を観てみるとなんか、
自分の中の記憶みたいなものが中に入っているような、
なんて言うかしら・・・。
日下
何か、そういうものが作品に表われてきているということでしょうか。
渡辺 知平さん
そうですね。
日下
記憶が反映されているかもしれないと言うのをお聴きすると
なにか風景みたいにも見えてきますね。
渡辺 知平さん
そうですね。風景ね。
だからその作品 I(アイ) なんかも風景ですね。
僕が子供の時に遊んだ山、草原に近いんですけど。
日下
題名の「NAKANOHARU」と言うのは地名でしょうか。
渡辺 知平さん
そうです。古語で「原」を「はる」と読ませる中の原という地名なんですけど。
そこはね、小さい頃よく行きましたんで
僕の中で相当の記憶の根源になっているんですけども。
変な話ですよ、僕が死んだらそこに行くという感じがするんですよね。
だから、そこは過去と僕が出会う場所のような気がしますね。
その中の原という所で。
日下
そんなことを想いながら作られた作品でしょうか。
渡辺 知平さん
うーん、それはね、ちょっとはありますね。
日下
死んだらそこに行くというのは、魂がそこに行くということでしょうか。
渡辺 知平さん
まあ、そうだと想います。まあそう想っているだけかもしれないですけどね。
実際に魂があるどうかもわからないし。
でもそういう、確信に近い気持ちがしないわけでもないですけど。
大江健三郎のふるさと方では、自分の木というのがあって、
死んだら自分の木の根元にヒューッと飛んで行くんだという話があるそうです。
あの人は四国ですよね。松山かなんかの。
そんなことは知らないんですが、
後から聞いたら同じだなと想いました。
日下
私はそれは初めて知りました。
渡辺 知平さん
だから僕は変な話ですけど、
死んだら中の原に飛んでいくんじゃないかな、と想っていますけど。
日下
ああ、そうですか~。
渡辺 知平さん
僕の従兄弟とかまだ生きているんですけど、
子供の時に、兄弟とか従兄弟とかと遊びに行った
その時代に行けるのかなと思ったりしますね。
日下
面白いですね。
そんなことが背景にありながら、
テーマとしては、「子供たちの夜」という題名で作っていらしたことが多かったと。
渡辺 知平さん
そうですね、1990年から2010年位までの間は、
「子供たちの夜」ということで作っていました。
ただ題名がそうであったので、
今、違う題名になったからといってテーマが変わったわけではないんですけど。
日下
では制作の時に、そういう原風景とか、
渡辺さんの記憶から湧き上がってくるものが作品に反映されているという
ことなのですね。
渡辺 知平さん
そうですね。
それと僕が本を読んだり、いろんなことがあったときに
自分の中のそういうものと触れ合ったような感覚があると
そういうものが作りたくなったりします。
日下
そういう触れ合いがあったときに
ご自身でも観たくて作られるという感じなのですね。
渡辺 知平さん
そうですね、まず自分が観たいと想って作る。
その作品はどのように見えるだろうかとか、
そういう感じです。
日下
とっても素敵なお話をありがとうございました。
子供達の夜 2009 の制作風景
*********************************
今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。
渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。
一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。
それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。
そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。
いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。
みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・
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◇ 自由美術協会公式ウェブサイト
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湧きでるいのち
人間のための芸術の復興 Vol.3
3年目の春 ”We make up mind!"
出品作家 佐藤一枝 (岩手県大船渡市在住)
菊池 咲 (岩手県北上市在住) ←学び場美術館にご登場頂きました。
日下育子 (宮城県仙台市在住)
期間 : 2月1日(土)~3月1日(土)
時間 : 午前8時~午後9時
※ 3月1日(土)は搬出作業のため午前9時までです。
会場 : 新宿プロムナードギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2
(新宿地下道歩行者専用道 通称・ワンデーストリート)
(※ おおむねですが、新宿の東京都庁地下の通路、
新宿ワシントンホテルと新宿NSビルの間の真下に位置する通路です。 )
主催
NPO Global Culture Center(GCC)
電話 03 3970 9472 / 090 9321 5506(昼間)松本繁
↓(クリックすると拡大してご覧いただけます。)
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アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館
畑は凶作かな~
皆様、こんにちは
大雪の影響で物流に大きな影響がでていますね。
また、明日あたりから雪が降りそうなので、引き続き注意が必要ですね。
今回の大雪は、農作物や畜産業にも大打撃だったみたいです。
葉物の野菜など収穫不足から、また値上がりするのではないでしょうか…
私の畑も、白菜も生育が悪く葉が巻いてきません。
水分含量もイマイチで、漬物にしても水分が出てこないのでおいしくなりません。
大根も水分不足なのか、硬くで食感が良くありませんね。
去年あたりから、作物をうまく作るのは難しい気候が続いています。
私のような素人では、どうしようもありません。
昨年の暮れに掘ったネギを干しておいたので
今は、それを食べて楽しんでいます。
土の中に置いておくと鮮度は残る感じだけどおいしくなくなるんだそうです。
確かに、干しておいたネギはシャキシャキ感はありませんが
甘みが増しておいしいのです。
もう少し暖かくなったら、また畑の師匠に教わりながら
いろいろ植えてみたいと思います。
みなさんも家庭菜園など、野菜作りにチャレンジしてみてはいかがですか。
土と自然を相手にしていると、自然な笑顔がでている自分に気づきますよ。
自然と命への感謝の気持ちも深まり、なんでもおいしく食べられちゃいます。
今日も自然の恵みと健康に感謝。
食べ物は、私たちの細胞になりエネルギーになる命の源。
大切にしたいですね。
ちっちゃいチラシ
たまにポストに入っています。
いかにも手作りのちっちゃいチラシ。
たいていハガキくらいの大きさ。
整体院系が多いような気がします。
個人でやっていらっしゃる整体院さんが
A4の紙に家庭用プリンターで印刷して、
それを4つに裁断しているようです。
インターネットでちょっと調べたら
「A4に同じ文章を4つ貼付けたいけれどどうしたらいいでしょう?」
という質問が質問サイトにあがっていました。
うーん、どうして小さいチラシにしたいのでしょう?
ポスティングしやすいから?
でも、その分見逃されやすいですよね。
たとえば極端な話ボール紙みたいなポスティングチラシが
ポストに入っていたら、思わず見てしまいますよね。
小さければそれだけ見逃されてしまう率も高いのです。
そして、その小さいチラシに情報をなるべく詰め込もうとしてしまうから、
どうしても見づらくなります。
ますますチラシの内容が伝わりにくくなるのです。
内容が伝わらないチラシなど、お客さんにとっては
存在しないも同然です。
ハガキ大のチラシでも、
作っている側としては
一生懸命レイアウトを考え、
電気代、インク代をかけてプリントアウトし、
労力あるいはお金をかけてポスティングしているはず。
それがすべて無駄となってしまうのは
本当にもったいない話です。
小さいチラシが良いと考えるのは
広告主側の都合であって、
お客さんからすれば
小さいチラシがありがたい!ということは
ありませんよね。
彫刻家 渡辺 知平さん 第2回 ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の渡辺 知平さんです。
前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 杉 英行さん 第1回
手記
第2回
第3回
第4回
第5回
渡辺 知平さん
第2回の今日は、渡辺 知平さんの長年の制作題名(テーマ)
「子供たちの夜」の背景となった、子供の頃、強く印象に残った体験について
お話をお聴かせ頂きました。
また渡辺 知平さんが作品にガラスを取り入れ始めた最初の頃の制作についても
お聴かせ頂きました。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
************************
子供達の夜 2005
鉄 ガラス 布
1800×450×400
子供達の夜 2009
木 鉄 ガラス
2700×900×900
子供たちの夜 2013
木 鉄 布 ガラス
2013年
NU BA TA MA (ドローイング) 2014
鉛筆 400×300
NU BA TA MA (月) 2014
鉄 ガラス アクリル ミシン
1200×1000×450
日下
制作テーマについてお聴かせいただけますでしょうか。
作品を拝見して、渡辺さんご自身が「素材をどんな風に使って行くか・・・」と仰る通り
表現内容と素材とが結びついて、とても多様な展開があって、興味深く感じています。
渡辺 知平さん
「子供たちの夜」というのが大体前半で、
この頃のテーマというか、題名がそうでした。
その間に別な作品も作りましたけど。
日下
渡辺 知平さんの前半というのは年代ではいつ頃でしょうか。
渡辺 知平さん
大体1990年から2010年頃までですかね。
「子供たちの夜」という題名で作っていたのは。
ここ最近ですね、違う題名になったのは。
日下
そうですか。
「子供たちの夜」の私の印象ですが
ガラスで囲ってあるので、それが被膜とか守るものとかに見えたりしたのですが。
渡辺 知平さん
そうですね、最初にガラスを使い始めたのと
「子供たちの夜」を作り始めたのが大体同じ頃です。
あの、僕が幼児期に夜寝るのが怖い時期があったんですよ。
黙っていても寝ちゃうんですけど、
何ていうのかしら、子供の時に寝てどっか向こうに行っちゃうんじゃないかしら、
もう戻って来ないんじゃないかという恐怖感があって、
朝目を覚ますと安心するというか。
その時にそこまで意識したかどうかはわかりませんが、
向こう側ということがあります。
子供の時は、ただ単に、なんか夜が怖い
寝るのが怖いという、不安だとかそういうことなんでしょうけど。
何か、ちょっとそういう時期があって、
それをあれは一体何だったんだろうかと想い出して。
だから、それを今でも引きずってはいるんですね。
日下
何か身近な方が亡くなったからとか、
そういう体験があった訳ではないのでしょうか。
渡辺 知平さん
それはないです。
ただ、大分県の湯布院というところに、小学校5年生までいたんですけれど。
祖父が医者をしていまして、そこに診療所みたいなのがあって
父親の仕事関係でしばらくそこに住んでいたんです。
別荘がたくさんあるところで、そこもちょっと祖父が別荘として使っていた建物だったんです。
風をよけるためだったんでしょうけどまわりに杉の木立にずっと囲まれているんですよ。
冬は寒いところですからね、湯布院は。
子供の時にそこで出入りするときに、杉の木立がトンネルみたいな感じになっていまして。
変な感じを受けていたんですね。
日下
おうちに入るのにトンネルみたいな感じなのでしょうか。
渡辺 知平さん
表から入る時は普通なんですけど、裏から遊びに入ったりするときは
杉の背が高いので、一角が穴があいたようになっていて、杉の間をくぐりぬけて行くような
出入りするときも何か不思議な感覚があって
「何なんだろう・・・」と。
ずっと、それはありますね。
日下
そのくぐり抜けるような感じがでしょうか。
渡辺 知平さん
ちっちゃい時、ここからあそこ、という風に世界が変わるようなことがあるじゃないですか。
子供の中にテリトリーみたいなものがあって、
こっちから向こうに行くと違う世界だとか、
自分がいつも馴染んでいる場所から
違う町内に行くときの何か違和感みたいなものとか。
そんな記憶がちっちゃい時にあった気がするんですけどね。
そんな感覚とちょっと近いかもしれないですね。
日下
分かるような気がします。
そういう感覚を想い起こしながら制作されていらしたのですね。
渡辺 知平さん
そんなことがあって、近くの旅館の庭にちっちゃな温室があったんですよ。
ガラスで覆われていて。
そこは行くのがとても好きで、たまに覗きに行っていたんですけど。
自分でも温室を作りたいなと想っていて。
温泉地ですから、自分の家にもお湯を引いていて、
雪が降っても湯元の近くは温かいですから、雪がないんですよね。
その近くに穴を掘って彫ってガラスの40センチ角ぐらいの割れたガラスを拾ってきて
それを穴の上にかぶせて、中に野バラを切って突き刺して
水を時々やっていたんですけど、ずっと。
冬ですから雪が降ったりして、ガラスの表面にあるんですけど
それをのけると、ちょっと芽が出ていたりして
とても感動的な、感動して。
毎日学校から帰ってくると、それを見に行ったりして。
その記憶もありまして。
それも同じように、ガラスの向こう側をこっち側から見ると云う世界ですからね。
日下
ええ。
渡辺 知平さん
それでガラスで何か作りたいなと想って
ガラスを通して観るというのは、敢えて考えると変な感じがするんですけど。
電車から観る風景。
いつも通っている所なのに、あれ違って見えるとかってないですか。
日下
ありますね。
渡辺 知平さん
ですよね。何か変な感じが、そういうのを面白いなと想って作り始めた時が
「子供たちの夜」って題名で作り始めた時なんですけども。
日下
面白いですね。
作品の人物像をガラスの枠で囲っているものも独特で面白いと想ったんです。
渡辺 知平さん
今回の写真には無いですが、枠は最初は多分こういう形態ではなかったんですよ。
この中でも写真Nの作品、木彫、布、洋服を着たような人体で、
これも「子供たちの夜」ていう題名の
十字架みたいにちょっと手を広げたみたいな。
これはね、実は去年の制作にはなっていますが
1990年代ぐらいの古い作品をリメイクしているんです。
日下
ええ。
渡辺 知平さん
こ90年代の頃、杉 英行さんにもちょっと相談したりして、
木をモデリングみたいにしたいんだけど、という話をしたんですよ。
「どういうこと?」と言うから
「粘土みたいに木を使いたいんだよ。」って言って。
「木はカービングだろう」
「そう、それはそうなんだけど」
寄木ですよね。木片をくっつけたり取ったり寄木細工とも違う。
古い家を壊した古材なんかを
業者さんが作業場に立て掛けてる所があったんですよ。
その前を通りかかって、埃をかぶって全体が白っぽいグレーと云うか。
木の骨のような感じになっていて
あ、綺麗だなと想ってそれで、そこの人にこの木が使えるかって聴いたら
「こんなもん、使えないよ」と言うから
「もらっていいか」ってきいたら、
「いくらでも持ってけ」と言うので。
それで古材ですから、板とか柱だとか、垂木の古いやつだとか
それをもらってきて、それを組んでいくというかくっつけて行く。
その時は等身大より大きな人体でした。
それで1年に何体か作ったんですよ。
それは布なんかないんですけど、ただの人体を
木でモデリングというかくっつけながら、
方法的にはだぼでくっつけて行くんですけど。
基本的に接着剤は使わないんですけど、寄せる程度に接着剤か何かを使いながら。
それをガラスで覆ったことがあるんですよ。
鉄で石を覆ったみたいに。
日下
はい。
渡辺 知平さん
そうですねぇ、3センチぐらいのすきまを開けながら、
ガラスを切って三角形構造みたいにして
石膏像かなんかで、面取りってありますよね。
あんな感じで、表面はあんな風になるんですよ。
中には等身大の人体みたいな物が入っているんですけど。
日下
ええ。(興味津々)
渡辺 知平さん
最初はガラスでは、それを作っていたんです。
だから、こういう箱みたいなキューブのかたちになるのは随分後になりますけど。
それまではガラスを浮かせながら、真鍮の切り板を使って、
本体から少し隙間を開けてガラスで覆うような作品を作っていましたけど。
それだと面が多すぎるので、少しずつ面を少なくしていって
最終的に今、ガラスで覆うような、箱みたいになっちゃったんですけど。
日下
はい、やっぱりその背景には温室のガラスの体験とか、
電車の窓のような体験とか、あるのでしょうか。
渡辺 知平さん
あっ、ありますよ。
でも、要するにその作って行く時に変化していきますけどね。
でも基本的には同じです。
日下
そうですか~。
とっても興味深いところをお聴かせ下さってありがとうございます。
*********************************
今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。
渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。
一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。
それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。
そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。
いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。
みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・
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◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
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人間のための芸術の復興 Vol.3
3年目の春 ”We make up mind!"
出品作家 佐藤一枝 (岩手県大船渡市在住)
菊池 咲 (岩手県北上市在住) ←学び場美術館にご登場頂きました。
日下育子 (宮城県仙台市在住)
期間 : 2月1日(土)~3月1日(土)
時間 : 午前8時~午後9時
※ 3月1日(土)は搬出作業のため午前9時までです。
会場 : 新宿プロムナードギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2
(新宿地下道歩行者専用道 通称・ワンデーストリート)
(※ おおむねですが、新宿の東京都庁地下の通路、
新宿ワシントンホテルと新宿NSビルの間の真下に位置する通路です。 )
主催
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電話 03 3970 9472 / 090 9321 5506(昼間)松本繁
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