受験情報 | 中央大学附属中学校・高等学校 (chuo-u.ac.jp)より
高校入試には、おおざっぱに言うと五種類ある。つまり、単願推薦、併願推薦、出願基準を満たす+入試型、都立の推薦入試、一般入試である。
一、単願推薦
1,1月20日頃から始まる
2,原則、学校の評定のみで決まる
例 日大鶴ケ丘 総進 5科目21以上かつ9科目35以上、つまりオール4くらい)。
3,試験科目は作文や面接。*ただし、受験すれば、出願した時点で合格確定)
二、併願推薦
1,1月20日頃から始まる
2,確約型~出願するには学校の定める評定が必要。評定を満たし、かつ受験したら原則合格。
三,出願基準+入試型
学校の定める出願基準を満たす受験生のみが試験を受けられる入試である。以下、出願基準と入試の内容を見てみよう。
出願基準の例
法政大学高校の推薦入試
調査書評定9教科の単純合計が38以上であり、その教科評定の中に2以下がないこと
早大学院の自己推薦入試
中学校3年次第2学期の学期成績が、9教科合計(5段階評価)で40以上の者。
出願基準を満たした受験生は入試を受けられる。一般の入試に変更が加えられている場合が多い。
入試の例
法政大学高校の推薦入試
*書類審査
*適性検査(国語、数学、英語 各40分/各100点)~一般入試は50分、50分、60分)
*個人面接(15分)~一般入試はグループ面接
早大学院の自己推薦入試
試験は「面接」のみ~一般入試は筆記試験(英語・国語・数学・小論文)
偏差値よりも細かい質問に対する応答力、自己アピール力が問われる。
MARCH,などの併願推薦は、倍率も高く、合格できれば良いが、「受験機会が増える」「一般入試を受けるとき優遇される」というメリットを得るということも意識したい。
ただし、早大学院の自己推薦入試のように、不合格となった場合は、一般入試を受ける際には特典はない場合もある。
メリットの例
法政大学高校の推薦入試
「推薦入試受験者が一般入試を受験した場合、評定加算点に加え特別加算点「20点」が加算されます。
推薦入試受験者が繰り上げ合格候補者となった場合、繰り上げ合格を出す際に、その者を優先します。」
入試あれこれQ&A | 入試情報 | 法政大学中学高等学校 (hosei.ed.jp)
四、都立の推薦入試
学校の評定+面接+小論文+グループディスカッションの合計点で決まる。基本的には誰でも出願できるが、かなりの難関。一般入試に向けて経験を積むという意味も大きい。
例
都立西高の推薦入試
調査書点(360点)、面接点(240点)、作文点(300点)の合計(900点満点)を用いて選考する。 調査書点は9教科の5段階評定を用いる。面接は個人面接を実施する。
※成績がオール4.5でも合格率は約50%と言われる。
私立でも中央大学付属高校の自己推薦入試は都立の推薦入試に近い。
中央大学附属高校の自己推薦入試
小論文(600字・4段階評価)+基礎学力試験(英語、数学 各60点)+学校の評定(9教科内申素点合計点(5段階評定)×4=180点)小論文が重視される(小論文はA~Dで評価します。評価がA判定の場合、合格最低点を下回っていても合格となることがあります。 D判定の場合、合格最低点を上回っていても不合格となることがあります(2023年度入学試験要項・ガイド (chuo-u.ac.jp))
五、一般入試
1,私立は2月10日~13日が多い。都立は2月下旬。
2,基本的には、私立は試験当日の学力試験一発勝負。
都立は学力7・学校の評定3。学校の評定は中3の2学期の成績。
3,私立は3科(国数英)が多く、都立・国立は5科(国数英+理社)。
※一般入試においても学校の評定により加点される場合もあり、学校での勉強、提出物など大切にしてほしい。
拙著です↓講師と生徒二人の会話形式で社会科を語る本です。ゼミナールに参加する気分で、暗記じゃない基本から説き起こす社会の参考書をぜひ知ってほしいです。以下から立ち読みも可能です。
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拙著に込めた思いについては
「やさしい中学地理」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学歴史」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学公民」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
を参照してください。
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