本日は日本学園中学校・高校の塾関係者対象の学校説明会に参加しました。日本学園中学校の説明を中心にご紹介します。
日本学園は2026年度4月から明治大学の系列校化し、2029年度から明治大学への推薦入学(約70%)を開始します。ということは→現小6が来年度入試で日本学園中学に入学すれば①高1時に「明治大学付属世田谷」の生徒になり、②卒業時には明治大学への推薦を受けられるということ
を意味するのです。しかも③本年度は男子のみ募集します。しかし、遅くとも2026年度には他の明治大学付属校と同様に男女共学化します。とすれば、いずれは男子の募集定員は削減されます。つまり、来年度の日本学園中学の入試は、男子にとって明治大附属校としては最も入りやすい入試になるかもしれません。これは中学受験界に大きな衝撃を与えることを意味します。
一、教育理念
です。↑「人は得意な道で成長すれば良い」です。これは創立者である杉浦重剛さん↓の言葉です。戦前は、あの開成中よりレベルが高かったそうで、卒業生は横山大観、吉田茂、永井荷風、長谷川如是閑などキラ星のごとくです。
二、指導
「人は得意な道で成長すれば良い」という教育理念を実現するために、
①創発学②NGP③日々のきめ細かい学習管理などを実施しています。以下、それぞれを説明します。
①創発学とは、本学では約20年前から実行してきたそうですが、今でいう「アクティブ・ラーニング」「探究型学習」です。「創」=情報収集(調査・探究・取材)し、それらを分析・総合する、つまり、まとめることで、
「発」=それらを表現・発表することだそうです。
②NGPとはN(にちがく)G(グローバル)P(プログラム)のことで、日本の文化・言語を学ぶことと並行して海外の文化・言語を学ぶものです。
③日々の学習については、デイリーレッスンノート(漢字・英単語などの練習帳、先生がチェックする)、英語・数学の朝テスト、にちがく講座(毎週2回7時限 先生が付き添う自習)、モジュール講座(中3以上が参加できるオリジナル講座「大学受験長文読解講座」「現代文個別指導」「中学英語やり直し」など50講座以上ある)で、きめ細かく指導する。
ちなみに、明治大学系列化については、日ごろから高・大連携の関係にあった明治大学から誘われたそうです。明治大学がこれらの指導を高く評価したとんことです。
④卒業生は151名ということです(進路実績 | 日本学園中学校・高等学校 (nihongakuen.ed.jp))。
三、部活動
トライアスロン部は全国唯一。モノポリー部(全国大会出場)、為替株式部(日経円ダービー出場)、バスケットボール部(2018インターハイ出場)
四、2023年度中学入試
1回目 2月1日 70名募集
2回目 2月4日 30名募集
3回目 2月5日 20名募集
いずれも午前入試、2科・4科選択、発表は当日22時の予定です。ただし、
①今後は他の明治大学附属校同様4科のみになる。2科入試は今年が最後かもしれない。
②問題の形式は変えないが、難度は若干難化させる。しかし「若干」なので、高得点勝負になるのではないか、
とのことです。
中学受験生にとっては、来年度日本学園の入試は、実質的に「明治大学附属世田谷中」入試に等しいといえましょう。
「初年度入試はぬるい」が入試の鉄則。明治大学附属希望者は積極的にチャレンジしてみてはどうでしょう?
拙著です↓講師と生徒二人の会話形式で社会科を語る本です。ゼミナールに参加する気分で、暗記じゃない基本から説き起こす社会の参考書をぜひ知ってほしいです。以下から立ち読みも可能です。
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拙著に込めた思いについては
「やさしい中学地理」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学歴史」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学公民」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
を参照してください。
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