ボサノバのリズム

燃えるような百日紅を目にしながら

卒業した大学での公開講座に参加する機会がありました。

ヨーロッパの経済事情やアフリカの国々との関係の話などを

卒業生で外務省に入りアフリカの大使などを務めた方から

聴きました。

あのころ、この美しい言語を一生懸命勉強して

それを使えることが嬉しく

サッカーチームで簡単な通訳の仕事をさせてもらったり

サンバの陽気で色っぽいダンスを楽しんだり

隣の国の民族舞踊のフラメンコのサークルに入ったり

ボサノバを聴くことが好きでした。今でもです。

友人でもその関係が広がって、たとえば

東大を卒業してボサノバ歌手になった臼田道成さんや

サンパウロ駐在の商社勤めの人など

今でも連絡を取り合えば

様子が伝わってきて

面白いです。

あれから自分は仕事でマーケティング部に配属されて

その後学校に戻り

その間好きなアロマテラピーやヨガ、

太極拳や気功などの自然療法のことを

学び続けてブルークレールを起こしました。

食べ方で体質だけでなく考え方や生き方

人間関係や社会も良くしていこうというマクロビオティックの

考え方とブルークレールのコンセプトに共通性を感じて

勉強したことも今のことに大きく影響しています。

時を重ねて、人の大切なもの、価値観は変わります。

いえ、けっして変わるのではなくて

そのころの自分に新たな自分が積み重なっていきます。

そうして、結果違う自分になるのです。

公開セミナーの後にご挨拶した

学科の教授は

やさしくて、純粋な文学青年だった面影が残る素敵な先生で

おっとりした空気感がありながら知性的で

やはり自分が学生だった頃

教授室にお邪魔してはお茶とお菓子をごちそうになり

楽しいおしゃべりの中に優しく諭してくれていた

先生方の雰囲気と重なりました。

人のお話を聴くことや

今の自分のいる環境と異なる場所に行くこと

そこでコミュニケーションをとることは

今の自分の様子を客観的に見る機会にも

なるのだとあらためて思いました。

そうして、本当に大切なことを見つめる機会にも。

大学構内はいつのまにか

建て直されて高いビルになった建物と

入学したころと変わらない建物と

両方あって

まさにそのころと今を行き来しているような

デジャビュ感がありました。

こういう感覚は楽しいです。

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お肌を大切にすることは、
自分を優しくいたわるということ
そして自分の人生を
大切に積み重ねていくということ
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