最近、ユニバーサル・アプローチ・リフレクソロジーというのを勉強してます。
その開発者のクリス・ストーマーさんが、このメソッドと一緒に世界中に伝えているメッセージが
今の時代は、いかに、ありのままに生きるか、ということが大事
ということ。
ありのままっていったら、もう、アナ雪でしょ。
アナ雪は本当に、今大事なメッセージをたくさん含んでいると思う。
ありのままで、はもう言うまでもない。
自分の中の力を押し込めるのではなく、ありのまま、外に出す、愛とともに
(エルサの氷の魔法をコントロールする方法は、「愛」だった)
この歌をきいて、うたって育ついまの子供たちって幸せだよね。
ディズニーは、映画の中の決まったイメージを押し付ける、と批判されることもあるけれど
きっとそれもかわりつつある。
たしかにディズニーのプリンセスはみんな、美人でスタイルがよくて、しかも十代だった。
(白雪姫は14才、ジャスミンは15才!(OvO))
エルサはディズニープリンセスで初の20代で(一作目では21才、2作目では24才)
他のプリンセスとくれべると胸もかなり小さい。
寝起きのアナは髪の毛ボッサボサだし、一晩で恋におちて婚約した王子さまはまさかの悪役だった。
冒険の末にくっついたクリストフとは、3年かかってやっと婚約することになるし、
それも結構大変だった。
それで、前置きがながくなったけど、アナとクリストフの関係がおもしろくて、
今日はそれが語りたくて書いてます!
この本がすごく面白くて、この本の中での男女それぞれの特質を活かしたパートナーシップの築き方が
アナ雪2のアナとクリストフにすっごい現れてると思う。
要約すると、
男性は(男性性は)、大切な相手を成功イメージの真ん中におくと、力を発揮して成功する。
けど、大切な存在が不在の状態では、力が出せない。また、揺れ動く女性の状態や望みを受け入れることで
男性の器は大きくなって、より大きな望みを実現することができるようになる。
女性は(女性性は)、感受性が豊かなので、物事を感覚でとらえて、今必要なものを感じ取る能力がある。
けれど、それを受け手めてくれる男性がいないとその力は発揮されない。男性を信頼し、自分を大切にし、
心に忠実であることで、感覚が開き、必要なものを感じ取る力が伸びる。
おたがいにうまくいくためのシステムとしてはこちらになります。↓
①(自分の心の望みに忠実であることが条件だけど)
今大切なことを知っている、感じ取れる女性が、自分たちに必要なことを感じ取って、男性に望みを伝える。
②その願いを男性が受け止める
パートナーの幸せを心の中心においた上で、彼女の望みを実現させる
③女性はそれを受けとる
④女性の心のフィードバックに忠実に、その循環をつづける
逆に、女性が望みを言わず、男がそれを受け止められなければ、ふたりのエネルギーは空回りしてしまう。
ということです(たぶん)
この本を読んで、わたしとジョンさんがここまでやってこれたのはこういうことだったのか、
とすごい腑におちた。
わたしがほしいもの、実現したいものを言っていると、ジョンさんがその気になって
勝手に実現してくれちゃった、ということがたくさんあるし、
そもそも、ジョンさんの職業で今の生活がおくれているのは、
最初の最初にわたしと結婚してしまったからだと思う。
起こされなければ夕方まで寝てるし、演奏会に楽器を忘れていったり、大事な日に二日酔いでつぶれてたり・・・
そういうことがしょっちゅうあるジョンさんが、一応、楽器一本で生活して家族を養えるようになったのは
大変な時期にたすけてくれた実家のサポートももちろんあるけれど
無理な要求をしつづけてジョンさんの器をでかくしていたわたしのおかげでしょう。
ジョンさんに受け止められたことで、わたしの心も癒されたし
きっとだんだん良い流れになっていったんじゃないかなと思う。自画自賛だけど。
家事とか、抜けてるジョンさんのサポートとか(主に寝てるのを起こす)そういうのももちろんあるけど、
実際的なサポートじゃなくて、わたしはわたしがしたいことをする、ということが
結局はジョンさんのためになるらしいと、わたしもなんとなく気づいていた。
はじめのころは、わたしがお金の管理をしていたけど、これがわたしにはすんごくあわなくて
結局ジョンさんに丸投げした。
「もうお金がない」「まじでやばい」
と言ってきても、「まあ大丈夫じゃない?」と言ってなるべく気にしないようにしていると
なんだかんだで首の皮一枚つながって助かった・・・ということが、もう数え切れない。
ということで、こういうことがアナ雪2でもたくさんあるのです。
まず、女性の望みが不在だとうまくいかない、という現象。
これはクリストフがアナにプロポーズしようとするんだけど、
これがことごとくうまくいかない、ということに現れてる。
プロポーズのために大掛かりなことを仕組んで、そのせいでアナが必要とする時にその場にいられない、
っていうヘマをやらかしたりもする。
(ノーサルドラの青年と一緒に、トナカイをたくさんあつめて告白するという謎なプロポーズをしようとするが、その間にアナはエルサについて北に旅立ってしまっていた。出発の時アナはクリストフと一緒にいくつもりだったけど、クリストフはプロポーズのためにアナの近くにいなかった。トナカイをたくさんつかったプロポーズがうまくいかない、っていうのも、トナカイ=財産だから、富をエサにしたアピールはもううまくいかない、ということを暗示しているかもね。)
これは男性主導で何かしようとしてもうまくいかないということ。
目的の中心に大事な人がいなければ、男は力を発揮できない。
結婚するのはアナの幸せでもあるだろうけれど、そのことに関してアナと相談したり、
将来について二人で話したりはだぶんしてなくて、
クリストフが一方的に、自分のタイミングだけでそろそろプロポーズしよう!ときめて実行してる。
完全に空回り状態なのだ。
きっとアナと結婚を考えるような話をしていて、アナの気持ちがそこにあれば
クリストフがあらたまってきたときにアナも「これはプロポーズだ」と感じで、
ちゃんと最後まで話を聞けただろうけれど
クリストフが単独でタイミングをきめてプロポーズしようとしたとき、
アナの頭の中はエルサのことでいっぱいで、
やっと最後までプロポーズの言葉を聞けたのは、すべてが丸くおさまって安心(!これ大事!)した後だった。
トナカイのプロポーズが失敗におわった後に、クリストフがうたう「恋の迷い子」も
彼女がいなければ、どこへ行けばいいのかわからない、迷子のよう・・・
というそのままの内容。
これはジョンさんが気づいたんだけど、アナとクリストフが再会するシーンもすごくて、
アナが、ダムを壊すためにアースジャイアントに追いかけられているところに、
クリストフが助けにくるんだけど
トナカイにのったクリストフがアナを抱き上げて言うのが、
「おまたせ。どうすればいい?」
だった。
このシーンのクリストフはめっちゃかっこいい!!!
何も言わずにいなくなったことを非難するわけでもなく
(クリストフがプロポーズのためにアナの近くにいなかったせいだし)
ただ、「おまたせ。どうすればいい?」!!
白馬の王子さまが、自分の衝動で眠ってるお姫さまにキスして解決、ではなく、
はたまたお姫さまが眠っている間に、王子さまが竜をやっつけて解決、でもない。
(どっちのプリンセスも王子さまが活躍する時は眠らされてるってすごくない?!)
アナがどうしてほしいのかをきいて、それを実行するクリストフ。
そしてこのときには、今までとはうってかわって、ちゃんとアナの力になってるし
物語のなかの大事な役目をはたしてる。
これがもう一つのポイント
必要なことを知っている女性の願いを、男性がうけとめ叶えることで、すべてうまくいく。
あのダムが壊れたら、水が押しよせてアレンデールがやばいということは、
アナよりクリストフの方がわかってるはずだ。
なのに、ダムをこわすというアナの望みをただ受け止めて、最大限に力になる。
まさしくこれからの時代の王子さまの役割を示していると思う。
女性が望みを伝える。男性がそれを叶える。
彼女の幸せが、彼の幸せになり、
彼女を幸せにする、という彼の幸せが、彼女の幸せにもなる。
(彼女のためと言いながら、家庭をかえりみないで仕事に没頭するのはダメ。
彼女の心は幸せになってないから)
(↑プロポーズに気をとられて大事なときにアナの近くにいられなくて、アナをがっかりさせるし、
プロポーズにもしっぱいするクリストフと同じ)
ということで、アナ雪ってすごいよね。
という話でした。
まったく、どうして今までは、女性は静かにしてて、
強い男性にリードされないといけなかったんだろう?
自分の望みを言うことを期待されず、男性を立てて、それでうまくいくなんて
ことがまかり通ってたんだろう?
それはきっと、みんながありのままじゃなかったからだよね。
眠りの時代が終わって、真実に目覚めたら、
みんながありのままでいるようになったら、
それぞれの男性性と女性性によって、すばらしい現実がつくられるようになるんだろうな。