みずみずのそとあそび

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13Jul
- 暑い国です
  昨年同様、梅雨が明ける前から猛暑続きとなる残酷な夏がやってまいりました。。。年々増加する熱中症による搬送・死亡のニュース。エアコンの効く涼しい所にばかりいられるわけでもなく、なんとかこの暑さを乗り越えなければと皆さん頭を悩ませます。都市部では舗装化された地面や暗渠化された川や水路のせいで地面から気化熱が発散されず、また高層化された建物は太陽の光が当たる地表面積を増大させ、またその建物の内部を冷やすための空調機の室外機からは外気温に室内の熱エネルギーが加わった熱風が吹き出しヒートアイランドを形成しています。そう考えるとまだまだ田舎は救われているか💦私はあまり熱中症にならない。これは奢りでも油断でもなく、ならないようにしてるからです。元々汗をかきやすい体質であることも功を奏しているのですが、それは、暑くなったらちゃんと汗をかくように身体を慣れさせているからです。これを「暑熱順化」といいます。人間は恒温動物のため、身体は運動や外気温によって体温が上昇してくると汗をかいて、その汗が気化するときに身体の熱を奪って体温を下げるようにできています。なので、汗はボタボタ垂れて落ちてしまうより、汗が染み込んでびしょびしょになった衣服が少しずつ汗を蒸発させている方が身体を冷ましやすいのです。最近は毛のない身体が人気のようですが、体毛があることによりそこに汗がとどまり衣服と同じように汗を気化させる役目も果たします。どなたも身体が濡れているときに風が吹くと涼しい(寒い)と感じたことがありますよね。話は戻って「暑熱順化」簡単にいうと身体を暑いところに慣れさせるということなのですが、ここでいう「慣れる」というのは「汗をかく」ということです。熱暑での活動をする前にこの暑熱順化を行うことで熱中症になるリスクをかなり下げることができると言われています。耐火服で活動する消防隊員や激しい運動をするスポーツ選手などは積極的にこの暑熱順化を取り入れトレーニングしています。暑熱順化は汗をかいたらすぐに涼しいところで休み水分補給ができる環境で行うと、身体への負担を少なく汗をかきやすいスイッチを入れられます。このトレーニングを繰り返すことによって、身体の熱を汗でコントロールできる体になっていきます。私は熱中症になりにくい、と書きましたが、それは汗のお陰だけではなく、自分で身体の状態を把握し活動をコントロールするからです。　いやいや、限界まで作業してないからでしょ。その通りです。限界まで作業して体調を崩すリスクを冒す方がよっぽど不経済です。　そんなこと言ってたら仕事が終わらん。では、限界まで仕事をやって体調を壊して翌日からの作業ができなくなったら？それこそ仕事が何日遅れるかわかりません。場合によっては命を落とすことだって考えられます。会社は、作業員の命にお給料を払っているのではありません。作業員のしてくれる仕事にお金を払っているのです。仕事ができなくなってしまった作業員は会社にとってリスクでしかありません。熱中症のリスクは人それぞれ異なります。危険信号は各々が自分で感じなければなりません。喉が渇いたなとか、頭が熱いなとか、症状を感じとったら適宜水分を補給したり小休止をする事が大切です。だからと言って怠けていいわけではありません。先ほど言った通り暑さに慣れるための身体作りを各自やってもらう事は大前提。最近の人はどこで入れ知恵されてきたのか、労働者の権利ばかり主張してくる人がいます。もちろん会社は法に則って福利厚生に務めますが、それには会社に利益をもたらしてくれるようにしっかりと仕事を覚えてくれなくては、なにが権利なのか。とにかく、建設業も身体が資本です。仕事中に「納期」とか「正確さ」という基本的なストレスはどの仕事も同じ。そこへきて物理的な筋肉の疲労、気候によるストレス、危険度によるストレスが加わる為、長時間の作業は事故に直結します。それ故に、私の会社では基本的に残業はさせません。半分愚痴のようなことを書き連ねてしまいましたが、誰も見ていない備忘録としてここに記しておきます。今年の夏も無事に乗り切れますように。
08Jul
- 国際化？
  先日、地元の業界組合の研修旅行中になんとなく思ったこと。長崎市内のとある居酒屋でひとり〆うどんをしていた時のこと。若いアルバイト？の店員さんが、外国人のお客さんに一生懸命メニューの説明をしていた。決して流暢ではなくありったけ知っている単語を並べて会話をしているが、本人はとても笑顔で楽しそうに対応している。この様子を見て、自分が学生の頃とは比べ物にならないくらい世界が近くなったなとふと思った。特に近年は円安の影響も強く、海外からの旅行者が極端に増えている。所謂インバウンドというやつだ。以前から、私は会話の途中に突如としてヌメっと出てくる英語のようなカタカナ用語に違和感を感じる。特に多いのがテレビのコメンテーターや政治家、企業のお偉いさんなどの話の中にチョイチョイ挟まれる「英語のようなカタカナ用語」例えば「クライアントにはコンセンサス取れていますか？」・・・何故、「先方に了解を得ていますか？」と言わないのか。単純に文字数も増えているうえに話してる相手は日本人。百歩譲って相手が外国人だったとしても、「コンセンサス」を英語的発音で話す人はどのくらいいるのだろう。たまにいる。グローバルスタンダードがイングリッシュなんだからマストでしょ。・・・そもそもこの会話中に使うカタカナ言葉、日本語の意味わかる？　もちろんわかりますよ。じゃぁなんで日本語で言わないの？　もうコレみんな日本語ですよ！？もう、そうなんでしょうね(笑)なんとなく、日本人の英語が話せることへの憧れ、話せないことの劣等感、なのかなぁ。だったらちゃんと単語のアクセントや発音は英語のもので話せばいい。でもそれ恥ずかしんでしょ、日本語の間に英語的発音の言葉を入れるのが。だって話してる相手日本人だから。私は思う。世界標準が最高ではない。英語が何故世界標準の言語なのか。もちろん世界の歴史的な序列もあるが、言ってしまえば「簡単」だからか。世界の言語の中で、日本語はかなり難易度の高い言語だ。日常的に漢字、ひらがな、カタカナを使い、漢字は世界の言語の中でも数少ない表意文字(一つの文字で意味を成すことができる文字)であり常用漢字だけでも2000字以上、その読み方は音訓合わせて4000以上、そこにひらがなカタカナそれぞれ50文字ずつを入り乱れて使用し、口語には尊敬語の他に謙譲語まである。故に、どんなに日本が世界の頂点に立とうとも、日本語が国際基準になることは無い。何が言いたいかというと、日本語で言えることを英語のように置き換えて日常で会話をするのは決して技能向上でもなく言葉の進化でも無い、言語の劣化だと思う。その昔中国大陸から漢字が入ってきてその後の歴史で島国故の独特の発達をした日本語。その言語は文化の表われであり、日本の誇るべき財産だ。近年、日本の八百万の神の所謂神様を英語でGODと訳さず「KAMI」と言わせることがあるという。まさにコレが日本が目指すべき国際化だと思う。日本の神々は外国の一神教の神とは性質が異なり同じものとしては理解されない。コレを「GOD」として訳してしまうのは、国際化ではなく単なる忖度だ。日本の神様は「KAMI」と英訳し、それはこういうものだというくだりを英語で説明する、それが国際化だと思う。世界の均一化は将来的に文化風習も均一化していく。つまり何百年後かには海外旅行の魅力は激減する。どこに行っても気候と地形以外同じ世界が広がることになるからだ。最初の話に戻るが、一生懸命使っている「インバウンド」という言葉も、そもそも英語では「内向きの・内側へ」という単語に過ぎない。旅行者についていうのであれば「インバウンドツーリスト」が外国人旅行者になる。今回の新紙幣、コレも外国人にも見やすいようにと算用数字が大きく表記されている。まぁ、そのうち見慣れるだろうが、とにかくダサい。ダサい。日本に魅力を感じて日本を訪れる観光客なら、日本の紙幣くらい覚えろ。それは外国に行く時の常識だ(そもそも今は電子決済か、、、)。人の家にお邪魔して、トイレのスイッチの位置が分かりづらいって文句言う人いるか？今回の紙幣については決して国際化では無い。コレこそただの忖度だ。かつての携帯電話で使われた「ガラパゴス化」。そんなこと言ってるとまた世界から取り残されてそれこそ国がガラパゴス化してしまいますよ！大いに結構ではないか。生物が独自の進化を遂げているガラパゴス諸島は、世界から保護されている。さてさて、欧米列強への忖度日本。それなら早く円も国際標準に合わせてくれ。と偉そうに書きながら、やっぱりこれでもカタカナ用語が混ざってしまうという墓穴を掘って今日はここまで。
16Apr
- 模造刀再生プロジェクト　練習編
  先日発注した間々田紐の出来上がりを待ちながら、下緒結びの練習練習。。。下緒の結び方で、いちばんシンプルで簡単そうなのが「蝶結び」というやつっぽい、、、なのですが、どうしても下緒がたくさん余ってしまって飾っておくにはもう少し鞘にまとまっていて欲しい。なので、蝶結びを少し多重にして巻いてみます。普通の蝶結びよりも片側だけ２回多く巻いてみます。おおぉっ！ちょっといい感じにまとまりました。
08Apr
- 模造刀再生プロジェクト　2
  鞘の塗装がなんとなくうまくいったので、栗形を接着剤でしっかりと固定して下緒を結ぶと日本刀っぽさが出てくるな〜。しかし、元々の下緒はもうボロボロ、、、ということで、前回最後に述べたように下緒はやはり地元栃木県の無形文化財として受継がれている伝統工芸品の「間々田紐(ままだひも)」にしたい‼️早速ですが、仕事帰りに小山市間々田の「間々田紐」さんへ。お店に入るとご主人が丁寧に対応してくれました。商品ををいろいろ見せてもらいながら「お好きな色で作りたいのであれば今ならオーダーいただいてから1週間くらいで製作できますよ」とのことなので、ではでは是非注文させてください🎵やはり元の色合いやイメージを再現したいので、青系の紐で茶色もしくは金色系の筋の入ったものがいいかなと。糸を見せてもらってベースは藍色に即決。一本筋は藍色と合わせながらあれこれ悩んだ挙句、桜草木染めのほんのり桜色がかった淡い茶色に。出来上がってくるのが楽しみです。さて、下緒の組紐が出来上がるまでにやらなくてはいけないことが。。。下緒の結び方がわかりませんwwwwww早速ネットで調べて、古い下緒で練習(汗蝶結びという結び方を少し変形してやってみます。おぉぉ、雰囲気出るなぁ。さて、間々田紐が出来上がってきたらどんな感じになるのかなぁ〜。
01Apr
- 模造刀再生プロジェクト
  我が家にはその昔、端午の節句に飾る鎧兜が一式ありました。私が５歳のころ、どうやらその鎧兜は姉の悪戯により破壊され、以後飾られることはなくなったのですがｗ鎧兜の両隣に弓矢と模造刀が飾られていました。その模造刀、長い間倉庫に放置され、ふと先日別なものを探しに倉庫を覗くと、、、それはそれは悲しいお姿に。刀身のメッキは錆で浮き剥げ落ち、鞘も下緒も柄もボロボロ　涙太古の時代より刀剣は神聖なものとして扱われ、歴代天皇の３種の神器の一つにもなっており、これはイカン。遺憾でありますということで、刀身はちょっともう見るに堪えない状態のため、粗削りしてさび落としのみとし、鞘・柄の部分を少しきれいにお直ししましょう。さて、鞘も落としたかぶつけたかでパックリと割れており、鞘尻の金物も錆で真っ黒。鯉口と鞘尻を外して下緒を解くと、栗形までがポロっと外れてしまいましたｗｗｗまずは割れた鞘を接着剤とパテで修理していきます。パテが乾いたらペーパーで削りながら形を整えていきます。細かい傷などは少し本物っぽいリアル感があるので残しておく（面倒くさいだけ）ことにします。形が整ったら塗装です。本当は漆などで塗られているのでしょうが、そんな費用は出せませんので、ホームセンターで普通の黒・つや消し黒、そして、ちょっと贅沢にアルミカラーのブロンズを隠し味に。最初にプライマーをシューーーーー続いて一気に黒で塗っていきます。しっかりと色が乗ったら、塗装や補修の跡など細かい粗が目立たないようにつや消し黒をさらに重ねます。しかしこれだけだとただののぺっとした黒い鞘で面白みがありません。今回は、表面を敢えて凸凹にするチッピング塗装風セルフスプレーで行きたいと思います。つや消し黒の上から、つや有黒のスプレー缶をキンキンに冷やしてガス圧を低くして、さらにノズルを微妙に軽押ししてブジュブジュ・・っていう感じで荒い粒を吹いていきます。いい感じに凸凹ができてきました。仕上げに隠し味でアルミブロンズカラーをふわっと。ついでにアルミブロンズで鯉口と鞘尻の金具も塗装して装着！かぁんせいでぇーーーす。下げ緒は地元栃木県の無形文化財である間々田紐にしよう。
09Oct
- 食欲の秋
  記録的な猛暑の夏から一気に秋の様相へ🍂しかし、今年の暑さは長すぎて身体のリセットには少々時間がかかりそうです。とはいえ、秋はなにかと腹が減る　笑縁側の七輪も夏の間だいぶ燻っていましたが、ここへ来ていよいよ本格始動です。今日は秋のおやつ。まだ焼き芋にはちょっと早いかな〜ということで大学芋を七輪調理。七輪で調理するのであんまり手の込んだことをしたくありません。なので今回の大学芋は油で揚げず、炒めて作る簡単版。まずはサツマイモを少し小さめに乱切りして水に10分程さらしておきます。そして少し多めに油を敷いたフライパンで炒めながらしっかり火を通します。切った面に焦げ色が付いてきたらひっくり返して、を繰り返して表面をパリッとさせます。七輪なので相変わらず火加減は火から鍋を遠ざけたり近づけたり　汗汗全体に火が通ったら、砂糖・醤油・みりん(全部適当)を混ぜ混ぜしたタレをぶっかけて遠火でお砂糖が焦げ付かないように混ぜながら芋に絡めていきます。あとはお皿に盛って胡麻(今回は白胡麻😋)をふりかけてかぁーんせぇーぃでぇーす🎵うめぇ❤️
09Sep
- 自然の恵みの重きを知る
  炎天狂う猛暑の夏もやや落ち着き、少しずつ秋の到来を肌で感じつつあるこの頃。我が家では２つの実りをいただきます。ひまわりの種🌻子供が学校で観察していたひまわりの種を毎年収穫しては翌年蒔いてと、子孫を受け継いでいる我が家のひまわり。今年もひと株大きく育ち、大輪とはいきませんが元気に花を咲かせてくれました。大きな花と葉は、大地の養分とと太陽のエネルギーをたっぷり吸収してたくさんの種子を拵えました。来年に蒔く分を半分とっておいて、半分は美味しくいただきます。まずは苞葉の中にパンパンに詰まった種をガシガシと取り出してしばらく乾燥させます。食べる前に虫などがいると嫌なので一度綺麗に水洗いしてから殻ごとフライパンで軽く空炒りします。そしてここから1番手間のかかる殻剥き。ひとつひとつからを潰して中の胚乳を取り出します。これを岩塩とオリーブオイルでサッと炒めるとめっちゃ香ばしくて癖になる味！しっかし、殻剥いて胚乳だけにすると本当にこれっぽっち！コレでお腹いっぱいにするのはほぼ不可能。。。続いては秋の味覚の栗🌰家の栗の木が先日のゲリラ豪雨の突風でイガがだいぶ落ちたので早速栗拾い。こちらも収穫後に水に浸して虫の有無を確認し、冷暗所で数日寝かせます。私は煮るより焼くより蒸すのが好みです。ホクホクの山栗(柴栗)は縄文時代から食べられている栗の原種のようなもの。スイーツに使われる栗とは違って素朴だけれど優しい甘さで、どちらかと言うと芋に近い感じ。ただ粒も小ぶりなので皮を剥いて食べて、もひと苦労。皮剥きのナイフ捌きがキモになります。こうして、自然のものを「収穫して調理して食べる」という体験を子供にも共有させています。近年では大人も含めて食料の大切さを意識することが少なくなっているように感じます。人が生活するために必要な「衣食住」のひとつである「食」。今ではスーパーやレストラン、コンビニで簡単に食べ物が手に入ります。しかし、簡単に手に入るが故に、その有り難みを感じにくいのでしょうか。我が家の子供には、自然の恵みを収穫しそれを加工・調理して口に入るまでの体験、さらにはその収穫以前の栽培のところからの労力や時間、例えばタケノコを掘るのは大変、だけどタケノコが生える竹林を管理するのはもっと大変、栗の実をイガを剥いて皮を剥いて調理するには大変、しかも年によって取れる量も大きさも全く違う、など、食べ物が自分の口に入るまでのバックグラウンドを意識させるように心がけています。食べ物に限らずですね。世の中、物は使って捨てての繰り返し。身の回りの物はもちろん、車や家までも買っては売り、買っては売り、、、さもそれが賢いかのような流れ。世界も「カーボンニュートラル」とかいう呪文を唱えながら、既存の「物」から高効率の「物」へ、やれ国の方針だ、やれ補助金だとバンバン「物」が作り出されていく。それらの物を作る工程、原材料の生産、輸送、生み出された廃品の処分、再利用、、、世界が便利になればなるほど、人はさらなる利便性を求め、また新たな物を作り、捨てていく。子供の世代に「もったいない」という言葉をどういう風に伝えたらよいのか。。。
11Aug
- 無題の備忘録
  あまり人に話すことはないけど、ここは自分の人生の備忘録なのでこの時はこんなこと考えてたんだな〜というのを書き記しておこうと。40代も後半にさしかかり、いささかいろんなことに疲れてきた。地域を廻している諸先輩方がら言わせると若いもんが何を言っとると言われるが。自分の性格のせいで(おかげで？)いろんな組織・団体からお誘いがある。そして入ったからにはとにかく頑張ってしまう。多方面から声がかかるのは社会の一員として、会社の経営者として、非常にありがたい。ただ、1人の人間としては少々感じ方が違う。自分が小学校の低学年の頃から、親父はPTA会長をやっていた。中学校もずっと。おかげで教頭先生や校長先生などと親しくさせていただいていた。そのせいか、担任になる先生にもいつも可愛がってもらっていたと思う。でも、別にそれに天狗になっていたわけでもなく、先生と仲良くなれるのは嬉しかったし先生も何かと気にかけてくれたりして本当にありがたかった。うちの先祖は地元の藩の士族だった。高祖父はあの高杉晋作とも剣を交えた記録がある。祖父は15で旧制中学を中退し海軍航空隊に志願入隊した。太平洋戦争が終わり、昭和21年に祖父が今の私の会社の基礎となる店を始めた。かれこれ80年地元で会社をやっているとそれなりに地域の信頼も厚くなり、先に述べたように、親父はPTA、県青少年指導員、町議会議員、地元業界の組合長、など様々な活動に携わっていた。自分は大学を卒業して地元のとある会社に就職。その中にも同じ地元の方々が勤めており、おぅ、〇〇さんの倅か。親父さんは色々大変だな。爺さんは元気か。30の時に勤めた会社を退職し、家業に入ると〇〇青年部、消防団、〇〇クラブ、〇〇会議所・・・様々なところからドッと勧誘が来た。当然やるもんだと思っていたのは、祖父や父の姿を見ていたからに違いない。世の中の為に。人の為に。そう言われて育ったわけではない。ただ、親や祖父の姿を見ていれば自ずと「そういうもん」だと刷り込まれてしまった。入った団体・組織では「あそこの倅さんなら、」「あいつなら、」そう言われて役を任される。決して自分でやりたいと思ったこともないし、やらせて欲しいと頼んだこともない。ゆっくり考えてみると、代々築かれた「家」の流れ、と、親や祖父からの無言の刷り込み、それが相まって今の自分ができてしまった。最初に戻る。とにかく疲れる。元々本当は社交的ではない。酒も一滴も飲めないし、人の名前なんかまるで覚えられない。しかし、集まりがあれば参加しなくてはという衝動に駆られ、何かイベントがあれば一生懸命頑張らねばと寝る間も惜しむ。この性格を作ったのは間違いなく親だ。恐怖がよぎった。この背中を見ている自分の子供はどうなるんだろう。。。同じように刷り込まれて、同じようにいろんなことに巻き込まれていくのだろうか。。。果たして子供は自分と同じようにある時悩むのだろうか。これが家系という遺伝なのだろうか。別に親や祖父を恨んでいるわけでは全くない。むしろ感謝しきりだ。先にも述べたように、社会の一員として、会社の経営者としては最高にありがたい。しかし、、、しかし、個人的には、、しんどい。ただこんな話、世間にはそこらじゅうに転がっている。地元にも同じような家系の人が沢山いる。自分なんかよりもっともっと仕事以外のいろんなことに関わり奮闘している人たちがいる。だから自分だけがツラいとか苦しいとかは全く思わない。むしろ本当にみんな頑張ってよくやってるなとものすごく感心する。年齢を重ねてきて最近きっと「人に見せたい姿」と、「自分らしい自分」のギャップが大きくなっているのかなと思ったり、いや、でも人に求められたり頼られたりしている時の嬉しさや充足感もまた簡単には味わえない良さと思ったり。家系という呪縛？しがらみ？ではあるが、それもまた人生の醍醐味か。周りからは好きでやってる、役職が好き、やりたがり、と思われがちだが割ともがきながら生きてる。
13Jun
- ユメビト
  私の住む栃木県壬生町では、「壬生町でいきいきと町の未来に夢を描く人たち」にスポットを当てたドキュメンタリー動画「ユメビト」を制作しています。様々なジャンルで壬生町の未来を考える人たちを紹介する地方創生動画を制作しているのは、あの「いちご一会🍓とちぎ国体」の主題歌を歌った壬生の歌姫「サトウヒロコ」さんが運営する会社cume,LTD. 。今回このユメビト　第4弾に出演させていただきました❣️#1 バンダイミュージアムの金井顧問&鈴木館長。#2 ホスピタルイン獨協医大の菊地支配人。#3 世界で活躍するヘアメイクアーティストの田村裕子さん。#4 壬生まちなか・おもちゃのまち遊々　両創生ワーキング会長の小林&水井いろんな人が地域を想ってがんばっているんだなと改めて感じた動画です。#4 は他愛もない話を本当に上手に動画に仕上げていただきました。それぞれYouTubeでご覧になれます🙆‍♂️#01 おもちゃのまちバンダイミュージアム　金井正雄顧問　× 鈴木勝館長【ユメビト】#01『おもちゃのまちバンダイミュージアム』金井正雄 × 鈴木勝【ユメビト】#01 『おもちゃのまちバンダイミュージアム』金井正雄 × 鈴木勝夢のような町で生きる夢見る人に会いに行く旅『ユメビト』は「人から町を知る」をテーマに作られた地方創生動画です。今回訪れたのは栃木県壬生町おもちゃのまちバンダイミュージアム（https://www.bandai-museum....www.youtube.com#02 ホスピタルイン獨協医科大学　菊地由香里支配人【ユメビト】#02『ホスピタルイン獨協医科大学編』菊地由香里支配人夢のような町で生きる夢見る人に会いに行く旅『ユメビト』は「人から町を知る」をテーマに作られた地方創生動画です。今回訪れたのは栃木県壬生町にあるホスピタルイン獨協医科大学病院と連携した真に社会に役立つ新しいコンセプトの日本唯一のホテル。ホスピタルイン獨協医科大学（https://www.hospital-inn....www.youtube.com#03 ヘアメイクアーティスト　田村裕子さん【ユメビト】#03『ヘアメイクアーティスト』田村裕子【ユメビト】#03『ヘアメイクアーティスト』田村裕子夢のような町で生きる夢見る人に会いに行く旅『ユメビト』は「人から町を知る」をテーマに作られた地方創生動画です。まちづくりは人づくり！あなたの大切な場所も思いも人から人へ伝えていきます！あなたの大切な人に届きますように♪制作：cume - キューム -協力：おもち...www.youtube.com#4 壬生町創生ワーキング会長　小林信作　× 水井正行【ユメビト】#04『みぶで生きる男たち』水井正行× 小林信作【ユメビト】#04『みぶで生きる男たち』水井正行× 小林信作夢のような町で生きる夢見る人に会いに行く旅『ユメビト』は「人から町を知る」をテーマに作られた地方創生動画です。まちづくりは人づくり！あなたの大切な場所も思いも人から人へ伝えていきます！あなたの大切な人に届きますように♪制作：cume - キューム -協力...www.youtube.com
11May
- ジムニーシエラ　スペアタイヤホイール塗装
  気付けば半年も放置(笑久しぶりに乗り物ネタです。愛車のジムニーシエラは背中にスペアタイヤを背負ってるのですが、このタイヤについている純正のホイールカバーが無地で寂しかったので知り合いの看板屋さんにデザイン送ってステッカーを作っていただきました。のが、4年前。コレはコレで結構気に入っているのですが、、、最近、JB74Wシエラを街中で見る機会もかなり増え、みなさん色々カスタムしてるな〜と羨望の眼差しで見てます。先日見かけた1台のシエラが、なんかゴツゴツしててカッコよかったんですが、何がってリアビューがメカニカルでマテリアルでインダストリアル(意味不明)❣️モノは試しに自分もスペアタイヤカバーを外してみると、なかなかどうしていい感じの純正鐵チンホイールが顔を出したじゃありませんか。ただただノーマルではモノ足らない私。金をかけずにカスタム風にDIY。お決まりのスプレー塗装です。ボディー色に近いアサヒペンラッカースプレーの「スチールグレー」を購入し、あとは手持ちの白とクリアーでOK。最悪失敗したらホイールカバーを元に戻して終了！さて今回は、グレーだけでは寂しいので少し文字も入れてみたいと思います。まずはスペアタイヤを外してリム周りを含めてホイールをとにかく綺麗に洗います。そのあとアルコールでしっかり脱脂。リムの外周のタイヤウォールを養生テープでマスキングします。コレは結構適当です。そして今回はワンポイントで白い文字「3BA -JB74W」と現行型ジムニーシエラの型式を入れたく、文字の白い部分を先にスプレーして乾かします。今回文字を刻んでくれるのは、100均のデコレーションシール(笑最後に剥がしてしまうので色は何でもOK。文字なんとなーく揃えて貼り付けます。そしていよいよスチールグレーで全体をブシュゥゥゥゥ。しっかり乾かしたらそおっと文字シールを剥がせば、白文字がくっきり😅決して近くでは見ない事。最後に塗りムラが目立たないようにつや消しクリアーをしっかり吹いて完成！車に取り付けると、、、、うーーーん、なかなかゴツいエロケツになりました❤️
14Dec
- 同期同級会2
  妻木晩田遺跡ですっかり腹ペコになった私は、今回のホスト県である鳥取県の同期会長に早速もしもし☎️「お昼食べよ〜」そう言って現在地を伝えると、「そっから車で10分のところに青年部員がやってる有名な蕎麦屋があるんでそこ行きましょ〜」ということで、到着しました「ひの木家　淀江本店」さんです。国道沿いにでっかく「出雲そば」と書かれた看板が聳えています🎵以前有名テレビ番組で紹介されたこともあり、この日も大混雑。しばらく並んで席に座ると、オススメの「三色蕎麦」が運ばれてきました。どどーーーーーーんと、割子の上に巨大なイカ天が乗っていて、ボリューム満点な上にコスパがいい。はい、キュン❤️です🫰ざっくざっく、ずるっぱずっぱ、とイカ天と蕎麦を平らげいよいよ本日のメインアクティビティに向かうとしますか。本日、全国各地から集合した同期会長たちがやるのは、、、、「弓ヶ浜をみんなでサイクリングして、野郎どもで夕日を見よう」です💦💦💦レンタサイクルに乗って、大山を眺めながら漕ぐこと片道約20km。まぁぁぁ映えないこと映えないこと(笑数え四十七歳にもなるおっさん達が、チャリンコで爆走し夕陽に向かって叫ぶという、「青春」ならぬ「壮秋」ですなぁwwwwこんなにチャリンコ漕いだのは、高校以来で、、、おっさん達、鼠蹊部が圧迫されて激痛が走っております。日も暮れて、すっかり夜の景色になってきた米子市。ホテルにチェックインしたら、いよいよ宴です。地元の有名な割烹で、海の幸たっぷりの料理と鼠蹊部の痛みを忘れるためにとびきりのお酒をいただきます❣️あ、私は濃いめの烏龍茶ですが、、、みなさん、先の参議院議員選挙で見事初当選した同じく同期広島県会長の「越智としゆき」くんの選挙での各県の労を労いながら、それぞれの近況報告。そして恒例の、「次はどこでやるんだ選手権」毎年西日本・東日本と交互に開催しているこの会。次回は東日本の番。東日本で残るは「埼玉、長野、山梨、神奈川、東京」の5件あそこがいいなー、ここ行きたいなー、あれ食べたいなーとわちゃわちゃした挙句、次回開催は「長野県」❣️に決定しました〜このシチめんどくさいオジヤン達をホストとしてもてなすのはなかなか労力が必要。嫌がる(笑)長野県会長を慰めに、〆のラーメン。もう食えないよぉ〜💦💦💦つづく
10Oct
- 同期同級会
  先日、とある集まりに招待されまして初の鳥取県にお邪魔してまいりました。全国にある「商工会」(商工会議所とはまた別の組織です)という組織の中に「商工会青年部」というものがあり、商工会議所地区(一般的に各県の平成の大合併以前から〇〇市というところが多い)ではない商工会地区(〇〇郡〇〇町などの平成の大合併以前は町や村だったような比較的小規模な市町村が多い)にある「商工会」に加盟する会社の経営者やその後継者の45歳以下の人が集まって組織されています。私の住む栃木県には現在33の地域に商工会が設置されており、各地域の商工会に青年部が組織されています。今回の集まりは、栃木県の商工会青年部を取りまとめる「栃木県商工会青年部連合会」という組織の会長を務めさせて頂いた時の全国の各県同期会長さんたち47名の中で、同い年(昭和51年度生まれ)のメンバー15名が「51会」と称して定期的に集まり、各県の状況や各自の近況を報告しあうというまさに同窓会的な集まりなのです。この51会は、会長職を退いた翌年2017年に発足し、おおまかに東日本と西日本が交互にホスト県を決め開催されます。発足の東京から始まり大阪→栃木→沖縄→岐阜→そして今回の鳥取。前置きがだいぶ長くなりましたが、今回鳥取県は米子市に行ってまいりました‼️実は山陰両県は足を踏み入れたことがなく、51会に鳥取県がいてくれて本当に感謝です❣️当日は午後3時にホテルのロビー集合ということですが、せっかく初めての鳥取だし次いつ行けるかわからないから少し見たいところ観れるといいなということで、羽田を朝8時台の飛行機をチョイス。自宅を朝5時に出発して車で一路空港へ。目立った渋滞もなく予定通りに羽田へ着いてチェックイン。コロナ禍でしばらく飛行機など利用していなかったので、いささか空港内での勝手が思い出せずあたふたしつつも無事飛行機も離陸しあっという間に鳥取県米子鬼太郎空港へ到着✈️ロビーでは鬼太郎がお出迎え(笑そして私の旅に欠かせないのがレンタカー。今回も運転席からの眺めが超絶よくて、見知らぬ土地でもスイスイ走れる軽のハコバンをお借りしてレッツスタート🚐さて、時間はまだ午前10時半、どこを見ようかな〜とGoogle mapを検索していると、、、ん‼️見たことある名前が❣️「妻木晩田遺跡」むきばんだいせき　と読みますこの遺跡、弥生時代の集落遺跡でかなり広大な面積で西日本でも有数の規模を誇る遺跡。以前から名前は知っていたのですが、鳥取県の米子にあったとは梅雨知らず、なんともラッキー。早速向かいましょう♪車で30分ほどで到着する道中、正面には霊山「大山」が勇壮に聳えております。駐車場に到着し、敷地の案内図を確認。なるほど、日本海の弓ヶ浜を見下ろす絶景スポットもあるがそこまで少し(結構)歩くのね🤔流石広大な面積を持つ遺跡。しかし、看板を頼りに歩いて行くと、あちこちに復元された竪穴式住居が😍資料によれば、大山の麓にある丘陵に作られた集落は丘陵全体を環濠で囲み、その中で発掘された建物の跡は900棟にも及ぶ大規模な「ムラ」でした。社会で習った弥生時代はイメージとして平坦な土地で稲作を中心に栄えたと思っていましたが、資料館の展示にもあるように、農作物はもちろんですが自然の中にある木の実や植物、そして豊富な動物を狩り、豊かな衣食住を実現していたとのこと。そして、山陰地方は大陸との交流により既に鉄の生産を行い、道具として鉄器を使用していたそうです。思いもよらなかった場所で行きたかった遺跡と出会い、爽快な天気の中遺跡を散歩するという幸先良いスタートを切った今回の旅。さて、歩いたらお腹が空いてきましたよ。続く
16Aug
- 縁側塗装
  お盆最終日。先週始めた縁側の塗装修繕を今日こそ完結させるぞ。とはいえ縁側の残り面積は全体の2/3、70%近くが残っている計算😭今日は暑くなる前に早起きして5時半から水拭きとマスキング。それでも塗り始める6時には頭から滝のような汗が、、、新築から約3年経ち、水に強いと言われる檜の板も塗装が焼け表面はカサカサ感。どうしても軒先に近い部分は雨もかかるし日も当たる。もちろん板が朽ちてきているわけではなく表面が酸化してグレイッシュな感じになってきているだけですが、板の間は素足で歩くところでもあるのでササクレ立ってくると痛いので、早め早めにメンテナンスをしておきます。なので、軒の柱部分はそのままで。今回使用する塗装はアサヒペンの水性ウッドステイン(ウォルナット色)元々のオスモカラー(ウォルナット色)とはお値段はもちろん色も若干異なりますが、どのみち3年おきくらいにリペイントするなら安くてもいいかな〜と。そしてこの水性ペイントは臭いがなくて夏場の乾きが早い👍塗布後約1時間で乾いてしまいます。さて、平らで広い面積を塗るのに重宝するのがこのスポンジ刷毛‼️昔はローラー刷毛使ってたんですが、こういうところは断然スポンジのフラットな刷毛が楽で綺麗。そして板の隙間にはペラペラの板に毛のついたスキマ刷毛は便利。これでスキマを4箇所塗って、板4枚塗って、、、を繰り返していきます。しかもこの塗料は1回塗りでしっかり色もついて塗膜もできるので楽ちん。とにかくオイルステイン系の塗装は塗りムラも目立たないしスポンジ刷毛のおかげで均等に塗れるので素人にはもってこいなのです。新築の時に縁側の材質も考えましたが、こういった自己修繕をDIYでやる(やれる)という前提で天然木材としました。新築時に見映えで色々選んでも、数年経って劣化する部分と新建材の劣化しにくい部分との“差”が出てきます。それを放置しておくと綺麗な部分と劣化した部分が混在し全体的にチグハグに。劣化しやすいところは定期的に自己修繕なり業者に任せるなりのつもりで建材を選ぶようにする、メンテにお金をかけたくないなら劣化しにくい建材(金属や樹脂など)で作る、ということを頭に入れておくといいかもしれません。
24Jul
- 消防団のこと
  最近よく目にする記事で『消防団の操法大会不要論』について。あ、コレは自分が消防団だから特にそういう記事が目についてしまうもので、興味関心のない方からすれば「え？そんなに記事になってる？」だったり、そもそも「操法大会ってなんやねん」てな感じだと思います。極論を言うと『消防団不要論』を述べている方もいらっしゃいますが、、、それは単純に『今よりも災害の被害が大きくなる』もしくは消防署、消防吏員を大幅に増設することによる『消防団維持費とは比べ物にならない莫大な税金が投入される』ので問題外。全国の消防団で長年開催されている「ポンプ操法大会」とはなんぞや。ポンプ操法とは、火災災害を想定してポンプ車もしくは可搬ポンプ(持ち運びできる小型ポンプ)を使用して速く正確に擬似消火活動を行う競技です。競技は採点方式で、タイムや規律、安全性や協調性などを点数化し競います。コレのどこに不要論の要素があるのか。不要論を叫んでいる人のほとんどが口にする言葉『現場でそんな消火活動をしたことがない』その通りです。しかも、現場で到底やるとは思えない動作を大会前になると毎日のように集められ練習させられるのですから、そりゃ「そんなことやってるから団員やる人がいなくなるんだ」と。ごもっとも‼️と、言いたいところですがコレは私としては少し引っ掛かります。私もかれこれ15年ほど団員を勤めており、もちろん年に数回は実際の火災現場で消火活動をします。確かにポンプ操法競技と同じような流れで作業したこともありませんし、実際には異なった道具や器具(より作業を迅速に且つ簡易に行える機械器具等)を使用する事も多いです。自分は建設業に携わっておりますが、建設業にも様々な資格があります。こと、生命に直結するような危険性を持つ作業も多いため資格の取得は知識だけではなく実際の実技指導があります。その中で、ハシゴのステップを一段昇るたびに「足場ヨシ」と声出し確認するとか、レバー操作する際に作業毎に「〇〇ヨシ」と声出し・指差し確認や二重チェックなど、実際の作業中には意識はしていなくてはならないけどイチイチ声を出したり指を差したりしない作業ってあると思うんですよ。ポンプ操法って、そこを教えていると思うんですよね。実際の現場では気をつけとか回れ右とかしないとか、ホースはホースカーで延ばすから二重巻き転がさないとか、指示伝達は無線でだからわざわざ走って行って手信号しないとか、気をつけの指先が開いてるとダメなんて意味がないとか、色々言いたいことはあるでしょうけど、それって『不要』ってものじゃなくて『基礎知識として頭に入れておかなくちゃならないもの』だと思うんですよ。だけど言えることは、教える側もそれを理解していないとおもいます。結局『大会』という競争になる中で、高得点を狙うために過度な規律指導やモアスピードを優先し結果怪我人が出たり体育会系のノリについていけない人が不満を募らせることになります。本当は、気をつけの姿勢で指先まで気を遣って一つ一つの作業に神経を尖らせることによって実際の災害現場で同じ様な動作はしないとしても怪我をしないように事故が起こらないように意識させる事や、機関員同士の連携動作の訓練により現場での団員同士の息を合わせるタイミングの取り方だったり、そして利便性を高めた機械器具などを使用せずホースと管槍、手信号と声による伝達でポンプから水を送って消火するという一連の流れを覚えることによって、万が一無線が壊れたり、ポンプが壊れたりした時にパニックにならずに臨機応変に対応できる基礎を作る事がポンプ操法の意味だと思います。教える側がそれらの意味を考えずに『伝統』と称した指導をしてきたことに問題があったと思うと、誠にもって反省しきりです。。。地元の消防団でも、操法大会は数年に一度に回数が減りましたが、自分の所属する部では毎年新団員の方にはポンプ操法の指導をしています。大会が無い分、モチベーションが上がらないという体育会系の意見ももちろんありますが、単に競技に対するモチベーション(それも悪くは無いのですが)ではなく、ポンプ操法自体は火災現場での基礎要素でありKY(危険予測)活動の重要なデータとして体と頭に叩き込んでおくことは必要だと考えます。先日のKDDIの通信障害により何から何までスマートフォン頼りの人がパニックになっていたのを見て、人間なんでも便利なものが好きですが、原始的な方法でも任務が遂行できる知識と経験を持っていないと万が一の時に無力になってしまう事がイチバン勿体無いなと思う今日この頃でした。とはいえ、昨今の団員減少の原因の一つとも言われている操法大会の在り方についても考えていかなくてはなりませんね。
26Jun
- 木材塗装
  自宅の濡縁でちゃぶ台代わりに重宝している檜のスノコ台がいささか汚れと風化でなんとなく汚くなってきたので、塗装して見栄え一新🎵木材の塗装でよく使っているのがオイルステインとかキシラデコールなどの染料です。顔料ペンキとは違い、木目が残り木の風合いが保たれて且つ刷毛やローラー跡が分かりにくいので、私のようなズボラな人間には願ったり叶ったり。最近のお気に入りカラーはシルバーグレイ系の染料です。木材が風化してくると赤みが抜けてきて自然とグレイッシュな色になってきますが、そんな雰囲気にささっとしてくれます。水性キシラデコールのシルバーグレイが、家の杉板の塀を以前塗った時の余りがあるので早速使います。元々白木のままの檜の台なのでそのまま気にせず塗りたくります。水性なので水で薄めて色の濃さも調整できるのがいいですね。木目が透けるので刷毛跡も目立ちません🙆‍♂️少し風化した具合に仕上がりました🎵ついでに家の入口のミラー支柱に被せた竹も、白茶けてきたので塗り塗り。乾かしてる間に竹林の縁を草刈りしてると、、、、山椒の木が芽を出していました。鳥が実を食べ運んできたのでしょうか？山椒の新芽はタケノコの煮物に添えたり、うなぎの添えたり、重宝するのでこのまま木に育てたいと思います。
08Jun
- 皮下腫瘤切除
  中学の頃、何の気なしに触った左前腕の肘近くに「虫刺されか？」的な小さな膨らみを確認。何日経ってもその小豆ほどのしこりのようなものが皮膚に埋まっているだけで、痛くも痒くもない。それから30年が過ぎようとした頃、左前腕のそいつは急に主張し始めた。あれよあれよという間に皮膚が直径3、4cm、高さ1cmほど隆起してきた。この時も痛みも痒みも全く無く、触るとプニプニするなーこのシコリw 的な感覚でお付き合いをしてた。しかし、場所が場所だけにぶつけたり引っかかったりとにかく邪魔。はてさて、コレなんだろう？どこで見て貰えばいいの？的な感じで、子供を皮膚科に連れて行ったついでに先生に診てもらうことに。「コレは粉瘤か脂肪腫だね。外科で切除してもらった方がいいね。」というわけで、家の近くの外科クリニックで再受診。「硬さとか触診の感じからすると脂肪腫っぽいね。切開して摘出するので手術日程を確認しましょう」おおぉ、その場でサクッと取れるものではないのね😅改めて手術日程を調整していよいよ当日。外科手術など受けたこともなければ、皮膚を縫ったこともないピュアな身体にいよいよメスが入る。手術着に着替えて部屋に入ると先生と看護師が2人で迎え入れてくれた。部屋に流れるナンバーは「オリビアを聴きながら」「桃色吐息」「壊れかけのRADIO」etc.思わず口ずさんでしまう名曲。ペンで術部のマーキングをされたかと思うと、チクチクと局所麻酔を打たれそこからはもう自分のものではない感覚。「じゃぁ、切開しますね」と言われてもなんかゴニョゴニョされてる感覚しかないので桃色吐息。その直後、「あ、アテロームだ」脂肪腫ではなく粉瘤でした。外見からは臍もなく炎症を起こしたこともなかったのと、触診の硬さ、癒着の感じからは分かりづらい例かと。しかししっかりと切開したので嚢胞を残さずすっかり切除してもらい、綺麗に縫合して終了。皮下から和栗サイズの嚢胞がつるんと出てきました💦💦💦思いのほか出血がひどかったので強めに圧迫して一晩やり過ごす。夜も痛みは全く無く、翌日に圧迫を解いてもらいあとは抜糸まで安静に。k初めてOPEは意外にもあっさりと。もっと早くやっとけばよかったな笑粉瘤とは・・・
06Jun
- 山×フィジーモ
  フィジーモ@太平山🏔今日は小雨が降ったり止んだりで、登山道もぬかるんでいるのでオール舗装路&階段で。山行は適切なカーボチャージが安全のキモになります。日帰り工程8時間ほどのザックを背負っての登山では、実はフルマラソンの1.5〜2倍のカロリーを消費します。まぁ動いてる時間が長いですからねw体の燃料となるのは主に糖質と脂質。このうち、即効性の燃料となる糖質は実は体内に約1600kcalしか保持できません。なので「せっかく運動するから」とカロリー摂取を抑えすぎると運動中にハンガーノック(ガス欠)を起こします。山行する方の多くは「行動食」を持ち歩いています。行動食は簡単に即燃料となる糖質を補給するもので、コレを歩きながらだったり、水分補給の休憩時だったりにこまめにモグモグします。そんな時に重宝するのが「フィジーモ」栃木県壬生町の戸崎農園さんが開発した「フィジーク用干し芋」です。筋肉をつけるために効率的な糖質とタンパク質の摂取することができ、且つ50gずつの個包装になっているので摂取量がわかりやすい。これまでのプロテイン一択からオーガニック食品でもイケるぞ🧐という優れもの。実はコレ、筋トレだけじゃなくて山歩きにもいいんです。昔から干し芋は野良仕事や山歩きの間食として持ち歩いている人も多かったそうですが、改めてその優れた「成分」と「使い勝手」から、登山の行動食としても見直されてきています。干し芋の特徴として、「低GI」があります。コレ、すなわち腹持ちが良いのです。先ほど述べたハンガーノックを防ぐには急激な血糖値の低下を防ぐことです。かと言って急激に燃焼するものを摂取しても、持続せずにまたガス欠に陥ってしまいます。運動中、身体は様々な注意喚起や警告信号を発します。車に例えるなら、喉の渇き　は　「冷却水系の異常警告」空腹は　は　「燃料減少の警告」となります。特に山での遭難事故は下山中に起こりやすいです。単なる気の緩みだけではなく、登りでエネルギーを使い果たし下山時にハンガーノックによる体の麻痺や思考低下などが原因の事も。下山時に踏ん張りのきかない脚は、ブレーキが壊れた車と同じです。フィジーモは歩きながらでも食べられる軽くて効率のいいカーボチャージャー🎵そして万が一のビバークの時にも、命を繋ぐ非常食となりますね🥫山行時は「登山前」「登山中」「下山時」にしっかりと糖質補給、そして下山後はタンパク質を補給して健康で安全な山LIFEを🙆‍♂️https://www.physiimo.com/items/54296556
09May
- 自然を食べる
  休日の朝。タケノコの最盛期もようやく終わりに近づき、今度は雑草シーズンの到来です。まぁ、私からしたらタケノコも雑草みたいなもんですが、、、汗ハルジョオンやタンポポなどに混ざってよく見るノビル(野蒜)。只々なんの利益も生まない草刈りではもったいない。せっかく食べられるのだから、食べましょう。土が柔らかいところのノビルをズボっズボっっと引っこ抜いて早速こしらえましょう！そのままでもイケますが、少々育ちの過ぎたご様子なので漬けちゃいましょう。よく洗って葉っぱ取って、表面の薄皮取って、根っこ取って。さっっと茹でたら瓶に入れてお醤油と出汁用昆布を投入して醤油漬け。もひとつはお砂糖少々、出汁用昆布に、酢をぶっかけて酢漬け。2、3日おけば食べ頃でしょう🙆‍♂️目の前の竹林(雑木も少々)は季節によって色々な食べ物が。もちろん春から初夏のタケノコは言わずもがな。１ヶ月以上ほぼタケノコ掘って食って掘って食って掘って食って掘って食って、、、、梅雨になると、いい感じの日陰と湿り気で多種のキノコが発生🍄じいちゃんの教えで、「ウチに生えたキノコは食うな」という家訓がありますが、間違えようの無い「キクラゲ」は美味しくいただきます🎵秋には栗の木がイガをボトボト落とすので、栗ご飯🌰自然を食する、季節を食する。世知辛い世の中ですが、楽しみもまだまだ。
06Apr
- 竹で紙を作る
  久しぶりにDIYを。家に竹林があり、毎年4月になると恵みの筍の恩恵を受けています。しかし、この竹、成長すると使い道が無く繁殖力も強いため竹林の管理にはものすごい労力がかかります。実際、筍堀も重労働。4、5本なら全然いいのですが、出始まると最盛期には1日100本以上掘らないと間に合わない、それが約１ヶ月続き大体1シーズン2000本ほど掘ります。そんな竹(ウチの竹林は90%が孟宗竹です)ですが、昔はいろいろな用途に使われ祖父は竹を番号管理し販売もしていました。しかしそれらは樹脂製品に置き換えられ、竹は増える一方ですwそんなこともあり、竹の利用についていろいろ考えるようになりました。その一つとして「竹の繊維で紙を漉く」いわゆる竹紙の記事を読み、子供の頃雑草を煮て紙を漉いたのを思い出し、ちょっと面白そうだなーと調べてみました。ところがすっとこどっこいwハンパなく大変なの😭切った竹をアルカリ性の水溶液に浸して1年〜3年発酵させ、さらに10時間ほど煮込んで繊維を解す。ほぐれた繊維を木や石の槌でひたすら数日ぶっ叩くコレでようやく紙となる繊維が取り出せるそうです。しかーし。せっかちな私は、もっと簡単に繊維がほぐせればいいなーと考えました。そして思いついた妙案が、「鉋で削る」竹のままで柔らかくしようとするから時間がかかるので、極力薄く削って煮れば早く柔らかくならないかなー。早速試してみますと、、、おお、思ったよりちゃんと鰹出汁みたいになっとる‼️ドバッと重曹を入れて2時間ほどコトコト煮ます。そうしたら、適量とってミキサーで粉砕。ここで、以前、笹の葉っぱで紙を作ろうと思ってポロポロの大失敗になった教訓を活かして、今回は「ツナギ」を入れます。いくらアルカリで煮て柔らかくしたとは言え、竹の繊維はかなり強くまっすぐなので、ミキサーで粉砕した繊維はあまりしっかり絡まってくれません。紙としての強度に不安があるため、ミキサー途中でキッチンペーパーを1枚ちぎってミキサーに入れ、、、そして再度攪拌しドロドロにします。漉き枠は裏漉し機で代用。なるべくムラにならないように漉きとったら乾燥です。しっかり乾かせば裏漉し器から簡単に剥がれます。この時点では結構表面n繊維が立ち上がっていたり凸凹があるので、木綿の手拭いで挟んで、スチームアイロンをかけます。さて、できた紙で今回は栞を作ってみましょう。やはり1枚では不安なので、同じ大きさに切り揃えたものを木工用ボンドで貼り合わせて強度を出します。最後にパンチで穴を開けて、何かちょうどいいリボンでも通せば完成です🙆‍♂️使用量は微々たるものですが、ひとつお勉強になりました🎵
02Apr
- ツルミ食堂トラベルプレート
  人間社会が新型コロナウイルスを中心に回っている昨今。子供のころの海外旅行なんて夢のまた夢のような時代に逆戻りしたような気分。そんな中でも、栃木県栃木市都賀町からは、世界各国に定期便が出ております(笑)題して、「ツルミ食堂トラベルプレート✈」ここ、ツルミ食堂では、1～2か月に一度、世界の様々な国への誘いとして、各国の料理をご家庭で味わえるお手軽なテイクアウトプレートを販売。2人分で2525円（ニコニコプレート）と、お、値段以上！の内容量！さて、昨年からの私が行った気になっている国々を一挙にご紹介いたします。まずは2021年3月　アメリカ合衆国つづいて2021年4月　ポルトガルお次は2021年6月　ギリシャどんどん行きます2021年7月　ブラジルそして世界三大料理　2021年8月　フランス（郷土料理）続くはおなじみ　2021年9月　台湾そして2021年10月　イスラエル年が明けて2022年1月　世界三大料理「中華料理」の原点広州　香港最後に2022年3月　戦禍の　ウクライナここ1年でなんと9か国も旅をした気分にさせていただきました💘添付してくれる「料理旅のしおり」を読みながらこのトラベルプレートを食べ、行ったことのある国では「そうそう！この味！」と思い出を語り、未踏の国では「これ食べに行ってみた～い！」と妄想を膨らませる。何より、ここの女将の「旅」と「食」に対する好奇心とリスペクトが凄い。そして私はここのカツ丼が大好き。いったい次はどこの国に行けるのだろう🎵

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