久しぶりにDIYを。

 

家に竹林があり、毎年4月になると恵みの筍の恩恵を受けています。

しかし、この竹、成長すると使い道が無く繁殖力も強いため竹林の管理にはものすごい労力がかかります。

実際、筍堀も重労働。

4、5本なら全然いいのですが、出始まると最盛期には1日100本以上掘らないと間に合わない、それが約1ヶ月続き大体1シーズン2000本ほど掘ります。

 

そんな竹(ウチの竹林は90%が孟宗竹です)ですが、昔はいろいろな用途に使われ祖父は竹を番号管理し販売もしていました。しかしそれらは樹脂製品に置き換えられ、竹は増える一方ですw

 

そんなこともあり、竹の利用についていろいろ考えるようになりました。

 

その一つとして「竹の繊維で紙を漉く」いわゆる竹紙の記事を読み、子供の頃雑草を煮て紙を漉いたのを思い出し、ちょっと面白そうだなーと調べてみました。

 

ところがすっとこどっこいw

ハンパなく大変なの😭

切った竹をアルカリ性の水溶液に浸して1年〜3年発酵させ、さらに10時間ほど煮込んで繊維を解す。ほぐれた繊維を木や石の槌でひたすら数日ぶっ叩くコレでようやく紙となる繊維が取り出せるそうです。

 

しかーし。

せっかちな私は、もっと簡単に繊維がほぐせればいいなーと考えました。

 

そして思いついた妙案が、「鉋で削る」

 

竹のままで柔らかくしようとするから時間がかかるので、極力薄く削って煮れば早く柔らかくならないかなー。

早速試してみますと、、、おお、思ったよりちゃんと鰹出汁みたいになっとる‼️

ドバッと重曹を入れて2時間ほどコトコト煮ます。

 

そうしたら、適量とってミキサーで粉砕。

 

ここで、以前、笹の葉っぱで紙を作ろうと思ってポロポロの大失敗になった教訓を活かして、今回は「ツナギ」を入れます。

いくらアルカリで煮て柔らかくしたとは言え、竹の繊維はかなり強くまっすぐなので、ミキサーで粉砕した繊維はあまりしっかり絡まってくれません。紙としての強度に不安があるため、ミキサー途中でキッチンペーパーを1枚ちぎってミキサーに入れ、、、

そして再度攪拌しドロドロにします。

 

漉き枠は裏漉し機で代用。

なるべくムラにならないように漉きとったら乾燥です。

 

しっかり乾かせば裏漉し器から簡単に剥がれます。

この時点では結構表面n繊維が立ち上がっていたり凸凹があるので、木綿の手拭いで挟んで、スチームアイロンをかけます。

 

さて、できた紙で今回は栞を作ってみましょう。

やはり1枚では不安なので、同じ大きさに切り揃えたものを木工用ボンドで貼り合わせて強度を出します。

 

最後にパンチで穴を開けて、何かちょうどいいリボンでも通せば完成です🙆‍♂️

 

使用量は微々たるものですが、ひとつお勉強になりました🎵