鑑賞
真冬並みの寒さだった昨日に比べれば晴れただけマシですが、今日もピリピリと冷える1日でしたね。
ただ、先週末の時点よりも今週は暖かいみたいですよ。明日以外は10℃を越えてくるようですし。
明日と明後日が雨交じりの1日ということですが、週末はなんとか持ちこたえそうですね。よかった。
注目のアカデミー賞ですが、サンドラ・ブロックが初ノミネートで主演女優章を獲得したみたいです。
前日に発表された最低女優賞のラジー賞とのW受賞は、なんと史上初だそうですよ。おめでとうございます。
前夫婦対決となった『アバター』対『ハート・ロッカー』ですが、軍配は奥様に上がったようで。
ま、テーマがテーマだけに分からなくもないけどさ。場外で起きたいざこざの影響がなくて良かったですね。
作品賞が10作品に増えてどうなることかと思いましたが、興味をそそるノミネート作品が多くて悪くないなと。
続々と公開されると思うので、気になる何本かは来月に上大岡にオープン予定の映画館に観に行きますよ。
①ドキュメント
今週は引き篭もっていただけに、映画以外にもドキュメントを2本ほど観ることが出来ました。
今回の鑑賞はこちらの2本です。
『パリサの45日間 テヘランの受験事情』
『BBC EARTH 大自然の叙事詩 砂漠の奇跡:オカバンゴの大洪水』
イランでは大学へ進学するのは男性よりも女性のほうが多いというのはどこかで聞いてはいましたが、
これほど過酷な受験戦争が繰り広げられているとは思ってもみませんでした。容赦のない実力主義ですね。
先生からは1日10時間は勉強しろなんて言われていましたよ。どの国も大変ですね受験生というのは。
(ちなみに、今回の試験では受験生140万人に対して50万人の合格者という割合でした)
受験事情も面白かったですが、ハイクラスとはいえイランの家庭を覗けるというのも興味深かったです。
テレビに噛りつくようにして妹が熱狂的な声援を送っていたのが“WEST LIFE”だったりして、だいぶ笑えた。
そういえは、ダブリンで語学学校が5~6人のイラン人の級友がいたのですが、みんな酒と煙草が好きだったし。
しかも、学校が終わったあとのアルバイト先は、なんとあの“マクドナルド”でしたから!実際、そんなもんだよね。
土曜日に連続放送しているBBC EARTHですが、今回も圧倒的な大自然の鮮明な映像美が最高でした。
何と言っても、アフリカ南部に広がるカラハリ砂漠に年に1度、それも不毛の乾季に大洪水が訪れ、
一面を草花溢れる湿地帯に変えてしまうとスケールの大きさに驚いてしまいました。信じられない光景ですよ。
そこで繰り広げられる大小様々な食物連鎖の饗宴といい、とにかくデカすぎます何もかもが。
可能性としては低いとは思いますが、いつか訪れてみたいですアフリカ大陸を。彼女には却下されたけどね。
②映画
今週末は金曜日に外食に出かけたので、週末は丸々自宅にこもったせいか6本も観てしまいました。
加えてドキュメンタリーやバラエティーなどもつぶしたので、久しぶりに脳が疲れた感じがしましたね。
本数が本数だけにかなり長くなりますが、どうぞ。
『チェ・ゲバラ 39歳 別れの手紙』 2008年 アメリカ/フランス/スペイン
昨年公開された2部作(前編は28歳の革命)の後編です。2部に分けても2時間超えだからすごいよ。
前編のほうは映画館に観に行って、後編はWOWOWで十分ということになり、ようやく観ることができました。
キューバ革命成立後に、新たな革命のためボリビアへ旅立ったゲバラの後半生を追った内容になっています。
取り上げているテーマのわりに、抑揚がだいぶ省かれて淡々と時系列を辿っていく作りになっているんですよね。
前編もそうでしたが、志半ばに処刑される後編はもう少しテンションも変わってくるだろうと思っていたのですが、
全く変化も見られずに、最後の瞬間まで前編同様の落ち着いたドライな映像で綴られていたので驚きました。
ま、革命云々といった下手に劇的に仕上がったものよりも、内実が浮き彫りにされて良かったと思いますが。
ただ、前後編合わせて5時間近くという長さを耐えるには、観る側にもある程度の覚悟が必要ですね。
思想云々はともかくも、革命後の恩恵を享受することに甘んじることなく再び野戦に身を捧げるというのは、
それだけでも尊敬に値する行動だとは思います。古今の革命家を振り返っても、そういないですよね。
総合点:85点
『クレムリンレター』 1970年 アメリカ
番組表の内容説明に加え、タイトルと製作年から僕の好きな“スパイ”系だと思い彼女が録画してくれましたが、
結果として、完全な外れ作品であったと認めざるをえないでしょう。なかなか無駄な時間を過ごしました。
スパイアクションには間違いないのですが、設定があまりに野暮すぎる。70年当時だって古いと思いますよ。
ボスの指令で各地から集まるスパイ仲間に付けられたニックネーム(しかも、ストーリーに一切関係なし)や、
主人公に想いを寄せつつも任務のために相手に身体を捧げる女スパイなど、とにかく陳腐のオンパレードです。
黄金の70年代だからといって、むやみに手を出すと痛い目にあうという典型的なパターンでしょう。
続編が?!と思わせるラストだけが予想外ですが、借りてまで観る映画ではないでしょう。
テレ東で午後に放送される系統の作品が好きな方以外にはお勧めできません。
なんだかんだで、最後まで観てしまいましたけどね僕らは。
総合点:40点
『MILK』 2008年 アメリカ
自らゲイを公言しながら選挙で選ばれた初の政治家:ハーヴェイ・ミルクの伝記的映画ですね。
ゲイということがバレると職場からの追放や社会的差別を招く状況であった70年代のアメリカ社会において、
自分たちの権利を表立って主張しようというムーブメントを先導したミルクと仲間たちの物語です。
今でも差別は残っているとはいえ、バンクーバーやシスコなど完全にゲイが市民権を得ている状況をみると、
彼らが成し遂げた功績の計り知れない偉大さがよくわかります。日本はまだまだ当時のような状況ですが。
逆に“同性愛者から公民権を奪おう”という条例を進めたアニタ・ブライトンなど当時のゲイ反対派の議員たちは、
完全なる悪者としてファシストのような描かれ方をしています。ま、公民権を奪うという主張だけに当然だけどさ。
しかし、ゲイが市民権を得ている現在から振り返ればファシスト的に感じられるこの“反対条例”だって、
当時の社会認識から考えればそう突飛なことではなかったはずですよね。カリフォルニア以外は成立したし。
そう考えると、どの事柄に関しても“評価”というものは後の時代の人間が決めるのだなぁと脱力的に思います。
例えば日本の捕鯨活動とシーシェパードとの対立図式にしろ、死刑制度にしろ、同じことが当てはまりますよね。
ま、ゲイ問題だけではなく、色々と示唆的な視点を映し出した作品だと思いました。
ショーン・ペンといえば、『ミスティック・リバー』の陰鬱とした表情が強烈に印象に残っていたので、
ゲイの政治家という役柄はどうなんだろうと観る前は懐疑的に思っていたのですが、これがハマり役でした。
さすがというか、2度目の主演男優賞獲得も納得するしかないですよこれは。幅広いですねほんと。
(個人的には『フロイト×ニクソン』のフランク・ランジェラもいい線だと思うのですが、テーマ的に仕方なし)
総合点:90点
『デッドマン・ウォーキング』 1995年 アメリカ/イギリス
これまたショーン・ペンの主演映画です。さきほどの映画ではゲイでしたが、今度は死刑囚です。
10代のカップルをレイプ後に惨殺するという凶悪犯罪を起こして死刑判決が確定した囚人と、
手紙のやりとりをきっかけに、彼を支援することになったカトリックのシスターとの交流を描いたストーリーです。
ショーン・ペンの他にも、この作品で苦悩するシスターを演じて主演女優賞を獲得したスーザン・サランドンや、
被害者、加害者の家族を演じる俳優陣も、当事者の重苦しさが滲み出た素晴らしい演技を披露しています。
死刑賛成派にも反対派にも偏らずに、どちらの意見も無下に扱わずにストーリーにしっかりと織り込みながら、
決して交わらない両者をうまく引き出しているのにも関わらず、中途半端にまとまらないというのが素晴らしい。
それぞれの苦悩を知らない第三者が軽々しく意見を述べる愚かさがよく分かる、重厚な構成になっています。
似たようなテーマを扱った邦画だと偏重しがちですが、その辺りはさすがだと思いましたね。ブレがない。
個人的な見解はあるでしょうが、まずは色々な作品や書籍を探るというのは悪くないと思いますよ。
処刑執行前の最後の食事で“海老”を食べながら、『こんな美味いもの食べたことがない』というシーンの通り、
アメリカの死刑囚は執行前の最後の食事に関して、自由にリクエストができるという慣例があります。
で、これまでどのようなリクエストがされたのかをまとめた本も発売されていて、これもなかなか面白いですよ。
図書館でも借りることができると思うので、興味のある方はこちらもどうぞ。
総合点:90点
『リカウント アメリカが揺れた36日間』 2008年 アメリカ
クリントン政権後にゴアとブッシュが争った大統領選の開票のさいに起きた不祥事を取り上げた映画です。
大接戦となった選挙戦を左右するフロリダ州で、投票用紙の不備(どのようなものかは映画をどうぞ)など、
獲得票数を巡って票の数えなおしを求める訴訟が起きるなど、勝敗が決せずに混乱を極めた当時の状況を、
実話ベースではありますが、ドキュメンタリー要素を薄めて脚本をしっかりと書き上げた仕上がりとなっています。
感想としては、選挙の不正や疑惑が~というよりも、訴訟大国で繰り広げられる消耗戦ばかりが目立ちます。
チームを組んで条例を隅から掘り起こし、互いに自己の主張に沿うような理解と解釈をして裁判に持ち込み、
相手がギブアップするまではあの手この手で論争を繰り広げる120分というのは、正直にアホらしいですよ。
“いったい何が間違っているのか”という終点が、争えば争うほどにぼんやりとしてくるのが不思議です。
当該のアメリカ国民ならまだしも、関係のない日本人の僕なんかが見るとなかなか入り込めない内容ですね。
周知の通り、最終的にはゴア陣営が負けを認めてブッシュ陣営が勝利を収めることになります。
お互いの陣営のリーダが、別れ際に飛行場で挨拶をするさいに交わすラストシーンのやりとりで、
『ほんとうに正しい人物が選ばれたと思っているのかい?』と問いかけるゴア陣営の弁護士の言葉は、
過去最低の支持率を記録して退陣したブッシュの最後を考えると何とも皮肉ですよね。
総合点:70点
『それでも恋するバルセロナ』 2008年 アメリカ/スペイン
ウディ・アレン監督作品です。ペネロペ・クルスがアカデミー助演女優賞を獲得したので、特集関連で。
バルセロナを中心としたスペインを舞台に、3人の女性が1人の男性を巡って繰り広げる恋愛ドラマですね。
ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソンという2人の美貌に関してはあえて言及するまでもないですが、
『フロスト×ニクソン』でフロストの恋人役を演じたレベッカ・ホールも負けず劣らずの美しさです。
この3人の美女に囲まれるのが羨ましい役を、『ノーカントリー』で怪演したバビエル・バルデムが担っています。
バカンス中の異国の地(しかもラテン!)のスペインという、あからさまに開放的な下地を整えているうえに、
恋する相手がスペイン語訛りの英語を操るクリエイティブな画家となれば、内容の乏しい映画になりそうですが、
さすがにウディ・アレンだけあって95分という短編の中に多くの示唆を詰めた上質な仕上がりとなっています。
冷静に考えると相当にドロドロとした恋愛話なのですが、ストーリーを先導するナレーション方式を取ったことで、
観ている側としては複雑な関係に感情移入を迫られることなく、のんびりと眺められるのが絶妙ですね。
しかしながら、『ノーカントリー』の印象が強すぎて、モテるバビエル・バルデムがどうもしっくりきませんでした。
それと、ペネロペ・クスルは今やアンジーを楽に抑えてセクシー女優NO.1ですね。いやー、エロい。
とにかく、映像が美しいです。程よいトーンで映し出される都市から田舎まで街並みや風景などがにくい。
映画の内容云々よりも、スペイン観光のために作られたPVみたいですね。行きたくなりますよこれは。
総合点:90点
今週末はホワイトデーですね。ケーキ以外を期待されているので、とりあえずデパ地下でも覗いてみるか。
最近、週末に甘いものを摂取しないと辛抱たまらん状態に追い込まれるので、自分用も買っておこう。
本日は差し入れでレアチーズケーキを頂きました。客も来ないのでコーヒーと一緒にのんびり味わいましたよ。
天候が荒れてスケジュールがぐちゃぐちゃになったせいで、今週は水曜まで暇すぎる予定です。
土曜日が当番だからちょうどいいといえばそうだけどね。
長くなってすみません。
それでは。
黄ニラ
このところのグズっとした空模様を吹き飛ばすようによく晴れた1日でしたね。最高気温も20℃ですか。
明日からはまた雨が続くみたいなので、日光を浴びるために用も無いのに外をブラブラとしていました。
今夜はこれから横浜へチーズフォンデュを食べに出かけるので、助かったな雨が降らないでくれて。
週間予報を見ると、日曜から木曜までは最高気温が10℃以下の日が続きます。もう少しの辛抱が必要ですね。
業者の立会いで現場へいくと、中身はコンテナ奥までびっしりと見事に詰まったジンジャエール(350缶)でした。
しかも、1箱24缶入りのケースがご丁寧にも手積みで載せられていました。これにはみんな感心してしまった。
通常は1㎡ちょいのパレットにまとめて積みあげて、フォークリフトで運びコンテナに載せるという流れですが、
それを全て人力の手作業で行うわけだから半端じゃない。コンテナだって約3m×12mもあるからね長さが。
提出されているリストを見ると『2,240箱』と明記されているわけで、これは気の遠くなる仕事ですよ本当に。
なぜフォークリフトを使わなかったのか謎ですが、もしかしたら罰ゲームだったりしてね。
①ケンミン
昨夜放送された『秘密のケンミンSHOW』で、珍しく岡山県の『秘密』が取り上げられていました。
何でも、岡山市周辺では寿司ネタに“黄ニラ”が欠かせないと。これは誰もが知っている周知の事実であると。
岡山市に隣接している玉野市で育った彼女と見ていたのですが、曰く『初めて聞いた』ということです。
もちろん、岡山県の名産品なので存在自体は知ってはいましたが、取り上げられ方に驚いていました。
番組では、寿司の他にも“黄ニラ”を使ったパスタなどを取り上げていましたが、どれも首をかしげていました。
紹介された『パルパスタ』というお店は僕らもよく利用していましたが、見たことないけどなメニューで。
ま、インパクト勝負の企画なので仕方がないとも思いますが、膨らませすぎではないかとも感じてしまいました。
次に岡山を訪れる機会に、ちょっとばかり調査をしてみたいと思います。
②映画
今週平日はいつも通りに2本。
水曜日と木曜日にサッカーがあったので、月曜日と火曜日に立て続けに鑑賞しました。
それではどうぞ。
『バーン・アフター・リーディング』 2008年 アメリカ/イギリス
現時点で、コーエン兄弟の最新作になります。
予告編がCMでだいぶ流れていたのでなんとなく覚えている方も多いとは思いますが、
偶然拾ってしまった“CIAの極秘ファイル”(実はただの回想録)を巡って繰り広げられるコメディ映画です。
ブラピ、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、マルコビッチなど、豪華な出演陣が目を引きますね。
独立した2つのストーリーが展開されますが、アホとシリアスに分けて描かれているので締まりがあります。
コメディ映画とはいえコーエン兄弟作品なので、陽気で無害なノーマルなものとはさすがに一線を画します。
相反する“アホ”と“シリアス”の良さを消さずに上手ににまとめる手腕は、見事としかいいようがありません。
それにしても、戦慄の走るおぞましい方法から今回のように至極シンプルな状況まで幅広く、
コーエン兄弟の作中で描かれる殺人シーンというのは、何ともいえず印象的なものが多いですね。
ネタばれになるので名前は伏せますが、今作でも豪華キャストのうち1名があまりにもあっさりと殺されます。
莫大なギャラが掛かるビックネームをこれほどバッサリと消せるとは、さすがだなぁと唸ってしまいました。
期待通りの面白さでしたが、あえて言うならばブラピは必要ないのではと。もっと若い役者のほうが良かった。
ま、本編も96分とスッキリした映画ですし、コーエン兄弟ファンならずともお勧めだとは思います。
総合点:90点
『ジェイコブス・ラダー』 1990年 アメリカ
ベトナム戦争の後遺症で精神を蝕まれ、夢と現実の狭間を錯綜する帰還兵を描いたサスペンス・ホラーです。
当時としては斬新な映像構成は、後の同系列映画に大きな影響を与えたと言われているそうですよ。
主演のティム・ロビンスの他、『ホームアローン』で有名になる前のマコーレ・カルキンも出演しています。
軍上層部の投薬疑惑に絡む殺人事件と、事故で子供を亡くした悔恨の念という2つの軸で話が進みますが、
散々に引っ張って煽った挙句に一切のまとまりを拒否したかのような、投げやりなラストがいまいちです。
正直なところ、相当の時間を割いている子供云々の挿話の必要性が全く感じられませんでした。
これを全て省いてベトナム戦争時と現在のストーリーを丹念に描けば、こんな中途半端に終わらなかったかなと。
後進に影響を与えたという作風は、公開時の1990年という時期を考えれば確かに斬新な印象ではあります。
ただ、映画だけではなくファッションなどにも言えることですが、20年後の視点で観ると赤面してしまいますね。
時代の“最先端”に近ければ近いほど振り返ると無残な姿に映るというのは、凄まじいパラドックスだなぁ。
好き嫌いがハッキリと分かれる映画だと思います。僕は苦手ですが、彼女は好みだと。
“夢と現実の狭間で~”とくればオチはお分かりでしょうが、それをうまく消化できるか否かでしょう。
ティム・ロビンスのファンならば、半額レンタル日くらいで借りるのもいいのでは。
総合点:60点
③サッカー
水曜日の夕食後は迷ったあげく、しょうもなく鑑賞してしまいましたよ日本代表戦を。
アジア杯の予選とはいえ、ホーム開催の試合を地上波で放送しないとはちょっと驚きもしましたが、
実況以上に落ち着いたモリシの解説がつくBS放送のほうが、見ていて煩わしくなくてよかったです。
木曜日にも『スペイン対フランス』を観たので、珍しく平日にサッカー三昧となりました。
『アジア杯予選 日本 対 バーレーン 2-0』
結論から言いますと、“決定力不足”“試合の運び方”という積年の課題を相変わらず露呈した試合でした。
スコアだけを見れば決定力不足は解消されたかに見えますが、試合を見ていればそんな言葉は出ないでしょう。
前半にエリア内でフリーの状況にも関わらず2本も決められず、後半はチャンスそのものをほとんど作れず。
終了間際にFW起用されていた本田が決めましたが、ほとんど価値を見出せないゴールでしたね。
試合運びに関してですが、これまたいつもの如く前半は驚くほど調子よく攻守両面でチームが機能していました。
エスパニョールを追われた俊輔の出来が気になりましたが、周囲を黙らせるプレーでしたよ。前半はですが。
しかし、後半に入ると不思議なくらいに勢いが失われ、スタミナ不足なのか中盤も間延びして雑な展開に。
『前半と同じようなサッカーができれば世界と互角に戦える』と選手の口から何度聞いたかわかりませんが、
昨年のオランダのように実力差がある相手ではなく、バーレーンを相手に同じことを繰り返すようではなぁ。
それでも、チームが機能している前半のうちに得点を重ねられるのならまだしも、1点がやっとでは厳しいです。
それと、根本的な問題ですが、この試合の前半で見せた支配的なパスサッカーを本番でもやるつもりなのかと。
相手が格下ならまだしも、贔屓目に見ても劣勢が予想されるカメルーン、オランダ、デンマークという顔ぶれに、
日本が中盤を支配して、ボールを回しながらバルセロナのようなサッカーができるとでも言うのでしょうか。
正直、目標に掲げた“ベスト4”よりも現実的ではないと思います。カウンターのパターンを作りなさいって。
とりあえず、本田の重要性を遅ればせながら岡ちゃんが認識してくれたのが唯一の収穫です。きついなぁ。
『国際親善試合 フランス 対 スペイン 0-2』
サッカーファンには生唾モノの好きカードですね。WOWOWに加入していて良かったと思う瞬間です。
あまりに盛り上がり過ぎて、普段ならすっ飛ばす両国の国歌まで聴いてしまいましたからね。
試合を楽しむために、結果を知ることのないようネット使用に気をつけたせいもあり、すごく楽しめました。
上記の日本代表戦と同じく『2-0』というスコアですが、内容はスペインの完膚なきまでの圧勝でした。
いくら墜ちたとはいえ、フランスもホームで迎え撃つだけに無様な試合をできないはずだと思いきや、
開始わずか15分間だけでしたね、激しいプレスでスペインの攻撃力を封じ込めることに成功したのは。
20分過ぎにビジャに先制ゴールを決められ、前半終了間際にセルヒオ・ラモスに切り込まれて追加点。
後半は余裕のメンバー交代を見せ、なおかつ新戦力が存分に力を発揮できたスペインとは対照的に、
攻守に渡りチームが機能せずチグハグなプレーに終始したフランスは、ホームの観客から大ブーイングでした。
サン・ドニでは40年以上も勝利がなかったスペインですが、もはや敵ではないですね現在フランスなんぞ。
それにしても、日本代表の試合を観戦した翌日だっただけに、余計に世界との力量差を感じてしまいましたね。
特に、先取点を決めたビジャの決定力に脱力です。“決定力”ってこういうことだよなぁとつくづく感じました。
GKと1対1という状況ならばゴールを決めて当然のようにも思えますが、言うほど簡単ではないシュートでしたよ。
開始直後から猛烈にプレスを仕掛けてきたフランスにペースを握られた中で迎えた最初のチャンスで、
味方からのパスが相手DFに当たってイレギュラーしたボールを不意に受けて、且つ確実に決めますから。
こういったシーンを見ると、日本の選手は果たしてシュート練習をしっかりとやっているのかと疑問に思います。
ま、優勝をすることはないとは思いますが、いくら観ていても飽きないサッカーですねスペインは。さすがです。
一方のフランスですが、このままだとW杯でグループリーグ敗退ということも現実的に考えられる状況です。
何も出来ずに敗退した08年ユーロから2年近くが経ちますが、全く変化なしです。これはひどすぎる。
後半の途中で観客からドメネク解任コールが起きましたが、その気持ちは本当によく分かりますよ。
正直、岡田監督と似たり寄ったりだと思います。特に疑問符のつく選手の起用法に共通点が見られますね。
まず、世界屈指のMFであるリベリーを全く生かすこともせず、無駄に使っている点が信じられません。
彼が最も力を発揮できる左サイドには、同サイドを得意としますが実力で遥かに劣るアンリが先発でしたから。
教え子だから信じたいのはわかりますが、これでは完全に競争原理も何もあったものじゃないですよね。
他にも、ギリシャリーグとはいえ今季20点以上も決めている絶好調のシセも後半途中からの出場でしたし、
それでスペインと互角に渡り合えるならまだしも、手も足もでないのではどうしようもないでしょう。
残された時間を考えれば監督の交代はないとは思いますが、今のままだと希望がないなぁフランスは。
先週が何かと忙しかったので今週も残業が続くかと思いきや、めっきり暇な一週間となってしまいました。
週半ばの水曜、木曜はともかくも、普段はバタバタする本日金曜日までとんでもなく暇です。持て余しています。
ただ、先月も第一週目は似たような状況だっただけに、来週以降に期待ですね。少しくらいは仕事がないとさ。
ま、残業もせずに18時過ぎに帰宅して、一緒に夕食を食べ、映画を観て、風呂に入るという生活も最高ですが。
しかし、前の会社で毎日21時過ぎまで残業していた時もそうですが、今のように残業をほとんどしない状況でも、
毎日が矢のように速く過ぎ去っていくということに関していえば、どっちにしろ変わりはないんだなぁと思います。
だらだらと長くなって申し訳ありません。(特に携帯ユーザーの方)
それでは。
代表
予測を大幅に下回って、昨日は真冬のような冷え込みでしたね。オフィスの暖房も効きが悪かったよ朝は。
駅から自宅までの歩く5分だけで、心から身体が震えました。こんなときに暖かいお味噌汁って最高だ。
今日は前日比+8℃の14℃と暖かいですが、明日の最高気温は8℃と冷えこみアゲインです。で、金曜が21℃!
先週に引き続いて週末は天気が悪いみたいなので、午後から晴れる金曜夜に横浜で食事予定です。
インフルエンザは下火になりましたが、この温度差ですから体調を崩さないようにお気をつけください。
①禁止
神奈川県で来月から施行される禁煙条例に先駆けて、県内のマックとロイホで全席禁煙制が始まりました。
ま、僕は禁煙中(ようやく4ヶ月を超えた)なうえに、マックもファミレスも利用しないので全く関係がありませんが、
タスポに値上げに禁煙条例にと、喫煙者にはますます住みにくい世の中へと加速度を増して進んでいきますね。
そういえば先週末に、苦労もなく続いている禁煙生活で久しぶりに急激なニコチン願望に襲われました。
お酒が入って良い気分のところでアイス(小豆最中)を食べたら、堪らなく煙草が吸いたくなったんですよね。
居酒屋で飲んでも煙草欲が出なくなり安心していたところの不意打ちで、15分ほど奇声を上げて耐えましたよ。
禁煙暦が5年以上になる隣席の人妻さんも、いまだに吸いたくなるときがあると言っているくらいですから、
完全にニコチン中毒から脱せれるまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。いやー、面倒だ本当に。
しかし、喫煙者が完全に公共スペースから排除されるとなると、次になる標的はアルコールになりそうですね。
もちろん、居酒屋等での飲酒ではなく、路上、公園などのパブリックスペースでの飲酒に関してですが。
花見や祭りの“宴”を思えば突拍子もないことだと言われるかもしれませんが、煙草だって同じでしたからね。
ヨーロッパや北米、メキシコもそうでしたが、路上等での飲酒が罰則対象という当たり前の現状を考えれば、
煙草と同じように“排斥”の対象となったとしてもおかしくないどころか、十分にありえるなぁと思うわけです。
懐かしのLocal新聞『Metro』のWEB版によると、今回のオリンピックでもこの『公の場での飲酒』の罪で、
なんと253人もの逮捕者(警告ではなく、逮捕ですよ?!)が出たくらいですから。徹底しています本当に。
ま、煙草もお酒もダメならダメで案外すんなりと適応できるのが悲しい人間の性ですが、どうなることやら。
②サッカー
今日は19時から日本代表のバーレーン戦があるみたいですね。欧州組も召集が掛かっているみたいで。
何でも、決定力不足解消のため本田をFWで先発起用すると。W杯まで時間がないのにご苦労なことです。
リーグ得点王の前田を招集することもなく、所属チームの反対を押し切ってイタリアから森本を呼び寄せながらも、
得点力不足の解決策を本来MFの本田に見出すとは、論理的にあまりに矛盾しているのではないかと思います。
現在の代表にはすでに失望しているので最早どうだっていいんだけど、岡ちゃんはクラブ監督向きだよなぁ。
ま、日本代表の試合はおいといて、明日早朝にはWOWOWで『スペイン対フランス』の試合が放送されます。
これは最高に悶えるカードですよねサッカーファンにはとっては。同日夜にはりきって彼女と鑑賞しますよ。
ヨーロッパでもBクラスに墜ちたフランスはまだしも、スペインの出来は楽しみですね。いやー、嬉しいな。
『第24節 バルセロナ 対 マラガ 2-1』
試合は土曜日に行われたのですが、放送が火曜早朝だったので鑑賞は昨日となりました。
どうでもいいエスパニョールの試合なんぞ流さなくてもいいから、バルサの試合を生中継して欲しいです。
先発メンバーはペドロ、イブラ、メッシの3トップに、中盤は前にイニエスタ、シャビ、後ろにブスケツの3人。
最後列は左からマクスウェル、ピケ、プジョル、ダニエル・アウベスと、怪我人が復帰して揃ってきましたね。
前半から圧倒的に攻め立てるバルサですが、もう1歩詰めきれずに無得点のままハーフタイムへ。
後半も攻め続けながら決めきれないストレスの堪る展開でしたが、20分過ぎにペドロのミドルシュートで先制。
(エリア外からでも、DFが寄せきれないとみるや、すかさず振りぬく思い切りの良さを代表FWも見習うべきだ)
カウンターから同点にされたものの、終了5分前にメッシが勝ち越しゴールを決めて無事に勝利を収めました。
この2点目の崩しがいかにもバルサらしいというか、素晴らしい連携に思わず溜息が漏れてしまいましたね。
ゴール前の相手DFラインを真正面からシャビの絶妙なスルーパス(今季のベスト3に入る)はもちろん、
走りこみながらダイレクトで折り返したアウベスに、中で詰めていたメッシと、驚愕の連動性でしたよ。
エリア外わずか5~6mの距離から3人も経由したのに、相手DFも見とれるしかないほど一瞬の間でしたから。
このシーンを目撃するだけでも、長いシーズンを地道に毎試合追いかける価値はあると心底思いました。
今節はメッシが中盤に下がったり、ペドロが右サイドに張り付いたりと様々な変化を試したせいもあってか、
一時期のどん底だった状態に比べると遥かに復調してきた印象を受けました。ボールも人もよく動いていたし。
怪我人の復帰がやはり大きな要因ですが、特に右サイドにダニエル・アウベスが戻ったことで違いがでましたね。
プジョルやジェフレンでも守備に関しては代役は務まりますが、攻撃面を考えると埋まりきらない大きな差です。
次々節には強敵バレンシアを迎え撃つ正念場の試合となりますが、この調子で乗り切ってもらいたいですね。
貨物の遅れで忙しくなると予測していた昨日は、なんと月曜日よりも数段に暇な1日でした。
お客もこない、電話もならないという状況の中、寝不足からくる睡魔と闘うのは正直大変でしたよ。
寝不足の原因は、風呂上りで就寝前に録画したばかりの『しゃべくり007』を少しだけ観ようとしたところ、
ゲストが明石家さんまだけに内容が面白すぎて途中で止められず、終わりまで観るはめになったせいです。
出演するゲストによりますが、けっこう好きなんですよねこの番組。なんだかんだで毎週しっかり見ています。
でも、CMやCM前後の導入を飛ばすと正味40分ちょいの構成なので、ON TIMEで観るのは無駄なので注意。
っていうか、あのような引っ張り方っていい加減やめてもらいたい。そのぶん、トークを見せろってタイトル通りに。
今日も無駄に残業せず、17時半のバスで帰社します。
夕食後に映画を観るか、それとも一縷の望みに賭けて代表戦を観るか、悩むところです。
それでは。
3月
先週末からグズグズとした空模様が続きますね。ま、昨日と比べて暖かいからいいですけど。+9℃ってすごい。
週間予報を見ると、最高気温は明日/明後日が13℃、木曜が10℃、金曜が18℃とものすごい乱高下ですね。
明日を除いて晴れマークは見られませんが、これも来るべく春への序章と捉えて乗り切りましょう。
チリで起きた大地震の影響による津波警報で、テレビ画面右下に1日中移っていた日本列島にイラッときました。
今日になって、気象庁より『予測が過大だった、警報が長引いた』と謝罪が発表されたみたいですね。
予測が過小で被害が出るよりかは遥かにましですが、それなりにきちんと見積もってもらいたいものです。
それにしても、現地での被害の実態はどのくらいの規模になるのでしょうか。情報が少なすぎますね。
こうして天災が起こるたびに、非常食を用意や緊急時の連絡方法の確認をしないといけないと思うのですが、
実行に移す前に何となくうやむやに気持ちが切れてしまうんですよね。これじゃいかんな実際。今月中にやろう。
①小麦粉
恒例の小麦粉シリーズです。問題形式にするのも面倒かつ意味もないので、さっくりと。
今回の小麦粉変化は『タコとニラのチヂミ』です。とても手軽に出来るので、うちでは頻繁に出てきます。
韓国ではたっぷりの油に浸してカリッと仕上げますが、そんなに油を使わなくとも美味しく出来上がりますよ。
①まずは粉。小麦粉60gに片栗粉を20g。これに卵1個と水120g(たぶん)を混ぜれば生地の完成。
タコとニラは1口大に適当に切る。今回は、正月の餅が余っていたのでそれも投入してみました。
片面をこんがり焼き&蒸して引っくり返したあと、鍋肌からごま油を少し回し入れてもう片面を仕上げるのですが、
この時に焦げ目をつけるためフライ返しで『ジュ~』とこれでもかっ!と押し付けるのがたまらなく大好きです。
どちらかというとS嗜好だという方、お勧めのメニューですよ。気持ち良くて美味しいなんて、文句なし。
ポン酢でもいいし、つけタレのバリエーションは豊富なので具材に合わせて作るのもいいですね。
仕上がりはこんな感じです。
②完成 左:フライパンから 右:裏返すとこんがりカリカリ状態
土曜日は昼にチヂミ、夜にイタ飯でパスタにピザを食べてと小麦粉まみれな1日でした。
弁当を持参するために平日はオール白米で通しているので、週末の小麦メニューが密かな楽しみでもあります。
早いところ、生パスタのリベンジを果たしたいです。
②オリンピック
いよいよ閉幕ですねバンクーバー五輪も。彼女と意外なほど盛り上がれて、とても楽しかったです。
金メダルこそ獲得ならずとも、昨日の女子パシュート銀メダルを含めて4年前を上回るメダル総数を達成できたし、
メダルには惜しくも及ばなかった競技も、記憶に残る数々の素晴らしいパフォーマンスを見せてもらいました。
次回のソチ五輪開催時には34歳となっていることを考えると、想像するだけで恐ろしいものもありますが、
浅田真央のリベンジを含めて、これからの4年間に渡る軌跡を追っていきたいなぁと思っています。
それにしても、惜しかったですね女子パシュートは。(“追い抜き娘”なんて早速名づけられていて笑えた)
1秒差以上のリードを逆転されての銀メダルだけに、田畑選手以外の悔しそうな表情は頷けます。
前日に世界ランク1位のカナダと2位のロシアがまさかの敗退で、金メダルいけると思ったんだけどなぁ。
(予想外のカナダの敗退に、コーチや選手はもちろん、地元観客の唖然とする表情がなかなか面白かった)
それでも、女子スピードスケート史上における最高位のメダルということもあり、順位以上の価値がありますよ。
注目されていた最年少・高木選手の出番はありませんでしたが、これまた次回に期待ということで。
で、昨夜は五輪のハイライトからフィギュアのエキシビジョンを立て続けに鑑賞して、どっぷりと浸かりましたね。
競技としてはさして興味はないのですが、エキシビジョンで観るとすごいですねフィギュアのペアというのは。
某国の雑技団さながらのアクロバットな空中技などが連発で、シングルとは違った醍醐味を感じられました。
2人の体位如何ということもあり、これからますます高難度の技が開発されるのでしょう。楽しみですね。
そんな中、個人的に注目したのが女子シングル4位の長州未来(日本人だけど米代表)です。
GPシリーズに初参戦した08年の小学生みたいな身長の低さから、見違えるように大人びた雰囲気に成長し、
元来の柔軟さ、ジャンプの高さ+表現力も兼ね備え、ソチ五輪では浅田真央の最もライバルになるのではと。
キムヨナの今後の動向次第ですが、10年GPシリーズも目が離せないですね。
③映画
アカデミー賞の舞台裏を追ったドキュメンタリーを2本に、3週目に突入したNATUREドキュメント(今回は鰯)、
個人用に録画していたBSドキュメントに映画からも1本合わせて、やたらとドキュメントづいた週末でした。
もう1本くらい観ても良かったんだけど、ついついオリンピックハイライトに流されてしまいました。
そんなわけで、週末の3本分をどうぞ。珍しく外れなし。
『MAN ON WIRE』 2008年 イギリス
このところ続いているアカデミー賞特集から、08年度の長編ドキュメンタリー賞の受賞作品です。
1974年当時、世界一の高さを誇った国際防疫センタービルのツインタワーの間に通したワイヤーの上で、
45分間も曲芸を見せたフランスの大道芸人の挑戦を、本人と仲間たちの証言で振り返るドキュメンタリーです。
好きな男性のタイプで“いつまでも少年のような~”とか答えてしまう女性に、ぴったりですよこの大道芸人。
世間の注目を集めたいとかよりも(もちろん少なからずあるでしょうが)、一途に“綱渡りLOVE”といった感じです。
ワイヤーを通せる目標物を発見すると、そこがどのような場所だろうと体が疼いて仕方ないみたいですね。
インタビューを見ると、本人も仲間たちも、ただのイタズラ好きの少年といった表情をでしたから60歳を超えて。
もちろん、パフォーマンス後には警察に逮捕されます。が、世間の声もあってすんなりと釈放。
釈放後にマスコミに囲まれ、多くの記者から“なぜこのような挑戦を??”と問われた本人の弁が、
いかにもフランス人らしいというか、とても印象的だったので紹介しておきます。
『僕の見方では、まさにアメリカ的だよ。短絡的な質問だ。
壮大で謎めいた出来事に理由を問う実利性。 理由が無いから素晴らしいのに』
そんなこと言われても困っちゃいますよね。理由を聞きたい記者さんたちの気持ちはよく分かりますよ。
だってさ、ただの綱渡りだって尋常じゃないのに、命綱をつけずに45分間も綱上にいるんですよ??
実際の映像を見ると、気が狂っているとしか思えませんでした僕も。枠外の人間ですね。
恋人や仲間たちと断絶してしまう、その後のストーリーを追ってくれたら文句なしでしたが、
十分に楽しめる仕上がりではないかと。普通じゃないからねとにかく。
総合点:90点
『フロスト×ニクソン』 2008年 アメリカ/イギリス
ウォーターゲート事件でアメリカ政治史上初めて任期中に大統領を辞職することになったニクソンと、
莫大な契約金で獲得した独占インタビューで真相を暴こうとする司会者の攻防を描いた作品です。
このインタビューを機会に、在職中の功績やウォーターゲート事件をも肯定的に主張し政界復帰を狙うニクソンと、
彼から事件に関しての謝罪の言葉を引き出して、一気にアメリカでの成功を狙うイギリス人司会者。
実話だけに結論は出ているとはいえ、精神的な強さを試されるタフなやりとりはずっしりとした見応えがあります。
インタビューでの息の詰まるせめぎ合いだけではなく、お互いが抱える背景の描き方が絶妙ですね。
フロスト側は仲間の証言に基づいたフェイクドキュメンタリー風に、ニクソン側は右腕ともいえる側近との会話から、
下手すると“悪者をやりこめる~”に陥りがちなテーマを、濃密で緊張感のあるストーリーに仕上げています。
それと、役者が素晴らしいです。フロスト役のマイケル・シーンが見せた焦燥感滲み出る表情も良かったですが、
やはり、主演男優賞にノミネートされたニクソン役のフランク・ランジェラの圧倒的な存在感でしょう。
これでオスカーを獲れないとなると、ショーン・ペンの『ミルク』がますます楽しみですね。
ニクソンやウォーターゲート事件等に特に詳しくなくとも、問題なく楽しめる映画だと思います。
内容が内容だけに、自宅で観てもなんら遜色なく楽しめるというのも悪くないですね。
間違いなくお勧め作品です。
総合点:98点
『ハリーとトント』 1974年 アメリカ
これもアカデミー賞特集からです。主演男優賞受賞、脚本賞ノミネート作品ですね。
哲学的で頑固な老人と、トントと呼ばれる年老いた飼い猫を中心としたヒューマン・ドラマです。
区画整理でマンハッタンのアパートを強制退去することになり居場所をなくしてしまった老父と、
NY、シカゴ、ロスに住む3人の子供たちを訪ねる途中で出会う人々との触れ合いを描いた作品ですね。
親子関係はもちろん、様々な人間関係から導かれる挿話を、抑揚を極力排除して淡々と聞かせてくれます。
登場人物がそれぞれしっかりとキャラ設定をされているわりに、こういった映画にありがちな“しつこさ”がなく、
全体を通して特別なメッセージがあるわけでもないのに、鑑賞後にはじんわりとした暖かさが残ります。
緩やかに終わるラストも含めて、全てが適切な距離を取られているせいか妙に心地が良いんですよね。
もちろん、本編は115分と決して短いわけではないので、こういったタイプが苦手な方には苦痛でしょうが。
ある側面では、NYからシカゴを経由してロスまでを走破するロードムービーであるともいえます。
まるで同じ国とは思えないような景色や街並みの移り変わりを楽しめるのも、個人的には良かったですね。
この手の映画が好きな方にはお勧めだと思います。
総合点:90点
津波の影響で貨物の運行スケジュールに遅れが出て、本来なら週明けで忙しいはずがド暇でした。
その変わり、本日分もまとめて明日が相当にバタバタと追われる1日になることでしょう。
17時に上がってもいいんだけど、少し残って明日の供えをちょこちょこと仕込んでおきますか。
朝一から電話がバンバン鳴って、落ち着いて仕事を始められないことになりそうな気配だからね。
今晩のメニューは平日に珍しくカレーみたいです。
あー、腹減った。
それでは。
決着
昨日は春一番が吹いたそうで。最高気温は横浜で19℃と、先週の寒さが嘘のような陽気でした。
しかし、京浜港一帯では早朝から尋常じゃない濃霧で視界が確保できず、午前中は貨物の動きがゼロでした。
なにせ、5~6m先でさえ見えないくらいでしたからね。東京湾では小型タンカーの衝突事故なんかも起きたしさ。
今日は朝から滅入るような雨交じりの曇り空で、気温も昨日ほど上がらないとはいえとても暖かいですね。
この調子で春が来るのかと思いきや、来週の木曜日は最高気温10度だそうです。やれやれ。
昨日は視界不良で午前中の仕事が止まったせいで、木曜日なのに20時帰社になってしまいました。
残業の旨を自宅に連絡したところ、彼女から『夕食のメインおかずは餃子』と教えてもらったので、
21時過ぎの帰宅になるし、週末も近いし、久しぶりに平日にビールなんぞ買ってしまいました。
普段は晩酌をしない僕ですが、数種類のおかずを並べて自宅で飲むビールというのもたまにはいいですね。
しかも、上沼恵美子の番組で紹介されて以来、我が家の肉餃子は合い挽肉ではなく豚バラで作っているので、
食べ応えのあるしっかりとした肉々しい食感と味付けがビールにぴったりでした。豚バラ餃子、お勧めですよ。
久しぶりに業者の立会いで現場へ出ると、品物は例の如く“牧草”でした。今回はオーストラリア産。
通常は業者だけが単独で来るのですが、今回は珍しく荷主の担当者まで一緒に来ていましたね。
ま、僕は関係ないからいいのですが、やたら偉ぶっている荷主の応対に業者さんは愛想笑い200%でしたよ。
しかもその荷主、『俺ってプロ』感を演出したいのか、牧草を摘むとそのまま口に入れて味わっていましたからね。
家畜の餌をお前が味わってどうする!と突っ込みたかったのですが、業者さんに悪いので黙っておきました。
きっと、漫画かなにかの影響でしょう。冷静に眺めると、あまりにも滑稽な姿ですよ背広姿で牧草を味わうってさ。
①気になる
『音楽視聴はテレビよりもYouTube ~日本レコード協会調べ~』
僕も彼女も、完全にこの範疇です。割合としましては8:2でYouTubeに占められていますね。
調べによると、CD購入率は36.8%、レンタル率は25.1%、ネット有料配信購入率は12.1%ということです。
100万枚以上がヒット曲の条件といえた90年代中盤の音楽業界なんて、明治よりも遥か遠くですよ。
YouTubeなどの動画サイトの素晴らしい点:
①無料であり
②検索が容易であり
③映像がついている
ふと思い出した懐かしい曲で、聴きたいけど購入するのはもちろん、レンタルするのはバカらしいという時、
(例えば最近の僕の例で考えると、少年隊の「仮面舞踏会」、MANISHの「声にならないほどに愛しい」etc)
アーティスト名や曲名などを入力すれば、ほとんど例外なく音源が出てくるわけだから便利すぎますよね。
しかも、PVのみならず、音楽番組出演時やライブなど、音楽だけでなく映像と一緒に楽しめるのがまた良し。
レンタルCDで「仮面舞踏会」を聞いたところで、3人の踊りが見れなければ半分も楽しめないでしょう。
最初にYouTubeを利用したとき(確か、友人から教えてもらった)の衝撃を、今でもハッキリと覚えています。
正直なところ、“どこでもドア”や“タイムマシン”には程遠いものの、だいぶドラエモンの世界に近づいたなと。
でも、淡い想い出と共に残る昔の曲を、気軽に検索してぼんやりと聞くとガッカリすることがあるんですよね。
そんな経験を経て、YouTubeを利用する際には思い入れのある曲は聴かないというルールを作りました。
何でもかんでも便利になればそれでいいというわけではないですよね。贅沢な悩みだけどさ。
②オリンピック
ついに決着がつきました。ま、順当な結果ではないかと思います。
緊張からか若干動きが硬かったようにも思えましたが、見事な滑りでしたよキムヨナは。
レコードを記録した得点には正直驚きもしましたが、それだけ現在の基準で評価が高いということでしょう。
ジャンプの失敗もあってか、演技後に号泣する浅田真央の姿は痛々しいものがありましたが、
金メダルには届かなかったとはいえ、200点を超えての2位ですから文句なく素晴らしい成績ですよね。
2人ともまだまだ若いし、どこまでライバル関係が続くのかも含めて今後が楽しみですね。
それにしても、3位までがトータルで200点を超えるとは、五輪に相応しいレベルの高さだったと思います。
カナダ人のロシェットも表彰台に上ったし、大会終盤の盛り上がりとしては大成功だったのでは。
あとは、アイスホッケーでカナダが金メダルを奪取すれば、これ以上ないフィナーレとなることでしょう。
②映画
残業が多かった今週は、邦画1本と短編アニメーションの計2本を鑑賞。
それではどうぞ。
『ララピポ』 2009年 日本
スカウトマン、風俗嬢、もてないフリーライター、ごみ屋敷の女主人、自作AV女優など、
社会から爪弾きにあいながらも、存在価値を求めて日々を燃焼させる彼らの生活を描いた作品です。
同じように小説を映画化した『罪とか罰とか』がすごく面白かっただけに期待をしていたのですが、残念でした。
群像劇風ではありますが、それぞれのエピソードの中身が薄く、それほど絡まってまとまるわけでもなく、
お下劣とブラックユーモアの悪い部分だけを掛け合わせた中途半端な仕上がりでしたね。しかも、テンポが悪い。
こういった類の映画で、じめじめした暗いトーンだと見ていて疲れますね。ま、この辺は個人的趣味になりますが。
それと、登場人物が内面を呟くナレーションと、無駄に雰囲気のある挿入歌を多用しすぎていてうるさい。
このような雰囲気を作るのならば、あえて映画にしなくても小説を読んだほうが面白いかなとも思います。
タイトルの『ララピポ』とは『a lot of people』の略なのですが、だから何なんだと唖然とする明かされ方をします。
ただ、ごみ屋敷の女主人を演じる濱田マリの存在感には感服しました。飛びぬけていましたね。
原作はきっと面白いのでしょう。風俗嬢役の中村ゆりファンにはお勧めです。
総合点:50点
『或る旅人の日記』 2004年 日本
アカデミー賞特集の関連で、『つみきのいえ』以外にも加藤久仁生の作品が放送されていたので録画鑑賞。
タイトルの通り、或る旅人の日記(というよりは呟き)をめくりながら、20分の連作でまとめた作品です。
とても幻想的なストーリーなので、夜中にふと目が覚めてしまったときなんかに観るといいと思います。
テーマや絵の作風からして、何年か前に流行した“大人が読む絵本”という言葉がしっくりきましたね。
総合点:80点
明日はいずみ野駅近くにある地元イタリアンを頂いてきます。
ファミレスばかりが建ち並ぶ泉区内では、僕らの要求を満たしてくれる数少ない外食先の1つです。
このお店、外観は純昭和風喫茶な佇まいでありながら、悪くないんですよ味はピザもパスタも。
みなとみらいや馬車道周辺で営業しているレストランのように洒落た要素なぞ1mm足りともありませんが、
若いシェフが真面目に仕事をしているなと、3~4回ランチに行きながら上から目線で感心したりしています。
ディナーでは初めて利用しますが、味に不安がないので期待だけが高まりますね。楽しみだなぁ。
北海道向けに、またしても大量の冷凍タラを送りました。東北・北海道向けばかりというのがミソです。
その代わりに、西日本には名古屋向けに『テリヤキソーセージ・パテ』(米国産)を2000tオーバーで送りましたよ。
はるばる太平洋を渡って、“テリヤキ”に“ソーセージ”に“パテ”と、やたらとグローバルな1品だなと感じます。
週末が終われば3月ですね。
それでは。

