Hallo!
ヨーロッパ在住
国際離婚相談カウンセラーの宮本マリーです。
今回のテーマは
★ フランス裁判所が日本人女性に逮捕状‼子の連れ去り容疑★
このニュースのタイトルを見た時、ハーグ条約違反かと思いましたが、夫婦共日本在住とのことで、ハーグ条約に関連している訳ではない事がわかりました。
ならば、なぜフランス裁判所から逮捕状が出たのか?
この事件は、2019年に日本人妻がフランス人夫との子供二人(当時3歳と11か月)を連れ去ったという事で、夫はその日を境に妻にも子供にも会っていないとのことです。
夫は日本の警察や裁判所に訴えたとのことですが、日本は家事事件は家族で解決が基本なので取り合ってもらえなかったようです。
日本では、保護者による連れ去りは事実上黙認されています。
夫は、日本で連れ去りの違法性や不公平性を主張しても、取り合ってもらえないので、フランス政府に訴えたそうです。
因みに、夏の東京オリンピックでハンガーストライキをしていたのはこの夫です。
子供達二人はフランスと日本の二重国籍です。
EU連合では、離婚したからといって片方の親に合わせない、というのは子供の人権侵害にあたり違法です。
そして、EU連合でも日本人妻による子の連れ去りは以前から問題視されていました。(ハーグ条約違反問題)
そういう経緯もあって、フランス裁判所は「未成年拉致の罪」と「未成年者を危険にさらした罪」で逮捕状を出したと思われます。
現在、日本とフランスは「犯罪人引渡条約」が締結されていないということなので、このまま何事もなかったように終わってしまうのか?日本の司法がどう動くのか興味深い所です。
日本人同士の夫婦間でも、子の連れ去りや面会交流を拒絶するという問題があります。
こういった問題に直面されている方達に、フランス裁判所の動きは一筋の希望の光になったのではないでしょうか?
これをきっかけに、離婚時にまつわる問題の法改正が加速するかもしれませんね。
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