京の伝統文化を支える人々 -21ページ目

蓮水壁画復元

古い鳥の子紙に描かれた蓮水の壁画(御堂の内陣)の修復例です。
紙自体が古くなり、紙が剥落している部分や、湿気などの影響でめくれあがったりしている箇所が見られます。


湿気や温度差、糊の劣化などによって絵具が剥がれ落ち、糊の粘着力もなくなった壁画。

あちこちに破れや、絵具の剥離が見られます。

復元前



復元後



詳しくは、京の宮絵師 安川如風の描く悠久の世界  をご覧ください。


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天井画

社寺の格天井を飾る天井画は社寺によりそう厳さを引き立たせ、日本の四季折々の草花を捧げるもので日本画的技法のものが多いのですが最近は色々な手法や素材を使用して作成するところもあるようです。


 紋様は四季の草花が主でですが、天女、太鼓、波図(火事の魔除)、紋図、幾何学紋様図、龍、鳳凰、吉祥的図柄など多種多様の種類があります。

一般的に円状にデザインされた草花を使用する場合が多く、それに鳥や虫などを組み合わせる場合もあります。




天井板の大きさは、45cm平方などが一般的ですが、お寺様の建物によって、板の大きさはまちまちです。お寺様ごとにあった寸法板に描かせていただきます。


詳しくは、京の宮絵師 安川如風の描く悠久の世界  をご覧ください。


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建造物彩色

彩色に関する仏具全般、またその復元、修復などのお寺のお仕事のひとつで建造物彩色について紹介します。


建造物彩色とは、ご本堂の主に内部を、伝統的な吉祥の文様や極楽浄土を表す絵を描き、色や絵で荘厳することです。具体的に彩色する部分をいいますと、柱や桁など、ご本堂を直接支える建築部材です。お寺様ごとで、建物の大きさや構造が異なりますし、文様や絵の種類・描き方なども様々ありますので、各お寺様のオリジナルものに仕上がります。


詳しくは、京の宮絵師 安川如風の描く悠久の世界  をご覧ください。


新調の仕事例


北海道・北見市にある浄土真宗本願寺派本覚寺様の内陣・外陣を新しく彩色しなおしました。内陣と外陣、天井まで彩色で埋め尽くされた豪華絢爛なものです。

こちらの彩色は表具形式にて行われ、予め現場で型を取り、後に工房にて彩色します。彩色が完了したら、現地にて場所に合わせて表具するという形式をとっています。



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