勝利数と賞金の両方で1位になるため、高松宮記念と毎日杯を勝ちたいんやろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



前々走、1月18日(土)の愛知杯を勝っとって、前走、3月14日(土)の中山牝馬Sで、勝ち馬フェアリーポルカからコンマ2秒差の4着に入っとった、荒川義之厩舎のデンコウアンジュ(牝7歳・父メイショウサムソン)は、次走の予定が、4月25日(土)の福島牝馬Sに決まっとります。

この馬を管理しとる荒川先生は、1994年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月からは、2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯を勝ったメイショウマンボでお馴染みやった、2014年の2月に引退した飯田明弘さんの厩舎で厩務員をやって、その年の12月からは調教助手をやって経験を積んどりました。

で、2007年に調教師の試験に受かると、その年に自分の厩舎を開業しとります。

最初の年は、7月の開業やったこともあって、勝ち星は1つだけで、稼いだ賞金は「4569万円」やったけど、次の年は、オースミグラスワンを使った新潟大賞典で初めて重賞を勝つなど、「19勝・獲得賞金3億7017万円」と、一気に数字を伸ばしとったし、その後も、ギュスターヴクライを使った2012年の阪神大賞典や、メイショウカンパクを使った2012年の京都大賞典や、デンコウアンジュを使った2015年のアルテミスSと去年の福島牝馬Sと今年の愛知杯とか、今までに重賞を10勝、通算で253勝を上げとるんや。

荒川先生が飯田厩舎におった頃は、障害の重賞を勝ちまくったリターンエースや、2000年の産経大阪杯や2001年の鳴尾記念を勝ったメイショウオウドウとか、大きいレースを勝っとる馬が何頭もおったんで、それを間近で見て、「どういう馬がよう走るんか」をしっかり学べたんでしょうな。

2012年の荒川厩舎は、さっきも書いたように、ギュスターヴクライを使った阪神大賞典と、メイショウカンパクを使った京都大賞典を勝つなど、全部で26勝を上げて、今までで一番多い「5億7518万円」の賞金を稼いどりました。

そんで去年は、23勝を上げて、「4億3962万円」っちゅう、今まで2番目に多く賞金を稼いどったし、今年もその勢いは続いとって、先週までに「1億0165万円」の賞金を稼いどって、去年の同じ時期(3月4週目まで)の「9078万円」を上回っとるんですわ。

もちろん、今の荒川先生は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとる筈やから、1着賞金が3800万円の福島牝馬Sに向けて、デンコウアンジュをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、矢作芳人厩舎が登録しとる、高松宮記念のモズアスコットと、毎日杯のサトノインプレッサや。

この2頭について、ワシがお世話になっとる「元調教師のIさん」から届いた報告を紹介しときます。

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矢作芳人君は、地方の大井競馬で調教師をやっとって、2000年から2009年まで、「全国公営競馬調教師連合会」の会長を務めとった矢作和人さんの息子で、東大に何人も合格者を出しとる開成高校を卒業した後、大学には行かんで競馬の世界に入ると、オーストラリアで馬のことを勉強して、それから菅谷禎高(さだたか)厩舎とかで調教助手をやっとりましたな。

彼は、厩舎を開業した2005年に15勝を上げると、5年目の2009年に、47勝を上げて調教師リーディング2位になっとりましたし、2013年の7月28日(日)には、「今までで2番目の早さ」でJRA通算300勝を達成したんですわ。

しかも彼は、厩舎の仕事で忙しい中、自分の経験を題材にした、「開成調教師」、「開成調教師の仕事」っちゅう2冊の本を出しとって、スポーツ紙のコラムも書いとるんやから、物書きの才能もあるんでしょうな。

ちなみに矢作君は、「管理馬をできる限り多くのレースに出して、馬主さんにたくさん賞金を稼いでもらいたい」っちゅう考えなんで、毎年のように「出走回数1位」を記録しとるんですわ。

実際、去年は「524戦」もしとって、2番目に多い美浦の斎藤誠厩舎が「386戦」やったんやから、ズバ抜けて多かったんがよう分かるし、今年も先週までに、もう「121戦」もしとるんや。

そんで、2014年は、「54勝」を上げて、念願の調教師リーディング1位になっとって、2016年は、今までで一番の「57勝」を上げて、また1位になっとりましたな。

けど、2017年と一昨年は、

2017年→47勝・獲得賞金10億8918万円(リーディング7位)
2018年→54勝・獲得賞金14億0757万円(リーディング3位)

っちゅう形で1位になれなかったんや。

それに、去年は「54勝・獲得賞金19億1331万円」(リーディング2位)っちゅう成績で、賞金は1位やったんやけど、62勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に、勝ち星で「8勝」の差を付けられとったから、きっと今年の彼は、「去年より1つでも多く勝って、勝利数と賞金の両方で1位になりたい」と考えとる筈やし、実際、先週までに12勝を上げて、「3億6103万円」の賞金を稼いどります。

そんな中、今週は、1着賞金が1億3000万円の高松宮記念にモズアスコット、3800万円の毎日杯にサトノインプレッサを登録してきましたんで、ワシが矢作君やったら、「もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えて、どっちも全力で仕上げるやろうな。

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矢作芳人厩舎が登録しとる、高松宮記念のモズアスコットと、毎日杯のサトノインプレッサについて、「元調教師のIさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。