「高松宮記念と日経賞のお宝情報」を紹介するで | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



一昨日、中尾秀正先生が、タガノアンピール(牡6歳・父エンパイアメーカー)を使った阪神4Rの障害未勝利を勝って、節目の「JRA通算300勝」を達成しましたな。

前にもこのブログで何度か紹介しとるんで、皆さんもよう知っとるやろうけど、秀正先生は、1990年の阪神3歳Sを勝ったイブキマイカグラや、2003年のジャパンダートダービーを勝ったビッグウルフや、同じ年の中山グランドジャンプを勝ったビッグテーストなどを育てて、2009年の2月に調教師を引退した中尾正さんの息子さんで、1996年の桜花賞を勝ったファイトガリバーなどを育てた中尾謙太郎さん(2004年に引退)と、1997年の皐月賞とダービーを勝ったサニーブライアンなどを育てた中尾銑治(せんじ)さん(2006年に引退・故人)は、伯父さんにあたるんですわ。

そんな競馬一家に生まれた秀正先生は、当たり前やけど、「自分も競馬に関わる仕事をしたい」と考えるようになって、1985年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から親父さんの厩舎で厩務員をやって、11月からは調教助手をやっとりました。

そんでもって秀正先生は、2002年に調教師の試験に受かって、2004年の3月に厩舎を開業しとって、同期には、秀正先生と同じく親父さんが調教師やった池江泰寿先生がおるんや。

秀正先生は、開業した年に8勝、2年目に15勝を上げると、3年目やった2006年には、「31勝・獲得賞金4億3741万円」っちゅう、今まで一番の成績を残しとって、2007年には、ビッググラスを使った根岸Sで初めての重賞勝ちを飾っとったし、それからも、マジンプロスパーで2012年と2013年のCBC賞を連覇するなど、開業してから先週までに重賞を4勝しとります。

で、一昨日は、さっき書いた通り、節目の300勝を達成しとるし、その後、アヴァント(牡6歳・父ジャングルポケット)を使った阪神7Rも勝って301勝を上げとるんで、厩舎にもっと勢いが出てくる筈やから、中尾厩舎からは、これからも目が離せませんな。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、音無秀孝厩舎が登録しとる、高松宮記念のモズスーパーフレアと、日経賞のスティッフェリオや。

この2頭について、ワシがお世話になっとる「元調教師のYさん」から届いた報告を紹介しときます。

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音無秀孝君は、ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。

ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指しとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。

乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの息子の田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。

それからも、音無厩舎は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと2016年のマイルCS、ミッキーロケットを使った一昨年の宝塚記念、インディチャンプを使った去年の安田記念とマイルCSとか、今までに、GIの12勝を入れて重賞を75回も勝っとるんや。

2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。

中でも、2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は、「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんやろ。

そんで、2011年から2015年までは、勝ち星も賞金のどっちも2010年の数字を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、

2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
2018年→45勝・獲得賞金13億2507万円
2019年→43勝・獲得賞金13億1710万円

と、立て続けにエエ成績を残しとりました。

けど、今年は先週までが「3勝・獲得賞金1億2925万円」っちゅう成績で、去年までのペースを大きく下回っとるんやから、きっと今の音無君は、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が1億3000万円の高松宮記念にモズスーパーフレア、6700万円の日経賞にスティッフェリオを登録してきましたんで、どっちの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。

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音無秀孝厩舎が登録しとる、高松宮記念のモズスーパーフレアと、日経賞のスティッフェリオについて、「元調教師のYさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。