上との差を詰めるために、高松宮記念と日経賞を勝ちたいんやろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



3月11日(水)の地方交流重賞・ダイオライト記念で2着やった、佐々木晶三厩舎のウェスタールンド(セン8歳・父ネオユニヴァース)は、次走の予定が、4月19日(日)のアンタレスSになっとります。

長く競馬をやっとる方ならよう知っとるんやろうけど、佐々木先生は、1974年から1982年まで乗り役をやっとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。

乗り役を引退してからの佐々木先生は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1993年に調教師の試験に受かって、次の年の11月に自分の厩舎を開業しとります。

そんで、1996年には、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとって、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、アップトゥデイトを使った2015年の中山グランドジャンプとか、今までに重賞を46勝もしとるし、JRA通算で547勝を上げとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。

2013年の佐々木先生は、キズナの活躍とかで、「24勝・獲得賞金7億1681万円」っちゅう成績を残しとりました。

けど、それからは2013年の成績を超えられとらんし、去年までの3年間も、

2017年→13勝・獲得賞金3億7024万円
2018年→22勝・獲得賞金4億7122万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5334万円

っちゅう数字やったんで、今年の佐々木先生は、「必ず巻き返さなアカン」と考えとるんでしょうな。

実際、先週までの成績は「7勝・獲得賞金1億0684万円」と、去年の同じ時期の「4勝・獲得賞金8068万円」を大きく上回っとるんですわ。

もちろん、今の先生は、「この勢いで賞金の高いレースをガンガン勝ちたい」と考えとる筈やから、1着賞金が3600万円のアンタレスSに向けて、ウェスタールンドをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、美浦の藤沢和雄厩舎が登録しとる、高松宮記念のグランアレグリアとタワーオブロンドンと、日経賞にソウルスターリングや。

この3頭について、ワシがお世話になっとる「元調教師のNさん」から届いた報告を紹介しときます。

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藤沢和雄君の実家は、1978年の天皇賞・秋を勝ったテンメイと、2010年の共同通信杯を勝ったハンソデバンドで有名な、苫小牧市の樽前にある「藤沢武雄牧場」でして、彼は大学を出てから、お父さんの武雄さんの友達だった田中良熊さんがやっていた、登別にある「青藍牧場」の手伝いをしていた時に、「自分も競馬の仕事をする」と決めたそうです。

それから藤沢君は、ニューマーケット(イギリス)のギャビン・プリチャード・ゴードン厩舎で、4年くらい厩務員をやって、日本に戻って来てからは、1977年から、菊池一雄厩舎(皐月賞とダービーを勝ったカツトップエースなどを管理)の調教助手をやって、1982年から、佐藤勝美厩舎(札幌記念を勝ったサンエイサンキューなどを管理)の調教助手をやっていましたね。

そして、1983年からは、3冠馬のシンボリルドルフなどを育てた野平祐二厩舎で調教助手をやって、1987年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しています。

調教師になってからの藤沢君の活躍は、競馬ファンなら誰でもよく知っていると思いますけど、タイキシャトルを使った1998年の安田記念とマイルCS、シンボリクリスエスを使った2002年と2003年の有馬記念、ダンスインザムードを使った2006年のヴィクトリアマイル、サトノアレスを使った2016年の朝日杯FS、レイデオロを使った2017年のダービーと一昨年の天皇賞・秋、グランアレグリアを使った去年の桜花賞など、今までに、GIの29勝を含めて重賞を120勝もしています。

それに、勝ち星そのものも多くて、開業してから去年まで、1年あたり46勝もしていましたし、先週までに、現役で1番の「通算1488勝」という素晴らしい実績を残していて、現役で2番目に勝ち星が多いのは、国枝栄君の「901勝」ですから、どれだけたくさん勝っているのかがよく分かりますね。

賞金も、1995年から2006年までの12年間は、ずっと10億円の大台に乗せていましたし、ゼンノロブロイで天皇賞・秋とジャパンCと有馬記念などを勝った2004年には、60勝を上げて、今までで一番の「23億1700万円」という賞金を稼いでいます。

それに、去年までの4年間も、

2016年→51勝・獲得賞金10億9272万円
2017年→44勝・獲得賞金14億2548万円
2018年→52勝・獲得賞金13億6944万円
2019年→46勝・獲得賞金13億1871万円

と、書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いでいました。

ただ、今年に入ってから先週までは、「9勝・獲得賞金2億1140万円」という成績で、今、15勝でリーディング1位の友道康夫厩舎に6勝の差を付けられていますし、賞金も、先週までに「3億6103万円」を稼いで1位の矢作芳人厩舎に、「1億4963万円」の差を付けられているんですよ。

そのため、今の藤沢君は、「賞金の高いレースを勝って、少しでも上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が1億3000万円の高松宮記念にグランアレグリアとタワーオブロンドン、6700万円の日経賞にソウルスターリング(高松宮記念にも登録)を登録していますので、私が藤沢君でしたら、どの馬も全力で仕上げますね。

実際、最終追い切りの内容が、私の見込み通りのものでしたから、3頭ともいいレースをしてくれそうです。

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藤沢和雄厩舎が登録しとる、高松宮記念のグランアレグリアとタワーオブロンドンと、日経賞にソウルスターリングについて、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。