豊明Sで、「イギリスの大学を出とる先生の管理馬」が… | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

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おはようさん。
鎌田光也ですわ。



1月19日(日)の日経新春杯を勝っとる、森田直行厩舎のモズベッロ(牡4歳、父ディープブリランテ)は、次走の予定が、3月28日(土)の日経賞になっとります。

この馬を管理しとる森田先生の親父さんは、名古屋競馬で乗り役をやってから、1972年の天皇賞・秋を勝ったヤマニンウエーブなどでお馴染みの中村覚之助厩舎で調教助手をやっとりました。

そんで、小さい頃から競馬が身近だった森田先生は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、身長が伸び過ぎたんで諦めて、普通に会社員として働いとったんや。

せやけど、親父さんが腰を悪くして、調教助手を辞めることになって、そん時に「お前だけでも競馬に関わってくれないか」と頼まれたんで、23歳の時に競馬学校に入って、1985年に長浜彦三郎厩舎で厩務員になっとります。

その後は、1988年から長浜博之厩舎で、1989年から福島信晴厩舎で、2007年から松田博資厩舎で、それぞれ経験を積んでから、2012年に、JRAでは初めて、現役の厩務員として調教師の試験に受かったんですわ。

調教師を目指す場合、厩務員から調教助手になって、それから試験を受けるのが普通やけど、体重が70キロ近くある森田先生は、調教師から「馬に負担が掛かるので乗らないで欲しい」と言われたことがあったそうで、調教に乗らんでええ厩務員のまま、調教師を目指すことにしたんや。

試験に受かった後は、2014年の3月に厩舎を開業するまで、技術調教師として、昔から仲が良かった矢作芳人先生の厩舎で、馬のことはもちろん、馬主さんとの付き合い方とか、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとりました。

開業してからの森田先生は、最初の年が「4勝・獲得賞金9294万円」っちゅう成績やったけど、キョウエイアシュラを使った地方交流のオーバルスプリントで、初めて重賞を勝っとったし、その後は、

2015年→8勝・獲得賞金1億4576万円
2016年→8勝・獲得賞金1億9788万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3869万円

と、順調に数字を伸ばしとって、一昨年は、ダイメイプリンセスを使ったアイビスSDで初めてJRAの重賞を勝つなど、21勝を上げて、「5億7828万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどったんですわ。

けど、去年は、ダイメイプリンセスで北九州記念を勝ったものの、他の馬がイマイチやったんで、「17勝・獲得賞金3億0613万円」と、一昨年を大きく下回っとったから、今年の森田先生は、「キッチリ巻き返したい」と考えとる筈やし、実際、モズベッロで日経新春杯を勝つなど、先週までに4勝を上げて「8476万円」の賞金を稼いどって、去年のペースを上回っとります。

もちろん、今の森田先生は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとる筈やから、1着賞金が6700万円の日経賞に向けて、先生がモズベッロをどう仕上げてくるんかを、最後までキッチリ確認して、馬券に活かしたいと思っとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今日のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、中内田充正厩舎が豊明Sに使うペルペトゥオや。

この馬について、ワシと付き合いの長い「記者のE君」から届いた報告を紹介しときます。

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栗東トレセンから車で50分くらいのところにある「信楽牧場」(滋賀県甲賀市)が、中内田充正先生の実家ですな。

先生の親父さんは、牧場の代表をやっとる中内田克二さんで、「競走馬育成協会」の理事もやっとります。

「信楽牧場」は、関西で一番古い育成牧場で、その他に運営しとる「ヒルサイドステーブル」は、同じ施設を使えるよう、「ノーザンファームしがらき」の中に馬房を置いとりますな。

中内田先生は、高校生やった頃、アイルランドにホームステイして、そん時に、ヨーロッパの大学には競馬のことを教えてくれる学科があるっちゅうことを知って、向こうの高校に留学しとったんですわ。

それから、イギリスのウエストオックスフォード大学の馬学科に入って、生産や調教など馬のことを学んで、卒業してからは、ジャパンCを勝ったペイザバトラーでお馴染みやったアメリカのロバート・フランケル厩舎で働いとりましたな。

その頃のフランケル厩舎には、2003年のベルモントSを勝ったエンパイアメーカーとか、走る馬が何頭もおって、中内田先生はその調教に乗っとったそうや。

日本に戻ってからは、2007年に競馬学校の厩務員課程を出て、2012年に調教師の試験に受かるまで、ずっと橋田満厩舎(サイレンススズカ、アドマイヤベガ、アドマイヤグルーヴ、スズカマンボなどを管理)で調教助手をやっとりました。

試験に受かった後、2014年に厩舎を開業するまで期間があったんで、中内田先生はその間に、技術調教師として、藤原英昭先生や角居勝彦先生に、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとったんですわ。

そんで、初めの年は「7勝・獲得賞金1億7751万円」っちゅう成績やったけど、去年までの5年間は、

2015年→23勝・獲得賞金2億9682万円
2016年→31勝・獲得賞金5億0984万円
2017年→46勝・獲得賞金7億5893万円
2018年→45勝・獲得賞金8億8644万円
2019年→48勝・獲得賞金12億8505万円

と書けば分かる通りで、順調に勝ち星と賞金を積み重ねとって、中でも去年は、今までで一番の成績を残しとって、JRA賞の「最高勝率調教師」を受賞しとったんやから、ホンマ大したもんやで。

ただ、今年に入ってから先週までは、「6勝・獲得賞金7270万円」と、去年の同じ時期(2月4週目まで)の「11勝・獲得賞金1億8100万円」を大きく下回っとるんで、きっと、今の中内田先生は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返さなアカン」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今日は、1着賞金が1820万円の豊明Sにペルペトゥオを使うんで、ワシは、「先生がこの馬をメイチに仕上げてくる」と見とったし、26日(水)、最終追い切りの様子を確認したところ、レースでも乗る中井君が坂路に入れて、4Fが55秒1、終いの1Fが12秒2っちゅう時計を馬なりで出しとりました。

今回は、前走の山城Sから中2週なんやけど、疲れを感じさせない軽快なフットワークで走れとったから、好レースが期待できそうやとワシは思っとります。

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中内田充正厩舎が豊明Sに使うペルペトゥオについて、「記者のE君」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。