阪急杯では、「陸上自衛隊と取引しとるオーナーの持ち馬」に注目やで | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



古川吉洋君は、先週までにJRAで499勝を上げとって、「節目の500勝」まで「あと1つ」に迫っとります。

古川君は、中学校時代に野球をやっとって、運動神経が良かったんやけど、体が小さかったことから、騎手になることを勧められたそうなんですわ。

ちなみに、彼のご両親は、長い間、栗東トレセンにある騎手の独身寮、「御園寮」の寮官と寮母をやっとったんや。

そうそう、古川君はゴルフが大好きで、去年の3月、「宮本博厩舎の300勝記念コンペ」に参加した時には、宮本先生が「フルキチはよう飛ばすな」と感心しとったんですわ。

知っとる方も多いやろうけど、彼は、柴田大知君や、柴田未崎君や、福永祐一君や、和田竜二君や、今は調教師をやっとる高橋亮先生とかと同じで、1993年に「第12期生」として競馬学校の騎手課程に入っとって、1996年の3月に長浜博之厩舎からデビューしとりました。

古川君は、アインブライドに乗った1997年の阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)で、同期では一番乗りでGIを勝っとったし、その後も、ピエナビーナスに乗った2009年のクイーンS、ヒットザターゲットに乗った2012年の新潟大賞典、ラブイズブーシェに乗った2014年の函館記念、テイエムジンソクに乗った一昨年の東海Sとか、先週までにJRAで重賞を10勝しとって、さっき書いた通り、通算で499勝しとりますな。

ずっと栗東で乗り役と調教助手をやっとったワシにとって、栗東の騎手が活躍するんは、自分のことのように嬉しいもんやから、古川君には、これからどんどん頑張って欲しいと思っとります。

そんで彼は、明日と明後日、

■2月29日(土)

阪神3R・3歳未勝利→トゥルブレンシア
阪神4R・3歳新馬→ピエナビーチ
阪神7R・4歳上1勝クラス→アレグレモエティー
阪神9R・うずしおS→ムーンチャイム
阪神11R・仁川S→メイショウスミトモ

■3月1日(日)

中京1R・3歳未勝利→タマモアマリリス
中京2R・3歳未勝利→ブレイヴサウンド
中京3R・3歳未勝利→ミモザアカシア
中京10R・茶臼山高原特別→サーベラージュ
中京11R・豊明S→ヒルノマゼラン
中京12R・伊勢特別→ライデンバローズ

の11頭に乗るんで、どの馬にも、「早く節目の勝利を達成したい」っちゅう思いが込められとる筈やから、注目せなアカンやろ。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、藤沢則雄厩舎が阪急杯に使う、栗本博晴オーナーの持ち馬クリノガウディーや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「馬主のOさん」から届いた報告を紹介しときます。

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栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛けている、「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。

1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しておりますので、その代表取締役会長を務めている栗本オーナーは、周りから厚い信頼を寄せられていることでしょう。

そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに350頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられます。

2017年の栗本オーナーは、20勝を上げ、過去最高となる「3億4742万円」の賞金を獲得しておりました。

更に、一昨年と昨年も、

2018年→獲得賞金2億9965万円
2019年→獲得賞金3億2834万円

と記せば分かるように、2017年と同水準の賞金を獲得している上、今年に入ってから先週までに獲得した賞金は「7003万円」と、昨年の同時期(2月4週目まで)の「3317万円」を大きく上回っております。

しかし、オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。

何故なら、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、

■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」→計3頭を2700万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→計5頭を2246万円で落札
■9月17日(火)~18日(水)の「HBAセプテンバーセール」→2頭を950万円で落札
■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」→1頭を484万円で落札

と、計11頭を総額6380万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込表記)

当然、この状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在のオーナーは、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」と考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の阪急杯にクリノガウディーを出走させますので、私が栗本オーナーであれば、同馬を預けている藤沢則雄先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

実際、元調教師の方から届いている最終追い切りについての報告が、見込み通りのものでしたから、好レースが期待できると私は考えております。

また、オーナーは、アスカクリチャンで2013年のアルゼンチン共和国杯を制してから、6年以上も重賞を勝てておりませんので、今回は、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。

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藤沢則雄厩舎が阪急杯に使うクリノガウディーについて、「馬主のOさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。