中山記念を勝って、一気に稼ぎたいんやろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

おはようさん。
鎌田光也ですわ。



1月25日(土)の萌黄賞を勝っとる、角田晃一厩舎のディモールト(牡3歳・父ヘニーヒューズ)は、次走の予定が、3月14日(土)のファルコンSになっとります。

皆さんもよう知っとる通りで、この馬を管理しとる角田先生は、田中勝春君や、今は美浦で調教師をやっとる小野次郎先生や、2014年の10月に引退した佐藤哲三君とかと同じで、1986年の4月に「第5期生」として競馬学校の騎手課程に入っとって、1989年の3月に渡辺栄さんの厩舎からデビューしたんや。

乗り役時代の角田先生は、デビュー3年目やった1991年に、シスタートウショウに乗った桜花賞で初めてGIを勝っとって、その他にも、ノースフライトに乗った1994年の安田記念とマイルCS、フジキセキに乗った1994年の朝日杯3歳S、ジャングルポケットに乗った2001年のダービー、ヒシミラクルに乗った2002年の菊花賞と2003年の天皇賞・春と宝塚記念とか、GIの10勝を入れて重賞を38回も勝って、全部で713勝もしとりましたな。

ちなみに、先生は乗り役やった頃、ワシが新川厩舎におった時に、ゴールデンメインとか、新川厩舎の管理馬を何度も勝たせてくれたんですわ。

そんで、調教師の試験に受かった2010年に乗り役を引退してから、中竹和也厩舎で技術調教師をやって、厩舎をやりくりする方法や、馬の集め方とかを教わっとって、2011年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

それから、最初の年は7勝止まりやったけど、2年目は19勝、3年目は20勝、4年目は25勝と順調に勝ち星を増やしとったし、一昨年は、アレスバローズでCBC賞と北九州記念を勝つなど、28勝を上げて、「5億5825万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどったし、去年はムイトオブリガードでアルゼンチン共和国杯を勝つなど、23勝を上げて、「5億3364万円」っちゅう賞金を稼いどりましたわ。

で、今年もその勢いは続いとって、先週までに稼いだ賞金は「7277万円」と、去年の同じ時期(2月4週目まで)の「6303万円」を上回っとるんや。

もちろん、今の角田先生は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとる筈やから、1着賞金が3800万円のファルコンSに向けて、角田先生がディモールトをどう仕上げてくるんかを、最後までキッチリ確認して、馬券に活かしたいと思っとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、美浦の萩原清厩舎が中山記念に登録しとるダノンキングリーや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介しときます。

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萩原清君は、1982年に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から、橋本輝雄厩舎の厩務員をやっていました。

橋本厩舎と言えば、1969年の菊花賞馬アカネテンリュウや、1987年のダービー馬メリーナイスを管理していたことで有名ですね。

それから萩原君は、橋本厩舎で半年ほど、今津福松厩舎で3年ほど、鈴木康弘厩舎で10年ほど、鈴木勝太郎厩舎で3年ほど、それぞれ調教助手をやって、1996年に調教師の試験に受かって、その年の12月に自分の厩舎を開業しています。

初めの年は、開業したのが暮れだったので、1つも勝てなかったのですが、1997年が14勝、1998年が18勝、2000年が24勝といった形で順調に勝ち数を伸ばしていました。

そしてJRAの重賞は、ヤマニンアクロを使った1999年の共同通信杯4歳S(現在の共同通信杯)や、プリサイスマシーンを使った2006年のスワンSや、ロジユニヴァースを使った2009年のダービーや、ミトラを使った2015年の金鯱賞や、ルヴァンスレーヴを使った一昨年のユニコーンSとチャンピオンズCや、ノームコアを使った去年のヴィクトリアマイルなど、今までに23勝していますし、2003年の萩原厩舎は、今までで一番の「43勝・獲得賞金7億4011万円」という成績を残していたんですよ。

ただ、それからは2003年の数字を一度も超えられなくて、一昨年までの5年間も、

2014年→22勝・獲得賞金4億2535万円
2015年→29勝・獲得賞金5億5741万円
2016年→31勝・獲得賞金4億8810万円
2017年→24勝・獲得賞金3億8052万円
2018年→32勝・獲得賞金6億0152万円

という成績でしたが、去年は、24勝を上げて、今までで2番目に多い「6億4364万円」の賞金を稼いでいました。

でも、今年に入ってから先週までは「3勝・獲得賞金4098万円」と、去年のペースを大きく下回っていますから、きっと、今の萩原君は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の中山記念にダノンキングリーを登録してきましたので、全力で仕上げてくると見ていましたし、実際、最終追い切りの内容が、私の見込み通りのものでしたから、いいレースをしてくれそうです。

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萩原清厩舎が中山記念に登録しとるダノンキングリーについて、「元調教師のMさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。