北陸Sは、「このままでは終われん」っちゅう思いやろう | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

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中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

まいど。
鎌田光也ですわ。



松元茂樹先生は、昨日、グッドスカイを使った新潟の1Rを勝って、節目の「JRA通算500勝」を達成しましたな。

松元先生は、日本大学を卒業した後、一時は歌手をしとったんですが、1974年から親父さんの松元正雄厩舎で、厩務員になって、それから調教助手をやっとりました。

その後は、茂樹先生の兄ちゃんで、トウカイテイオーやスティルインラブなどでお馴染みの松元省一厩舎や、イソノルーブルなどでお馴染みの清水久雄厩舎で経験を積んで、1993年に自分の厩舎を開業しとります。

そんで今までに、ビリーヴを使った2002年のスプリンターズSと2003年の高松宮記念や、ウインクリューガーを使った2003年のNHKマイルCや、ローブデコルテを使った2007年のオークスなど、GIを6つ勝っとって、それを入れて重賞を28回も勝っとるんや。

茂樹先生と同じ栗東でずっと仕事をしとったワシは、もちろん、これからも先生が活躍できるように応援したいと思っとります。

ちなみに、一昨日、10月21日(金)が、茂樹先生の68回目の誕生日やったんで、「節目の勝利」は、先生にとってエエ祝いになったでしょうな。

で、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。


そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするのは、美浦の相沢郁厩舎が北陸Sに使う、ヤマチョウフェアや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「馬主秘書のIさん」から届いた報告を紹介しときます。

……………

長谷川彰オーナーの本業は、函館市の大手町に本店を構え、主に、海産物の卸売販売を行なっている、「株式会社山丁長谷川商店」の代表取締役社長です。

同社は、1952年に創業された「長谷川孝四郎商店」が起源でして、1965年には、社名を現在の「株式会社山丁長谷川商店」(資本金1500万円)として法人化しておりました。

その後、1985年に長谷川オーナーが社長に就任し、2004年に本店と同じ函館市大手町に鰹節工場を新設しております。

「山丁長谷川商店」の人気商品である、「乾燥珍味」、「魚卵」、「塩干」、「生珍味」、「昆布」などは、北海道の食材を厳選して仕入れている上、醤油などの加工原材料にもこだわっておりますから、いずれも「一度食べたら忘れられない味」と評判だそうです。

また、現在は、全国の百貨店での催事販売や、インターネット販売も人気を博しているそうですから、非常に多くの方が「函館の名店」と認めているのでしょう。

なお、馬主としての長谷川オーナーは、確か2008年からJRAで馬を走らせており、これまでに7頭を所有しております。

長谷川オーナーは、しばらく勝ち星を上げられずにいたものの、4年目の2011年に、お膝元の函館開催でヤマチョウフェアが初勝利を飾っており、昨年は、同馬が苗場特別を制するなど、過去最高となる「2894万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、今年は先週までで、「11戦0勝・獲得賞金422万円」という数字ですから、現在の長谷川オーナーは、「このままでは終われない」と考えている筈です。

そして本日、1着賞金1720万円(馬主の取り分は8割の1376万円)の北陸Sにヤマチョウフェアを出走させますので、私が長谷川オーナーの立場であれば、「今年の初勝利」を狙い、この馬を管理している相沢先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示しますし、元調教師の方に最終追い切りの内容を確認したところ、

「19日(水)、南ウッドに入れられて、5Fが70秒5、終いの1Fが13秒1という時計を出していました。完全に馬なりでしたから、時計は目立つものではありませんが、馬体に張りがあって毛ヅヤもピカピカでしたし、動きはキビキビとしていましたから、みっともないレースはしない筈です」

という内容でしたから、上位に食い込んでくる可能性が十分にあるでしょう。

……………

ヤマチョウフェアについて、「馬主秘書のIさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA厩務員・小西聖一のブログはこちら ★

ほなまた。