ワシが、室町Sで注目しとるのは | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

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中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

まいど。
鎌田光也ですわ。



松下武士厩舎のディーパワンサ(父ディープブリランテ)は、次走の予定が、11月12日(土)のデイリー杯2歳Sやな。

松下先生は、2004年に安田伊佐夫厩舎の厩務員になって、しばらくしてから調教助手になって、その後は、武田博厩舎や、清水久詞厩舎で調教助手をやっとって、2014年の12月に調教師の試験に受かって、去年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

そんで、トウケイタイガーを使った3月28日(土)の中京の500万条件で初勝利を上げとって、その後は、小野幸治先生から引き継いだオースミムーンを使った去年の東京ジャンプSで初の重賞勝ちを飾るなど、去年は、「14勝・獲得賞金2億4964万円」っちゅう成績を残しとったんですわ。

で、今年に入ってから先週までの成績は、「21勝・獲得賞金2億8773万円」と、もう、勝ち星と賞金のどっちも去年の数字を上回っとるんやけど、今年はまだ重賞を勝ててないんや。

それに、さっき書いた通りで、オースミムーンは小野先生から引き継いだ馬で、1から自分で育てた馬では、重賞を勝てていないんで、新馬戦と中京2歳Sのどっちも強い勝ちっぷりを見せとるディーパワンサには、かなり期待しとる筈やで。

で、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。


そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今日のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするのは、室町Sに出る、中竹和也厩舎のナンチンノンや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「馬主のSさん」から届いた報告を紹介しときます。

……………

加藤誠オーナーの本業は、京都市と滋賀県大津市に医院を構えている、「加藤乳腺クリニック」の理事長です。

1959年生まれの加藤オーナーは、1988年に京都府立医科大学を、1996年に同大学院を卒業しており、その後、済生会滋賀病院に勤務し、そこで「救急部長」や「胸部乳腺外科部長」としてキャリアを積み、2003年に「加藤乳腺クリニック」を開院しました。

同クリニックは、日本でも数少ない乳腺内視鏡手術を専門に行うクリニックでして、乳がんの診断と治療に用いる機器は最新のものを導入している上、1996年に加藤オーナーが「乳癌患者を救いたい」との思いで独自に考案した、「乳腺内視鏡による乳房温存手術」は、それまでの手術法より傷跡が目立ちにくいため、術後は、多くの患者さんが深く感謝しているそうです。

したがって、その考案者である加藤オーナーは、「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう。

また、加藤オーナーは、以前、自身が競馬好きになったきっかけを、「1991年の天皇賞・春で、メジロマックイーンの強さに魅了されたこと」と語っておりまして、その経緯や医院の場所を考えれば当然ですが、現在は「京都馬主協会」に所属しており、同協会の会長を務めている大八木信行オーナー(冠名ダイシン)や、前田幸治オーナー(ワンアンドオンリーなどを所有)といった「京都馬主協会の有力者達」と、公私に渡りとても親しくしております。

ちなみに、加藤オーナーが馬主資格を取得する際には、大八木オーナーが全面的にバックアップしており、2007年の秋に完成した加藤オーナーの自宅は、設計や建築の段階から、前田オーナーが手厚くサポートしておりました。

なお、馬主としての加藤オーナーは、2009年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに30頭を所有しております。

最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、未勝利に終わっておりましたが、その後は着実に数字を伸ばしており、一昨年は、ナンチンノンが西陣Sを制し、オーナーにとって初となる「特別レース勝ち」を収めるなど、「5556万円」(4勝)の賞金を獲得しており、昨年も、ナンチンノンがながつきSを制するなどの活躍で、過去最高となる「5891万円」(3勝)の賞金を獲得しておりました。

ただ、今年は先週までで2勝を上げているものの、どちらも平場のレースのため、稼いだ賞金は「2438万円」というもので、このままでは、過去2年の賞金を大きく下回ってしまうでしょう。

また、加藤オーナーは、毎年のように競走馬セールに参加しており、今年も、
7月19日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を3963万円で落札
8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」→1頭を1090万円で落札
と、計3頭に総額5053万円を投じております。(金額は全て税込)

こういった状況の中、明日は、1着賞金2200万円(馬主の取り分は8割の1760万円)の室町Sにナンチンノンを出走させますので、私が加藤オーナーであれば、このレースを「絶対に落とせない一戦」と位置付け、ナンチンノンを預けている中竹先生に対して、間違いなくメイチの勝負仕上げをお願いしますし、元調教師の方から届いている、最終追い切りについての報告が、

「一昨日、レースでも乗る川島君が坂路で一杯に追って、4Fが52秒5、終いの1Fが13秒3っちゅう時計を出しとりました。この馬としては、まあ合格点を与えられる時計やろうし、毛ヅヤがピカピカで、脚捌きも力強いもんやったんで、力を出し切れるデキに仕上がっとる筈ですわ」

というものでしたから、好レースが期待できると私は考えております。

……………

ナンチンノンについて、「馬主のSさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

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ほなまた。