「天皇賞・秋を勝って、上との差を詰めたい」と考えとる筈や | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

まいど。
鎌田光也ですわ。



今、ワシが所属しとる「パーフェクトホースマンズ」は、先週、

菊花賞
3連複17550円5点的中

ブラジルC
馬連5480円5点的中

北陸S
3連複1780円3点的中

室町S
馬単1480円2点的中

飛翼特別
3連複1140円2点的中

っちゅう結果を残しとるんや。

で、このブログを見とった方は、昨日の「菊花賞」をバッチリ取れたやろ。

何せ、このレースで2着やったレインボーライン(最終的に9番人気)については、19日(水)にこのブログで、

「浅見秀一君は、親父さんが1997年まで調教師やった浅見国一さんで、1973年に親父さんの厩舎で騎手候補になっとったんやけど、結局、騎手にはならんで、1977年に調教助手になって、1992年に自分の厩舎を開業するまでの15年間、親父さんの厩舎で経験を積んどったんですわ」

「国一さんが定年で引退した時には、開業してから6年目やった秀一君が、共同通信杯4歳Sなどを勝っとったメジロブライトを引き継いどって、この馬を使った1998年の天皇賞・春が、秀一君にとって初めてのGI勝ちで、この年は、今までで一番の【9億1419万円】(25勝)っちゅう賞金を稼いどったんや」

「それからも秀一君は、ヤマニンシュクルを使った2003年の阪神ジュベナイルF、ソングオブウインドを使った2006年の菊花賞、レジネッタを使った2008年の桜花賞と、GIを全部で4勝しとって、今までに、重賞を21勝しとりますな」

「で、レジネッタの活躍などで、2008年には、2番目に多い【6億8887万円】(21勝)の賞金を稼いどったんやけど、その後は、賞金が伸び悩んどって、去年までの5年間は、
2011年→37勝・獲得賞金5億6315万円
2012年→24勝・獲得賞金5億3039万円
2013年→27勝・獲得賞金5億5484万円
2014年→24勝・獲得賞金4億7973万円
2015年→25勝・獲得賞金4億2694万円
と、ずっと1998年の数字を下回っとりましたんで、今年の秀一君は、【1998年の賞金を超えたい】と考えとる筈ですわ」

「せやけど、先週までの成績は、【17勝・獲得賞金4億6852万円】っちゅうもんで、1998年の賞金を超えるには、あと4億円以上を稼がなアカンのや」

「それに、彼の厩舎は、レジネッタを使った2008年の桜花賞を勝ってから、8年半もGIを勝ててなくて、連敗が【24】まで伸びとりますんで、ワシが秀一君の立場やったら、【とにかく連敗を止めたい】とも考えます」

「そんで、1着賞金1億1500万円の菊花賞にレインボーラインを登録しとる今週は、【秀一君が勝負を懸けてくる】とワシは考えとったんですわ」

「せやから、実際に彼がどう仕上げてくるんか、今朝、最終追い切りを念入りに確認したところ、坂路に入れられて、4Fが58秒2、終いの1Fが12秒5っちゅう時計を出しとりました」

「16日(日)にメイチに追われとったんで、今日は、完全に馬なりの調教やったけど、動きそのものも、惚れ惚れするほど素軽いもんやったから、ワシの見込み通り、秀一君がメイチに仕上げてきたんでしょうな」

っちゅう、「元調教師のHさん」からの報告を紹介しとったんやからな。

この「菊花賞」の結果で、ワシらの力が「本物」やっちゅうことは、皆さんに改めてよう分かってもらえたやろうな。

もちろんワシ自身も、このレースをキッチリ仕留められたことを、嬉しゅう思っとりますわ。

せやけど富士Sを取り損ねた訳やから、今週は、全部のレースでエエ結果を残せるよう、気合いを入れて情報を集めとくんで、皆さんには、今までよりも期待してブログを読んで欲しいとワシは思っとります。

で、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。


そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするのは、天皇賞・秋に登録しとる、音無秀孝厩舎のアンビシャスとヒストリカルや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のIさん」から届いた報告を紹介しときます。

……………

音無秀孝君は、1979年から1993年まで乗り役をやっとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気だったノアノハコブネで勝つなど、引退までに全部で84勝を上げとりました。

ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指してとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役になることを目指したそうやな。

乗り役を引退してからの音無君は、田中章博君の厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。

それから彼のところは、順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCを勝つなど、今までに、GIを7勝、それを入れて56回も重賞を勝っとります。

そんで音無君は、2004年に48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼ぐと、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。

そん中でも、2009年は「45勝・獲得賞金15億0487万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとりましたし、2010年は「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて調教師リーディングを取ったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。

けど、その後は、
2011年→40勝・獲得賞金9億2030万円
2012年→42勝・獲得賞金6億8735万円
2013年→28勝・獲得賞金5億1970万円
2014年→43勝・獲得賞金9億8375万円
2015年→36勝・獲得賞金9億9976万円
と、ずっと2009年の数字を下回っとるんですわ。

せやから、今年の音無君は、「調教師リーディングを取りたい」、「久々に10億円の大台に乗せたい」と考えとる筈で、実際、先週までは「40勝・獲得賞金9億9386万円」と、10億円まであと一歩なんやから、ワシの見込みは正かったんやろ。

ただ、リーディングの順位は、46勝で1位の矢作芳人厩舎とは「6勝の差」で3位やし、賞金は、11億1281万円を稼いどる池江泰寿厩舎に「約1億4000万円の差」を付けられ、こちらも3位なんで、きっと今の音無君は、「賞金の高いGIを勝って上との差を詰めたい」と考えとる筈ですな。

そんで、音無君は今週、1着賞金1億5000万円の天皇賞・秋にアンビシャスとヒストリカルを登録しとりますんで、どっちもメイチに仕上げてくるやろう。

……………

アンビシャスとヒストリカルについて、「元調教師のIさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA厩務員・小西聖一のブログはこちら ★

ほなまた。