ー登場人物
メノン（ボンボンの息子）
ソクラテス（弁論マニア）
プラトン（書記長）
メノン
「あなたが、ソクラテスさん？
探したよー、も～。
大変だったんだよ、ベントレーに乗ってここまで来るの。
あなたさ、真理をシっているらしいけど、
そもそも、真理って教えられるモノなの？」
ソクラテス
「真理とは、何か？」
メノン
「いや、あんたがアレテーって言ってるヤツでしょ？
そのアレテーを僕に教えてくれない？」
ソクラテス
「私は、アレテーが何かを知らないし、
アレテーをシっている者にも、会ったことが無い。」
メノン
「はぁ？？？？
あんた、知らないの？？」
ソクラテス
「じゃあ君は、知ってるのか？」
メノン
「堂々と知らない（※無知の知）とか言うあんたよりは、
もはや俺の方が知ってる気がしてきた。
アレテーってのは、なんていうかその、悟りみたいな？
こう・・・、「わたし」が消えて、全体が顕われるてきな？
ワンネスライクな？」
ソクラテス
「じゃあ君は、アレテーをシっているのか・・・。
どうして、アレテーを既にシっている君が、
探し、乞い、アレテーを誰かに教えてもらう必要がある？
知ってるモノなら、もう探す必要は無いであろう。」
メノン
「いやだから、やっぱ、本当は知らないんだってば。」
ソクラテス
「知らないモノを、どうやって探すことが出来る？
知らないのに、どうやってソレを探せるのかね？
いま、ソレを探しているのかどうか、
いま、ソレに近づいているの、遠ざかっているのかどうか。
知らないモノを、探すことなど出来るのだろうか？」
メノン
「ほんまや！
知らないモノを、探すことは出来ないじゃん！
だって、知らないんだから！！
探せるのは、知っているモノだけだ！！
そして、知ってるんだから、探す必要は無いじゃん！！
なにこれ？？？」
メノンのパラドックス
曰く
「探しているモノをシっているなら、探す必要が無い」
曰く
「探しているモノをシらないなら、探すことは不可能」
よって
「人間にとって「シる（探求）」とは不可能な行為であるか、
または必要が無い行為であるかの、いずれかである。」
プラトン
「カキカキ・・・」
夏にぜひ↓
脂肪にぜひ↓
↓昨日の記事へ、「それってメノンのパラドックスみたい！」とLINEもらいました。
似てるけど、昨日の記事が言いたかったことはメノンとはちゃうねん。
答えを現実に投影するのは、「わたし」という観測者だよってこと。
まだ、【答え】はどこにもないよ、って話し。
メノンのパラドックスに近いのは、５年前の過去記事（⇒「神をどうして探せる？」）かな。
てか、この３年後くらいにプラトン哲学をシったので、
当時は何も知らないままなのに、
ほぼ「メノンのパラドックス」と同じ指摘をしている・・・。
すごいなぁ、さとうみつろうさんって。
プラトンの生まれ変わりだったのあかぁ。
「クが抜けてるわよ。
プランクトンの生まれ変わりよ。」
じゃ、まとめ。
メノンのパラドックス
・探しているモノが何なのかシってるなら、探す必要が無い
・探しているモノが何なのかシらないなら、探すことは不可能
=探求とは、必要のない行為か、不可能な行為かのいずれかとなる
みノンのパロディックス
三部作対抗戦(笑)
この３過去記事を読めば、
「正解」は探求するモノじゃなく、創出する性質のモノだって分かるはず。
『悪魔とのおしゃべり』にも
正しさなんて、どこにも無いのさってあるしね。
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創ろう、答えを。
探すのは、いったんやめてさ。
↓今日は、下の二つのボタンを押す祭、
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