ド遠投の為の撒き餌柄杓の自作方法&おまけ | 菜's(サイズ)

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フカセ釣りにおいて遠投するのは必要かどうか。

僕は昔からメリットとデメリットを天秤にかけていました。

投げなくても磯際とかかけ上がりとかシモリとかを攻めていけば釣果に繋がるし、餌取りさえいなければ15メートルぐらいで遠投しても25メートル投げれば充分だろうと。

遠投すると操作は難しいし風や潮の条件によってはできないし地形変化やタナは把握しにくいし…。

撒き餌のコントロールも難しくなるしデメリットの方が多いんじゃないの?
なんて。

しかし!

メリットやデメリットなんて考えなくていいんです!

めちゃくちゃ飛ぶウキとめちゃくちゃ飛んでコントロールの良い柄杓があれば飛ばしたくなるんです!

やはり遠投をしだしてから釣果が安定しました。

投げたら釣れるという訳じゃないですが、攻めるポイントの選択肢が広がりますし、遠投での操作に慣れる事で今まで攻めていた場所の流し方や操作、コントロールや精度の上達もあったのだと思います。

今日は、その遠投用の柄杓の作り方です!

正直買った方が早いし作っても同じレベルだと金額そう変わりません!
主観ですがベルモントの3000円台よりは良い物ができます。
硬めの柄杓が好きな方は向いていると思います。

まず、用意する物

🔴直径25mmの棒
🔴シャフト
🔴カップ

🔴エポキシボンド(百均)
🔴グリップテープ

順を追って解説します。

まず、直径25mmの棒ですが数百円でホームセンターに売っています。

これを18cmぐらい?
お好みの長さに切ります。

↑僕は少し長めが手首を使って振るときにやりやすいので20センチほどに。

その後にドリルで8mmの穴を開けます。
8mmのドリル刃はダイソーにあります。
ドリルを持っていない方はホームセンターで200円ぐらいで貸し出している場所が多いです。

ウキも作りたい方等でミニ旋盤等を持っている方は旋盤に装着して穴を開けるのも良いでしょう。
必要充分ですが、細部の作りが甘いので耐久性は不明です。
お試しには安くて良いです。

↑これでできました。
穴の長さは適当ですが、3センチぐらいの深さがあれば良いと思います。

穴が開けれたらやすりがけをしてテーパーにします。


そうしたら次はシャフトです。
魚心観のシャフトが一番良いと思います。

硬めの物がなんだかんだ好きなので僕はPROタイプのHHにしています。

遠投だと硬い方がコントロールがつきやすく飛距離も出ます。
軽い力で20メートル飛ばすとかだと柔らかめのシャフトでも良いでしょう。

どちらも一本1300円前後ですが、送料が1000円ちょいかかります。
せっかくなら数本頼んで数本作るか、誰か興味ある人と一緒に購入すれば送料が一本あたりで割ると安くつきます。

かなり長く、プロタイプだと800mmあります。
グリップやカップと合わせると全長900mmぐらいになり、190cmとかよっぽど身長の高い人以外は扱いにくいと思いますので、ノコギリでカットしましょう。

身長173cmの僕は、微調整を繰り返した結果、全長800mmに落ち着きました。

ちなみに、シャフトはテーパーになっていて先が細いです。
より硬めの物が欲しければ先の細い方を切り、少し軽くしたい方は、元の方を切りましょう。


根本の太さ調整のため、ハリスを巻いてエポキシでグリップに開けた穴に差し込みます。
人差し指を投げる時に添えたり、見なくても手触りでどちらが前か把握したい場合は、その部分を切り出したり削ったりしましょう。



先側も同様にカップを付けます。
せっかくなら多少金額がかかってもベルモントのチタンのエンボスカップがオススメです。
色々ありますがMが無難です。
L以上になると強度が弱いです。
小さいカップでたくさん撒きたい方は小さめを買いましょう。

そして仕上げです。
グリップにひと工夫すると劇的に持ちやすくなります。
それは、最近バドミントンやっている方はお馴染みの

クッションラップを巻く事です!
何故これを巻くかと言うと、柔らかい層に厚みを持たせてグリップ感を増すのです!
バドミントンをやられる方がタオルグリップを巻くのも同様ですが、釣りでそれをやるとグリップに色々な汁が染み込んで…。

とにかく、クッションラップを下に巻いて下さい。
巻いたらその上には

ウェットスーパーストロングテープ!

あるいは

このデコボコグリップ!

好みの問題ですが、個人的には、人差し指を添える方はデコボコじゃない方がシックリ来ると思います。

バドミントン持ちをされる方はデコボコの方が良いかも?

ほとんど皆さん人差し指を添えるのはコマセを押し付ける時に力が入りやすいので自然とそうなったと思いますが、
グリップを巻く事でバドミントン持ちでも余裕で力が入るので腱鞘炎予防に持ち方を途中でチェンジすると同じ場所にダメージが蓄積しなくて良いと思います。


↑二種類に分けてます。

これらのグリップ改造?は、お手持ちの柄杓でも出来ますのでやってみて下さい。

非常に安い改造ですが劇的効果を発揮します!
特に手首を痛めやすい方は是非!

グリップテープは柄杓一本につき1つ必要ですがクッションラップは一つあれば数本分巻けます。

そして、柄杓ができたらマキエボードの自作です!

こういうステンレスの0.5mmぐらいまでの板を地面に押しあててグイッと!



はい!一瞬で完成!

さあ!良き遠投ライフを!


おまけ
ホームセンターで25mmの木を切っても余るぐらいの長い物を買っておき、80cmとか長めに切ってこれにもグリップを巻きます。

すると!


武器になります!

これで撒き餌の素振りをするのです。
これをやって鍛えていると遠投時のコマセワークも苦になりません。

あと仕掛けを持って竿を片手で投げる方はそれの素振りにもなります。
僕もこの口なんですが、両手で投げるのは動作が変わって億劫なのでできるだけ片手で投げたいんです。

その為には日々の素振りと肩周りのストレッチ等が大事です。
海が荒れて出られない時や、外出自粛の時なんかには是非やってみて下さい!