オリオン座にふたご座、スバルにシリウス、ベテルギウス・・・星の事を知らない人でも一度は聞いた事がある冬の星たちが見頃です。
「Double Note」というアコースティックの二人組の音楽家がみさと天文台の曲を作って下さったので紹介します。
いこらブログにもされているようです。
http://tetsuji.ikora.tv/
こんな歌を作って頂けるなんて凄く嬉しいです。
いつかお会いできるのを楽しみにしています!
「あかつき」の補助エンジン噴射はトラブルなく行われたみたいですね!
5年前、金星の手前でエンジントラブルを起こしブレーキが効かずに金星を追い越してしまい太陽の回りを9周も回ってしまった「あかつき」ですが、周回遅れ(8周目)の金星にやっと追いつきました。
ここで上手くブレーキをかければ金星の軌道に入れます。
設計寿命を超えた「あかつき」には最後のチャンスでした。
実際に軌道投入が上手くいったかどうかは数日間の観測が必要らしいです。
上手くいっている事をみんなで祈りましょう!
話は本題に戻って・・・
毎月第2水曜に開催している紀美野町「星空サークル」です☆ 生活に星見(ほしみ)という新しい楽しみを加えませんか? 小さなお子さんからシルバー世代まで誰でも参加できます。9月にも新たな宙ガールの参加がありました。秋の星ぼしがこれからの見頃です。涼しい秋の夜風を感じながら楽しく星を見上げましょう。お気軽にお越しください♪
・日付 2015年12月9日(水)
・時間 19時30分より21時30分頃まで
・場所 紀美野町中央公民館2F視聴覚室
・備考 申込不要、参加無料
・内容
季節に応じた話題をフレンドリーな天文台職員がご紹介したり、小型望遠鏡や双眼鏡を使って星の観望を行います。冬の有名どころ「すばる」や「オリオン座大星雲」にチャレンジしてみませんか?ご要望に応じて望遠鏡を操作していただけるミニ望遠鏡教室も行います。
・話題提供
・探査機「あかつき」の最新情報 (佐藤)
・2016年天文ショーの見所ハイライト(って鬼が笑う?) (山内)
・今月のトピックス(+ふたご座流星群はもうすぐ!) (矢動丸)
・問合せ 紀美野町中央公民館(電話:073-489-5915)
晴れていれば観望会がありますので暖かい恰好でお越し下さい!
2010年5月21日に金星探査機「あかつき」を載せたH-IIAロケット17号機が打ち上げられ、同年12月7日に金星周回軌道に入るはずでしたがエンジンのトラブルで失敗に終わりました。
あれから5年、最後のチャンスが今日やってきます。
メインエンジンは壊れて使えませんが姿勢制御用の補助エンジンを使って無理矢理金星の軌道に入る予定です。
あかつき本体は設計寿命を過ぎており、補助エンジンも想定外の使い方で正常に動作するかどうか分かりませんが何もしないで金星の横を通過するのは嫌ですから日本の技術者の意地を見せて欲しいです。
今日の8:51にミッション開始です。
結果が分かるのは9日になってからだそうです。
国際宇宙ステーション(ISS)は、現在、宇宙(地上から高さ約400km上空)を飛んでいる人が乗っている唯一の物体です。今は日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが乗っています。速さは秒速で約8km(時速28000km)で地球を約90分間で一周します。一日では16周します。、大きさはサッカー場くらいで条件がそろえば(日の出前と日没後の2時間ほどの間)地上から肉眼で見ることができます。
今日の夕方、沖縄から太平洋を通って東京の上空から東北沖の太平洋に抜けるコースでISSが日本列島を縦断します。
今日の和歌山市の日没は16:49ですから、日没の約50分後にISSが通過します。
和歌山市では17:39:30に南西の低い空に現れ、17:42:30に仰角65°まで上昇し(和歌山市から452kmの上空)、17:44:30に北東の空に消えます。約5分間の天体ショーです。
少し前まで、早朝にばかり通過していたのでやっと夕方に通過の時期がきました。
ISSが飛来する前に希望者?にショートメッセージを送っていますのでご希望の方はメール等でご連絡下さい。ISSが飛来する数分前ににお知らせメッセージを送ります。
明日の夜、和歌山市立 こども科学館主催の天体観測会が和歌山市岡崎の交通センター駐車場で行われるそうです。
開催日時 2015年12月5日(土) 20:00~21:00
開催場所 ( 和歌山市 )
和歌山市岡崎 交通センター駐車場
参加費用 無料
申込み方法 :申込不要
主催者 [和歌山市立 こども科学館]
問合せ先 TEL:073(432)0002 [和歌山市立 こども科学館]
対象:一般 子どもは保護者同伴
岡崎の交通センターの駐車場で「すばるを見よう!」というタイトルで 初冬の星座を肉眼で見つけたり、天体望遠鏡や双眼鏡で、すばるや二重星団などを観察するそうです。曇りや雨の場合は当然ですが中止になるそうです。紀美野町のみさと天文台までは遠いけど和歌山しないで親子でちょっと星空を観てみたい!という方は是非遊びに行かれては如何でしょうか?
当日、17時半頃にISS(国際宇宙ステーション)の上空通過もあります。
(詳細は明日のブログで)
昨夜のはやぶさ2の地球スイングバイといい連日天文イベント目白押しです!
今日の夕方、はやぶさ2が地球の重力を利用して加速するスイングバイを行います。
天気が悪そうです。でも、
心配しないで下さい!
晴れてますよ!
何しろ上空3100kmですから(笑)
雲どころか大気もありません!
残念な事に明るさは11~12等で大型望遠鏡でもコンディションが良くないと見えない領域です。
見えなくても応援するぞ!
と、和歌山大学の宇宙カフェではやぶさ2を応援するイベントがあります。
日 時:平成27年12月3日(木) 雨天決行!
17時30分~19時 はやぶさ2応援 宇宙教育研究所電波観測通信施設敷地内
19時~20時 観望会
※それぞれご都合の良い時間からご参加ください。
場 所:和歌山大学栄谷キャンパス(和歌山市栄谷930)
対 象:中学生~一般
定 員:20名(先着) メールまたはFAXで申し込み
参加費:200円(ワンドリンク付き)
申 込:メールまたはFAX
FAX:073-427-7616
E-mail:machikado@center.wakayama-u.ac.jp
満席かどうかは確認していませんのでお問合せ下さい。
みさと天文台ではやぶさ2のスイングバイの観望会を計画しましたが機材が揃わなくて断念しました。
毎月恒例のみさと天文台の1ヶ月の予定です。天文台に遊びに行こうと思っている方は参考にして下さい。14日のふたご座流星群特別観望会、19日の月面X特別観望会の会場はみさと天文台ではありませんのでご注意下さい!
14日のふたご座流星群特別観望会→たまゆらの里
19日の月面X特別観望会→スーパーセンターセントラルシティ和歌山
・営業時間:午後1時~午後7時30分
(昼のみの場合は午後5時で閉館)
・観望会(星空ツアー):1回の場合/
午後7時30分~午後8時30分
・観望会(星空ツアー):2回の場合/
午後7時30分~午後8時30分、
午後8時30分~午後9時30分
・雨天・曇天時の観望会は天文に関するお話と望遠鏡の見学に
なります。
・お問合せ みさと天文台(073-498-0305)
12月のみさと天文台・友の会の予定
1日 (火) 休館
2日 (水) 昼のみ
3日 (木) 1回 下弦
4日 (金) 2回 月が木星の南1°47′
5日 (土) 2回
6日 (日) 2回 月が火星の南0°06′
7日 (月) 1回
8日 (火) 休館 月が金星の北0°40′
9日 (水) 休館
10日 (木) 1回 月が土星の北3°08′
11日 (金) 2回 うみへび座σ流星群が極大(条件最良)、●新月
12日 (土) 2回
13日 (日) 1回 12月いっかくじゅう座流星群が極大(条件最良)
14日 (月) ふたご座流星群特別観望会(条件最良)
15日 (火) 休館
16日 (水) 臨時休館
17日 (木) 1回
18日 (金) 2回
19日 (土) 2回 上弦 月面X特別観望会
20日 (日) 1回
21日 (月) 休館
22日 (火) 休館 冬至 (太陽黄経270°)
23日 (水) 1回 天皇誕生日、こぐま座流星群が極大(条件悪)
24日 (木) 1回
25日 (金) 2回 ○満月
26日 (土) 2回
27日 (日) 休館
28日 (月) 休館
29日 (火) 休館 水星が東方最大離角(光度-0.5等、離角19°)
30日 (水) 休館
31日 (木) 休館
観望会での月の観察は上弦の少し前から満月まで。満天の星空や天の川の観察は満月の少し後から新月の少し後(12/1から11/13くらい)までが好条件です。
12月14日きみのスターパーティー in たまゆらの里(ふたご座流星群の観望会)では特別講師として佐藤文隆(京都大学名誉教授・みさと天文台名誉台長)に日本人がノーベル物理学賞を受賞したことで話題になった「ニュートリノ」などについてわかりやすく解説して頂きます。
←飯塚悟氏 撮影
佐藤先生はみさと天文台の名誉台長で、毎月みさと天文台の機関誌メガパーセク(MPC)の3ページ目に記事を書いて頂いているのでお名前だけはご存知の方も多いと思います。
松本も先生の記事は毎月読んでいるのですが、今まで一度もお会いししたことが無いので今回のイベントがとても楽しみです。
佐藤先生について Wikipedia にも掲載があったので転記します。
佐藤 文隆(さとう ふみたか、1938年3月23日 - )は、日本の宇宙物理学者・理論物理学者。京都大学名誉教授。専門は宇宙論・相対性理論。
人物
学部生時代 - 大学院生時代は天体核物理学研究室の林忠四郎の下で宇宙物理学を学んだ。理学博士。
博士論文は、「一般相対性理論における、宇宙項の寄与に関する研究」。
京都大学基礎物理学研究所所長時代、湯川秀樹を記念する、湯川記念財団の依頼により、湯川選集をまとめる。
一番の課題は、「最高エネルギー宇宙線によって生じる物理現象」を捉えることであり、JEM-EUSOの研究者にも名を連ねている。
西宮湯川記念賞の設立にも参加する。
中学生・高校生を対象とした理科教育にも熱心に取り組み、きっづ光科学館ふぉとん(京都府木津川市)の元名誉館長。
みさと天文台名誉台長。(和歌山県海草郡紀美野町)
略歴
山形県西置賜郡白鷹町出身。
1956年 - 山形県立長井高等学校卒業
1960年 - 京都大学理学部物理学科卒業。
1965年 - 同大学院博士課程満期退学。
1965年 - 京都大学助手
1966年 - 理学博士 授与
1970年 - 京都大学助教授
1972年 - 京都大学教授
1975年 - 京都大学基礎物理学研究所所長(~1980年)
2001年 - 京都大学を定年退官
2001年 - 甲南大学教授
2013年 - 甲南大学教授を退職
業績
1972年 - 「宇宙線の最高エネルギーと相対性理論の破れ」
1973年 - 冨松彰とともに、アインシュタイン方程式におけるトミマツ・サトウ解を発見した(この業績により冨松とともに仁科記念賞を受賞)。この解は裸の特異点の存在を示唆していて、今日では数学的産物だとされている。
一貫して、相対性理論・宇宙物理学の研究を行う。
著作
宇宙論関係の教科書・啓蒙書や随筆を多数書いている。
単著
『星の進化』(共立出版、1978年)
『宇宙の創成』(紀伊國屋書店、1979年)
『アインシュタインのたまご』(朝日新聞社、1979年)
『宇宙こうして捕らえた』(創元社、1981年)
『現代の宇宙論』(小学館、1981年)
『タイムワープ』(講談社、ブルーバックス、1981年)
『僕がアインシュタインになる日』(朝日出版社、1981年)
『相対論と宇宙論』(サイエンス社、1981年)
『アインシュタインが考えたこと』(岩波書店、岩波ジュニア新書、1981年)
『ビッグバンの発見』(日本放送出版協会、NHKブックス、1983年)
『ビッグバン』(講談社、ブルーバックス、1984年)
『宇宙のしくみ』(ポプラ社、1984年)のち朝日文庫
『湯川秀樹が考えたこと』(岩波書店、岩波ジュニア新書、1985年)
『星と宇宙の科学』(新潮社、新潮文庫、1985年)
『宇宙論と統一理論の展開』(岩波書店、1987年)
『宇宙論への招待』(岩波書店、岩波新書、1988年)
『宇宙と星の基礎知識・ブラックホールとはなんですか』(講談社、1989年)
『宇宙のはじまり』(岩波書店、1989年)
『現代の宇宙像・概観』(培風館、1991年)
『量子宇宙をのぞく』(講談社、ブルーバックス、1991年)
『アインシュタインの宇宙』(朝日新聞社、1992年)
『宇宙のしくみとエネルギー』(朝日新聞社、1993年)
『科学と幸福』(岩波書店、1995年)
『現代の宇宙像』(講談社、1997年)
『量子力学のイデオロギー』(青土社、1997年、増補新版、2011年)
『知を創造する—新世紀の大学とは』(岩波書店、1998年)
『火星の夕焼けはなぜ青い』(岩波書店、1999年)
『物理学の世紀—アインシュタインの夢は報われるか』(集英社、1999年)
『科学者の将来』(岩波書店、2001年)
『宇宙物理への道—宇宙線・ブラックホール・ビッグバン』(岩波書店、2002年)
『孤独になったアインシュタイン』(岩波書店、2004年)
『雲はなぜ落ちてこないのか』(岩波書店、2005年)
『異色と意外の科学者列伝』(岩波書店、岩波科学ライブラリー、2007年)
『破られた対称性』(PHP研究所、PHPサイエンス・ワールド新書、2009年)
『夏はなぜ暑いのか』(岩波書店、2009年)
『アインシュタインの反乱と量子コンピュータ』(京都大学学術出版会、学術選書、2009年)
『職業としての科学』(岩波書店、岩波新書、2011年)
『量子力学は世界を記述できるか』(青土社、2011年)
『破られた対称性 素粒子と宇宙の法則』(PHP研究所、PHPサイエンス・ワールド新書、2014年)
『科学者には世界がこう見える』(青土社、2014年)
共著
『相対論的宇宙論』(松田卓也との共著、講談社、ブルーバックス、1974年)
『現代天文学事典』(講談社、ブルーバックス、1983年)
『新しい宇宙の探究』(岩波書店、1990年)
『宇宙物理学』(現代物理学叢書)(岩波書店、2001年)現代の物理学シリーズより再刊
編著
『湯川秀樹著作集』(岩波書店、1989年)
訳書
『ブラックホール』(R.ルフィーニ著、中央公論社、自然選書、1976年)
『天文学』(J.トンプソン著、共立出版、1978年)
『接近する宇宙』(G.B.フィールズ著、サイエンス社、1984年)
『進化する宇宙』(G.B.フィールズ著、サイエンス社、1989年)
『宇宙のはじまり』(方励之著、講談社、ブルーバックス、1990年)
『宇宙の暗闇』(John Gribbin著、講談社、ブルーバックス、1992年)
博士論文
『General relativistic instability of the supermassive stars』(京都大学・乙第652号、昭和41年3月23日授与)
和歌山のフリーマガジンLism12月号に星空デートとしてみさと天文台が特集されています。
Lismはコンビニやスーパーに置いてある和歌山のお店の情報などが載っているフリーマガジンです。
ネットでも内容は見られますので参考にして下さい。
↓
http://lism.jp/ebooks/ebook201512/_SWF_Window.html
冬は寒いけど星空を観るには最適です。
何しろ虫がいない!
夏の観望会は虫よけスプレーが必需品で友の会の備品として持っているくらいです(笑)
冬は寒さ対策さえすれば大丈夫です!
12月14日のスターパーティーのふたご座流星群観望会の会場はたまゆらの里(紀美野町長谷宮705)です。正確にはたまゆらの里の横の収穫が済んだ田んぼです。
友の会としては皆様に寝転がって星を観る時に下に敷いてもらう段ボールを用意する予定です。
200~300名分を用意するつもりです。
詳細は前日のブログを参照して下さい。
http://ameblo.jp/misaten-tomokai/entry-12100271640.html