京城クリーチャー /殺人者のパラドックス / ハピネス | akaneの鑑賞記録

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歌舞伎や演劇、映画、TVドラマなど鑑賞作品の覚書

Netflixで配信されている韓国ドラマを3本、ご紹介します。

 

 

 

●京城クリーチャー

 

1945年の京城。

植民地時代の陰鬱なソウルで、生き残りをかけて戦う実業家と人捜しの専門家は、人間の貪欲さが生み出した怪物に立ち向かうことになる。
 

 

 

 

予告編

 


パク・ソジュンさんとハン・ソヒさんの競演ということで期待したのですが、

 

 

 

あまりパッとしませんでした…


日本の統治下における京城(ソウル)。
日本人街のセットは見事。

 

 

 

 

質屋を営み、様々な界隈に顔が効く裕福な実業家チャン・テサン(パク・ソジュン)。

 

 

そこにやってきたのは、妻を探す夫ユウ・ジュンオンとその娘ユン・チェオク(ハン・ソヒ)。

 

 

 

色々と調べたところ、日本軍がやっているオンソン病院で、人体実験が行われていることが分かります。
劣悪な環境に閉じ込めて、様々人体な実験を行い、失敗すると焼却していました。
そこに、妻が囚われていると掴んだ親子とチャン・テサンが、囚われた人たちを救出に向かう、というのがざっくりとしたストーリーです。

 

 

 

 

日本の731部隊をモデルにしているので(実際におこなわれていたのは中国でしたが)、かなり陰惨なシーンが多いですし、やはり結構辛いですね。
いつも思うことですが、この当時の日本の様子を、こうして海外の作品でしか描かれないのは問題です。

 

半分以上のキャストが(わりと有名な俳優さんも含め)日本人の役なので、6~7割は日本語のセリフなのですが、やや棒読みな感じで、それもなんとなく集中できない一因だったかも。
もちろん、相当難しいセリフのオンパレードなので、ここまで話せるだけでも凄いことです。
京城を牛耳っている警務官婦人は京都の人という設定で、「そんなん言わはりましても」とか、完全に京都言葉でした!

 

 

 


人体実験が成功して変異した恐ろしいクリーチャーが、なんとなく「ストレンジャーシングス」の怪物に似ていたりなど、

 

 

そのあたりも既視感がありました。
近々、現代が舞台となった第2章が公開されるようです。





●殺人者のパラドックス

 

意図せず人を殺してしまったことをきっかけに、次々と殺人を繰り返すことになる一見平凡な青年。そんな彼を、勘の鋭い刑事が執拗に追い始める。
 

 

 

予告編

 



無気力で平凡な大学生イ・タン。

そういう役、ウシクさんは巧いです。

 

 

 

ある雨の夜、コンビニバイトの帰り、中年男性に絡まれ、勢いで持っていたハンマーで殴り殺してしまいます。
そのハンマーはコンビニから持ち出したものだし、盲導犬を連れた女性に、殺した現場を見られてしまいました。
自分が犯した罪に怯え、自首するかどうか慟哭するイ・タン。
しかし翌日ニュースで放送された内容は、殺された男は長年警察が追っていた凶悪犯で、タンが殺したという証拠も見つかりませんでした。

 


数日後、事件現場を通りかかった女性がコンビニにやってきて、「私は完全に盲目ではなく、証拠のハンマーも持っている」とゆすられます。
給料を前借りしてなんとかお金を工面し、その女性に会いに行きますが、今後も際限なくお金をむしり取られると分かった彼は、そのハンマーで女性を殺してしまいます。
捜査の結果、その女性も詐欺行為を重ねる悪人で、やはりタンが殺した証拠は一切残っていませんでしたでした。


唯一、タンを疑う刑事チャン・ナンガム(ソン・ソック)が執拗に調べますが、

 

 

どうしてもタンが犯人である確たる証拠を押さえることができません。

 

 


そのうち、タンは凶悪犯に近づくと異常な感覚を覚えること、殺人を犯しても証拠が残らないことに気付き、彼に賛同する仲間も得て、悪人を秘密裏に処刑するようになっていきます。

 

 

全8話と短くて見やすいのですが、後半、同じように悪人を処刑していた元警官が登場すると、その人にフォーカスが移ってしまい、なんとなく収まりの悪い流れになってしまいました。

 

 


 

●HAPPINESS/ハピネス

 

発症した患者が血に飢えた狂人と化す恐ろしい感染症が発生。感染拡大により大混乱に陥った高層マンションで、住民たちが生き残りをかけた戦いを繰り広げてゆく。
 

 

 


予告編

 



感染症とはいえ、基本的にゾンビものは苦手なので躊躇していたのですが、ヒョンシクさん主演なので鑑賞。
除隊後初のドラマということで、かなりふっくらしていますね。

 

 

最新のショットに比べると



 

 


主人公の二人は「ドクタースランプ」と同じく高校の同級生。

 

 

怪我をして野球選手生命が絶たれ、自殺しようとしたチョン・イヒョン(パク・ヒョンシク)を救ったのがユン・セボム(ハン・ヒョジュ)。

 

どちらかというと女性のユン・セボムの方がオットコ前で、

 

 

イヒョンは高校の時からずっと、彼女を想っていたという設定。

 

 

彼女は「高層マンションの抽選が新婚夫婦だと優位になる」という理由もあり、親友だったイヒョンと結婚します。

 

 

人を襲い血を欲する感染症が発症し、政府は秘密裏に患者を隔離して研究していますが、なかなか治療法は見つかりません。

 

 

 

患者と接触して負傷したのに不思議と発症しなかった警察特攻隊のユン・セボムと、刑事の夫チョン・イヒョンが住むマンション1棟だけが隔離され、その中で起こる人間同士の醜い争いがメインです。

 

そのマンションは、高層階は購入者(富豪)、低層階は賃貸(一般人)というヒエラルキーが存在しています。
隔離されて水や電気も止められてしまったため、食料の奪い合いになりますし、そのマンション内の住人も感染してゾンビ化する人が出てきます。
さらには、謎の殺人鬼も住人に紛れ込んでいる!
 

 

この夫妻だけがまともで

 

 

残された住人たちをまとめ、食料や水の調達、分配も公平に行ない、感染者の隔離や警備など各方面で活躍するのですが、金持ち連中の言動がまぁ酷くて!!!

韓ドラの悪人役が徹底しているのは感心ですけど、それでもムカつく!!

 


ずっと閉ざされたマンション内でゴタゴタしているので、あまりストーリーが進展しないところがネックかな。
コンクリート・ユートピア」とも似ていますしね。
最終話になっても、ヒョンシクさんが撃たれたりして大騒ぎな割には、ラスト10分で全て解決してしまい、なんじゃこりゃ??ってところはありました。

 



ヒョンシクさんはとっても素敵!

 

 


感染してしまっても、意志の力で人を襲わないし、彼女もひるまない。

 

 



ともかくカッコいい夫婦です。

 

 






なぜ、この3つのドラマを取り上げたかというと、ウガファミリーの3人だからです。

 

 

 


2024年3月に、兵役中ではありますが、テテ(V)の新曲ミュージックビデオが公開されました。
 

 


それを考察しているパク・ソジュン&チェ・ウシク&パク・ヒョンシク3人の動画が凄く面白いんです!!
視点が俳優らしくて。

 

 



しかも、この動画を撮影しているのは、テテの家!
そしてウシクさんが着ているニットはテテの服だそうです(笑)

 

本人はいないのに、自由に出入りできるヒョンたち。
実は、家の改装工事中、ソジュンさんはテテの家に2か月ぐらい居候していたらしい。
https://youtu.be/7wpT5hryzgE

 

 



本当に仲良しなんですね。